乾燥肌の治し方!お肌の老化を改善する10つのケア方法
「保湿してるのにお肌がカサカサする」
「若い頃と比べて化粧ノリが悪くなった」
「肌の弾力がなくなったような気がする」
などのお肌のお悩みはありませんか?
これらはすべてお肌の乾燥からきているのかもしれません。
お肌が乾燥していると、バリア機能の働きをする皮脂量が低下することで様々な肌トラブルにつながってしまう場合があります。
大人の乾燥肌の原因は、紫外線や新陳代謝の低下、乱れた生活習慣、ストレスなど実に様々です。
このまま乾燥を放っておくと、もっとお肌が老化して老け顔を招いてしまうなんて事態になりかねません。
そこで今回は、乾燥肌の治し方をご紹介します。
すぐに始められるお肌の老化を改善するケア方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
正しい乾燥肌対策を実践し、乾燥知らずの美肌を手に入れましょう。
目次
乾燥肌の原因
お肌が乾燥すると肌表面にある角質層がめくれ、水分と油分のバランスが崩れてしまいます。
そうするとバリア機能が低下し、肌内部の水分が減少してしまうため、乾燥肌が悪化してしまうのです。
お肌が乾燥する原因は、気温と湿度によって起こる乾燥のほか、間違ったスキンケア、紫外線、エアコン、加齢、ストレス、生活習慣の乱れなどが挙げられます。
季節
冬場や季節の変わり目などは、気温や湿度の変化によって体が冷えやすく血行不良になりやすくなります。
結果、水分と油分のバランスが崩れてしまい、乾燥しやすくなるのです。
間違ったスキンケア
洗浄力の強いクレンジングや洗顔でゴシゴシ洗っていませんか?
熱いお湯ですすぎをしていませんか?
オイルをベタベタ塗って保湿したつもりになっていませんか?
必要以上にシートマスクを長時間肌の上にのせていませんか?
上記はすべて乾燥肌を悪化させる間違ったスキンケアの一例です。
一つでも心当たりがある人は、すぐにこのお手入れをやめましょう。
紫外線
紫外線といえばメラニンによるシミをイメージしがちですが、実は紫外線が乾燥肌の原因となっている場合があるのです。
お肌に紫外線が当たるとバリア機能が低下し、ターンオーバーが乱れてしまいます。
その結果、肌内部の水分が蒸発しやすくなり、乾燥肌が引き起こされてしまうというわけです。
エアコン
夏でも冬でもエアコンを使っている人は多いでしょう。
エアコンをずっと付けていると乾燥して顔がピキピキしてくるという経験はありませんか?
これが毎日続いてしまうと、肌表面が乾燥するだけでなく、皮脂の分泌も減少し乾燥肌になってしまいます。
加齢
歳を重ねると自然と体の水分や油分が減少するため、乾燥肌になっていきます。
今はまだ若いから大丈夫と思っていても30代くらいから徐々に肌は変わってくるので、知らず知らずのうちに乾燥肌になってしまっている場合があります。
ストレスや生活習慣の乱れ
ストレスが溜まったり生活習慣が乱れていると、ホルモンバランスが崩れて乾燥肌に繋がることがあります。
さらに食生活が乱れから栄養が偏って冷え性になったり、睡眠不足などの症状が出てお肌にも悪影響が出る場合があります。
花粉などのアレルギー
花粉などのアレルギーを持っていると、目を強くこすったり鼻をかむ回数が増えます。
これらの行為は少なからずお肌に刺激を与えています。
その結果、バリア機能が低下して乾燥肌になる原因になっている場合があるのです。
花粉は春だけというイメージが強いですが、植物によっては秋などに飛散する花粉もありますし、PM2.5や黄砂もアレルゲンになります。
ひどい場合だと花粉皮膚炎などになってしまうため、アレルギー体質の 人は注意が必要です。
乾燥肌の10つの治し方
