半身浴ダイエットの効果とは!半身浴ダイエットの正しい方法
痩せたい、でも運動も食事制限も続かないという女性は少なくありません。
また、頑張って痩せられても、結果的にリバウンドしてしまったと言う方も多いでしょう。
結論から言うと、ダイエットは痩せたら終わりというものではなく、痩せた後もスタイルを維持するために努力が必要です。
ハードな運動や短期間で痩せられる食事制限は続かないので、早く痩せられても意味がありません。
そこでおすすめなのが、毎日当たり前のように入っているお風呂の入り方を工夫するだけの半身浴ダイエットです。
簡単に続けられてリバウンドのリスクも軽減できる半身浴ダイエットで、理想のスタイルを手に入れましょう。
半身浴ダイエットで得られる効果とは?
半身浴ダイエットは、お腹から下の部分まで長時間お湯に浸かるダイエットです。
半身だけ浸かることで、のぼせることなく芯から体を温めて全身の血行を促進していきます。
血行というのは、脂肪の燃焼やデトックスなど体の中を綺麗にする働きだけではなく、代謝にも大きく関わっています。
このようにさまざまな機能に働きかけることが半身浴ダイエットのポイントです。
ここでは、血行の流れを良くする半身浴ダイエットで得られる効果をご紹介します。
冷え性を改善して全身のめぐりを良くする
女性の悩みの一つである冷え性は、簡単に言うと手先や足先まで血液がしっかり行き渡らないことで起こります。
手先や足先の血管はとても細いので、どうしても流れが悪くなりやすい上に、女性は筋肉量が少ないため血液を押し流す力が弱いので冷え性が起こりやすいのですね。
半身浴をすると、いつも冷えている部分がしっかり温められるので、血液の流れが良くなります。
血流が良くなれば、血液を押し流す力も強くなるので冷え性の改善効果が期待できます。
冷え性で全身の血行が悪いと、エネルギーの消費量が少なくなり、脂肪の燃焼効率も悪くなりますから、冷え性改善は太りやすい体質改善にもつながります。
脂肪が燃焼されやすい体になる
脂肪を燃焼するには、運動をして予備のエネルギーとして蓄えられている脂肪を燃やさなくてはいけません。
脂肪はエネルギーによってしか消費されないので、半身浴で直接脂肪を燃焼することはできません。
ですが、ただ運動をすれば脂肪が燃焼するということもないのです。
脂肪を燃焼するのは厳密に言うと代謝なので、もともと代謝が悪いといくら運動をしても効率よく痩せられないのです。
半身浴をすると、血液の流れが良くなり不要物の排出が促進されます。
そのため、老廃物や不要物の詰まりで滞っていた代謝がアップするので、脂肪が燃焼されやすい体になっていきます。
むくみを解消してセルライトの蓄積をブロック
冷え性と同じく女性を悩ませるのがむくみですね。
むくみは、体内に老廃物や余分な水分が蓄積して、リンパの流れが滞ることで起こります。
半身浴で汗をしっかり排出すれば、老廃物や不要な水分も排出されて、リンパの流れが良くなりむくみを解消する効果が期待できます。
また、むくみが続くと老廃物が脂肪細胞と結合して変成し、セルライトが蓄積してしまいます。
つまり半身浴でむくみを解消すれば、セルライトの蓄積をブロックする効果も得られる可能性があるのです。
半身浴ダイエットの正しい方法
半身浴ダイエットは、お腹から下半身部分を湯船に浸からせれば良いと思っている方も多いかもしれませんね。
確かに、この入り方で間違いはありません。
しかしただ浸かるだけでは、ダイエットの効果を得るのは難しいのが実情です。
半身浴ダイエットには、入浴前と入浴中にしなければいけないことがあります。
これを実践しないと、正しい半身浴ダイエットにならず、当然ダイエット効果も得られません。
ここでは、ダイエット効果を得るための、正しい方法をご紹介していきます。
浴室はしっかりと温めておく
半身浴では、上半身を湯船に浸けないので、事前に浴室を温めておきましょう。
浴室が寒いと、いくら全身の血行を促進してくれる半身浴でも身体が冷えてしまいます。
浴室を温めておくことで、血の巡りを促進できるので効率よく汗をかくことができます。
暖房機能がついていない場合は、湯船の蓋を開けておくことで浴室内を温められます。
半身浴をする前には必ず水分を摂る
汗をかくには水分が必要なので、浴室を温めている間に水分補給をしてください。
体内に水分が不足している状態では、汗も出づらくなってしまいます。
水分補給は冷たい水よりも常温のもの、汗をかきやすくするには白湯がベストです。
白湯は代謝を高めてくれるので、半身浴の効果を高めるだけではなく、消費エネルギー量をアップする効果も期待できます。
白湯の作り方
白湯は、普通のお水を沸騰させて50℃から60℃ぐらいまで冷ましたものです。
使用する水は、水道水でもミネラルウォーターでも構いません。
電気ケトルで沸かしてもいいですし、火にかけて沸かしたものでも大丈夫です。
