ふくらはぎのむくみ解消法!即効性が高い5つのむくみ対策
女性なら、誰でも1度はむくみを実感したことがあるでしょう。
1度というよりも、毎日夕方にはふくらはぎのむくみに悩んでいる女性の方が多いかもしれません。
本来は、筋肉を動かしていればリンパや血液が循環するので、足の中でも稼働率が高いふくらはぎはむくまないはずです。
それなのに、毎日むくみに悩まされるのはもちろん原因があります。
そこで今回は、ふくらはぎのむくみを引き起こす原因から解消法まで、詳しくご紹介していきます。
むくみの基礎知識
むくみには、一時的なむくみと病気によるむくみの2種類があります。
一時的なむくみとは、夕方になると足がむくんだり、お酒を飲み過ぎた次の日に顔がむくんだりするむくみで、ケアをすると解消できます。
病気のむくみは、心疾患や肝硬変、甲状腺機能低下症など病気が原因でむくみが引き起こされます。
病気が原因の場合は、慢性的にむくみが続くという特徴があるので、常に同じ部位がむくんでいるのであれば医療機関を受診しましょう。
ただし、薬の副作用の可能性もあるので、薬を服用している人はむくみの副作用がないか確認してください。
むくみのメカニズム
むくみは、簡単に言うと水分や老廃物が排出されずに溜まることで引き起こされます。
しかし、もう少し詳しいメカニズムが分かっていないと、適切なケアが出来ません。
本来であれば、不要な水分や老廃物は血液の流れに乗って、排出器官に運ばれて排出されます。
ですが、水分量のバランスが崩れたり、血流が滞ったりすると、水分や老廃物が血管外に漏れ出てしまいます。
漏れ出た水分などは、皮膚と皮下脂肪の間に溜まるため、これがむくみという症状として現れるのです。
ふくらはぎのむくみを放置するとどうなる?
ふくらはぎのむくみを放置したとしても、命に関わるようなことはありません。
といっても、放置をするとあらゆる影響が起こります。
いままでむくみを意識したことがない方も、思い当たる症状があれば要注意です。
むくみはデトックスが正常に行われていないというサインですから、放置による影響はしっかりチェックしましょう。
疲れていないのに足がだるくなる
ハードな運動をしたり、長時間歩き続けたりすると足が疲れてだるくなります。
しかし、むくみがあると特に何もしていなくても足がだるく、重く感じることが多いです。
これはふくらはぎに溜まった老廃物が原因です。
老廃物は体にとって不要な物ですから、それが溜まってしまうとだるさを引き起こします。
また、血液の流れが滞る慢性静脈不全症や静脈瘤の初期症状でもだるくなることがあるので注意してください。
夕方になると靴がきつくなる
ふくらはぎのむくみによる影響の中で、もっとも実感したことがある方が多いのが、夕方になると靴がきつくなるというものです。
特に分かりやすいのは、ストレッチブーツなどふくらはぎにフィットするブーツを履いている時です。
朝は余裕があったのに、夕方にはふくらはぎ部分がパンパンで足が一回り太く見えるなんて経験をしたことがある方もいるでしょう。
また、オフィスでサンダルを履いていて、帰宅するときパンプスに履き替えるときつく感じるということもあるかもしれません。
これはふくらはぎや足が太くなったのではなく、むくみの症状です。
ケアをすれば解消できるむくみですが、放っておくと足はそのまま太くなってしまうので気をつけましょう。
他の部分は痩せているのにふくらはぎが太い
ウエストや太ももは痩せているのに、ふくらはぎだけ太いというのは、むくみを放置した結果かもしれません。
軽度のむくみであれば、1晩寝ると解消できますが、完全に元に戻っているわけではありません。
見た目的なむくみは解消されていても、排出しきれなかった老廃物が残ってしまいます。
この状態が毎日続くと、老廃物はどんどん蓄積してしまうので、ふくらはぎが太くなっていきます。
場合によっては、皮下脂肪と老廃物が絡み合ってセルライトになることもあります。
よって、ふくらはぎだけ太っている方は早めのケアを必要です。
ふくらはぎのむくみの原因
ふくらはぎのむくみはケアすることで解消できますが、仕事で疲れている日などは、むくみケアでも面倒になることもあるでしょう。
そもそも、足がむくまなければだるさや重さ、足が太くなるなどの悩みもありません。
むくみの根本的な原因は、老廃物や不要な水分が溜まってしまうことです。
しかし、この症状を引き起こす原因を取り除けば、足のむくみを予防できます。