乾燥肌は、小ジワや毛穴、弾力の低下、肌荒れ、透明感のなさ、キメの乱れなどを引き起こすことから美肌の大敵だと言われています。
お肌の老化を進ませる原因と言えます。
ここでは乾燥肌を改善する10つの治し方をご紹介します。
自分に合っているものを実践してみてください。
①スキンケアの見直し
まずはクレンジングや洗顔の仕方を見直してみましょう。
濃いメイクをしていないのなら洗浄力の高いクレンジングや洗顔を使う必要はありません。
乾燥肌の人に向いているのは、クリームや乳液タイプのクレンジングになります。
すすぎの際も寒いからといって熱いお湯ですすぐのではなく、人肌程度のぬるま湯(32~34℃)ですすぐようにしてください。
熱いお湯は、お肌に必要な皮脂や天然保湿因子を洗い流してしまうので要注意です。
さらに洗顔後、乾燥肌だからといってオイルでベタベタに保湿するのはNGです。
オイルには水分を蓄えておく効果はなく、表面は潤っているけど内部は乾燥している状態になってしまうのです。
洗顔後は保湿成分が配合された化粧水を使い、最後に油分の入った乳液やクリームでフタをするようにしましょう。
②乾燥を防ぐ化粧水やクリーム
お肌の保水能力が低下している乾燥肌の場合、保湿力の高い成分を配合した化粧水やクリームを使うようにしましょう。
オススメの成分は、「セラミド」「ヒアルロン酸」「グリセリン」「コラーゲン」「ステアリン酸コレステロール」「水素添加大豆レシチン」などです。
保湿成分が多く配合されたものを探すポイントは、成分表示を見た時できるだけ上の方に保湿成分が記載されているものを選ぶことです。
安い商品だとあまり保湿成分が入ってない場合も多いので、成分表示はしっかり確認するようにしましょう。
③紫外線対策
紫外線はシミやシワだけでなく、乾燥肌にも影響があります。
紫外線は365日降り注いでおり、たとえ家の中にいてもガラスを通過してきます。
季節や天候に関係なく、日焼け止めを塗ることを心掛けてください。
また高い数値の日焼け止めはお肌に負担をかけてしまうため、日常ではSPF30、PA++程度のものを選び、こまめに(2時間おき程度)塗り直すことをオススメします。
④マスクで乾燥対策
冬などお肌が乾燥する季節は、外に出て冷たい風に当たっただけで水分が奪われてしまいます。
そんな時は、外出する時だけでもマスクをして乾燥対策をしましょう。
オーガニックコットンのマスクなら、お肌がこすれて刺激になることもなく、天然の油分を持っていて保湿効果もあるのでオススメですよ。
⑤ストレス発散
ストレスが溜まるとホルモンバランスが崩れやすくなり、ターンオーバーの乱れやお肌の水分量低下を招きます。
それが乾燥肌につながってしまうことも。
ストレスを感じないようにすることは難しいですが、好きなことをして楽しんだり、リラックスをするなどしてこまめに発散するように心掛けましょう。
アロママッサージやエステ、友達とのおしゃべりなど自分なりのストレス発散方法を探すのも楽しいですね。
⑥質の良い睡眠
お肌のターンオーバーを整えるためには、睡眠は欠かせません。
睡眠が美肌作りのカギとなると言っても過言ではないほどです。
質の良い睡眠をとるためには、入浴は眠る1時間前には済ませること、寝る前にスマホやPCを触らないこと、最低でも6時間は眠ることなどが大切です。
⑦禁煙
たばこは一酸化炭素によって体内に活性酸素を発生させるため、肌代謝に影響します。
コラーゲンを不足させたり、血流が悪くなって肌細胞にまで栄養が行き渡らなくなるので、乾燥や肌荒れの原因になります。
乾燥肌を治したいなら、禁煙をオススメします。
⑧バランスのとれた食事
食べるものは、健康だけでなくお肌にも大きく影響します。
脂っこいものや甘いもの、ジャンクフード、インスタント食品などの偏った食事はお肌を乾燥させてしまう原因になります。
