おでこのテカリを抑える方法!オイリー肌のスキンケア法とは
他のパーツと比較すると、Tゾーンは皮脂の分泌量が多いため、顔全体を同じようにスキンケアをしてもテカリやすいです。
皮脂分泌が多いと、テカるだけではなく化粧も崩れてしまうので、すっぴんでもメイクをしていても悩みの種になります。
オイリー肌であれば、全体的に皮脂の分泌を抑えるスキンケアやメイクアイテムを使えば問題は解決します。
ただし、日本女性の肌質の多くはオイリー混合肌です。
つまりTゾーンはベタつくけど頬や目元は乾燥しやすいので、パーツに合わせたスキンケアが必要になります。
そこで今回は、オイリー肌とオイリー混合肌、それぞれのおでこのテカリを抑える方法とNG習慣をご紹介します。
目次
まずは自分の肌質を知りましょう
おでこがテカっていると、それだけでオイリー肌と判断してしまう方が多いようです。
ですが、オイリー肌じゃないのにオイリー肌用のスキンケアをしてしまっては、いつまで経ってもテカリは改善できません。
肌トラブルを改善するには、自分の肌質に合わせたスキンケアが基本です。
そのためには、自分の肌質を正しく把握する必要があります。
ここでは、肌質を判断する基準をご紹介するので、自分の肌と照らし合わせてみてください。
乳液を使うと肌全体が重くなるのはオイリー肌
乳液を使うと、肌が全体的に重く感じたりしっとり感ではなくべたつき感が持続したりするようであれば、オイリー肌だと考えられます。
乳液はただべたつくだけ、と思っている方も多いようですが、普通のお肌であれば肌が柔らかくなります。
しかし、オイリー肌は油分過多なので、乳液の油分が表面に残り肌が重たく感じます。
この使い心地が顔全体に起こる場合は、TゾーンだけでなくUゾーンもオイリー肌だと判断できます。
目元のシワや頬のたるみが気になる方はオイリー混合肌
正しいスキンケアをしているのに、目元のシワや頬のたるみが気になるというのは、オイリー混合肌の可能性が高いです。
肌全体が同じ肌質であれば、特定の部分にエイジングサインが出ることはありません。
スキンケアの仕方にもよりますが、普通であればエイジングサインは顔全体にでます。
それが、目元や頬などピンポイントに出るのは、Uゾーンが乾燥肌、つまりオイリー混合肌となります。
おでこがテカる原因とは
おでこがテカるのは、ただTゾーンの皮脂の分泌量が多いからというわけではありません。
皮脂の分泌というのは、外的な要因や肌の状態によっても促進されます。
いくらテカリ対策をしても、皮脂の分泌を促す原因を放置してしまってはテカリも改善されません。
ここでは、肌質に関係なくおでこをテカらせる原因をご紹介するので、心当たりがあるものはすぐに対処しましょう。
スキンケア不足による皮脂の過剰分泌
おでこがテカっていると、あまりスキンケアをしない方が良いと思う方も多いのではないでしょうか。
しかし、皮脂が分泌されているからといって、肌が乾燥していないわけではありません。
たとえばインナードライ肌の場合は、肌の内部が乾燥しているせいで皮脂の分泌量が増えます。
また、オイリー肌は皮脂の分泌量が多いだけであって、十分に潤っているという意味ではありません。
化粧水だけしかつけない、もしくは少量の化粧水しか使わないなどスキンケアが不足するとバリア機能が低下します。
すると肌が乾燥して皮脂が過剰に分泌されてしまうので、化粧水はもちろん乳液もきちんと使いましょう。
前髪など外部からの刺激
あまり意識しないかもしれませんが、前髪の刺激も皮脂の分泌を促します。
前髪がおでこにかかると、毛先の刺激を受けることで、肌は皮脂を分泌して刺激を緩和しようとするのです。
刺激といっても、痛みを感じるわけではないので自分では気がつきません。
そのため、常に髪の毛の刺激を受け続けてしまうので、皮脂の分泌量も多くなってしまうのです。
不規則な生活によるターンオーバーの乱れ
睡眠時間が短かったり、食生活が乱れていたり、定期的な運動をしていないなど不規則な生活はターンオーバーを乱します。
ターンオーバーは、古い角質と新しい健康な角質を入れ替える肌の機能の1つです。
この機能が乱れると、古い角質が残ったままになり肌の柔軟性が失われます。
