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敏感肌のシャンプーの選び方と敏感肌を改善するケア方法とは

 2018/12/05 ヘアケア この記事は約 11 分で読めます。
敏感肌のシャンプーの選び方と敏感肌を改善するケア方法とは

「頭皮がかゆい」
「シャンプーをすると頭皮にしみてピリピリする」
「フケが出る」
「すぐかぶれてしまう…」

などとお悩みを抱えている敏感肌の人は少なくないでしょう。

敏感肌の頭皮は、他の肌質に比べて刺激となる成分が多いので、肌トラブルを引き起こしやすくなっています。
だからといって頭皮や髪の毛に汚れがたまると余計に頭皮トラブルが進行してしまうので、シャンプーを使わないというわけにもいきませんよね。

敏感肌のケアにとって一番大切なことは、自分に合っているシャンプーを使うことです。
いくら他人がいいと言っていても あなたに合うとは限りませんから、安易に「このシャンプーを使えばいいよ!」ということを鵜呑みにしない方が良いでしょう。

そこで今回は、敏感肌のシャンプーの選び方と敏感肌を改善するケア方法をご紹介します。
頭皮トラブルを予防&ケアしていくために、ぜひ参考にしてみてください。

 

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シャンプーの種類

シャンプーの種類

最近はいろんなシャンプーが発売されていますが、それぞれ違う特徴や効果があります。
まずは、シャンプーはどのようなものがあるのかを解説していきます。

 

薬用シャンプー

薬用シャンプーは、フケやかゆみ、かぶれなどの頭皮トラブルを改善する効果があると認められたシャンプーのことを指します。
頭皮のお薬的なシャンプーとなるので、何か頭皮トラブルが発生した際はこのシャンプーを使うことをオススメします。

 

アミノ酸系シャンプー

髪の毛は、主にタンパク質であるアミノ酸でできていると言われています。
よって同じアミノ酸で作られたシャンプーは、頭皮や髪にとって低刺激となるのです。

また、ダメージを受けた髪の毛や頭皮にタンパク質を補給する効果があるため、ヘアケアや頭皮ケアに一番適しているシャンプーだと言えるでしょう。

 

オーガニックシャンプー

オーガニックシャンプーは主に天然の成分や植物のエキスなどで作られているので、お肌にも優しく安心して使えます。
ただ化学成分が入っていないので他のシャンプーに比べて泡立ちが良くないですし、植物でお肌が荒れるなどのアレルギーを持っている人は注意が必要です。

 

高級アルコール系シャンプー

シャンプーを安さで選んでいるという人は多いと思いますが、ドラックストアなどで安く売られていることが多い高級アルコール系シャンプーは洗浄力の強いシャンプーです。
洗浄力が強いということはその分刺激も強く、頭皮に必要な皮脂までも洗い流してしまうことがあるということを覚えておきましょう。

よって、敏感肌などお肌が弱い人には、オススメできないシャンプーだといえます。

 

ノンシリコンシャンプー

ノンシリコンシャンプーは、シリコンが入っていないシャンプーのことを指します。
シリコンとは髪の毛にツヤを与えてくれる成分で特に有害というわけではありませんが、シリコンをきちんと洗い流せていない場合、頭皮が荒れてしまう原因となってしまうのです。

よってお肌が敏感な人や頭皮が荒れている人には、ノンシリコンシャンプーがオススメだと言えます。
最近はノンシリコンのアミノ酸系シャンプーやオーガニックシャンプーもたくさん登場していますよ。

 

敏感肌のシャンプーの選び方

敏感肌のシャンプーの選び方

敏感肌のシャンプーの選び方のポイントは、以下の3つです。

  1. 洗浄力が強いシャンプーは避け、配合成分がシンプルなものを選ぶこと
  2. アルコールフリーのものを選ぶこと
  3. かゆみやフケには薬用シャンプーがオススメ

では、選び方についてもう少し詳しく見ていきましょう。

 

1. 洗浄力が強いシャンプーは避け配合成分がシンプルなものを選ぶ

敏感肌にとってまず一番大切なのは洗浄成分です。
洗浄力が強いシャンプーは頭皮に必要な皮脂まで落としてしまうので、敏感肌の人は特に避けるようにしましょう。

成分表示欄に「ラウリル硫酸〇〇」「スルホン酸〇〇」「ラウレス硫酸〇〇」などと書かれたものは洗浄力の強いシャンプーだと思って良いでしょう。
市販されている高級アルコール系シャンプーに配合されていることが多いため、購入する際は必ず成分表示欄をチェックしましょう。

敏感肌の人は、配合成分がシンプルに構成されているオーガニックシャンプーやアミノ酸系シャンプー、ノンシリコンシャンプーなどを選ぶのがオススメです。
最低限のシンプルな成分で構成されているシャンプーであれば、刺激になる成分を極力減らすことができます。

 

