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歯の黄ばみの原因とは?歯の黄ばみを除するセルフケア法

 2019/05/31 ボディケア ライフスタイル
この記事は約 11 分で読めます。
歯の黄ばみの原因とは?歯の黄ばみを除するセルフケア法

見た目印象を決めるパーツの一つが歯の白さです。
真っ白で光沢のある歯は、清潔感があって美しいので、真面目で誠実そうな印象を与えます。

その反面、黄ばんだ歯の場合は不潔で不衛生、だらしなさそう、口臭が臭そうなどマイナスな印象を与えてしまいます。
どんなに綺麗な人でも歯が黄ばんでいると、それだけで美人度がダウンするほど歯の色は印象を左右するのです。

ただ、残念なことに歯は磨いていれば白さを保てるというものではありません。
毎日磨いていても、食べ物や飲み物による着色や加齢などの原因で黄ばんでしまうので、ただ磨くだけでは黄ばみを防げません。

そこで今回は、歯の黄ばみの原因からセルフケア方法までご紹介するので、今後のケアの参考にしてみてください。

 

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歯の黄ばみの原因とは

歯の黄ばみの原因とは

歯の表面は、半透明のエナメル質で覆われています。
このエナメル質に何らかの色が着色すると歯が黄ばむのですが、もともとの歯の色は象牙質(ぞうげしつ)によって決まります。

エナメル質は表面を覆っているだけで、歯は象牙質(ぞうげしつ)と歯髄(しずい)、セメント質などで構成されています。
この中で、エナメル質のすぐ下にあるのが象牙質(ぞうげしつ)です。

象牙質の色には個人差があるため、乳白色の人もいれば黄色っぽい色の人もいます。
この色がエナメル質から透けて見えることで、歯の色も白よりか黄色よりかが決まるのです。

ただし、象牙質(ぞうげしつ)の色だけで歯が黄ばむわけではありません。
例え象牙質(ぞうげしつ)が白くても、年齢を重ねるごとに加齢や生活習慣で歯が黄ばんでしまうことがあります。

また、もともと黄色っぽいの歯の場合は、さらに黄ばみがひどくなってしまいます。
黄ばみを改善するためのセルフケア法を実践しても、黄ばみの原因を放置している限り、歯の色は改善できません。

もちろん歯を白くするにはセルフケアが必須ですが、原因を取り除くことも重要です。
ここでは、歯の黄ばみの原因をご紹介するので、自分に当てはまることはすぐに改善してください。

 

歯の黄ばみの原因とは

歯の黄ばみの一番の原因は、食べ物や飲み物に含まれる色素の沈着です。
飲食物に含まれる色素やポリフェノールと、エナメル質の表面にペクリルというタンパク質が結びつくと、ステインという着色汚れが生成されます。

ステインは食べかす汚れと違い、普通に歯磨きをするだけでは落とせません。
そのため、ステインを作り出す色素やポリフェノールの含有量が多い食べ物や飲み物を摂取していると、ステインが蓄積するため歯の黄ばみの原因となってしまうのです。

毎日の食生活を見直してみて、色素沈着しやすい状態になっている方は、意識して摂取しないように心がけましょう。

 

コーヒーや紅茶をよく飲む

コーヒーにはクロロゲン酸、紅茶には紅茶ポリフェノールという成分が含まれています。
また、緑茶や烏龍茶などにもカテキンやタンニンが含まれています。

どの成分もぺクリルと結びつきやすい性質があります。
ですのでこういった飲み物をよく飲むと言う方は歯の黄ばみ原因となりますので要注意です。

飲み物は、口の中全体に広がるので、歯にまんべんなく成分が付着します。
また飲み物を飲むたびに歯磨きをする習慣というのはないため、頻繁に飲む方ほど歯が黄ばみやすくなります。

 

ポリフェノールの含有量が多いもの

ポリフェノールには優れた抗酸化作用があるので、アンチエイジングや健康のためにポリフェノールの含有量が多いものを意識的に摂取している方も多いかもしれません。
もちろんポリフェノールは体に良いですが、ステインを作る原因にもなります。

特に含有量が多いのは、赤ワインやグレープジュース、ブルーベリーなど紫色の濃い飲み物や食べ物です。
抗酸化物質を摂るためにこういった飲み物や食べ物をたくさん摂取している方は、飲食後に歯磨きをしないと歯の黄ばみ原因となってしまいます。

 

調味料にも要注意

調味料には、色素沈着しやすい合成着色料が入っているものも多いので気をつけましょう。
カレー粉やソース、ケチャップなどは特に着色しやすいです。

洋服につくと色が落ちないことから分かるように、こういった調味料は歯の表面に張り付いてなかなか落ちません。
さらに、粘性が高いので歯の隙間に入ったまま残ってしまいます。

