炭酸パック手作り法!作り方や注意点・市販との効果の違いとは
最近話題になっている「炭酸パック」ですが、シワやたるみ、しみ、毛穴開き、乾燥肌の改善などさまざまな効果があります。
そんな炭酸パックを一度は試してみたいと思うものの、市販の炭酸パックは値段がちょっと高めなので購入を諦めているという方もいるのではないでしょうか?
実は炭酸パックは手作りすることができます。
手作りなら手軽に試すことができますし、市販のものよりもリーズナブルに使用することができます。
そこで今回は、炭酸パックの手作り法をご紹介します。
作り方や注意点、市販との効果の違いを知り、手作り炭酸パックを作る参考にしてみてくださいね。
目次
炭酸パックの手作り法
手作り炭酸パックの作り方はいくつかの方法ありますが、最もベーシックな作り方を紹介します。
手作りならアロマオイルなどを使って、自分なりのアレンジも楽しめますよ。
用意するもの(1回分)
- 精製水:40mL
- 重曹:10g
- クエン酸:7g
- キサンタンガム:2g
- グリセリン:10g
- 自分が使いたいアロマオイルや美容成分の原液:1滴程度
- ボウルなどの容器
- マドラー
- コットン
重曹とクエン酸が反応することで、炭酸が発生します。
キサンタンガムはジェル状にしてトロミを付けるために、グリセリンは保湿力を高めるためにそれぞれ使います。
保湿したいからと言ってグリセリンを入れ過ぎてしまうと、逆に乾燥を招くことになるので注意してください。
作り方
- ボウルにグリセリンとキサンタンガムを入れ、マドラーで混ぜます。
- キサンタンガムの粉っぽさがなくなったら、精製水を加えてジェル状にします。
- ジェル状になったら、重曹を加え、ここでお好みでアロマオイルや美容成分も入れて混ぜます。
- 重曹の粉っぽさがなくなったらクエン酸を入れてください。
- クエン酸を入れるとすぐに化学反応が起きて、モコッとした泡が出来ます。これで完成です!
アロマオイルを入れたいけど何が良いのか分からないという人は、美肌効果の高い「フランキンセンス」や「ゼラニウム」、「サンダルウッド」、「ミルラ」などがオススメです。
好みの香りのアロマオイルを入れても良いでしょう。
炭酸の質を高めるコツは、炭酸が抜けていかないようにあらかじめ容器や材料を冷やしておく事と材料を混ぜ合わせる容器はなるべく口の狭いものを使う事です。
使い方
のんびりしているとあっという間に炭酸が抜けてしまうので、泡が出来たらすぐ顔に乗せるようにしましょう。
10~15分程度はそのまま放置します。
泡が顔から垂れるのが気になるという人はラップをかけてフタをすると、泡垂れを防ぐことができます。
しかも潤いをしっかり閉じ込めることができるのでオススメです。
最後は水をしみこませたコットンで軽く泡をふき取り、ぬるま湯などで流してください。
洗い流した後は、化粧水やクリームなどの保湿ケアで肌にしっかりと潤いを与えてあげましょう。
その他の炭酸パック
材料を準備したり作ったりするのは、時間がかかるし正直面倒だという人には、シートマスクタイプの炭酸パックがオススメです。
用意するのは、炭酸水とコットンのみです。
コットンに炭酸水を浸し、顔全体に貼り付けて15分くらい放置するだけでOKです。
乾燥しないようにシュワシュワしなくなったら、炭酸水を足していってください。
終わったら洗い流して完了です。
手作り炭酸パックの注意点
手作り炭酸パックは、高い材料はありませんし作り方も簡単です。
「手作りなら毎日でも炭酸パックができる!」と喜んでいる人は多いと思いますが、手作りの炭酸パックには注意してほしい点がいくつかあります。
では、手作り炭酸パックの注意点をチェックしていきましょう。
作り置きできない
手作りの炭酸パックには防腐剤が含まれていません。
