基礎代謝を上げる6つの方法!太りにくい体質と美肌を手に入れる
ダイエットに興味がある方なら、一度は基礎代謝という言葉を目にしたり耳にしたことがあるでしょう。
代謝というのは体のあらゆる機能に関わっていて、体質にも影響を与えます。
基礎代謝が低いと太りやすい体質になったり、ニキビなど肌トラブルが起こりやすくなったりします。
健康にも美容にも大きく関わる基礎代謝は、加齢とともに低下しますが、低下の理由は年齢だけではありません。
いつまでも美しくいるためには、何歳であっても高い基礎代謝を維持する必要があるのです。
そこで今回は、基礎代謝を上げる6つの方法をご紹介しますので、是非とも参考にして下さい。
目次
基礎代謝とは
基礎代謝というのは、簡単に言うと生きるために必要な生命維持活動で消費されるエネルギーです。
例えば体温維持や臓器を動かすことなどに使われるエネルギーです。
極端に言うと、1日寝転がっているだけで消費されるエネルギー量が基礎代謝です。
基礎代謝は体質等によって異なります。
基礎代謝の中でも、特にエネルギーを使うのは筋肉です。
よって、筋肉質な人は基礎代謝量が多いですし、脂肪が多い人は少なく太りやすい体質になります。
そのため同じ生活活動量で同じ食生活だとしても、人によって太り方が異なるというわけです。
基礎代謝が上げることで痩せ体質になる?
1日のエネルギーの総消費量は、基礎代謝と生活活動代謝を合わせたものになります。
生活活動代謝というのは、家事や仕事をしたり、食べたり運動をしたりすることで消費するエネルギーです。
ただし総消費量の約7割は基礎代謝で、生活活動代謝は3割程度です。
アスリートのように1日中運動をしているのであれば、生活活動代謝の割合も増えますが、一般的な生活では基礎代謝の方が総消費量に深く関わっています。
つまり基礎代謝が高ければ、毎日たくさんのエネルギーを消費できるので、基礎代謝を上げることは痩せ体質を作れるということになるのです。
基礎代謝を上げる6つの方法
基礎代謝は生活習慣を変えるだけでもアップできますし、食べ物でも上げることができます。
もちろん自分で意識することも大切ですが、基礎代謝が上がる生活習慣を身に付ければ、辛いダイエットをしなくても痩せやすい体質になります。
また、いつも通りのスキンケアでも、今までよりランクアップした美肌を手に入れることも可能です。
ダイエットはいつも失敗する、高い化粧品でケアしているのにトラブルが解消出来ないなどの悩みも、基礎代謝を上げることで簡単に解決できるようになります。
一度にすべて実践しなくてもいいので、できることからチャレンジして少しずつ代謝アップできるよう頑張ってみましょう。
①体温を上げる
基礎代謝を上げる方法で一番重要なのは、体温を上げることです。
何もしなくてもエネルギーが消費されるのは、体が体温を保とうとする働きを持っているからです。
基礎体温が高ければ、その分エネルギーの消費量もアップするので、必然的に代謝も上がります。
ちなみに、体温が1℃上がると代謝量は13%アップすると言われています。
痩せにくい体質の場合は低体温ということも多いので、どんなシチュエーションでも体を温めるようにしましょう。
冷えは太りやすい体質を作る
夏でも手足の先が常に冷えている、太ももや二の腕がいつも冷たいという方は冷え性かもしれません。
最近は男性でも冷え性の人が増えていますが、体が冷えると体温を保つ力も必要ないためエネルギーの消費量が少なくなります。
そのため、冷え性の方は普通の人と同じ量の食事をしていても太りやすくなります。
冷え性の原因はいろいろありますが、マッサージをしたり半身浴で温まったりすると解消しやすいです。
また、靴下を履いたり腹巻などで体を冷やさないようにすると、基礎代謝も少しずつ上がっていくでしょう。
正しい姿勢を保つ
姿勢が悪いと、体が歪んでしまうので血液の流れが悪くなり体温が低くなります。
また、基礎代謝には血液の流れが関係していますから、姿勢の悪さも代謝の低下につながります。
