老け顔を改善法!老けた顔を若返らせる9つの改善・予防法
ふと鏡に映った自分を見たとき、突然写真を撮られたとき、自分の顔が老けていると思ったことがある方もいるのではないでしょうか。
意識をして鏡を見たり、写真に写ったりしたりすると、自分的に良い表情を作るので老けたとは思いません。
しかし、常に顔を作るわけではないので、普段の表情は自分で「老けた」と感じる顔になっています。
老け顔というのは、加齢によって起こるだけではなく、毎日の生活習慣によって作られます。
つまり、何歳であっても老け顔になっている可能性があるということになります。
そこで今回は、老け顔の原因や老け顔を改善する9つの方法をご紹介します。
若いからといって油断せず、老け顔予防や改善をしていきましょう。
老け顔とはどんな顔?
老け顔というのは、ただ年齢を重ねた顔ではありません。
定義はありませんが、簡単に言うとエイジングサインが出始めている顔が老け顔とされています。
と言っても、老け顔の目安がないと自分では気がつきづらく、そのためケアが遅れがちです。
ここでは、老け顔のサインをご紹介します。
顔の下半分がたるんでいる
老け顔で一番分かりやすいのは、顔のたるみです。
特に、頬からフェイスラインにかけてたるんでいると老け顔になっています。
机などに鏡を置いて、上から覗き込んでみましょう。
真正面から鏡を見た時の顔と違う顔になっていたら、かなり老け顔が進行しています。
顔のたるみは放っておいて改善されるものではないので、すぐにケアを始めてください。
深いシワができるようになった
シワの溝が深いというのは、コラーゲンの合成量が著しく減少しています。
コラーゲンの減少は一時的なものではなく、慢性的に続くものなので、深いシワができたら注意しましょう。
例え一部分だけであっても、深いシワができたら老け顔の始まりです。
シワができやすいのは目尻ですが、おでこや口元にもできるので、スキンケアをする時にチェックしましょう。
老け顔の原因
老け顔と言えば、加齢が原因というイメージがありますが、実は日常生活の中にも原因が潜んでいます。
何気なくしていること、怠けてしまっていることが老け顔を引き起こします。
この原因を把握していないと、例え若くても老け顔になってしまうので気をつけなくてはいけません。
まずは老け顔の原因をチェックして、自分でやってしまっていることがあったら、すぐに改善しましょう。
無表情でいることが多い
意外かもしれませんが、老け顔になる一番の原因は表情の動きがないことです。
表情を動かすことが少ないと、必然的に顔の筋肉が衰えてしまいます。
すると、皮膚を引っ張りあげたり支えたりする力が低下してしまうので、顔全体がたるんだりシワができたりします。
人と接する時間が少ない方、デスクワークの方などは1日の大半を無表情で過ごします。
無表情は顔の緊張感がない状態ですから、これも老け顔を引き起こす要因となります。
スキンケアの手抜きが多い
年齢が若ければ基本的にスキンケアをしっかりしていれば老け顔になることはありません。
しかし、スキンケアに手抜きをしてしまうと、肌老化が加速します。
肌に合わない化粧品でもそのまま使い続けたり、メイクの落とし方が適当だったり、こういった手抜きは肌に大きな負担をかけます。
肌が元気なうちは回復力によってトラブルを回避できますが、手抜きスキンケアを続けると、回復機能が追いつかなくなってしまうのです。
紫外線によるハリ弾力成分の破壊
今や、夏だけではなく春や秋にも強い紫外線が降り注いでいます。
この紫外線をしっかりブロックしておかないと、肌はたるんでシワなどができる原因になります。
波長が長い紫外線は、肌の奥まで到達してコラーゲン繊維を破壊する力を持っています。
コラーゲン繊維は、皮膚を支える役割があるので、破壊されると皮膚はたるんでしまいます。
また、紫外線のダメージは乾燥肌を引き起こしますし、過剰なメラニン生成によってシミを作ります。
糖分や脂肪分の過剰摂取
糖分というのは、肌細胞を糖化させてしまうので、皮膚が黄ばんだり劣化したりします。
脂肪分は、脂肪を蓄積させることで、血液の流れを悪くしたり、皮脂の分泌量を増加させます。
血行が悪くなると、肌の代謝のサイクルが遅くなり、古い角質が蓄積していきます。
また、皮脂の分泌量が増えると、毛穴の開きや詰まりが引き起こされてトラブルが多くなります。
