額のしわ改善法!おでこのしわが深くなる原因と3つの解消法
額にしわがあると、年齢に関わらず老けた印象を与えてしまいます。
目元や口元のしわは気にしてケアをしている人は多いですが、おでこは特別念入りにケアをすることは少ないのではないでしょうか。
おでこにはほとんど脂肪がないので、たるむことはないだろうとつい油断をしてしまいます。
そのため、ある日突然おでこにできた深いしわに気づくことになるのです。
額のしわは、深くなればなるほど改善が難しくなるので、早めの対処が必要です。
そこで今回は、見た目印象を一気に引き上げてしまう額のしわが深くなる原因と3つの効果的な解消法をご紹介していきます。
目次
額のしわの原因は
しわやたるみなどのエイジングサインは、原因に即したケアが必要になります。
よく、スキンケア化粧品でしわ・たるみ対策専用の商品が発売されていますが、これだけでは原因をすべて改善できません。
しわの一番の原因となるのは、コラーゲンやヒアルロン酸など皮膚を支える成分の減少です。
しかし額のしわの場合、ハリ・弾力成分の減少だけが原因ではありません。
よって、額のしわを改善するためにはどのような原因があるのかをしっかり把握しておきましょう。
頭皮が硬くなり額にしわができる
実は、おでこのしわには頭皮の状態が深く関わっています。
頭皮と顔の皮膚はつながっているので、本来であれば表情の動きに合わせて頭皮も動きます。
しかし頭皮が硬くなっていると、目を大きく開いたり眉をあげたりしたときにおでこの生え際の部分で皮膚の動きが止まってしまいます。
すると必然的におでこにしわがよってしまい、これが慢性化することで深いしわが刻まれるのです。
眉をあげるクセがついている
眉をあげるクセがある方は、そのクセが原因でしわが出来ている可能性があります。
クセは自分では分かりにくいですが、人としゃべっている時や驚いた時など普段の生活の中で眉の動きを意識してみてください。
もし眉をあげるクセがあって、さらに頭皮が硬くなっている場合はこの2つを解消することが、しわ改善への近道になります。
肩や首が慢性的に凝っている
特に表情に変なクセがないという方は、肩や首が凝っていないかチェックしてみましょう。
肩こりや首こりがあると、頭皮への血行が悪くなるので、全体的に柔軟性がなくなっています。
頭皮の硬さは自分で気が付きにくいものです。
ですが、凝りがあったり背中が丸まって猫背という方は頭皮が血行不良になりやすいので、マッサージや姿勢の矯正でしわにアプローチしてみましょう。
まぶたの筋力の低下
まぶたの筋力が低下すると、目を開いていても視野が狭まってしまいます。
視野を広くするにはまぶたを引き上げなくてはいけませんが、筋力が低下しているため無意識に眉を引っ張り上げてしまうのです。
眉をあげると、目が開かれるのと同時におでこの皮膚も上に引き上がります。
これがおでこのしわの原因になることもあるので、以前よりも目が小さくなった、視野が狭くなったという方はまぶたを鍛えなくてはいけません。
摩擦にも要注意
少しでもおでこにしわができると、ローションや美容液で一生懸命スキンケアをする方も多いのではないでしょうか。
ですが、このスキンケアの摩擦がしわを深くしてしまうことがあります。
額は他の部分よりも皮膚に厚みがあるものの、それでも摩擦でダメージを与えると肌機能が低下してしまいます。
ケアをしているのにしわがなくならない、以前より目立つようになったという方は、摩擦が原因になっているのかもしれません。
額のしわを改善する4つの方法とは
額のしわの原因が分かれば、どこにアプローチをすればいいかがおのずと分かってきますね。
ただし、眉をあげるクセをやめたからと言って、できてしまったしわがなくなることはありません。
原因に対しておでこの状態を改善することがしわの解消になります。
そこでここでは、原因別の解消法を解説していきます。
額の筋肉を鍛える
眉をあげるクセがある場合、おでこを横断している筋肉を使いすぎています。