長時間のパソコン作業は猫背になりやすいので、自分の姿勢をチェックしてみてください。
無意識の状態で背中が丸まっていたり、頭が前傾しているのは正しい姿勢ではありません。
また足を組むクセがある方も注意しましょう。
逆に姿勢を意識するだけでも体温が高くなって基礎代謝アップにつながるので、正しい姿勢を保つよう心掛けてください。
②飲み物で代謝をアップ
普段飲んでいる飲み物を意識するだけで代謝をアップすることができます。
飲み物は食事中だけではなく、仕事中や休憩中など飲む機会が多いので、その飲み物を変えて基礎代謝アップにつなげましょう。
飲み物を変えるだけなら簡単です。
よって、ジュースをやめて今日から下記の様な飲み物を取り入れてみてください。
冷え性の人は白湯がおすすめ
基礎代謝を上げるのに一番効果的なのは白湯です。
白湯は、普通のお水を沸かしたもので、50℃から60℃ぐらいまで冷ませば出来上がりです。
インドの伝統医学に用いられている白湯は、体内の循環をアップさせて体を温めたり、カロリーの燃焼を促進すると言われています。
また、デトックス効果や便秘解消効果など代謝を高める働きも期待できるので、1日1杯だけでも飲むようにすると良いでしょう。
コーヒー党はブラックで
コーヒーの原料となるカカオには、カフェインがたっぷり含まれています。
カフェインの過剰摂取は体に良くありませんが、適度な摂取であれば代謝を高める効果につながります。
特にコーヒーは脂肪の燃焼も促進してくれるので、ダイエットにも効果的です。
ただしミルクや砂糖たっぷりでは効果が得られないので、ブラックで飲みましょう。
また、飲みすぎや逆効果なので、多くても1日3杯ぐらいまでにしてください。
お茶を飲んで代謝アップ
今は、ペットボトルでもジャスミン茶やマテ茶などいろいろな種類のお茶が販売されています。
もともと茶葉を発酵させて作られるお茶類は、デトックス効果や血行促進、基礎代謝のアップ効果があると言われています。
その中でも、特に効果が高いと言われているのが緑茶とプーアル茶、烏龍茶です。
緑茶は1日5杯飲むと基礎代謝を高める効果を持っています。
プーアル茶や烏龍茶は、脂肪分や油分を洗い流す成分が入っているので、新陳代謝を活性化してくれます。
他にも、麦茶やルイボスティーなど美肌や利尿作用があるお茶はいろいろあるので、いろいろと取り入れてみると良いでしょう。
③食事から温まりやすい体質を作る
冷たい飲み物を飲むと体が冷えるように、食べるものでも体温は変化します。
食材には体を温めるものもありますし、腸内の環境によっても体の温度は変わります。
また消化しきれずに体内に老廃物が溜まると、活性酸素や脂肪が蓄積しやすくなって血行不良が起こり基礎代謝量が減少します。
このように食べるものは基礎代謝に関わるので、食べ物で体を温めたり、腸内環境を改善していきましょう。
体を温める食材を取り入れる
体を温める食材と言えば生姜が有名ですね。
生姜には、ジンゲロールやショウガオール、ジンゲロンなどの薬効成分が含まれています。
これらの成分は、血行を促進する効果が非常に高く、血液循環を高めて体温を上昇させてくれます。
体温が上がると余分な水分が排出されるので、糖代謝や脂質代謝などの代謝機能が活性化します。
つまり不要物がどんどん代謝されるので、基礎代謝が活発になり冷え体質の改善に役立ってくれます。
腸内環境を改善して代謝アップ
腸内環境が悪いと、便秘になって毒素が発生して血中に取り込まれます。
毒素が入り込むと血液がドロドロになるので、血行が悪くなって体温が下がり、さらに代謝も低下してしまいます。
この腸内環境を改善するのに効果的なのが、発酵食品や乳製品です。
納豆やキムチ、ぬか漬けなどの発酵食品には、腸内の善玉菌の餌となる乳酸菌が豊富に含まれています。
また乳製品には善玉菌を増やす菌が多く含まれているので、毎食1品加えるようにすれば腸内環境の改善効果が期待できるのです。
④臓器に休日をあげる
臓器は、生命維持活動をするために休む暇もなく働き続けています。
