太りやすい体質を改善!誰でも簡単3つの基礎代謝アップ法
同じ物を食べていても、似たような生活習慣でも、太る人と太らない人がいます。
ダイエットも同じで、同じ運動をしても痩せる人と痩せない人がいます。
このような違いがあるのは、体質が大きく関係しているのです。
人間は体質によって太ったり痩せたりするので、太りやすい体質の場合はダイエット効果が出づらく、ちょっとしたことで太ってしまいます。
こう聞くと、太りやすい体質だと痩せられないと思ってしまうかもしれませんが、諦める必要はありません。
太りやすい体質は後天的、つまり生活習慣によって作られた体質なので、改善方法を実践して体質改善に取り組んでいきましょう。
太りやすい体質とは?
太りやすい体質というのは、2つの種類があります。
1つ目:基礎代謝量などカロリーを消費する量が少ない体質
2つ目:脂肪細胞の数が普通の人よりも多い
基礎代謝は1日に消費するカロリーのことで、基礎代謝量が多ければ多いほどカロリーを消費します。
また、脂肪細胞は誰にでもある細胞で、名前の通り脂肪を蓄える細胞なので、その数が多ければ脂肪が蓄積します。
太りやすい人は、基礎代謝量が少ないか脂肪細胞が多いか、もしくはその両方を備えている体質と言えるのです。
基礎代謝量が少ないとなぜ太る?
人間は、体温を保ったり消化活動をしたりするので、常にカロリーを消費してします。
例え1日中寝ていても、生命維持活動をするための働きが体内で行なわれているのです。
この活動に使われるエネルギーが基礎代謝というもので、行動に関わらず必ず消費されるカロリーとなります。
基礎代謝量は人によって違いがあり、筋肉がついていたり血流がスムーズだったりすると増えます。
逆に、筋肉量が少なかったり冷え性だったりすると減少します。
基礎代謝量が少なければ、消費されるカロリーも少なくなるため、人と同じ食生活でも太ってしまうのです。
脂肪細胞が多いとなぜ太る?
脂肪細胞は、余分なエネルギーを脂肪細胞として蓄える働きをしています。
そのため、暴飲暴食をしたり高カロリーの食事をしたりすると、脂肪細胞がどんどん肥大化してしまいます。
ただし、蓄えられる量には限りがあるため、容量を超えると新しい脂肪細胞が生成されることになるのです。
当然ですが、脂肪細胞が増えれば蓄積する脂肪も多くなりますし、その状態で太りやすい食生活をしていればさらに脂肪が蓄えられます。
この連鎖が続けば太るのは当たり前と言えますね。
ちなみに、脂肪細胞は食事制限をしても運動をしても減りませんから、この細胞が多い人は痩せづらく太りやすい体質になってしまうのです。
太りやすい体質になる原因とは
体質というと生まれつきのイメージがありますが、太りやすい体質の多くは生活習慣による後天性のものです。
つまり、無意識でしている毎日の行動で太りやすい体質になってしまっている人が多いのです。
太るのは、高カロリーの食事やお菓子が原因と言われますが、例えカロリーが高い食事をしていても痩せ体質であれば太りません。
太りやすい体質だからこそ、余分なエネルギーを溜め込んでしまうのです。
特に、小さい頃は痩せていたのに、思春期から成人期にかけて太ってしまったという方は要注意です。
当たり前の毎日の生活が太りやすい体質を作ってしまっている可能性が高いので、しっかりと原因をチェックしましょう。
運動不足
1日の生活を振り返ってみて、きちんと「運動」をしたという方は問題ありません。
しかし、運動と呼べるものをまったくしていない、週に1日か2日しかしていないという方は運動不足です。
よく通勤や通学で歩いていれば運動になる、と言われますが、だらだら歩いていたり、エスカレーターなどを利用していたりすれば運動にはなりません。
運動というのは、しっかり全身を動かし、筋肉や関節をきちんと機能させることを言います。
だらだら歩いても筋肉や関節の動きは小さいですし、全身を動かすことにはならないため運動とは言えないのです。
運動不足になると筋肉量が少なくなるので、結果的に基礎代謝が減少してしまい、太りやすくなります。
睡眠時間が少ない
睡眠時間が少ないと、起きている時間が長いことになるので痩せそうなイメージがあるでしょう。
