髪のパサつきをケアする6つの方法!美髪で若返る髪質改善法
しっとりとまとまった艶やかな髪は、それだけで美人度をアップさせてくれます。
その反面、パサついて広がった髪は、どんなにおしゃれをしても女性としての魅力を半減させてしまいます。
子供の頃はつやつや髪だった人でも、大人になるとカラーリングや日々のスタイリングでどうしても傷んでパサつきやすくなります。
だからといって、しょうがないことだと諦めるのはNGです。
女性であれば、ファッションやネイルだけでなく、髪の毛も健康な状態を保つことが女子力アップの秘訣です。
そこで今回は、髪がパサつく原因からパサつきのケア方法までご紹介するので、参考にしてみてください。
目次
髪のパサつきの原因
髪は加齢とともに水分量が減り、ダメージに対して弱くなるためパサつきます。
ですが、パサつきの原因はそれだけではありません。
ヘアケアをしていてもパサつくようであれば、何気ない普段の行動が乾燥を引き起こしています。
原因が分からないままだと、いつまで経ってもパサつきに悩むことになるので、なぜパサつくのかをチェックしましょう。
ヘアケア不足
きちんとヘアケアをしているつもりでも、実はケア不足になっていることは少なくありません。
たとえば、シャンプーの後はコンディショナーしか使わない、何もつけないで髪を乾かしているなんて方は要注意です。
髪のダメージを補修するには、最低でも週に1回はトリートメントをする必要があります。
髪を乾かす前には、洗い流さないトリートメントやオイルをつけて、熱から髪を守らなくてはいけません。
ちょっとしたことですが、こういった毎日のヘアケア不足の積み重ねが、髪の乾燥やパサつきを引き起こすのです。
紫外線によるダメージ
若い人の髪のパサつきの一番の原因となるのが、紫外線によるダメージです。
紫外線は透過率が高いので、髪の深部まで到達してダメージを与えます。
あまり知られていませんが、髪が紫外線を浴びると、髪の色を生成するメラニンが分解されます。
また、髪を構成するアミノ酸が酸化して違う物質に変性したり、シスチンの結合や表面を破壊します。
このように、紫外線は肌だけではなく髪にも大きなダメージを与え、パサつきや乾燥を引き起こすのです。
頭皮環境の悪化
頭皮は、髪が成長するための土台となる部分で、髪は頭皮の内部で栄養を受け取りながら形成され表皮から伸びていきます。
そのため頭皮環境が悪化していると、健康な髪つまりつややかで水分をしっかり保持した髪が成長しません。
間接的ですが、頭皮環境の悪化も髪のパサつきの原因になるのです。
頭皮環境が悪化するのは、シャンプーやリンスのすすぎ残しや、ストレスによる皮脂の過剰分泌、過度のヘアケアなどいろいろあげられます。
睡眠不足や栄養バランスの偏った食事など、生活習慣でも頭皮環境は悪化します。
頭皮がかゆい、フケが出やすい等の症状があったら頭皮の環境が悪くなっているので注意しましょう。
髪のパサつきをケアする6つの方法
髪は死滅細胞で構成されているので、自分から再生する力を持っていません。
肌はターンオーバーによって細胞が修復されますが、髪の毛は1度傷むとケアをしない限りそのままになってしまいます。
つまり、髪のパサつきを改善したいのであれば、セルフケアをするしかないのです。
ただし髪のパサつきは1つのケアで改善できるわけではありません。
パサつきの原因がいろいろあるのですから、傷みにも多角的なアプローチが必要です。
ここでは、髪のパサつきをケアする6つの方法をご紹介するので、出来るだけ取り入れて美髪を目指しましょう。
低刺激性のシャンプーに変える
ヘアケアのためにまず見直したいのがシャンプーです。
髪は皮脂による膜やキューティクルで守られていますが、シャンプーをすると膜が落とされてしまいます。
つまり、髪は丸裸の状態になるため、洗っている間にダメージを受けてしまうのです。
このダメージを防がないと、髪はいつまで経っても傷んだまま。
市販されているシャンプーは、頭皮の皮脂膜なども根こそぎ落としてしまう石油系合成界面活性剤が洗浄成分に使われています。