肌が硬くなるというのは正常な状態ではないため、皮脂がたくさん分泌されます。
また、不規則な生活は皮脂の分泌をコントロールするホルモンのバランスも崩してしまいます。
ですので、自分の生活習慣を見直して、少しでも乱れている部分があれば、できるだけ規則正しい習慣にしていくことが重要です。
スキンケアがいい加減
スキンケアをするとき、ついおでこを擦ってしまったり、叩いてしまったりすることはないでしょうか。
おでこは他の部分よりも脂肪の厚みがなく硬いため、多少適当なやり方でも大丈夫と思うかもしれません。
しかし、目元などよりは刺激に強いとしても、擦ったり叩いたりしたら肌はダメージを受けます。
肌にはダメージを回復させる機能がありますが、スキンケアは毎日のことなので、回復が追いつかなくなります。
すると、肌は皮脂の分泌量を増やして回復させようとするため、より多くの皮脂が分泌されることになるのです。
オイリー肌のおでこのテカリを抑える方法
オイリー肌は水分と油分のバランスが崩れていて、油分の方が多く顔全体がテカったりベタついたりするのが特徴です。
特に、もともと皮脂の分泌量が多いTゾーンは、洗顔をしてもすぐにベタついてしまいます。
いくら清潔にしていても、毛穴が詰まりやすいため、黒ずみやニキビなどの肌トラブルも起こるので肌質の改善も必要です。
こう聞くと、おでこのテカリを抑えられないのでは、と思うかもしれません。
しかし、正しいスキンケアを続けることで、水分と油分のバランスを整えていけばおでこのテカリも改善できます。
オイリー肌の洗顔法
オイリー肌だと、しっかり汚れや油分を落としきろうと、ゴシゴシ擦ってしまいがちです。
ですが、皮脂を落としきってしまうと、洗顔後の肌に油分がまったくなくなります。
この状態が皮脂の分泌を促進するので、オイリー肌は余分な皮脂や汚れだけを落とす洗顔を心がけましょう。
洗顔料をしっかり泡立てたら、顔全体に泡を乗せて、小さい円を描きながら泡の力だけで汚れを落としてください。
すすぐときはぬるま湯で、20回以上洗い流して洗顔料を落としましょう。
洗顔後は冷たいお水で肌を引き締める
洗顔料を落としきったら、最後は冷たいお水で肌を引き締めてください。
洗顔後のお肌は毛穴の汚れが落ちているので、毛穴が開いた状態になっています。
毛穴が開きっぱなしになると、そこから皮脂がどんどん分泌されてきます。
ですので、毛穴を引き締めるためにも、冷たいお水で洗い流して皮脂の過剰分泌を防ぐことが大事なのです。
オイリー肌のスキンケア
オイリー肌だと、さっぱり系の化粧水や美容液を選んでしまいがちですね。
しかし、さっぱり系の基礎化粧品はアルコールが使われていることが多く、肌の乾燥を引き起こしてしまいます。
アルコールで水分が奪われると、より油分とのバランスが崩れてしまいオイリー肌が悪化します。
オイリー肌には、皮脂の分泌を抑えるビタミンC誘導体が配合されている基礎化粧品がベストです。
肌の潤いを奪わずに、しっかり水分がキープできるように、使われている成分に気をつけてください。
オイリー肌でも乳液を使うこと
オイリー肌の場合、油分の多い乳液やクリームを使わない人が多いかもしれません。
ですが、乳液を使わないと保湿ができないので、スキンケアの仕上げには必ず使いましょう。
といっても、量は少なくて大丈夫です。
乳液を数滴手のひらにとって伸ばし、顔全体を手で覆って乳液を乗せるイメージで塗布してください。
たっぷり使うと、ニキビや吹き出物ができてしまうので、乳液のヴェールを薄くかける感じで仕上げましょう。
オイリー混合肌のおでこのテカリを抑える方法
Tゾーンは皮脂の分泌量が多く、頬やフェイスラインのUゾーンは分泌量が少ないという2面性を持った肌質のオイリー混合肌。
オイリー混合肌は、パーツごとに肌質が異なるという特異な性質です。
ですが、パーツごとにスキンケアを変えなくてはいけないというわけではありません。
オイリー混合肌は、皮脂の分泌量が異なるだけで、水分量はどのパーツも不足している状態です。
つまり、肌の内部の水分量をアップすれば、自然と皮脂の分泌量も正常化されるので、水分保持にフューチャーしたスキンケアを心がけましょう。
オイリー混合肌の洗顔法