ただし風水的に言うと、ガスコンロで沸かすと火の気が入るため、白湯の効果が高くなるとされています。
ですので、代謝をアップさせるには火にかけて沸騰させてから、冷ました白湯を飲むのがおすすめです。
お湯の量は胸より下だけにする
お湯の量は、自分が湯船に入った時に、胸にお湯が浸からない程度にしましょう。
胸や肩まで浸かってしまうと、身体の芯が温まる前にのぼせてしまいます。
また、中途半端に上半身を濡らしてしまうと冷えてしまうので、湯量はきちんと調節してください。
お湯に浸かった時に、みぞおちより上まで浸かってしまう場合は、お湯を少なくしてから入りましょう。
浸かる前にはかけ湯をする
冷えたままの身体で湯船に入ってしまうと、血圧が急激に上昇するので必ずかけ湯をしてから入ってください。
特に足先は冷えていることが多いので、しっかり温めることが重要です。
かけ湯は肩からするのが一般的ですが、半身浴の場合は、みぞおちから下半身だけにしましょう。
肩からかけ湯をしてしまうと、湯船に入っている間に上半身が冷えるので気をつけてください。
入浴時間は汗の出方で決める
一般的に、半身浴は20分から30分を目安に入ります。
ただしこれはあくまでも目安であって、人それぞれに身体が温まるまでの時間は異なります。
半身浴は、長時間入っていればダイエット効果がアップするというものではありません。
上半身をお湯につけていない状態で汗が出るということは、すでに体内の巡りは良くなっていますから、エネルギー消費が促進されます。
汗が出ているのに浸かり続けると、脱水状態になってしまいますし、肌がふやけて乾燥肌になることもあります。
ですので、入浴時間は汗の出方で決めるのが正解です。
入浴中も水分補給
入浴前に水分を摂っていたとしても、半身浴ではたくさん汗をかくので喉が乾きます。
半身浴で脱水症状を起こすことはありませんが、喉が渇いているのであれば水分不足ですから水分補給をしましょう。
水分が不足している状態では、デトックス効果も得られません。
また、半身浴は入浴後も汗をかき続けることで代謝を高めることができます。
水分を摂らないと、デトックス効果も代謝アップ効果も十分に得られないので、お水を用意して入りましょう。
お湯の温度は38℃から40℃
冷え性だったり、早く汗をかこうとしたりすると、お湯の温度を高めに設定しがちです。
確かに湯温が高いと身体も早く温まる感じがしますが、高い温度では表面だけしか温まりません。
半身浴は、ゆっくり身体を温めることで、温まりにくい身体の深部にアプローチします。
お湯の温度が高いと、深部が温まる前にのぼせてしまうので半身浴ができなくなってしまいます。
季節によって異なりますが、半身浴の時はお湯の温度を38℃から40℃ぐらいに設定してください。
ただし、冬はお湯が冷めるのが早いので、湯温を保てるように追い焚きなどで調節しましょう。
半身浴ダイエットの効果を高めるポイント
半身浴は、正しい方法で入ればダイエットの効果が期待できます。
と言っても、直接脂肪を燃焼させるわけではないので、効果が出るまでには時間がかかるのも事実です。
そこでおすすめしたいのが、効果を高める方法を取り入れること。
少しの工夫で、脂肪を燃焼させやすい身体作りができるので、是非実践してみてください。
バスソルトで代謝アップ
塩には発汗効果があるので、バスソルトを入れるとダイエット効果がアップします。
特に、汗をかきづらい人や30分浸かっていても汗をかかない人は、バスソルトを入れてみましょう。
短時間でも汗が出やすくなりますから、効率よく半身浴ダイエットを進められます。
また、保湿効果もありますから、肌が乾燥しやすい方でも安心して半身浴を楽しめます。
バスソルトは入浴剤も発売されていますが、塩にアロマオイルを垂らせば作れるので、オリジナルのバスソルトを作ってみるのもおすすめです。
ストレッチで脂肪燃焼効率を高める
湯船の中でストレッチをすると、筋肉が柔らかくなり脂肪燃焼効率がアップします。
さらに、全身の血液の巡りも良くなることで、より発汗作用が高くなります。
ふくらはぎや足首を伸ばしたり、ウエストを左右にゆっくりひねったりするだけでいいので、気持ちよく感じられる程度にストレッチしましょう。
ふくらはぎや太ももがこっているいる場合は、マッサージをするのもいいですね。
セルライトもほぐれやすくなるので、自分にとって気持ち良い方法で身体をほぐしてください。
音楽を聴いてリラックス
好きな音楽を聴くと、副交感神経が優位になりリラックス効果が得られます。
副交感神経は血管を拡張して、血液の流れを穏やかにしてくれるので、手先や足先などの血流が促進されます。
この効果によって、全身の血行を促す半身浴の効果をアップすることが可能です。
最近は、ダイエット効果をサポートする音楽もあるので、半身浴中に聴いてみるといいかもしれません。
間違った半身浴ダイエットに要注意!