2.アルコールフリーのものを選ぶ

アルコール(エタノール)には殺菌作用や皮脂を溶かす作用があるため爽快感を得られるというメリットがありますが、敏感肌の人には不向きです。
頭皮が乾燥しやすくなったり、アルコールアレルギーの人だと痒みが出る場合があるからです。

敏感肌をケアするには頭皮を乾燥させないことが大切となるため、エタノールの配合されていないアルコールフリーのシャンプーを選ぶようにしましょう。

 

3.かゆみやフケには薬用シャンプーがオススメ

頭皮のかゆみやフケは、乾燥が原因です。
敏感肌の人は使っているシャンプーが原因で乾燥している可能性が高いと言えます。

敏感肌による頭皮のかゆみ・フケにお困りの人は、頭皮にうるおいを与える薬用シャンプーを使いましょう。

かゆみやフケを防ぐ主な有効成分は、

  • ピロクトンオラミン
  • サリチル酸
  • ジンクピリチオン
  • 二硫化セレン
  • グリチルリチン酸2K

などです。
これらが含まれているシャンプーを選びましょう。

 

敏感肌の症状別オススメシャンプー

敏感肌の症状別オススメシャンプー

頭皮に出ている敏感肌の症状別に、どんなシャンプーを使うのが良いのかをご紹介します。
シャンプー選びの参考にしてください。

 

頭皮が乾燥している場合

普通のシャンプーは洗浄力が強いものが多いため、頭皮に必要な皮脂まで洗い落としてしまっている可能性があります。
乾燥肌の人が普通のシャンプーを使い続けると、頭皮の乾燥が悪化し、様々な頭皮トラブルの原因につながってしまいます。

よって頭皮が乾燥している場合は、洗浄力が優しく必要な皮脂を残すことができる低刺激のシャンプーがオススメです。

 

頭皮のベタつきが気になる場合

頭皮がベタつきやすい人やニキビができた人は、洗浄力の強いシャンプーを使っている可能性があります。
洗浄力の強いシャンプーは必要な皮脂まで洗い落としてしまうため、頭皮は皮脂を補おうと過剰に分泌させます。

その結果、過剰に出てくる皮脂が原因で、頭皮がベタついたり、ニキビができてしまうというわけです。
ベタつきやニキビの症状が出たら、今使っているシャンプーの使用を止めて低刺激のシャンプーに変えてみてください。

 

頭皮にかゆみやフケがある場合

頭皮のかゆみやフケも乾燥が原因で出る症状です。
頭皮にうるおいを与え、さらにフケやかゆみを防ぐ有効成分が含まれている薬用シャンプーがオススメです。

 

体質的に肌が弱い場合

もともと遺伝や体質的にお肌が弱くアトピーやアレルギーを持っている人は、自然にしてても乾燥が原因で頭皮が荒れてしまう場合が多いです。
アレルギーの原因になるものが入っておらず、しっかり頭皮にもうるおいを与えてくれる薬用シャンプーや低刺激のシャンプーがオススメです。

 

薄毛や抜け毛に悩んでいる場合

薄毛や抜け毛は、遺伝や頭皮環境の乱れが主な原因だと言われています。
通常のシャンプーは洗浄力が強過ぎて頭皮に負担をかけてしまうため、低刺激のシャンプーで頭皮環境を整えることが大切です。

 

敏感肌を改善するケア方法

敏感肌を改善するケア方法

敏感肌を改善するケア方法を紹介します。

 

正しいシャンプー方法で洗う

自分に合っているシャンプーを使っていても、正しい方法で洗えていないと十分な効果が得られないこともあります。
正しいシャンプー方法を実施し、敏感肌の予防・解消に役立てましょう。

 

①シャンプー前にブラッシングをする

シャンプー前に軽くブラッシングをすることで、髪についた埃や頭皮の毛穴に詰まった皮脂などを表面に浮かせることができます。
それによりシャンプーをした時に泡立ちも良くなって余分な汚れをしっかりと洗い落とすことができるのです。

 

②ぬるま湯で予洗いをする

シャワーのお湯だけで髪と頭皮を予洗いしましょう。
少しぬるいと感じる38~40℃がベストな温度です。
熱すぎるお湯は、頭皮の乾燥や更なるトラブルにつながってしまう場合があるのでやめましょう。

 

③シャンプーを泡立てる

シャンプー剤を手の平に出し、軽く泡立ててから頭にのせましょう。
シャンプーを泡だてずに直接頭につけてしまうと、摩擦によって更なる頭皮トラブルにつながってしまうことがあるため注意してください。

 

④指の腹を使ってシャンプーをする

シャンプーの泡が頭全体に行き渡ったら、爪を立てずに指の腹を使って優しく洗っていきます。

 

⑤念入りにすすぐ

シャンプーのぬるつきが取れたと思っても、成分はまだ頭皮に残っていることがあります。
頭皮環境を清潔な状態に保つためにも、3~5分ほど丁寧にすすぎを行いましょう。

 