そのためこれらの調味料をよく使う方は、歯と歯の間に黄ばみが強く現れます。
また、意外かもしれませんが、日本人が一番利用する醤油も着色しやすいので歯の黄ばみ原因となります。

 

タバコは歯の黄ばみに直結する

タバコに含まれるヤニは、ステインよりも粘着力が高いので歯の黄ばみの原因に直結します。
表面に付着したヤニは簡単な歯磨きでは落とせないので、歯にどんどん蓄積していきます。

さらに面倒なのは、時間の経過とともにエナメル質に浸透してしまうことです。
タバコを吸う度に歯磨きをするということはありませんから、結果的にエナメルはヤニの色に染まってしまうのです。

これはセルフケアでは改善できないので、タバコを吸う方は歯の黄ばみのリスクが非常に高いと言えるでしょう。

 

糖分の摂り過ぎによってエナメル質が溶ける

もともと歯が黄色っぽかった人が、さらに黄ばみが強くなったという場合は、エナメル質が溶けていることが原因かもしれません。
歯の表面のエナメル質は、食べ物や飲み物に含まれる糖によって増殖するミュータンス菌のせいで溶けてしまいます。

ミュータンス菌が増殖すると、エナメル質を構成するカルシウムなどのミネラル成分を溶かす酸が作られてしまうのです。
これは脱灰という状態ですが、糖の摂取量が正常であれば、脱灰をしても再石灰化によってエナメル質は元に戻ります。

ですが、糖分を過剰摂取したりお菓子をだらだら食べていると、脱灰している状態が長くなります。
すると再石灰化とのバランスが崩れてしまい、脱灰が進行することでエナメル質が薄くなり、象牙質(ぞうげしつ)の黄色が目立ってしまうのです。

また脱灰が進むと、エナメルの光沢感がなくなるため、白い歯であっても黄ばみの原因となってしまいます。

 

歯磨き不足による歯石の付着

歯に付着した汚れは、ちょっと歯磨きをしたぐらいでは落とせません。
ですので、正しい歯磨きができていない、歯磨き不足が常態化していると汚れが歯垢になり歯石が付着します。

歯石は汚れですから、それが表面に付着すれば当然歯の黄ばみの原因となります。
歯石というのは、虫歯の原因となるミュータンス菌の餌であり、酸素が入ってこないので最適な住処にもなります。

そのため、歯石が付着するだけではなく、虫歯が発生することでさらに歯が黄色くなってしまいます。

 

歯磨きは10分以上するのが正解

歯磨きをしすぎると、エナメル質を傷つけてしまうと思っている方も多いでしょう。
ですが、歯磨きによってエナメル質を傷つけるのは、歯ブラシや歯磨き粉が原因です。

歯磨き自体は、基本的にエナメル質を傷つけないので、短時間でササッと済ませていると歯磨き不足と言えます。
歯医者さんや歯科衛生士さんは、10分以上歯磨きをするそうです。

それだけ念入りに歯を磨いても、3ヶ月に1回はクリーニングをしないと汚れを落としきれないとも言われています。
ですので、歯磨きを数分で終わらせてしまうと言う方は、歯磨き不足になっている可能性があります。

 

間違った歯磨きでエナメル質が傷ついている

間違った歯磨き方法を続けていると、エナメル質が傷ついてしまいます。
細かい傷がたくさんついたエナメルは、透明感がなくなってくすむので、白さが失われます。

また、傷の部分に色素が入り込んでしまうと、歯磨きでは落としづらくなることも黄ばみの原因です。
間違った歯磨きというのは、硬い歯ブラシを使っていたり、粗い粒子が入った歯磨き粉を使ったりすることです。

硬い歯ブラシやスクラブで磨くと、短時間の歯磨きでも歯の汚れが落ちてすっきりします。
ですが、歯の汚れだけではなくエナメル質も傷つけてしまうので、歯磨きに使用しているアイテムには気をつけなくてはいけません。

 

歯の黄ばみを改善するセルフケア方法

歯の黄ばみを改善するセルフケア方法

黄ばんだ歯は自分ではケアできないイメージがあるかもしれません。
確かに、セルフケアをしても効果はすぐ実感できないですし、理想の白さまで仕上げるのは難しいのが実情です。

しかしケアをすることで、今よりも白い歯に近づけることは可能です。
これ以上黄ばまないようにするためにも、セルフケアでの予防は効果を発揮してくれます。

また、原因によってはセルフケアで歯を白くすることも可能ですから、まずは挑戦してみましょう。

 