これを使っている限りダメージを防げないので、低刺激性のシャンプーに変えることから始めてください。
ノンシリコンにする必要はない
最近は、ノンシリコンシャンプーが人気ですが、髪がパサついている人はノンシリコンにする必要はありません。
シリコンには髪をコーティングする役割があるので、シャンプー中のダメージを抑えてくれます。
また、指通りも良くなりますから、髪の摩擦を防ぐ働きもしています。
パサついた髪は絡まりやすく、ダメージを受けやすいので、ノンシリコンにしてしまうと逆にダメージが進行するかもしれません。
健康な髪であれば、ノンシリコンの方が髪への負担を軽減できます。
ですが、髪がパサついている場合はシリコン入りのシャンプーの方がおすすめです。
トリートメントは出来れば毎日使う
トリートメントはスペシャルケアで使うイメージがありますが、髪の乾燥が改善されるまでは毎日使うのがマストです。
といっても、コスパがかかってしまうので、お財布に厳しいという場合は2日から3日に1回でもかまいません。
トリートメントには髪のダメージ修復のための成分が配合されています。
コンディショナーにも配合されていますが、成分の含有量で言えばトリートメントの方が多いです。
ですので、少しでも早く乾燥を改善したいという方は、毎日トリートメントでケアしてあげましょう。
トリートメントは毛先からたっぷりつける
トリートメントを使ううえで重要なのが使い方です。
高いからといって少量しか使わなかったり、髪の根元から塗ったりするのは間違った使い方です。
トリートメントは、毛先にたっぷり揉み込んで、次に中間部分、根元に近い部分という順番で塗っていきましょう。
ちなみに、トリートメントは落ちづらいので、頭皮についてしまうと残ってしまい、頭皮環境悪化の原因になります。
出来るだけ頭皮につかないように、でもけちらずにたっぷり髪の毛につけるのが正しい使い方です。
トリートメントをつけたら、ホットタオルで頭をくるんで10分ほどおくと、さらにダメージ補修効果がアップします。
カラーやパーマをするときは必ずトリートメントを
美容室でカラーやパーマをする場合、カットも含めると2時間から3時間ほどかかってしまいます。
長時間座りっぱなしというのも疲れるので、トリートメントはしないという方も多いでしょう。
ですが、カラーやパーマの薬剤によるダメージは、セルフケアでは改善できません。
ですので、髪のパサつきを改善したいのであれば、必ずトリートメントも美容室でしてもらいましょう。
割高にはなりますが、美容室のトリートメントはセルフトリートメントとはまったく違います。
ダメージの修復力はもちろん、ダメージの進行も防ぐ効果が期待できるので、カラーやパーマをする際はトリートメントもセットにするのが鉄則です。
スプレータイプの日焼け止めで紫外線をカット
髪のダメージの原因となる紫外線は、スプレータイプの日焼け止めでカットしましょう。
今は、一年を通して紫外線量が増えていますから、少しでも日差しがある日は秋冬でも日焼け止めをするのがベストです。
紫外線を防ぐだけで、髪の乾燥やパサつきはかなり改善されます。
直接的なケアではありませんが、パサつきの改善にはダメージカットも重要です。
肌と同じで、髪もうっかり日焼けで傷んでしまうので、お出かけ前の日焼け止めスプレーを習慣にしてください。
帽子や日傘を使うのもおすすめ
日焼け止めを使うと、髪のつやがなくなったり触り心地が悪くなったりすることがあります。
ですので、帽子や日傘で紫外線をカットするのもおすすめです。
ただしロングヘアだと毛先が紫外線を浴びてしまいます。
日傘を差しても、アスファルトからの照り返しで紫外線を浴びてしまうかもしれません。
しっかり紫外線をカットできるのは日焼け止めなので、傷みやすい毛先だけでも日焼け止めスプレーをかけるようにしましょう。
正しいドライヤーのかけ方を覚える
自然乾燥は髪を傷めるので、ドライヤーで乾かすのが鉄則ですが、ただ乾かすだけではケアにはなりません。
ケアに繋がるのは正しいドライヤーのかけ方です。