ちなみに、糖分は甘い食べ物だけではなく炭水化物にも含まれていますから、ご飯類をたくさん食べる人は要注意です。
老け顔を改善する9つの方法
老け顔を改善するには、エイジングサインが出ているパーツごとにケアをするのがベストです。
数箇所にエイジングサインが出ている場合も、できれば一つ一つをケアしていきましょう。
エイジングサインが広範囲にわたるのであれば、スキンケアとマッサージなど複数のケアを組み合わせるのもおすすめです。
また、老け顔には生活習慣も関わっているので、乱れを整えながら効率よく改善していきましょう。
ここでは、パーツごとのケア方法と全体的にアプローチする生活習慣の見直しポイントをご紹介します。
フェイスラインのたるみはマッサージで改善
顔の下半分がたるんでしまっている老け顔は、フェイスラインがぼやけたり崩れたりします。
これがさらに老け顔を強調してしまうので、まずはフェイスラインのたるみを改善しましょう。
あごの部分を人差し指と中指の第2関節で挟み、そのまま耳の下まですべらせます。
左右とも10回以上丁寧にマッサージをしてください。
最後に、耳の下から鎖骨にかけてマッサージをすると、老廃物が流れてフェイスラインが整います。
口元や頬のたるみは表情筋を鍛える
口角が下がっていたり、頬がたるんでほうれい線やマリオネットラインができたりしている場合は、表情筋を鍛えます。
これらのパーツのたるみは、頬から下の表情筋が衰えているので、「あいうえお」エクササイズで鍛えましょう。
やり方は、「あ・い・う・え・お」というだけですが、口角をしっかり引き上げたりすぼめたりするのがポイントです。
できるだけ大きな口を開けて、頬の筋肉が動いていることも意識しましょう。
このエクササイズはやればやるほど効果があるので、仕事や家事の合間やテレビを見ているときなどに行うクセを付けるといいですね。
まぶたのたるみはピンポイント指圧が効果的
まぶたがたるんでくると、目が小さくなり老けた印象になります。
また、二重や一重のラインがガタガタになるせいで、余計に老け顔が強調されるのでしっかりリフトアップしましょう。
目の周りにはたくさんのツボがあり、そこを刺激することでまぶたのハリを取り戻せます。
まずは人差し指を眉頭の下にあるくぼみに当てて、4秒ほど指圧を3回から5回程行います。
次に眉のラインの下にあるくぼみに指を3本当てて、4秒の指圧を繰り返すと、まぶたがすっきりしてたるみが改善されていきます。
おでこや眉間のシワは生え際マッサージで改善
おでこや眉間にシワができている場合は、生え際マッサージで改善しましょう。
こういったパーツにシワが寄ってしまうのは、頭皮が硬くなり、生え際部分で皮膚の動きが止められてしまうからです。
こめかみ部分に親指をおいたら、そこを起点に等間隔で指を生え際に並べます。
後は、指で生え際をマッサージするだけです。
もちろんそのまま頭皮をマッサージしてもいいですし、回数に決まりはないので、硬さが取れるまで行ってください。
ちなみに、生え際マッサージはまぶたのたるみ改善にも効果的です。
良質な睡眠で肌の治癒力を高める
肌は成長ホルモンによってダメージを回復しています。
成長ホルモンが分泌されるのは睡眠中なので、良質な睡眠を取ることは老け顔の改善に効果的です。
良質な睡眠を取るには、就寝前に副交感神経を優位にする必要があります。
副交感神経は、気持ちを落ち着けることで優位になるので、就寝する30分ほど前にリラックスできる環境を作りましょう。
明かりを落としたり、音楽を聴いたり、本を読んだりするなど落ち着いた環境を作ると、良質な睡眠が取れます。
栄養バランスの整った食事で肌に栄養を補給する
顔全体にエイジングサインが出ている場合は、マッサージやエクササイズに加え、肌に栄養補給をしてあげるのがベスト。
肌の栄養となる成分はいろいろありますが、大事なのは肌の老化を防ぐ抗酸化成分です。
抗酸化作用に優れているのは、ポリフェノールやカロテノイドなどの成分です。
ポリフェノールは果物に、カロテノイドは緑黄色野菜に多く含まれているので、バランスの整った食事を摂ることを心がけましょう。
ちなみに、果物や野菜に含まれるビタミンCはコラーゲンの合成をサポートしてくれます。
乾燥肌はスキンケアで改善