ホワイトニング専用歯磨き粉を使う

最近よく見かける機能性歯磨き粉の一つに、ホワイトニング専用のものがあります。
ホワイトニング専用歯磨き粉には、歯についた着色汚れを浮かせて落とす働きをもつ薬用成分が含まれています。

沈着している着色汚れは1回で落とせませんが、繰り返し使うことで、汚れの層を少しずつ薄くしていく効果が期待できます。
また、沈着する前の着色汚れはきちんと落とせるので、歯の黄ばみの予防にもつながります。

ただし食後はエナメル質が傷つきやすい状態になっていますから、30分ほど時間を置いて磨くようにしてください。

 

正しい歯磨き方法を身に付ける

ホワイトニング専用の歯磨き粉を使っても、歯磨き方法が間違っていたら効果は半減するので正しい方法を身に付けることも大事なセルフケア法です。
歯ブラシは、歯に対して直角に当て、毛先を潰さないぐらいの力で磨きます。

前歯は、歯ブラシを縦にして使いましょう。
歯は1本ずつ、歯ブラシを5mm程度の幅で動かしながら表と裏と平面部分を磨いてください。

大雑把に左右に動かしたり、縦に動かすだけでは汚れは落とせません。
1本1本を磨き上げるようなイメージで磨くことで、表面から隙間までしっかり磨き上げて、ホワイトニング成分を行き渡らせましょう。

また、歯ブラシの毛先が広がっているときちんと磨けないので、少しでも広がってきたら新しいものと取り替えることも重要なポイントです。

 

歯の消しゴムを使って汚れを落とす

最近は、スキンケアブランドもセルフデンタルケアアイテムを発売していますが、その中でも人気なのが歯の消しゴムです。
形状は商品によって異なりますが、基本的にはシリコン製の消しゴムと研磨剤がセットになっています。

黄ばんでいる歯に研磨剤を塗り、シリコン製消しゴムでこすり、汚れをこそげ落としていきます。
色素沈着による黄ばみに効果的で、即効性があるところが人気の理由と言えるでしょう。

とても簡単に使える歯の消しゴムですが、使い方を間違えるとエナメル質や歯茎を傷つけてしまうので注意は必要です。
また、表面の汚れを取って白くするという方法なので、象牙質(ぞうげしつ)がもともと黄色いせいで黄ばんでいる歯には効果がありません。

 

ホワイトニングテープで歯の色を変える

ホワイトニングテープというのは、フィルム状の薄いテープです。
このテープには漂白効果がある過酸化水素水が配合されているので、黄ばんだ歯に貼ることでホワイトニング効果が期待できます。

ただし、日本ではデンタルケア用品への濃度5%を超える過酸化水素の使用が禁止されています。
5%以下の濃度では漂白効果がないので、ホワイトニングテープは海外から個人輸入するしかありません。

セルフケアの中では、もっとも効果が高いホワイトニングテープですが、個人輸入で使用する場合は何かあった場合自己責任になります。
歯の質によっては知覚過敏になることもあるので、使用する場合はリスクがあることも理解しておきましょう。

 

どうしても歯の黄ばみが改善できないときは?

どうしても歯の黄ばみが改善できないときは?

あらゆるホワイトニング方法を試しても、どうしても黄ばみが取れないというときは歯医者でホワイトニングをするのもおすすめです。
歯科医院のホワイトニングは高額な費用がかかりますが、その分、短期間かつ確実に歯の色の変化を実感できます。

他にも、着色汚れに特化したプロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニングやヤニを落とせるジェットクリーニングなどもあるので、歯の黄ばみに合わせた治療が受けられます。
もしお金に余裕がない場合は、歯石除去だけでもやっておくといいでしょう。

歯石を取って歯の表面をなめらかにすれば、くすみが取れて透明感が出ます。
これだけで歯の印象は変わるので、歯周病や虫歯予防のためにも歯石除去からデンタルケアを始めるのもいいかもしれません。

 

歯の黄ばみの原因とセルフケア法まとめ

歯の黄ばみの原因とセルフケア法まとめ

歯が黄ばんでいると、人と話をする時も無意識に歯が見えないようにしてしまうので、口の可動域も小さくなります。
特に笑う時は、しっかり意識をして歯を見せないようにしますから、自然と表情が乏しくなってしまいます。

笑顔は、人とのコミュニケーションに欠かせないツールです。
その大切なツールを歯の黄ばみのせいで封印してしまうのはもったいないことです。

セルフケアでは真っ白にするのは無理でも、今の状態よりは確実に綺麗にできます。
少しでも歯の色が変われば、歯を意識せず自然な笑顔を作れるようになりますし、笑顔に自信を持てるようになるでしょう。

歯は白くならないと諦めず、セルフケアで今よりも綺麗な歯を目指して、自分の魅力をランクアップさせてください。

 

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