つやつやになる美容室の仕上がりとセルフスタイリングの仕上がりの違いは、ドライヤーのかけ方にあります。
いつもの乾かし方でパサつくという方は、正しいかけ方をしっかり覚えてください。
それを実践するだけでも、パサつきを押さえることができます。
ドライヤーの前には洗い流さないトリートメントを使う
髪は熱に弱いので、必ず洗い流さないトリートメントをつけましょう。
洗い流さないトリートメントは、たくさんつければ良いというものではありません。
つけすぎると乾きづらくなり、ドライヤー時間が長くなってしまいます。
ショートヘアなら1プッシュ、ミディアムヘアは2プッシュ、ロングヘアは3プッシュを目安にしてください。
つけるのは、中間から毛先だけで、根元にはつけないように注意しましょう。
まずは襟足から乾かす
襟足は、すべての髪が覆いかぶさるところなので、一番乾きづらいです。
また、あまり梳かさない部分ですから、キューティクルも整いづらいので、手ぐしでしっかり梳かしましょう。
ドライヤーを襟足に当てたら、指で梳かして温風の通り道を作ります。
根元から毛先に向かって温風を当てて、まんべんなく乾かしてください。
後頭部から耳の後ろ側を乾かす
襟足が乾いたら、同じように髪の量が多い後頭部と耳の後ろ部分の髪を乾かします。
乾かす時のポイントは、上からドライヤーを当てて、指で梳かすことです。
指でキューティクルの流れを整えながら、後頭部や耳の後ろの髪に温風を通りやすくするのがポイントです。
前髪やサイドはすばやく乾かす
前髪やサイドは乾きやすいので、すばやく乾かすようにしましょう。
ドライヤーを長く当てすぎると、髪の傷みが進行するので注意してください。
前髪は乾かしながらスタイリングできますから、カールをさせたりストレートにしたりするのであればブラシを使いましょう。
最後は頭頂部をボリュームアップ
頭頂部は、一番最後に乾かします。
ボリュームアップをさせたい場合は、指で髪を持ち上げながら、根元部分から毛先に向かってドライヤーをかけます。
ストレートにするのであれば、指で髪を梳かしながら、上からドライヤーを当てて毛先まで乾かしましょう。
全体を乾かし終わったら、粗熱が早く取れるように冷風を全体に当てます。
このとき、獣毛ブラシなどつやが出やすいブラシを使い、キューティクルをしっかり整えてください。
オイルクレンジングで頭皮環境を正常化
水分をしっかり保持した健康な髪は、頭皮から成長します。
頭皮環境が悪化したままでは健康な髪が育たないので、頭皮環境を整えることもパサつきケアには欠かせません。
頭皮環境を整えるには、オイルクレンジングが最適です。
オイルクは、毛穴に詰まった汚れを梳かしだし、さらに頭皮の古い角質も剥がせます。
また、オイルは保湿効果も高いですし、頭皮にダメージを与えることなく汚れを落としきれるので、健康な髪が育つ環境を整えられます。
オイルクレンジングのやり方
最近は、オイルクレンジング用のヘアケアアイテムもありますが、ホホバオイルやアーモンドオイルなどでもクレンジングできます。
オイルを指先に取ったら、頭皮に揉み込むように塗っていきます。
頭皮全体にオイルを塗ったら、10本の指で毛穴にオイルを浸透させるイメージでゆっくりとマッサージしてください。
全体をマッサージしたら、最後は少し熱めのお湯で頭皮をしっかりすすぎます。
オイルのべたつきが気になる場合は、少量のシャンプーを泡立てて、余分なオイルだけを落としましょう。
髪のパサつきをケアする方法まとめ
髪のパサつきは女子力が下がるだけでなく、髪がまとまらずスタイリングも上手くいきません。
さらに、髪がパサついていると実年齢より老けた印象になることもあります。
パサパサ髪は、女性にとって何のメリットもありませんから、しっかりケアをしてうるつや髪を取り戻しましょう。
セルフケアでも、毎日実践すればキューティクルが補修されて、水分を保持出来る髪になっていきます。
また、時にはサロンのトリートメントでプロのケアを受けるのもおすすめ。
定期的なケアは髪を効率よく出来るので、脱パサパサ髪でヘア美人になりましょう。