よって、すぐに炭酸が抜けてしまうので基本的に1回のみの使い切りとなります。
市販の炭酸パックは保存が効いていつでも使いたい時にすぐ使えます。
しかし、手作りの炭酸パックは使いたい時に自分で作るという手間がかかってしまいます。
パッチテストを行う
初めて手作りの炭酸パックを使う場合は、使用前に二の腕の内側でパッチテストを行いましょう。
市販の炭酸パックは、パッチテストを何度も繰り返し、さまざまな肌の人に使えるように研究されています。
しかし、自分で作る炭酸パックが万が一自分の肌に合わなくても自己責任となります。
パッチテストで赤みや痒みが発生した場合は、肌に合わない可能性があるので使用を控えた方が良いでしょう。
清潔な器具を使う
炭酸パックを手作りする際は、必ず使用する器具を清潔にしてから使ってください。
見た目はキレイに見えたとしても雑菌が多く繁殖している場合があります。
もしその雑菌が炭酸パックに入り、肌に付着してしまうと肌トラブルを招いてしまう結果に繋がります。
よって、食器用洗剤や煮沸洗浄などで器具を清潔にしてから使うようにしましょう。
使用頻度を守る
手作りの炭酸パックには重曹が含まれているため、使う頻度が多すぎると肌に負担がかかる可能性があります。
そのため、手作り炭酸パックを使うのは週に1、2回程度におさえておきましょう。
炭酸パックの効果
炭酸パックをすると血行が良くなり、肌に必要な栄養素や酸素が行き届きやすくなります。
その結果、新陳代謝がUPしてターンオーバーが活性化し、潤いのある元気な細胞がつくられるのです。
炭酸パックを使うことで、期待できる効果は以下の通り。
- 余分な皮脂が剥がれ落ちるからニキビ予防ができる
- 古い角質が取れるからシミが薄くなり美白できる
- 血行が良くなるからツヤツヤ肌になる
- ターンオーバーを促進するので乾燥知らずでエイジング予防になる
- 水分の滞りか改善されるのでむくみが取れて小顔効果もある
などなど、炭酸パックはほとんどの肌トラブルに有効と言えるでしょう。
手作り炭酸パックと市販との効果の違い
手作り炭酸パックと市販のものとは、効果に違いはあるのでしょうか。
答えは「YES」です。
一見すると、手作りの炭酸パックは手軽に作れて、材料も安く済むので良いことづくめに見えます。
しかし作ってもすぐ炭酸ガスが抜けてしまうため、どうしても市販のものと比べて炭酸濃度が低くなってしまうというデメリットがあります。
そのため、手作り炭酸パックは効果を実感しづらい可能性があります。
高度な技術を使った高濃度の炭酸や美容成分配合の市販の炭酸パックは手作りのものと比べて炭酸の濃度も高く、保湿成分が高かったり美白成分が含まれていたりとパックをした直後でも効果を感じやすく作られています。
そのため1回1000円前後すると高価なものが多いというわけです。
手作りの炭酸パックは自分で作る楽しみも味わうことができますし、コスト面も100円程度で済みます。
毎日、市販の炭酸パックを継続することが難しいと感じてしまう人は、手作りと市販の炭酸パックをバランスよく組み合わせて使用すると費用も抑えながら高い効果を得ることができるでしょう。
炭酸パック手作り法まとめ
作り方や注意点、市販との効果の違いなど、炭酸パックの手作り法を紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
市販の炭酸パックの同様の効果を得ることや手作りすることで手間はかかってしまいますが、コストパフォーマンスは非常に良く続けやすいですね。
しかも重曹やクエン酸、キサンタンガムなどの材料をそろえれば、何十回も使えて作り方も簡単です。
肌への効果やコストパフォーマンスを考えても、手作りの炭酸パックは非常に優秀であるといえるでしょう。
炭酸パックを手作りし、ぜひ日々のお手入れに取り入れてみてください。