オイリー混合肌で注意したいのは洗顔方法です。
Tゾーンは皮脂汚れが多いですが、Uゾーンは皮脂汚れがほとんどないので、顔全体を同じように洗ってしまうとUゾーンの乾燥が悪化します。
まずは洗顔料で泡をたっぷり作り、最初にTゾーンだけに泡を乗せて優しく洗います。
ある程度皮脂の汚れを落としたら、泡をUゾーンまで広げて顔全体を軽く洗い、素早くすすぎましょう。
Uゾーンに泡を乗せる時間が長いと乾燥してしまうので注意してください。
美容液が入った洗顔料なら1度に全部を洗っても大丈夫
朝は忙しくて洗顔に時間をかけられない、ぼーっとしていて全体を洗ってしまいそうという方は洗顔料を変えましょう。
最近は美容液を配合した洗顔料がありますが、肌の乾燥を防ぐ洗顔料であればパーツを分けて洗わなくても大丈夫です。
もちろん、余裕があればTゾーンとUゾーンを分けて洗うのがべストです。
ですのであらかじめ美容液配合の洗顔料を用意しておくといいでしょう。
パーツごとに洗える場合は分ける、時間がないときは全体を洗うというようにシチュエーションに合わせて洗顔方法を変えましょう。
オイリー混合肌のスキンケア
オイリー肌や乾燥肌は専用の基礎化粧品がありますが、オイリー混合肌には専用の基礎化粧品がありません。
そのため、どうやってスキンケアをすれば良いか迷ってしまいますが、乾燥肌対策のスキンケアをするのが基本です。
水分が少ないと皮脂の分泌量は減りません。
ですので、セラミドやコラーゲン、ヒアルロン酸など保湿効果が高い成分が配合されている基礎化粧品を使いましょう。
保湿を重視したスキンケアであれば、乾燥肌のUゾーンもしっかりケアできるので、オイリー混合肌も改善されていきます。
オイリー混合肌も乳液は必須
オイリー肌のスキンケアと同じで、オイリー混合肌も乳液は必ず使ってください。
UゾーンはもちろんTゾーンも、油分でしっかり蓋をして水分の蒸発を防ぎましょう。
肌というのは皮脂が薄まると皮脂の分泌が活性化されるので、Tゾーンに乳液をつけないと分泌が促進されてしまいます。
逆に、皮脂量(油分)の回復が早ければ、分泌も緩やかになるので過剰分泌を抑える効果が期待できます。
べたつきは気になるかもしれませんが、Tゾーンは薄めに、Uゾーンは厚めに量をコントロールして塗布してください。
おでこのテカリを加速させるNG習慣
おでこのテカリを抑えるうえで、もう一つ知っておきたいのがNG習慣です。
テカリが気になるからといって何気なくやってしまっていることが、皮脂の分泌量を増やす原因になることもあります。
また、テカリに関係ないと思っている習慣が、実は皮脂の分泌を加速させていることもあります。
肌の状態と習慣は密接なつながりがあるので、NG習慣を知っておきましょう。
あぶらとり紙で皮脂をこまめに取るのはNG
おでこがテカってくると、とりあえずあぶらとり紙で皮脂を取ってしまうかもしれません。
しかし、皮脂を取ってしまうと、肌は皮脂が失われたと思い皮脂を分泌させてしまいます。
また、皮脂を取ることで水分が蒸発しやすい状態になり、肌の乾燥も引き起こされます。
テカリが気になる場合は、皮脂を吸着するパウダーを塗布したり、皮脂を取り過ぎないティッシュを使ったりして取り除きましょう。
コーヒーやアルコールの飲み過ぎはNG
コーヒーやアルコールが好き、という方は飲み過ぎに気をつけてください。
こういった嗜好品の飲み物は体への刺激があり、皮脂腺も刺激されてしまいます。
皮脂腺は、刺激を受けると皮脂を分泌するので、不要に皮脂の過剰分泌を引き越こすのです。
適量であれば皮脂分泌を促すほどではないものの、普通よりも摂取量が多い人は注意した方が良いでしょう。
おでこのテカリを抑える方法まとめ
テカリはツヤと違ってべたべたするので、見た目的に不衛生な印象を与えてしまいます。
どんなにメイクが決まっていても、おでこがテカっているとそれだけで魅力も半減します。
女子力を高めるには、肌質に合ったスキンケアを心がけてテカリを改善するのが重要です。
さらっとしたおでこは清潔な印象になりますし、ニキビなどの肌トラブルも解決できます。
おでこのテカリはメイクでごまかすこともできますが、土台から改善して自信の持てる素肌を目指しましょう。