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美容液の順番やタイミングは?美肌を引き上げる5つの使い方とは

 2018/08/06 スキンケア この記事は約 13 分で読めます。
美容液の順番やタイミングは?美肌を引き上げる5つの使い方とは

美容液は、美肌を作るための必須アイテムです。
ただ、美容液を使っているということだけに満足してしまい、効果を十分に引き出せていない方も多いのではないでしょうか。

確かに美容液をスキンケアに加えればその分美肌に近づくことはできます。
しかし効果を得るには、正しい使い方をしなくてはいけませんし、さらに効果を高める取り入れ方もあります。

今回は、美容液の順番やタイミング、美肌を引き上げる5つの使い方について解説します。
せっかく美容液を使うのですから、最大限に効果を得られる使い方で今よりもワンランク上のお肌を目指しましょう。

 

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美容液の役割

美容液の役割

美容液の役割は、改善したいトラブルや目指す肌質に有用な成分を角質層まで届けるということです。
肌は排泄器官なので外側から有用成分を与えても浸透しないという説があります。

しかし、例えば肌に乗せた水滴がすべて空気中に蒸発するわけではないように、肌にも吸収する力はあります。
角質層までであっても、有用成分が浸透すれば肌の機能をサポートしてくれることで、目的とする美容効果が得られます。

ですので、なりたい肌を目指すためには美容液が必要と言えます。

 

美容液は何歳から使う?

健康な肌を維持するために必要なターンオーバーは、加齢とともにサイクルが遅くなります。
そのため肌が衰えてエイジングサインが出てくるのですが、肌の老化と年齢は必ずしも比例するわけではありません。

若くても、紫外線や寝不足で肌に負担をかけたり、メイクやスキンケアで摩擦を与えてしまっていると肌老化は早まります。
美容液は肌の機能をサポートするために使うのですから、年齢だけで使い始めるタイミングを決めないようにしましょう。

特にアンチエイジングを目指す場合は20代から使っても早すぎることはないので、美肌になりたい方は年齢に関わらず使うのがベストです。

 

美容液は必要なの?

美容液は必要なの?

特に肌トラブルや気になるエイジングサインがなければ、美容液を使う必要があるのか疑問ですね。
ですが、肌は栄養によってターンオーバーが行われることで、生まれ変わり健康な状態を保っています。

今はトラブルがない肌でも、栄養が不足すればターンオーバーのサイクルも低下します。
ターンオーバーの低下の影響はすぐに出るのではなく、数週間から数ヵ月後に現れてきます。

その段階で慌ててケアをするよりも、事前に美容液で栄養素を補っておいた方が美肌を保ちやすいですから、目立ったトラブルがなくても美容液を使った方が良いのです。

 

美容液の種類

美容液の種類

美容液といっても、配合されている成分によって得られる効果が違います。
つまり美容液ならなんでも目的とする効果が得られるわけではないのです。

美容液の種類によって肌の仕上がりも変わるので、チェックしておきましょう。

 

保湿美容液

美容液の約5割を占めるのが保湿美容液です。
保湿は、すべての肌トラブルの改善のために必要なものですから、もっともオールマイティな美容液がこの種類になります。

保湿美容液には、セラミドプロテオグリカンなど保湿のサポートの効果的な成分が使われています。
効果を特定するのではなく、とにかく美肌を目指したいという方は保湿美容液を使うのが一般的です。

 

たるみケア用美容液

頬や目元のたるみ、シワなどを集中的にケアできるのがたるみケア用美容液です。
この美容液には、コラーゲンの生成をサポートするビタミンC誘導体や細胞分裂を促進するプラセンタ、エイジングケアに効果的なコエンザイムQ10などが配合されています。

商品によっては、リフトアップマッサージにも使えるようとろみの強いものもあるのが特徴です。

 

美白用美容液

目立つシミをどうにかしたい、シミの生成を抑えたいという方が使うのが美白美容液です。
美白には、シミの生成を防ぐ予防美白とできてしまったシミを薄くする美白の2種類があります。

