ファンデーションで肌荒れ?原因と正しいファンデーションの選び方
新しいファンデーションに買い替えた途端に、痒くなったりヒリヒリして肌が荒れてしまった…なんて経験はありませんか?
今まで何事もなく使っていたファンデーションでさえ荒れてしまうことがあります。
そのような肌荒れを手っ取り早く治すには、ファンデーションをやめるのが1番です。
しかし、ファンデーションを付けないまま仕事へ行ったり買い物へ行ったりするのは、身だしなみとしてちょっと考えられないという方が大半なのではないでしょうか。
メイクをする上で欠かせないアイテムですが、だからと言ってそのまま同じファンデーションを使い続けていれば肌荒れは悪くなる一方です。
そこで今回は、ファンデーションで肌荒れする原因と正しいファンデーションの選び方をご紹介します。
ファンデーションから肌トラブルを見直してみましょう。
ファンデーションで肌荒れする主な原因
まずは、ファンデーションで肌が荒れてしまう原因を知りましょう。
本来、ファンデーションは小シワやシミを隠すことで肌を綺麗に見せる役割を持っています。
しかし、肌に塗ることで少なからず、肌に良くない影響を与えてしまっていることが分かっています。
合成界面活性剤などの刺激の強い成分が原因
崩れにくく汗や皮脂に強いファンデーションには、シリコン・合成界面活性剤・タール系色素などというトラブルを招きやすい成分が配合されています。
特に洗剤にも含まれている合成界面活性剤には、皮脂や角質を溶かしてしまう効果があるため、お肌にダメージを与えてしまいやすいと言われています。
刺激が強い成分なので、肌に塗るとヒリヒリしたり赤くなったりする原因にもなります。
そのため、毎日長時間のメイクを続けていると、肌トラブルを引き起こす原因になるというわけです。
品質が劣化しているファンデーション
開封後の使用期限は、パウダーファンデーションは約1年、リキッドファンデーションは約半年です。
使用期限を過ぎたものは確実に酸化しているため、もったいないからと言って去年使っていたものを使い回すのはやめましょう。
不衛生なスポンジが原因
パウダーやリキッドなどの種類を問わず、ファンデーションにはスポンジはつきものです。
しかし毎日同じスポンジを使っていると、メイク成分だけでなく、肌から出る皮脂や汗なども付着してしまいます。
それが原因でスポンジが雑菌の温床になってしまい、肌荒れの原因になってしまうのです。
スポンジは定期的に洗ったり新しいものに替えるなどして、清潔なものを使いましょう。
年齢などで肌の状態が変わる
年齢や季節、食生活、生活習慣などのちょっとした変化でも、お肌は敏感に反応してしまいます。
例えば年齢に比例して皮脂の分泌量が徐々に減少していっているお肌に対して、皮脂をおさえる下地を使っているとそれだけで負担を与えていることになってしまうのです。
ホルモンバランスなどで一時的に肌が敏感になる
女性は生理や妊娠などでホルモンバランスが崩れると、一時的に肌荒れを引き起こすことがあります。
毎月同じ時期に肌荒れするという方は、ホルモンバランスによる影響が考えられるでしょう。
強力なクレンジング剤
ファンデーションを落とす時になくてはならないものがクレンジング剤です。
しかし、クレンジング剤の洗浄力が強ければ強いほど肌を守っている皮脂まで落としてしまうため、お肌に刺激を与えまい、肌荒れを悪化させてしまうのです。
さらにクレンジングを行う際の指の摩擦によっても肌に刺激を与えてしまい、ダメージを加速させている原因になっている可能性があります。
メイクの洗い残しが原因
念入りなクレンジングや洗顔はお肌に刺激を与えてしまう危険性があります。
だからと言ってばっちりメイクなのに洗浄力の弱いものを使っていたら、今度は汚れがきちんと落としきれないことになってしまいます。
落としきれていないままだと、化粧品に含まれる成分が酸化して肌荒れを引き起こしてしまう原因となります。
優しいクレンジングならばメイクもナチュラルにするなどして、メイクと洗浄力のバランスの合ったものを使いましょう。