そのため酷使し続けると、機能が低下して老廃物や不要物の排出が滞り、結果的に基礎代謝の低下を引き起こすことがあります。
臓器の中でも、特に酷使されるのが胃や腸などの消化器官です。
これらの臓器の働きが鈍ると、デトックス機能が正常に働きません。
だらだら食いや間食が多かったりすると休む暇がなくなるので、たまには休日をあげましょう。
臓器を休ませるにはファスティングが一番
食事をすると、すべて消化までには約5時間かかると言われています。
つまり、3食とも時間を守って食べているとしても、臓器は1日中働くことになるのです。
よって、しっかり臓器を休ませて太りにくいデトックス体質を作るには、本格的な休みをあげる必要があります。
ファスティングは1日まるまる固形物を口にしないダイエット方法ですが、臓器を休ませるのに効果的です。
長期間続けなくても大丈夫ですから、月に1回でも1週間に1回でも断食をして胃や腸をしっかり休ませてあげてください。
⑤体の柔軟性を高める
一見、何の関係もないように思えますが、柔軟性と基礎代謝には関係性があります。
体が硬くなるのは、筋肉の伸縮性が低下しているか、関節の可動域が狭くなっていることが原因です。
このどちらの状態でも、血液の流れが悪くなるため代謝が低下します。
また可動域が狭くなると運動量も減ってしまい、結果的に運動をしてもエネルギーの消費量が少なくなるので痩せにくくなります。
体を柔らかくするには
体が硬いのは年をとったから、もともと体が硬いからという人がいますね。
ですが、どんな人でもストレッチを毎日やっていれば体が硬くなることはありません。
何歳であってもどんな体型であっても、ストレッチを続ければ筋肉は柔らかくなりますし、関節の可動域は広がります。
ストレッチは、前屈でも腰ひねりでもいいので自分の体の硬い部分をしっかり伸ばしてほぐしましょう。
特に肩甲骨など肩周りは硬くなりやすいので、肩回しや背伸びなどのストレッチで柔くしてください。
ヨガで内側から代謝アップ
どんなストレッチをすればいいか分からないという方は、ヨガがおすすめです。
ヨガは、独自の呼吸法を行いながら、体の深部の筋肉をストレッチできる運動です。
ヨガの動きは内臓器官を刺激して働きを高める効果もあるので、効率よく代謝を上げることができます。
ヨガなら自宅で簡単に出来ますし、動画サイトやDVDなどでレッスンできるのでチャレンジしてみるのも良いでしょう。
⑥入浴でデトックスしながら基礎代謝を上げる
入浴をすると、全身の血行が一気に促進されます。
また、体を芯から温めることで内臓機能が活性化するので、消化機能も高くなります。
体内が活性化すると、不要物を含んだ汗がたくさん出るためデトックス効果が得られます。
デトックスをして不要物や老廃物がなくなれば、リンパの流れや代謝も活発になっていくので基礎代謝も上がります。
この効果はシャワーにはないものですから、普段シャワーで済ませているという方は入浴を習慣にするだけでも痩せ体質に近づけるようになります。
入浴剤を使って効果アップ
入浴剤には、発汗を促進する成分が配合されているものや、エモリエント効果がある成分を配合しているものなどいろいろな種類がありますね。
ストレス緩和や血行促進というように、症状の改善効果が期待できるものもあります。
こういった入浴剤をプラスすると、より入浴のデトックス効果や基礎代謝を高める効果が期待できるので、気分に合わせて使い分けるのもおすすめです。
基礎代謝を上げる6つの方法まとめ
基礎代謝は健康のバロメーターで、上がれば上がるほど健康になります。
また、代謝が活発にあることで肌の新陳代謝も促進されるので、肌の生まれ変わりにも効果的です。
新陳代謝が正常なサイクルで行われることで、ダメージが蓄積した角質と新しい肌細胞が入れ替わり健康な状態を保つことができるのです。
いずれにしても、基礎代謝が高ければあらゆる不調が取り除かれるので、健康のためにも美肌のためにも基礎代謝を上げる生活習慣を取り入れてください。