ですので自分が求める美白に効果がある成分をチェックしましょう。
予防美白であれば、抗酸化作用が高いトラネキサム酸やコウジ酸などが挙げられます。

シミを薄くする美白であれば、ビタミンC誘導体やアルブチン、ハイドロキノン配合のものが効果的です。

 

アイケア用美容液

まぶたのたるみや目元の小じわ目の下のたるみの改善に効果的なのがアイケア用美容液です。
アイケア用美容液は、デリケートな目元でも使えるように低刺激で作られています。

普通の美容液では改善できない目元のトラブルでも、アイケア専用なら若々しい目元に仕上がります。

 

ニキビケア用美容液

ニキビケア用美容液には、殺菌効果や角質柔軟作用がある有用成分が配合されています。
商品によっては薬用成分が使われていて、抗炎症作用でニキビの悪化を防いだり、殺菌してニキビ菌が繁殖するのを抑制する効果が期待できます。

ニキビ肌に美容液を使うと悪化するイメージがあるかもしれません。
ですが、ニキビケア用であればニキビの改善や予防に特化した働きを持つ成分が入っているので、効率よくニキビを改善できます。

 

美容液の選び方

美容液の選び方

美容液は、目的に特化した有用成分が配合されています。
商品ごとにメインとなる有用成分は違うので、美容液を選ぶときには自分がどのような効果を求めているかで選びましょう。

どんなに口コミ評価が高くても、憧れのモデルさんが絶賛しているものでも、自分が求める効果がない美容液では意味がありません。
人によって改善したいトラブルや目指す肌は違いますから、美容液を選ぶときには自分の目的にあった成分が入っているか確認してください。

流行りや評価だけで選んでしまうと、どんなに正しい使い方をしても効果は得られないので気をつけましょう。

 

ライン使いするべき?

ほとんどの美容液は、化粧水から保湿クリームまでライン使いできるようになっています。
確かに同じブランドで開発されているものは、それぞれのアイテムで相性の良い成分を配合しています。

ですので効果が出やすいというメリットはありますが、ライン使いをしないと効果がないというわけではありません。
トライアルを使ってみて、クリームは合わないと感じたり化粧水の浸透力を感じないなどの不満があればライン使いしなくても大丈夫です。

大事なのは美容液の馴染み具合や使用感ですから、美容液メインで選びましょう。

 

美容液の順番

美容液の順番

美容液を使う順番は、化粧水の次で乳液の前乳液を使わない場合は保湿クリームの前です。
一昔前は乳液の後に美容液というのがスタンダードな順番でしたが、今はこの順番が正しいと言われています。

ただし、美容液の種類によっては使い方が異なることもあります。
説明書に特に記載がなければ化粧水の後に使うのが正解ですが、念のため説明書をチェックしておくといいでしょう。

 

洗顔後すぐに使うのはNG?

洗顔後、化粧水の前に美容液を使った方が有用成分が浸透しやすいと思う方もいるでしょう。
ですが洗顔後は水分も油分も減少している状態なので、肌の吸収力が落ちてしまっています。

この状態でいろいろな成分が入っている美容液を使っても浸透しません。
まず化粧水でしっかり水分を補って、吸収しやすい状態に整えてから美容液を使った方が良いのです。

 

複数の美容液を使う場合はどうする?

フェイス用とアイケア用など2種類の美容液を使う場合でも、化粧水の後に使うという基本的な順番は変わりません。
ただし複数の美容液を使う順番としては、テクスチャーがさらっとした水分の多い方から使ってください。

こっくりしたテクスチャーの美容液は、油分が多く入っていますから、先に使うと後の美容液の浸透を妨げます。
ですので部位別で美容液を使う時には、用途に関わらず浸透しやすいものから使うのが鉄則です。

 

使うタイミングはいつ?