よって、額の筋肉を鍛えて内側からハリを出すことが必要になります。
左右の手にチョキを作り、指先をおでこの中心に当てて、人差し指と中指をおでこのしわに沿わせてください。
次に眉毛を上下にゆっくりと10回動かして、最後に引き上げて10秒キープします。
このエクササイズを1日1回から3回、3ヶ月ほど続けると額の筋肉が鍛えられてハリが出るので、しわが目立たなくなっていきます。
頭皮マッサージで柔軟性を取り戻す
眉をあげても、同時に頭皮が動けばしわが寄ることはありません。
つまりしわができるのは、頭皮が硬くなってしまっている状態ですから、マッサージで柔らかくしましょう。
両手の指を均等に広げて髪の生え際に置いたら、小さい円を描くようにおでこを引っ張り上げながら頭頂部までマッサージしていきます。
次に、側頭部から後頭部にかけてゆっくりマッサージしてください。
シャンプーの時にマッサージを取り入れると手軽に続けられるので、ぜひ実践してみてください。
スカルプブラッシングで頭皮ケア
頭皮マッサージは簡単にできますが、それでも面倒で続かないという方もいるかもしれません。
頭皮は毎日マッサージをしないと硬くなってしまうので、続けるのが難しい場合はスカルプ用ブラシを使いましょう。
先端が丸くなってコシに適度な柔軟性があるスカルプ用ブラシなら、頭皮を梳かすだけでマッサージ効果が得られます。
朝のブラッシングやシャンプー前などにこまめにブラッシングすれば、頭皮が柔軟性を取り戻せるので、おでこの可動域が広くなります。
ストレッチで肩や首をほぐす
肩や首をほぐすにはストレッチが一番です。
まずは、首を右回りにゆっくりと10回まわしたら、左回りに10回まわします。
次に左右の手をそれぞれの肩に乗せ、前に10回まわしたら後ろ向きに10回まわします。
この時詰まりを感じたり、痛みがある部分はより丁寧に回しましょう。
最後に、両手を組んで前にぐっと突き出して肩甲骨を広げるというストレッチを、凝りを感じた時に行ってください。
リンパを流して血行促進
ストレッチをしても凝りやだるさが取れない、重みを感じるという方は、リンパを流して老廃物の排出を促しましょう。
肩から首のリンパは、肩甲骨から首の付け根を通り、鎖骨の上下のラインにあります。
リンパが流れるのを意識して、肩甲骨から鎖骨までさすり、左右の鎖骨の中心部分から骨に沿って肩まで流していきます。
肩周りが軽くなったら、脇の下にあるリンパ節を拳などで刺激をすれば、血行が促進されるので頭皮にもしっかり血液が行き渡ります。
まぶたの筋力アップ法
まぶたのたるみが気になる、目がしょぼしょぼすることが多くなったという方は、まぶたの筋力を鍛えましょう。
おでこにしわがよらないように手で押さえながら、目を大きく5秒ほど見開いたら、薄目にして5秒キープというエクササイズをそれぞれ10回以上行います。
すぐにまぶたの筋肉が鍛えられるわけではありませんが、毎日続けていると
特に、長時間パソコンを使う方は眼睛疲労でまぶたがたるみやすいので、しっかりエクササイズしておくといいですね。
目の疲れも解消しておく
まぶたの筋力をアップしたくても、目の疲れが残ったままではエクササイズの効果が出にくくなります。
目の疲れを癒すには、ツボ押しが効果的です。
目の周りにはツボがたくさんあるので、指先で優しく押していくだけでも疲れを取ることができます。
また、眉頭の下のくぼみや目尻から5mmほど横にあるくぼみは、眼睛疲労回復効果が期待できるので、力を入れすぎないように押してみましょう。
額のしわ改善法についてのまとめ
額のしわの改善法は原因に合ったモノを実践するのが一番です。
ただし、原因が一つとは限りません。
頭皮の硬化とまぶたのたるみが同時に起こっていることもありますし、眉をあげるクセも肩こりがあるという方もいるでしょう。
よって、しわを深くしないためにも、新たに額にしわを作らないためにも、しわにつながる原因をトータルしてケアをすることがおすすめです。