ですが、人間は寝ている時に細胞の修復や再生が行なわれ、そのお陰で内臓機能などを健康に保つことができます。
睡眠不足になると、体内機能が十分に回復しないため、脂肪の燃焼効率が低下します。
睡眠不足だけではなく、眠りが浅く睡眠の質が悪くてもあらゆる体内機能が低下するので、太りやすい体質になっていきます。
ちなみに、睡眠中は多くのカロリーを消費します。
また、起きている時間が長いとつまみ食いやジュースなど余分なカロリーを摂取することも多いのではないでしょうか。
この点から見ても、睡眠時間が少ない人は自然と太りやすい生活習慣になってしまっているのです。
食習慣がいい加減
朝ご飯を食べない、パソコン作業をしながら食べ物をつまむ、テレビを観ながらご飯を食べるといういい加減な食生活をしていないでしょうか。
朝にエネルギー補給をしないと、体はエネルギーを消費しないようになるため、燃焼される脂肪量が減ります。
また、ながら食べをしていると満腹感がないため、体は飢餓状態が続いてしまいたくさん食べてしまいます。
気軽につまめるものはカロリーが高いので、太ってしまうのはもちろん、栄養価も偏ることで脂肪を燃焼させる栄養が不足します。
食習慣は体質に直結しますから、1日3食規則正しい食生活が出来ていない人は、太りやすい体質になっているといっていいでしょう。
太りやすい体質を改善するために重要なこと
太りやすい体質だとしても、原因となる生活習慣を改善すれば、今以上に太ることはなくなるでしょう。
しかし、すでに太りやすい体になっているので、ただ生活習慣を変えるだけでは痩せません。
痩せるためには痩せ体質になることがポイントです。
痩せ体質になる方法は、基礎代謝量を上げることです。
基礎代謝量が増えれば、今までと同じ生活でも消費カロリーが増えるため痩せやすくなります。
よって、生活習慣の中で基礎代謝アップを目指しましょう。
基礎代謝をアップし太りやすい体質を改善する方法
基礎代謝をアップして太りやすい体質を改善するには、痩せ体質になる生活習慣を実践するしかありません。
今までの生活習慣を改善し、新しい習慣を取り入れることで体質は変わっていきます。
いきなりすべての習慣を取り入れるのは難しいです。
よって、まずは1つか2つ新しい習慣を取り入れてみましょう。
それに慣れたらもう1つ追加と、無理のない範囲で新しい習慣を取り入れましょう。
そうすれば、ストレスも溜まりません。
自分で「これなら出来る」という習慣を見つけて、ぜひ今日から実践してみてください。
朝の習慣が1日の基礎代謝を左右する
基礎代謝量を左右するのは朝です。
朝の行動次第で1日の基礎代謝が増えたり減ったりするので、ダイエットをしたい方はご紹介する習慣を積極的に取れ入れてください。
どれも簡単なことですから、すぐに実践できます。
起きたら白湯を飲む
朝起きたら、白湯を飲みましょう。
白湯というのは、水を沸騰させて50度ぐらいまで冷ましたお湯です。
白湯には体を芯から温めて、全身の血行を促進したり、体内を優しく起こしたりする働きがあります。
特に冷え性の方は、白湯を飲む習慣をつけるだけでも体が変わるのを実感しやすいと言われています。
内臓機能も高まり、腸の活動も活発になりますから便秘改善にも効果的です。
体は、温めるだけでも痩せやすくなるので、寝起きの一杯を白湯にする習慣をつけましょう。
5分ストレッチで全身の血行を促進
朝の運動は脂肪の燃焼を促進しますが、忙しい朝に何十分も運動をするのは習慣にしづらいかもしれません。
もし、時間に余裕がなかったり、朝から運動するのは厳しかったりするようであれば、ストレッチを取り入れましょう。
寝ている間に凝り固まった間接や筋肉を伸ばしてあげることで、全身の血行が促進されます。
血行が良くなれば基礎代謝もアップするので、脂肪の燃焼効率もアップします。
ストレッチは5分程度で大丈夫なので、体の前後、左右をしっかり伸ばすストレッチを行なってください。
動画サイトには、ストレッチの動画もたくさんアップされていますから、お気に入りの動画で実践してみるのがおすすめです。
必ず朝食を食べる
朝ご飯を食べる習慣がない方だと面倒かもしれませんが、朝食は必ず食べましょう。
朝食を食べることで腸が刺激され便秘も解消されやすくなりますし、エネルギー補給をすれば無駄な脂肪分の蓄積を防げます。
