ニキビケアの方法とは!原因と効果が高い改善方法をご紹介
ニキビは思春期にできるものから大人になってからできるものまで、多くの方の悩みの種となっています。
それぞれ原因が異なるため、ニキビケアの方法も違います。
ニキビができてしまったら、自分の状態を正しく把握し、進行を抑えてできるだけ早くニキビケアしなくてはいけません。
そこで今回は、ニキビの原因と効果が高い改善方法をご紹介します。
今後、ニキビを作らせないように正しいお手入れ方法を取り入れ、生活習慣や食生活などを改善し、美しい肌を取り戻しましょう。
目次
思春期ニキビの原因とケア方法とは
10代でできるニキビは、ホルモンバランスの崩れによる皮脂の過剰分泌が主な原因です。
皮脂が過剰分泌されると毛穴が詰まってしまい、ニキビができてしまうというわけです。
よって、思春期ニキビを改善するために一番大切なことは、正しい方法で洗顔をすることです。
正しい洗顔方法について
洗顔の方法はとても簡単です。
洗顔料をキメ細かな泡にして、手でこすらずに肌を泡で洗う感覚で洗うだけです。
泡にするのが面倒くさいという方は、ドラッグストア等で購入できる泡が出てくるポンプ式洗顔料でも良いでしょう。
正しい洗顔はニキビ改善の基礎中の基礎となるので、必ず毎日洗顔は行うようにして下さい。
思春期ニキビの改善ポイント
ここで注意して頂きたいのが、ニキビを一刻も早く治したいからといって1日に何回も洗顔しないこと!
1日に何回も洗顔すると、肌を乾燥させてしまいます。
皮脂はバリアのようにして肌を守っているので、ある程度の皮脂は必要なのです。
よって、洗顔をし過ぎて肌が乾燥すると、肌を守るために必要な皮脂をたくさん出してしまい、逆にニキビの原因となってしまうのです。
洗顔は1日に朝と夜2回までにしておきましょう。
そして 何のケアもしないと余計に皮脂が出てきて、ニキビの悪化や増加の原因になってしまうので、洗顔後は必ず化粧水をつけて保湿して下さい。
化粧水といっても色々ありますが、思春期ニキビはどちらかといえば保湿タイプよりさっぱりタイプをオススメします。
しかし、アルコールが入っているとニキビにとっては刺激となって余計に悪化させる可能性もあるので、アルコールフリーのものを選ぶと良いでしょう。
更に肌を再生しやすくするために、規則正しい生活も心がけたいですね。
大人ニキビの原因とケア方法とは
20代からの大人ニキビは、主に食生活や睡眠の乱れから肌の新陳代謝のリズムが崩れてしまい、古い細胞の層がそのまま残り毛穴が詰まることが原因となります。
細胞の老化などが進行しているのに加えて、仕事の忙しさによる睡眠不足やストレスなどがニキビの発生を促してしまうのです。
大人ニキビの改善ポイント
まず改善して欲しいのが、規則正しい生活習慣です。
その中でも特に改善して欲しいポイントは睡眠不足になります。
睡眠不足になると、自律神経が狂ってしまい、皮脂の分泌量が多くなってしまうからです。
睡眠を十分に取ると、ストレスが軽減される上に肌も再生しやすくなり、綺麗な肌へと生まれ変わりやすくなります。
理想的な睡眠時間は7時間半で、最も肌が再生しやすい時間は、肌のゴールデンタイムと言われる22時~2時の間です。
大人ニキビは保湿が重要
大人ニキビは、化粧水などでしっかり保湿をすることが重要となります。
肌の表面だけではなく、化粧水で肌の中にある真皮にも水分をしっかり補給させたら、保湿成分の高い乳液やクリームなどで水分が飛んでいかないように蓋をしましょう。
今は飲んで保湿できるサプリメントもあります。
化粧水や乳液と合わせれば、体内と体外のダブルでニキビに効果が期待できます。
大人ニキビは再発しやすく、放っておくとニキビ跡やシミの原因となる厄介者です。
ニキビができたらすぐ治すように心がけましょう。
ニキビの種類別ケア方法
次にニキビの進行度に合わせたケア方法を紹介します。
ニキビ跡を残さずに治すためには、少しでも早いレベルで治療した方が良いことは言うまでもないでしょう。
自分のニキビがどのレベルなのか見極め、一刻も早く正しいケアを行って下さい。
【角栓発生】
角栓が毛穴を塞いだ直後の状態で、内部に皮脂が溜まりやすくなっているレベルです。
肉眼では確認できないため、保湿中心のスキンケアでニキビ予防を行っておきましょう。