また三食きちんと食事をとっていないなど不規則な食生活を送っている人も要注意です。
お肌にとって必要な栄養素を十分にとるためにも、三食きちんとバランスよく食事をすることが大切です。
美肌づくりといえばビタミンというイメージがありますが、それだけでなくたんぱく質や糖質もしっかり摂り、栄養バランスのとれた食事を心掛けましょう。
特に積極的に摂りたい栄養素は、体を作るのに欠かせないタンパク質、抗酸化作用がありターンオーバーを正常に整えてくれるビタミンA、抗酸化作用があり皮膚を健やかに保つ効果のあるビタミンC、お肌の細胞の生まれ変わりを助けてくれる必須脂肪酸などが挙げられます。
- タンパク質:肉類、魚類、卵、大豆など
- ビタミンA:レバー、うなぎ、にんじん、ほうれん草など
- ビタミンC:赤パプリカ、レモン、ブロッコリー、いちごなど
- 必須脂肪酸:サーモン、いわし、サバ、コーン油、大豆油など
⑨乾燥を防ぐ入浴方法
毎日お風呂に浸かって体を温めている人は多いと思いますが、お風呂の入り方も気を付けないと乾燥肌を悪化させてしまいます。
熱いお湯はお肌の水分量を減らして、うるおいを保つのに必要なものまで洗い流してしまうからです。
高温でなくても体を温めることができるので、高くても40℃前後に設定しておきましょう。
40℃くらいのお湯に15分程度浸かるだけで、適度に体を温めることができ代謝能力がアップします。
血行が良くなることで美肌に必要な栄養が体の隅々まで行き渡り、乾燥肌を自ら改善する能力を高めます。
冬場の40℃はぬるいと感じる人は、炭酸入浴剤などを入れれば体感温度が2℃ほど上がりますよ。
⑩適度な運動
運動不足は身体の代謝低下の原因となるため、乾燥肌になりやすくなると言われています。
さらに便の排せつが滞って便秘になってしまったり、体温が低くなるリスクもあります。
適度に運動することで汗をかいて代謝を上げれば、乾燥肌を避けることができる上に身体の調子も改善されるはずです。
運動は無理なく続けられるウォーキングやストレッチがオススメですよ。
乾燥肌の種類
乾燥肌にも種類があります。
自分のタイプに合った乾燥対策をしましょう。
①乾燥肌
洗顔後にお肌がつっぱる、お肌がカサカサしたり粉をふいている人は、肌細胞のうるおいが不足し、季節や体調の変化によって乾燥しやすいタイプです。
②乾燥性敏感肌
お肌が乾燥すると痒みや赤みが出たり、化粧品で肌トラブルを起こす人は、乾燥が原因の敏感肌になっている可能性が高いです。
間違ったスキンケアなどで必要な皮脂まで落とし過ぎていたり、化粧品の成分に気をつける必要があります。
③インナードライ肌
乾きを感じるのに、肌表面はテカっているタイプ。
角質層の水分が不足しているため、それを補おうと皮脂が過剰に分泌している状態です。
脂性肌だと思い込んで間違ったスキンケアをしている場合があるので注意が必要です。
皮膚疾患による乾燥肌の場合
アトピー性皮膚炎や乾燥性湿疹、乾皮症(皮脂欠乏症)などの皮膚疾患もお肌の乾燥の原因となります。
しかし自己流のケア方法では悪化させてしまう危険があるため、皮膚疾患かもしれないと思ったら、早急に皮膚科を受診するようにしましょう。
乾燥肌の治し方についてのまとめ
乾燥肌を治し、お肌の老化を改善するケア方法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
特に正しいスキンケアや新陳代謝を上げる生活習慣、栄養バランスのとれた食事は、乾燥肌を改善することが期待できます。
スキンケアや生活習慣の見直しをしても一向に改善しない場合は、アトピー性皮膚炎などの皮膚疾患の可能性があるため、早めにクリニックを受診してください。
乾燥は美肌の大敵です。
お肌に潤いを与え、若々しいお肌を手に入れましょう。