肌荒れしないファンデーションの選び方
肌荒れを起こしてしまった時は、そのファンデ―ションを使用せず、低刺激のファンデーションに変えましょう。
特にカバー力の高いリキッドタイプやクリームタイプのファンデーションは、界面活性剤が含まれていることが多いことから肌に負担をかけやすいと言われています。
しかも、ファンデーションが落ちにくいため洗浄力の強いクレンジングを使う必要があり、更に肌への影響が懸念されますよね。
そこで、肌荒れしないファンデーションの選び方のポイントをご紹介します。
1.リキッドよりパウダータイプを選ぶこと
パウダーファンデーションなら肌への負担もある程度抑える事ができますし、防腐剤や界面活性剤などが入っていないものも多いです。
更にファンデーションに保湿成分などが含まれていれば、乾燥を防ぎながらお肌もきれいに見せることができるのでオススメです。
2.ミネラルファンデーションを選ぶこと
ミネラルなど肌への負担が少ないもので作られたミネラルファンデーションは、メイクをしながらスキンケアが出来るというメリットがあります。
つけたまま寝れると言われているほど肌に優しいミネラルファンデーションです。
しかし、本当に落とさず寝てしまうと多少の負担がかかってしまう恐れがあるので、寝る前には必ずメイク落としをしてから眠るようにしましょう。
3.美容成分入りのファンデーションを選ぶこと
保湿や肌のキメを整える効果などを持つ美容成分が入ったファンデーションは、肌をきれいに見せながら日中のスキンケアができます。
自分の求めている美容成分をチェックしながらファンデーションを選びましょう。
4.石鹸で落とせるファンデーションを選ぶこと
メイクを簡単に落とせるクレンジングオイルは手軽ですが、洗浄力が非常に強いことから肌への刺激が強いです。
そのため、クレンジングオイルでないと落とせないファンデーションよりも、石鹸で落とせるタイプのファンデーションの方が洗顔と一緒に落とす事ができるのでお肌に負担を与えないで済みます。
ファンデーションで肌荒れした時の対処法
どんなに気を付けていても、これまで使っていたファンデーションが突然合わなくなることもあります。
次にファンデーションで肌荒れしてしまった時の対処方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
ファンデーションを変える
ファンデーションで肌荒れしてしまったかも!?と感じたら、まずはファンデーションの使用を止めるか低刺激のものに変えてみましょう。
石鹸で落とせるパウダータイプのものや天然成分でできたミネラルファンデーションがオススメです。
肌への負担を出来るだけ軽減してください。
抗炎症作用のある美容液を使う
赤みがある炎症反応が出た場合は、炎症を抑える作用を持つ高濃度ビタミンCが入っている美容液がオススメです。
帰宅しらた直ぐにメイクを落とす
ファンデーションに含まれる油分は、紫外線に当たると過酸化脂質を作り出します。
これは、肌の老化やトラブルを進行させる元となるため、肌荒れしている時は帰宅後できるだけ直ぐにメイクを落とすようにしましょう。
清潔なメイク道具を使う
汚れているスポンジやブラシには雑菌が増殖し、肌荒れの悪循環を生み出します。
炎症がある時は、メイク道具を毎日洗ったり新しいものに変えて使いましょう。
ファンデーションで肌荒れまとめ
さまざまな肌の悩みやトラブルをカバーしてくれるファンデーションですが、カバー力が強いほど肌への負担が大きくなります。
肌荒れしている時は、ファンデーションの力で肌荒れ部分を隠したくなるものですが、最も大切なことはお肌を休ませてあげることです。
肌に優しいファンデーションに変えて、バリア機能を回復させてあげましょう。
また美肌をつくるには、クレンジングや洗顔の方法、基礎化粧品などで土台となる肌のケアをしっかり行うことも大切です。
さまざまなものを試してみて、ファンデーションの肌トラブルとオサラバしましょう。