美容液は夜のスキンケアで使うという方も多いでしょう。
1日のダメージをフィックスするためにも、夜に美容液を使うのはおすすめです。

ですが、美肌を目指すのであれば朝のスキンケアにも美容液を取り入れてください。
日中は紫外線や湿度、大気中のホコリなどあらゆる刺激が肌に負担をかけます。

美容液でケアをしておくと、その負担を軽減できるので朝も美容液でしっかりケアをしておきましょう。

 

美肌効果を引き上げる美容液の5つの使い方

美肌効果を引き上げる美容液の5つの使い方

美容液には、高濃度の美容成分がたっぷり入っているので、スキンケアに取り入れるだけで美肌効果を高めてくれます。
ですが、さらに効果を引き上げる使い方があります。

これを実践するのとしないのでは、数ヵ月後の肌の状態が大きく変わります。
自己流の美容液の使い方もあるかもしれませんが、より美しい肌になるためにもセルフケアを見直して、出来ていない部分は習慣を少し変えてみましょう。

 

肌に水分を行き渡らせる

前述したように、美容液の浸透をスムーズにするには水分が必要です。
水分が不足していると、どんなに浸透力の高い美容液であっても効果が半減してしまうので注意してください。

化粧水をたっぷり使うと、後の美容液が浸透するキャパがなくなってしまうと思う方もいるでしょう。
ですが肌のキャパはそんなに小さくないので、化粧水の使いすぎを心配する必要はありません。

肌にしっかり水分を行き渡らせることが美容液の浸透力を高めるので、化粧水はたっぷりつけましょう。

 

肌が乾ききる前に使う

美容液を使う時は、化粧水をつけた肌が乾くまで待つという方も多いようです。
しかし、化粧水が乾くということはすでに表皮の水分が蒸発している状態です。

これでは浸透力をサポートできませんから、化粧水が肌の残った状態で美容液をつけるのが正解です。
化粧水が残っていれば、その水分とともに美容成分も肌に浸透していくので、より美容効果がアップします。

 

シリコンマスクでぷるぷる肌に

美容液をしっかり浸透させるのにおすすめなのがシリコンマスクです。
シリコンマスクは肌にしっかり密着するので、手のひらでハンドプレスをするよりも浸透力をサポートしてくれます。

また、美容成分の蒸発も防いでくれますから、まんべんなく美容成分を行き渡らせる効果も期待できます。
ただし長時間つけていれば効果が高くなるというものではありません。

肌呼吸を遮ってしまうと肌に負担をかけるので、3分から5分ほどフェイスパックをしたら外しましょう。

 

使用する美容液は厳選する

美容液は常に新しいものが開発されるので、ついあれもこれもと欲張って使いたくなってしまいますね。
ですが、いくら栄養が必要な肌であっても、複数の美容液を使うのは良くありません。

栄養素にも相性があり、不要な成分を取り入れたり相性が悪かったりすると効果が得られないのです。
使いたい美容液が一つに絞れないという場合は、朝と夜のスキンケアで使い分けましょう。

美容液は安いものではありませんから、その効果を半減させないためにも厳選して使うのが正解です。

 

効果を高めるつけ方

美肌を引き上げるには、美容液の浸透を高めることが重要です。
ですのでつけ方一つで効果も変わってきますから、正しいつけ方をマスターしておきましょう。

まず美容液が冷たいと、肌につけた時に毛穴がぎゅっと収縮してしまうので、手のひらで人肌程度に温めます。
テクスチャーが緩んで馴染みやすくなったら、おでこと両頬、顎、鼻に美容液をつけます。

後は手のひらで顔の中心から外側に向かって優しく馴染ませてください。
全体に美容液が馴染んだら、口元やフェイスラインは下から上に、目元は目頭からこめかみに、おでこは眉から生え際に向かって軽くマッサージすると効果的です。

 

美容液の効果を下げる使い方

美容液の効果を下げる使い方

美肌を引き上げる使い方を実践したとしても、効果を下げる使い方をしてしまったら意味がありません。
美容液の使い方の情報はたくさんありますが、すべてが正しいとは限らないので、自分が間違ったケアをしていないかも確認しておきましょう。