【白ニキビ】
白ニキビは、白っぽい約1〜3mmぐらいの大きさで、皮膚が盛り上がった状態のことを指します。
まだニキビ初期段階で毛穴の内部に皮脂が溜まりつつありますが、このレベルならすぐに完治させることが可能です。
生活習慣が乱れているサインでもあるので、気になることがあれば見直すようにしましょう。
また医療機関でニキビを除去する治療としては、面法圧出がオススメになります。
【黒ニキビ】
古い角質が溜まり毛穴が皮脂で詰まってできる黒ニキビは、一見するとホクロに見えます。
空気中の酸素によって黒く酸化された状態ですが、白ニキビと同じくまだ初期ニキビと考えて良いレベルなので、早めにケアすればすぐに完治します。
生活習慣を見直してみたり、早めに医療機関にかかるのも一つの手といえるでしょう。
【赤ニキビ】
毛穴に炎症が起こり赤く腫れ上がった状態の赤ニキビは、放置するとニキビ跡が残る可能性も出てくるため、気になるからと安易に触ったり潰したりはしないようにして下さい。
抗炎症作用のある化粧水などを使ったり、医療機関で処方される抗生物質やステロイドといった医薬品が治療には効果的です。
【黄色ニキビ】
赤ニキビが炎症を続け、それが悪化して膿んで黄色くなってしまったのが黄色ニキビです。
自己流だと跡が残ってしまうほど重症なので、皮膚科を受診して適切な処置を行ってもらいましょう。
【紫ニキビ】
毛穴の中に膿と血が溜まって腫れてしまった状態の紫ニキビは、治った後も高い確率でニキビ跡が残ってしまいます。
毛穴の中の滞留物を除去するために切開が必要になるケースもありますが、根気強く治療すればニキビ跡を改善することもできます。
ホルモン療法や漢方などの併用を視野に入れて治療に臨みましょう。
【ニキビ跡】
ニキビが治っても跡が残ってしまった状態のニキビ跡は、ビタミンC配合の化粧水や美容液の使用、ピーリングを行うことで跡を薄くできます。
肌質に合わせたニキビケア方法
正しいニキビケアを行うためには、肌質に合わせた対策も必要です。
【乾燥肌】
乾燥が原因で肌のバリア機能が低下してニキビが発生します。
乾燥肌の人は保湿に特化した化粧品を使ったり、角質層の肌を守る機能を回復させるセラミド化粧水を使用することが望ましいでしょう。
【混合肌】
肌のドライな部分とオイリーな部分が混在している混合肌は、角質層の保湿を行うことと、なるべく外部から刺激を与えないようにすることが大切です。
セラミドを含んだ化粧水や、肌の正常化をサポートするヒルロイドなどを使ったスキンケアを行いましょう。
【脂性肌】
日頃から肌がベタついたり、皮脂が浮いたりする脂性肌は、皮脂量のコントロールが非常に重要になります。
水分が不足して角質層が乾燥するとニキビの原因となるため、角質層に水分を補給する保湿ケアを行いましょう。
また男性ホルモン過多になっている場合が多いので、男性ホルモンを抑制するホルモン治療などが効果的といえます。
【敏感肌】
ちょっとした刺激でニキビが発生する確率の高い敏感肌。
保湿を徹底させることとホルモン治療で女性ホルモンを優位にし、バリア機能を回復させることが大切です。
ニキビケアに効果的な食べ物とは
ニキビをケアするためには、肌のターンオーバーや保湿力を高めてくれるビタミン類が必要となってきます。
特にニキビに効くビタミンは、ビタミンB2・B6・C・Eです。
これらビタミン類を多く含む食品は下記のようなものです。
- 牛乳
- 納豆
- ほうれん草
- イチゴ
- キウイ
- ブロッコリー
- ピーマン
- いわし
- さんま
- 牛肉
- 豚肉
野菜や果物にはニキビ治療に役立つビタミンが豊富に含まれていますので、できるだけ毎日食べるように心がけましょう。
また辛すぎるものや甘いもの、脂っこい食事も、ビタミンB2をムダに消費してしまうのでとり過ぎないように注意しましょう。
ニキビケアの方法まとめ
多くの人がニキビに悩まされた経験があると思いますが、ニキビケアと一言でいっても、自分の年代やニキビの種類、肌タイプによってケアに違いがあります。
ニキビ改善は正しい認識をした上で、自分に合ったケアを行うことが大事ですね。
ぜひ正しいニキビケアを実践し、生活習慣や食生活を見直してみて下さい。