⑥コンディショナーは頭皮につけない

シャンプー後はコンディショナーをつけますが、頭皮にまでつけてしまうと毛穴に成分が詰まったり、すすぎ残しが起きやすくなってしまいます。
コンディショナーは毛先にのみつけるようにし、頭皮や髪の根元にはつけないようにしましょう。

 

⑦ドライヤーでしっかり髪を乾かす

お風呂から上がったらタオルドライをして、なるべく早くドライヤーで髪を乾かすようにしましょう。
お風呂上がりの濡れた髪をそのまま放置したり、半乾きのまま自然乾燥したりすると、頭皮に雑菌が繁殖して様々な頭皮トラブルを引き起こす原因になります。

 

頭皮マッサージを行う

頭皮マッサージは、頭皮の血行を促進させて栄養をしっかりと行き渡せる効果が期待できます。
その結果、健やかな頭皮環境が整い、敏感肌の改善にもつながるのです。

 

やり方

  1. 両手で親指以外の指を耳を包むようにしておき、親指は後頭部において固定させます。
  2. 指で円を描くように、下から上にかけてマッサージしましょう。
  3. 1日5分程度行います。

 

頭皮を保湿する

頭皮専用ローションやオイルを使い、頭皮を保湿しましょう。
乾燥や頭皮トラブルを予防する効果が期待できます。

 

生活習慣を見直す

外側からのケアだけでなく、体の内側からもケアをすることで、敏感肌を改善することができます。
生活習慣を見直すポイントは、

  • バランスの良い食事
  • 適度な運動
  • 紫外線対策
  • 質の良い睡眠

です。

 

バランスの良い食事

敏感肌はバリア機能が低下している状態なので、抵抗力を高める食べ物を摂ることが改善の近道となります。

 

お肌の抵抗力を高める食べ物と栄養素

  1. 赤身肉、魚、乳製品、卵などに含まれるタンパク質
  2. 乳製品、牛乳、納豆、レバーなどに含まれるビタミンB2
  3. 赤身肉、魚、小麦、大豆、バナナ、ナッツ類などに含まれるビタミンB6
  4. 牛乳、乳製品、いわし、桜えび、小松菜、などに含まれるカルシウム

逆に敏感肌によくない食べ物は、炭水化物や脂質、糖質の多いものや身体を冷やす食べ物となります。
敏感肌を早く改善するためにも、なるべく控えるようにしてください。

 

適度な運動

適度な運動は全身の血流を良くするため、頭皮からつま先まで隅々にわたり必要な栄養が運ばれます。
健康なお肌をキープするためにも、ウォーキングやストレッチなどで適度な運動をしましょう。

 

紫外線対策

紫外線は敏感肌を悪化させる原因になります。
日焼け止めや日傘、サングラスなどを活用し、1年を通して紫外線対策をしましょう。

 

質の良い睡眠

睡眠は美肌にとって欠かせません。
質の良い睡眠をとるには、

  • アロマや音楽などでリラックスすること
  • お風呂につかること
  • 自分に合った寝具を使うこと
  • 照明を暗くすること
  • 7時間以上寝ること

などがポイントとなります。

 

頭皮トラブルがひどい場合

頭皮トラブルがひどい場合

シャンプーを使うと頭皮が痛かったり、血が出てくるなんてことはありませんか?
頭皮トラブルが明らかに悪化していると感じた時は、迷わず皮膚科を受診しましょう。

自分で判断してそのまま放っておいてり、髪を何回も洗ってしまったりすると、症状をより悪化させることになりかねません。
最悪の場合、そのまま髪の毛が抜けてしまいその部分だけ髪の毛が生えてこなくなることもあり得るのです。

頭皮がひどく痒い場合やひどい乾燥の症状が出てきた場合は、できるだけ早く皮膚科を受診してください。
皮膚科では、頭皮の状態を診察したうえで、原因は何か探り、薬の処方などの治療が受けられます。

自己判断はやめ、専門医の適切な判断を仰ぎましょう。

 

敏感肌のシャンプーの選び方まとめ

敏感肌のシャンプーの選び方まとめ

敏感肌のシャンプーの選び方や敏感肌を改善するケア方法などを紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
敏感肌は誰にでもなる可能性があるものですが、頭皮が敏感肌になった時は今回の記事を参考にしてシャンプーを選んでみてください。

ひどく頭皮が荒れてしまった場合、髪の毛が生えてこなくなることもあるため、早めに対策を行いましょう。
頭皮が痛かったり血が出るなど少しでも異常を感じたら、病院に行くようにしてください。

また敏感肌を改善するには、生活習慣や食生活などの内側からのケアも大切です。
内側からのケアと毎日使うシャンプーを見直し、健やかな頭皮と美しい髪を手に入れましょう。

 

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