ちょっとしたことでも、間違った認識を改めるだけで美容液の効果がアップするかもしれません。

 

短期間で効果を判断しないこと

化粧品の口コミなどでは、使った翌日に肌にハリが出た、1週間でたるみが解消できたという意見を見かけることがあります。
ですが、どんなに優れた美容成分を与えても、肌はすぐに変わるものではありません。

もちろん人によって効果の出方は違うので、短期間で目的の効果が得られる人もいるでしょう。
しかし基本的に美容液の効果を短期間で判断するのは間違いです。

きちんと使い続けることが効果を得られる近道なので、美容液ジプシーにならないように気をつけてください。

 

効果が出るまでの期間の目安

いくら短期間で効果が出ないとしても、いつ効果が出るのか分からないまま使い続けるのはしんどいですね。
美容液や肌の状態によって効果が出るまでの期間は異なりますが、肌のターンオーバーは約1ヶ月です。

ただ、ターンオーバーは細胞1つ1つサイクルが異なるため、すべての細胞が入れ替わるには約3ヶ月ほどかかると言われています。
ですのでまずは3ヶ月を目安に使ってみて、それでも効果がなければ、違う美容液を検討してみるといいでしょう。

 

重ねづけをする

化粧水などは、一度つけてみて乾燥を感じる部分には重ねづけをした方が良いと言われています。
しかし美容液にはこのつけ方は当てはまりません。

美容液には他のスキンケアアイテムよりも濃密な美容成分が入っています。
ですので、つけすぎると栄養過多になってしまい、逆に肌に負担をかける可能性があります。

花も水をやりすぎると根が腐ってしまうのと同じですから、美容液の重ねづけはやめましょう。

 

パッティングで浸透させる

パッティングをすると肌が引き締まったように感じますし、肌に刺激を与えることで血行も促進できるように思えますね。
ですが、美容液をつけるときにパッティングをするのはNGです。

例え傷みを感じないとしても、手のひらや指で叩くのは肌に強い刺激を与えてしまいます。
エステティシャンであれば講習を受けて正しい方法でパッティングできますが、自己流で行うのは危険です。

引き締めも血行促進も技術が必要なケア方法なので、パッティングで浸透させないでください。

 

使用量を守らない

美容液は一般的に高いものが多いですし、少量でも伸びがよく保湿効果高いので、つい使う量を少なくしてしまうという方もいるでしょう。
ですが、これは一番もったいない使い方です。

説明書に記載されている使用量は、メーカーが実験を繰り返した上で、もっとも効果が出やすい量を算出したものです。
ですので使用量をけちってしまうと、その場ではうるおいなどが実感できても、目的とする効果が得られなくなってしまいます。

肌の状態によって使用量を変えることも大事ですが、基本としては使用量をきちんと守って使ってください。

 

つけすぎは肌トラブルの原因に

逆に、早く効果を出したくて美容液をたくさん使うという方もいるかもしれません。
ただ残念ながら、美容成分であってもたくさんつければその分効果がアップするというわけではないのです。

人間の体は必要な分しか栄養を使わないので、過剰に与えた分は浸透しないまま落ちてしまいます。
成分によっては、肌に負担となってしまうのでトラブルが起こることもあります。

いずれにしても、つけすぎはただのムダになりますから、使いすぎの方は使用量を見直しましょう。

 

美容液の順番やタイミングについてのまとめ

美容液の順番やタイミングについてのまとめ

どんなに高評価の美容液であっても、絶対に美肌になれるとは限りません。
ですが肌には絶対に美容成分が必要ですし、それを効率よく補給すれば美肌を目指せます。

その効果を引き出すには、自分の肌と相性の良い美容液を使うこと、そして正しい使い方でケアをすることです。
今まで効果が実感できなかったものでも、使い方を変えたり、間違いを正すだけでまったく違う効果を得られるかもしれません。

美容液を使えば、自分史上最高の肌に仕上げることも可能ですから、自分の使い方を見直して美肌を手に入れましょう。

 

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