できれば、ご飯とお味噌汁、納豆や卵など栄養バランスが取れた朝食が理想ですが、果物やシリアルでも十分です。
朝食の重要性はエネルギー補給にあります。
ですので、お菓子やスナック類でなければ何でも構いません。
バナナやリンゴ、フルーツグラノーラ、ヨーグルトなどエネルギーに変換されやすいものを食べて、太りやすい体を変えていきましょう。
日中は代謝をキープすることを意識する
日中は、朝に高めた代謝をキープすることを意識した行動を取るのが重要です。
せっかく代謝を高めても、日中の活動量が少ないと代謝も下がってしまいます。
日中は一番カロリー消費量が多いので、ちょっと意識するだけで痩せやすくなります。
仕事や家事をしていると代謝のことを忘れてしまいますが、ぜひ代謝をキープすることを意識して行動してください。
こまめに動いて運動量を上げる
カロリー消費のためには、なんと言っても動くことが重要です。
ただし、前述したようにだらだら動いてもカロリーは消費されません。
大事なのは、ちょっとした動きでも「運動」にして運動量を上げることです。
歩くときは早歩きや足幅を大きくして、しっかり筋肉を動かしたり、階段の上り下りでも足の筋肉の動きを意識したりしましょう。
1時間に1回は体を伸ばす
デスクワークをしている方はどうしても姿勢が悪くなりますし、同じ姿勢が続くことで間接の可動域も狭まります。
筋肉も縮みやすく血行不良になりやすいので、1時間に1回は体を伸ばしてください。
ゆっくり前屈をしたり背筋を伸ばしたり、足首や膝の曲げ伸ばしなどをしましょう。
また、体が固くなりやすいため、肩や首をゆっくり回したり、股関節を開く運動をしたりするのもおすすめです。
出来る範囲で良いので、1時間から2時間に1回はストレッチをするようにしましょう。
体を温める飲み物で代謝アップ
ちょっとした合間に飲み物を飲む時は、季節を問わず体を温める飲み物を飲みましょう。
コーヒーや緑茶などは体が冷えるので、ウーロン茶や紅茶など茶葉を発酵させた飲み物がベストです。
特に夏は冷たい飲み物を摂ることが多いので、半日に1回は温かい飲み物を飲んでください。
夜は質の高い睡眠が重要
夜は活動量が少ないので、夕食を食べ過ぎない、アルコールを飲み過ぎないことが重要です。
ですが、もっと重要なのが質の高い睡眠です。
睡眠の質が悪いと痩せ体質にならない、と言っても過言ではありません。
夜は睡眠の質を高めることにフォーカスした生活習慣を取り入れましょう。
湯船に浸かること
仕事の帰りが遅かったり、家事や育児をしていると湯船に浸かる暇がないかもしれません。
しかし、寝る前に湯船に浸かると、質の高い睡眠に必要な副交感神経が活性化されます。
ゆったりとリラックスすることで交感神経が鎮まるので、5分だけでも湯船に浸かる習慣をつけるようにしましょう。
お湯の温度は40度ぐらいの少しぬるめがベストです。
寒い季節だと、体が芯から温まることでより深い眠りにつけます。
寝る前のスマホはNG
寝る直前までスマホをいじっている、という方はすぐに止めてください。
スマホからは、視覚に刺激を与えて交感神経を活性化するブルーライトが発生しています。
そのため、寝る前にスマホを見ていると、例え眠ったとしても神経が落ち着いていないため、眠りが浅くなってしまうのです。
眠りの質は、眠いときに寝れば高くなるというものではありません。
大事なのは副交感神経が優位になっていることですから、寝る前スマホの習慣は必ず改善してください。
太りやすい体質の改善方法まとめ
ダイエットをしても効果が出なかったり、特に食べ過ぎたりしていないのに太ったりすると、体質だからしょうがないと痩せることを諦めたくなりますね。
確かに、体質によって太りやすくなることはあります。
しかし、代謝量を高める食べ物や運動をすれば、カロリー消費量が増えるので痩せられないということはありません。
生活習慣の中で代謝量やカロリーをコントロールすれば、どんな人でも痩せられます。
そもそも体質は努力次第で変えることが可能です。
太りやすい体質になった原因を知り、しっかり改善していけば痩せ体質になれるので、生活習慣の見直しから始めていきましょう。