しみ・そばかす対策!原因と効果がある予防方法とは
女性のお肌の大敵といえば、しみやそばかすですよね。
中には鏡を見るたびに、顔にできてしまったしみが気になって仕方がないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
このようにできてからのしみやそばかすは、セルフケアだけでは難しいのです。
だからこそ、できてしまう前にしっかりとしみやそばかすの予防対策をする必要があります。
今回はしみやそばかす対策として、原因と効果がある予防方法を紹介していきます。
正しい原因を知り、正しい予防方法を身につけましょう。
目次
しみ・そばかすの違いと原因
しみとそばかすは見ためは似ていますが、はっきりとした違いがあります。
しみは紫外線によるダメージやニキビなどの炎症がもとの後天的な要因が強く、そばかすは遺伝的な要因が強く紫外線で増えてしまう場合があるのです。
しみやそばかすの原因に大きな違いこそありますが、2つとも「メラニン色素」という根本となる共通点があります。
メラニン色素は紫外線などの影響によって増加するもので、過剰な光を吸収して紫外線を遮る働きを持っています。
つまりメラニン色素が生成されるということは、「これ以上は紫外線を浴びてはいけませんよ」という皮膚からのSOSのサイン。
これを無視して紫外線を浴び続けると、肌のバリア機能が弱くなり、しみやそばかすなどの肌トラブルの原因になってしまうというわけです。
またストレスや妊娠などの影響でホルモンバランスが乱れると、メラニン色素が濃くなることも分かっています。
しみ・そばかすの効果的な予防方法
紫外線対策
しみやそばかす予防として一番に実践して欲しいのが、メラニン色素を増やさないための紫外線対策です。
紫外線は夏以外にもアスファルトの照り返しなどでいつでも浴びてしまうため、一年中気をつける必要があります。
紫外線対策の王道といえば日焼け止めクリームですが、帽子や日傘なども効果的です。
ちなみに日焼け止めクリームは、しみやそばかすを予防する効果が極めて高い PA++++のもので、何度も塗り直しても良いように肌にとって心地の良いタイプのものがオススメですよ。
生活習慣や食生活の見直し
しみやそばかすは、生活習慣や食生活の乱れも原因すると言われています。
仕事から帰って疲れているとついつい洗顔せずに寝てしまうという方や、野菜をあまり食べないという方は、意識して生活習慣や食生活を見直してみましょう。
特にトマトやニンジン、ぶどうなどの野菜やフルーツの色に含まれる成分「フィトケミカル」は、紫外線による肌のダメージを修復する効果を持っていますし、美肌に効果的なビタミンCも摂取できるため、積極的に摂るようにしたいですね。
メイク落とし&洗顔
肌の汚れやメラニン色素を含んだ余分な角質を取り除くメイク落としや洗顔も、しみやそばかす対策には重要なポイントとなります。
強く擦るとしみの原因になってしまうため、メイク落としや洗顔を行う際は肌を優しく撫でるように行いましょう。
そして洗顔後は、必ず角層に水分と油分を補うスキンケアをして下さい。
できてしまったしみ・そばかすを消す方法
メラニン色素が過剰に生成されることでできてしまうしみやそばかす。
いくら予防していてもできてしまう時はできてしまいます。
そんな時はメラニンの体外排出を促すことで、時間はかかりますが徐々に薄くすることができます。
オススメの方法をいくつか紹介します。
しみ・そばかすに効く化粧品を使う
ハイドロキノンやアルブチン、ビタミンC誘導体など、しみやそばかすを消す効果のある美容成分を含む化粧品を使いましょう。
ただし、こういった成分は刺激が強い場合が多いので敏感肌や乾燥肌の方にはあまり向いていません。
食事改善や美白サプリメントの摂取
しみやそばかすの原因といわれているのが、活性酸素と呼ばれる物質です。
その活性酸素を抑制できるビタミンCやビタミンEを含む食品やサプリメントを積極的に取り入れましょう。
毎日バランスのよい食事を心がけていくことで、体の中から改善してください。
クリニックで治療する
しみやそばかすを確実に消したいなら、美容クリニック等で治療するのが一番です。
医療的な視点でしみの種類などを診断してくれるので、最適な治療をすることができます。
主な治療は、レーザー治療・塗り薬・内服薬となりますが、美容目的となるため保険は適用されません。
治療を受ける際は、施術内容や料金などを事前に確認しておいた方が良さそうです。
しみの種類と予防方法
しみとひと言で言っても様々な種類があることをご存知でしょうか。
原因がそれぞれ違うので自分では判断が難しいもの。
自己判断で誤ったケアをしてしまうと皮膚トラブルを招きかねないため、専門のクリニックを受診しましょう。
ここでは、主なしみの種類と予防方法をそれぞれ紹介します。
老人性色素斑
紫外線や加齢が原因でできるしみです。
日が当たりやすい部位にできやすく、しみに悩む約半数以上の方がこの老人性色素斑となります。
予防方法は、日頃から紫外線対策を徹底すること、肌の老化防止にお肌の保湿ケアを怠らないこと、規則正しい生活習慣を心がけることです。
できてしまった老人性色素斑は、クリニックでレーザー治療が可能です。
肝斑
両頬の左右対称にできることが多く、輪郭がはっきりしないモヤッとした大きなしみです。
額や下顎の周辺にできることもあります。
原因は、紫外線や女性ホルモンが強く関係していると指摘されていますが、現在の医学でははっきりした原因は分かっていません。
また過度のマッサージや物理的な刺激でも悪化する場合もあります。
肝斑の発症はほとんどが30~40歳代と言われており、閉経とともに薄くなったり、消えたりする傾向にあるようです。
肝斑の予防方法は、紫外線対策が不可欠となります。
原因が女性ホルモンによる所が大きい肝斑ですが、紫外線により悪化することもあるため、紫外線対策は万全にしておきましょう。
また、こするなどの刺激を避けたり、なるべくストレスのない生活を送ることが大切となります。
クリニックでは、内服薬や外用薬の治療が中心になることが多いようです。
炎症後色素沈着
ニキビや火傷などの炎症がもとになってできたシミのことです。
炎症が起こった形でシミとなって残るため、色や形状は炎症の度合いによって違います。
予防方法は、炎症が起きてしまったらできるだけ早く炎症を鎮めることです。
日焼けや肌荒れなどは放置せずに、炎症を抑えるスキンケアをするようにしましょう。
炎症跡がいつまで経っても濃く残っているようなら、クリニックでレーザー治療などを検討してもいいかもしれません。
そばかす
遺伝により生じる傾向にあるそばかすですが、大人になってからできるものはスキンケア不足や生活習慣などが原因といわれています。
淡褐色の小色素斑が、頬の周りに現れるのが特徴です。
予防方法は、紫外線ケアを毎日しっかりと行うこと、肌への負担や刺激を抑えること、積極的にビタミンCとビタミンEを摂取することなどが有効だといわれています。
クリニックでは、レーザー治療が主に行われるようです。
しみ・そばかす対策についてのまとめ
しみやそばかすは女性の悩みの種の一つですよね。
「自分は大丈夫」と思っていても、気が付くとできてしまっている油断のならない存在です。
そんなことにならないために、普段から紫外線対策などのスキンケアには気を付けたいもの。
更に食べ物や生活習慣など体の内側から対策することも重要となります。
今からでも自分のできる対策から始めてみてはいかがでしょうか。