肌がごわついたり、毛穴が開いたりする老け顔は、肌が乾燥している状態です。
乾燥肌の改善には、保湿に特化したスキンケアをするのが効果的です。
保湿効果が高いのは、セラミドやヒアルロン酸、プロテオグリカンなどの保湿成分なので、こういった成分が配合されている基礎化粧品でケアをしましょう。
また、乳液やクリームを使っていない場合は、化粧水と美容液の後に必ずどちらか使ってください。
べたつくとしても、油分で肌に膜を作らないと美容成分や水分が蒸発してしまうので、油分でしっかりケアを仕上げましょう。
口角を上げることを意識する
老け顔は、顔の筋肉が緩むことでも起こります。
ですので、一人でいるときや仕事をしているときでも、できるだけ口角を上げることを意識しましょう。
口角に力を入れていると、頬の筋肉も意識的に引き上がります。
デスクワークをしている時や人がいる時は、「あいうえお」エクササイズをするのは難しいかもしれません。
そんな時でも、口角を上げるぐらいはできるので、常に意識するようにしましょう。
スマホをいじる癖をやめる
ちょっと時間が空いたらスマホをいじる癖がある場合は、その癖を止めましょう。
スマホをいじる時は、顔が下がり、肩も前のめりになって猫背になってしまいます。
この状態が続くと、顔の皮膚が下方に垂れ下がってしまうので老け顔を改善できません。
スマホを利用する時間は若い人ほど長いと言われています。
そのため、若い人の老け顔はスマホが原因とも言われるので、ムダにいじる癖は治すようにしてください。
老け顔を助長するNGメイク
メイクをすれば、ほうれい線やシワを目立たなくすることができます。
ただし、メイクのやり方によっては、逆に老け顔に見えてしまうので要注意。
自分では欠点を隠したつもりでも、周りから見るとメイク自体が新たな欠点になってしまっているかもしれません。
ここでは、老け顔を助長することになるNGメイクをご紹介するので、自分に当てはまっていないかチェックしてみてください。
ファンデーションの色味が合っていない
老け顔に見える原因の一つとなる肌のくすみやトーンの暗さは、ファンデーションで解決できます。
ただし、肌を明るく見せたり白く見せたりするために、自分の肌の色味と合っていないファンデーションを使うのはNGです。
顔が白浮きしてしまうと、白さと地肌のコントラストがはっきりしすぎてしまいます。
ナチュラル感のない肌は、ファンデーションでごまかしていることがばればれなので若くは見えません。
いくらくすみを隠せても、若作りの印象しかないので色味やトーンは地肌に合っているものを選ぶことが大切です。
ファンデーションの厚塗りもアウト
ファンデーションは、色味を肌に合わせるだけではなく、塗り方も重要です。
シミやシワを隠そうとして厚塗りをしてしまうと、色味が合っていても老け顔に見えてしまいます。
ファンデーションは肌を整えるという使い方をするのが正解です。
シミやシワなどエイジングサインを隠すのはコンシーラー、くすみを隠すのはコントロールカラーを使いましょう。
濃いアイメイクはおばさんメイクの代名詞
しっかりアイメイクをすれば、目が大きく見えたり、顔のぼんやりした印象を変えることができます。
ですが、目元のたるみやシワが目立つ老け顔の場合は、濃いアイメイクが似合いません。
ハリがなく小さい目を無理やり大きく見せようとしても、メイクばかりが目立ってしまい、余計に目が小さく見えてしまいます。
老け顔の場合、アイメイクはやりすぎない方が若く見えます。
アイラインは目のキワだけに細く入れる、ノーズシャドウで目元を立体的にするなど素材を活かしたメイクを心がけましょう。
老け顔を改善する方法まとめ
老け顔になると、自分の顔に自信が持てなくなり、表情が暗くなりますし明るい気分にもなれないでしょう。
自分の顔がコンプレックスになってしまうのは、自分に何のメリットもありません。
老け顔の原因は外部の要因もありますが、一番大きく影響するのはメンタルです。
老け顔が改善できれば、自分に自信が持てるようになるので、気持ちも明るく前向きになります。
人に会うのもお出かけも楽しくなりますし、もっと自分磨きをするなど、充実した毎日を過ごせるようになっていきます。
老け顔は毎日の何気ない生活習慣でも改善できるので、今日から実践してでコンプレックスのない自分を手にい入れてください。