半身浴ダイエットは、運動で筋を痛めることもありませんし、過度の食事制限で摂食障害が起こるリスクもない安全なダイエット方法です。
しかし、いくら安全と言っても間違った方法を実践してしまっては、体に負担をかけたりダメージを与えてしまいます。
そもそも間違った半身浴ダイエットでは効果が出にくくなってしまいます。
ダイエット効果を出すためにも、安全に続けるためにも、間違った方法を実践しないように注意点をチェックしておきましょう。
水分を摂らないのはNG
半身浴ダイエットは、1回だけでも体重を落とすことができます。
しかし、1回だけの半身浴ダイエットで落ちるのは、デトックス効果によって水分や老廃物が排出されるからです。
そのため入浴中や入浴後に水分を摂取すると、体重はほぼ変わりません。
ダイエットを実践する方からすれば、1回で目に見える結果は嬉しいことですが、水分は体にとって必要なものです。
ですので、半身浴ダイエットで必要以上に水分が排出されてしまうと、脱水症状が起こるので注意しましょう。
水分を摂取しても太ることはありませんし、逆に水分不足は代謝の低下を招くので、体重の増減のために水分を摂らないというのはNGです。
長時間入り過ぎないこと
半身浴ダイエットは、毎日続けることが成功のポイントです。
ただし、1回の入浴で長時間入るというのは、ダイエット効果に何の関係もありません。
逆に入り過ぎると、肌の乾燥を引き起こしたり、内臓器官などに負担をかけたりするので止めてください。
半身浴ダイエットでは、たくさんの汗をかきますから、長時間入ると水分を排出しすぎてしまいます。
また、内臓器官の働きに必要な水分も不足しますし、不必要に汗をかきすぎると排出機能に負担をかけます。
どんなダイエットでも、やりすぎは禁物であり、半身浴ダイエットも例外ではないので入浴時間はしっかり守りましょう。
食後30分以内、飲酒後には入らない
食事をしたあとすぐに半身浴をすると、内臓機能に負担をかけてしまいます。
食後の体内は、食べ物を消化するための活動準備に入っているので、最低でも30分以上経ってから入るようにしてください。
また、飲酒後の半身浴は厳禁です。
アルコールを飲むと、血液の流れが非常に早くなります。
そのため、半身浴でさらに血流を促進すると、脳卒中や高血圧などのリスクが高くなるので飲酒後は半身浴も入浴も止めましょう。
半身浴ダイエットの効果まとめ
半身浴ダイエットは、特に目新しいダイエット方法ではないので、チャレンジしたことがあると言う方も多いでしょう。
その上で、特に効果が感じられなかったと言う方も少なくないようです。
効果がないのは、方法が間違っていただけで、正しい方法を実践すれば優れたデトックス効果によるダイエットも不可能ではありません。
半身浴は全身入浴よりも効率よく血行を促進してくれる、最高のダイエット方法と言えます。
他にも、リラックス効果や美肌効果などさまざまな美容効果が得られます。
忙しい毎日の中では時間を作るのが難しいかもしれませんが、入るだけで効果が期待できるので、正しい半身浴ダイエットですっきりボディを手に入れてください。