縮毛矯正後のシャンプーはいつから?長持ちさせるヘアケア法
癖毛で悩んでいる人にとって、縮毛矯正は欠かせないという人が多いと思います。
美容院で癖毛矯正をすると、値段も高くアイロンなどの施術にも時間がかかります。
せっかく高い料金を払って時間をかけたのに、癖が戻ってしまうと残念な思いをしてしまいます。
出来れば長持ちさせたいと思うでしょうが、シャンプーをして癖毛に戻らないかと、最初のシャンプーは緊張したり不安になるものです。
そこで今回は、縮毛矯正をしてから最初のシャンプーはいつからしたら良いのか、また長持ちさせるヘアケア法を紹介して行きますのでぜひ参考にしてください。
目次
癖毛矯正とストレートパーマの違いとは
20年以上前のストレートパーマや癖毛矯正は、1剤で髪の結合を柔らかくして、2剤で定着させる時に板状のパネルに髪を貼り付けていました。
この時に使う薬剤の濃度の高さで、一般的なストレートパーマと縮毛矯正とを差別化していた美容院がほとんどでした。
現在では美容院によって違いはありますが、ストレートパーマは2剤で定着する時にコームで髪を真っ直ぐに伸ばした状態を作っています。
縮毛矯正は、1剤で髪の結合が軟化してからアイロンやダブルブラシを使って熱を加えて髪の癖を真っ直ぐに成形して2剤で定着させる施術がほとんどです。
縮毛矯正後のシャンプーはいつから?
一般的に縮毛矯正をした後には、24時間はシャンプーを避けた方が良いとか、48時間経ってからシャンプーをした方が良いとか言われています。
さらに、時間をしっかり置かないとパーマが定着しないで縮毛矯正が取れてしまうとか、癖毛が戻ってしまうとか言われた経験のある人も多いはずです。
場合によっては、当日の夜に洗っても良いと言われる美容院も中にはあります。
実際、どの意見が本当なのか迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。
縮毛矯正のパーマ液や髪のダメージによって違う
結論から言うと、シャンプーをするタイミングはどの意見も正確だと言えます。
その人の施術前の髪のダメージ状態や、使用したパーマ剤にもより違ってきます。
確かに、10年以上前には美容院で使用されるパーマ剤の2剤が定着するのに24時間から48時間かかるという事が標準的でした。
しかし、現在ではパーマ剤も進歩をしているのでパーマの定着も良くなっています。
縮毛矯正とひとくちで言っても美容院によっても違いますが、そのお客様の髪のダメージ状態や癖の強さによって使用するパーマ剤の強さも変わっている事が多いのです。
数ヶ月単位にしても定期的に縮毛矯正をしている場合には、根元付近と中間部分から毛先部分で使う薬剤の濃度や塗布量、髪を軟化させる時間などを調節したり、アイロンなどの熱を加える作業でも調節しています。
普段からパーマやカラーリングなどでダメージが大きいと、髪を軟化させる力の弱いパーマ剤を使用したりするので、縮毛矯正後にシャンプーをするタイミングは人によっても違います。
もちろん美容院でのサロンワークの中でも、どちらかと言えば縮毛矯正は難しいので、施術をする美容師さんの経験や知識によっても違いはでます。
もし美容院で24時間シャンプーは控えてと言われたら、その通りにした方が良いでしょう。
縮毛矯正後のヘアカラーについて
美容院に行く時間が何回もとれない人も中にはいます。
縮毛矯正をした後にヘアカラーもして帰りたいと思う人もいるのではないでしょうか?
厳密に薬事法では禁止されていますが、グレーゾーンの範ちゅうなので髪の状態や希望するヘアカラーの色味によっては同日に行える場合もあります。
ただし、ブリーチが必要なハイトーンなどの色をオーダーしない方が良いでしょう。
ブリーチと縮毛矯正はどちらも髪にハイダメージを与えてしまうので、自分の主張を通すよりも美容師さんの意見を重視して行うのかを判断してもらう方が安心です。
もちろん、縮毛矯正のパーマ剤も自宅用も購入できますが、基本的に薬剤が強いのと技術的にも難しいので自分ではしない方が良いでしょう。
縮毛矯正をして髪がサラサラな櫛通りになったからと言っても、髪にはダメージを与えているのでしばらくはブリーチは控えた方が髪には良いでしょう。
縮毛矯正後のヘアケア法とは
シャンプーを24時間空けたからといって間違ったヘアケアを行っていると、せっかく縮毛矯正をしてもダメージヘアにしてしまう事もあります。
シャンプーをする時間よりも大切な事は、日常の中でのヘアケアが重要といえます。
シャンプー剤の選び方
本来髪は弱酸性なのですが、縮毛矯正後にはパーマ剤がアルカリ性なので、髪はアルカリ性に傾きやすくなっています。
アルカリ性に傾くと、髪は外部からの摩擦などの負担によって傷つきやすくなってしまうので、髪が弱酸性に傾くように弱酸性のシャンプー剤を使用する事がおすすめです。
また、頭皮に負担をかけないようにアミノ酸系のシャンプー剤もおすすめします。
シャンプーの力加減
縮毛矯正後の髪や頭皮には負担がかかっていて、傷つきやすい状態になっているので注意が必要です。
まず、シャンプー前のブラッシングは最低限にして、髪へ余分な摩擦を与えないようにします。
ぬるめのお湯でしっかりと予洗をしてから、シャンプーを手のひらで泡だてます。
爪を立てずに指の腹を使って、泡で包み込むように洗うと良いでしょう。
髪はすぐ乾かして保湿する
縮毛矯正後の髪は乾燥しやすい状態になっているので、髪の保湿が大切です。
保湿に1番のポイントは、お風呂から出たらすぐに髪を乾かす事なのです。
シャンプー後の濡れた髪はキューティクルが開いていて、傷つきやすい状態になっています。
また、キューティクルが開いたまま放置していると、キューティクルの隙間から髪の水分が逃げてしまい乾燥に繋がります。
そこで、できるだけ早く髪を乾かしてキューティクルを閉じることが大切になります。
ドライヤーをあてる前に洗い流さないトリートメントを毛先に使うこともおすすめです。
根元を乾かしたら髪の流れに沿って、上から下に風が流れるように乾かすようにしましょう。
ポイントとして温風で乾かしたら、最後に冷風を当てると、よりキューティクルが閉じやすくなります。
スタイリングに気をつける
パーマ剤の定着が安定していると言っても、縮毛矯正後の2日~3日は負担をかけさせないスタイリングが大切です。
余計な力が加わると、折れたり曲がってしまったりと癖がつきやすい状態になっている場合もあります。
髪を耳にかけたり、編み込んだり、キツく結ばない方が良いでしょう。
できれば、ストレートのダウンスタイルで過ごすことをおすすめします。
またシャンプーでの負担を少なくするためにも、スタイリング剤は控えた方が良いです。
縮毛矯正後のシャンプーについてのまとめ
せっかく高い料金を払って、時間をかけて縮毛矯正をしたのであれば、サラサラヘアーを長持ちさせたいでよね。
美容院から出る前に、しっかりとしたケアを美容師さんから聞いてみると良いでしょう。
シャンプーを始める時間も大切ですが、カラーリングやスタイリングにも気をつけて、キューティクルが整った綺麗なストレートヘアを保っていきましょう。