ここでは、ふくらはぎのむくみの原因をご紹介するので、まずは原因を取り除くことからむくみケアを始めましょう。
運動不足
ふくらはぎは第二の心臓とも呼ばれていて、下半身の血液を心臓に押し流すポンプの役割を担っています。
血液を押し流すのはふくらはぎの筋肉の動きなので、運動不足だと十分に筋肉が動かず、押し流される血液量が少なくなります。
筋肉は、意識をしないと動きません。
同じ歩くという運動でも、ウォーキングでしっかり足を動かすのと、買い物でだらだらと足を動かすのでは筋肉の動きは異なります。
ただ歩いたり動いたりするだけでは、筋肉はほとんど使われないので、血液の流れも滞ります。
すると、不要物も排出しきれないのでむくみが起こります。
冷え性
むくみと同じく悩む女性が多いのが冷え性です。
夏でも手足が冷たい、冬にお風呂に入ってもすぐに足先が冷えるという方は、冷え性がむくみの原因です。
体温や気温に関わらず体が冷えるのは、血液の流れが滞っているからです。
特に、下半身は心臓よりも下にあるので、血液が流れづらい環境なので冷えやすくなります。
血液が流れにくいということは、老廃物も排出されにくいので、ふくらはぎがむくんでしまいます。
不規則な睡眠
寝る時間が不規則だったり、睡眠時間が短かったり長かったりすると、自律神経のバランスが崩れます。
自律神経には血管の収縮をコントロールする働きがあるため、バランスが崩れると血管の収縮リズムが乱れます。
血液は血管が収縮することによって流れますから、収縮リズムが乱れると上手く流れなくなるのです。
さらに、自律神経は体温やホルモン分泌もコントロールしています。
そのため不規則な睡眠は、低体温や女性ホルモンの分泌を崩すなど、むくみを引き起こす要因が増えるので要注意です。
味付けの濃い食事が多い
味付けの濃い食事というのは、塩分が大量に使われています。
塩分を過剰摂取すると、血液の塩分濃度が高くなります。
すると、塩分濃度を下げるために、水分をたくさん取り込もうとする働きが起こります。
塩分濃度を下げるのは大事なことですが、そのせいで血管内の水分量が増えてしまうので、血管への圧力が上がります。
この圧力が、血中に取り込まれた大量の水分を押し出すことで、水分が漏れてむくみとなるのです。
ふくらはぎのむくみ解消法
むくみは、その日のうちに解消するのが鉄則です。
見た目的にむくんでいないとしても、だるさや重さを感じたら、しっかりケアをしましょう。
むくみ解消といえばマッサージが定番ですが、他にも解消法はいろいろあります。
疲れている日は簡単なケアでもかまいません。
ここでは、ふくらはぎのむくみの解消法をご紹介するので、ぜひ毎日のケアに取り入れてください。
効果絶大!ふくらはぎのリンパマッサージ
むくみ解消といえばリンパマッサージです。
ふくらはぎはマッサージしやすいので、足首から膝裏までリンパに沿ってマッサージしましょう。
まずは握りこぶしを作り、指の関節部分でくるぶし周りを強めに押します。
足首の血行を促進したら、くるぶしから伸びる骨に沿って、そのままさすり上げます。
数回さすり上げたら、ふくらはぎの裏側を手のひらで全体的にマッサージしてください。
最後は、膝裏に親指を置いて、数回刺激してリンパを流せばすっきりします。
手が疲れる場合はボディブラシを活用しましょう
マッサージをしたいけど、手や腕が疲れているようであれば、ボディブラシでマッサージするのもおすすめです。
ボディブラシでマッサージするときは、肌を傷めないように力を入れないようにしましょう。
刺激が弱く感じるかもしれませんが、細かい突起が皮膚下の血管の流れを促進してくれます。
ボディブラシの代わりに、カッサやローラーなどを使っても構いません。
大事なのは、重力に逆らって血液やリンパを流してあげることなので、やりやすいものを使ってマッサージしてください。
「ながら」で出来るつま先立ち
夜も、夕飯の準備や後片付け、子供のお風呂など家事や育児で大忙しという方におすすめなのが、「ながら」で出来るつま先立ちです。
つま先立ちをすると、足首からふくらはぎの筋肉をまんべんなく使うので、血液を押し流す力がアップします。
また、筋肉を鍛えることにも繋がるので、むくみ予防も出来る一石二鳥の解消法です。
お料理をしながら、洗い物をしながら、かかとを上げ下げするだけでOKです。
体が傾かないようにすると、お腹や背中の筋肉も使うので全身痩せにも効果的です。
座りながらでも効果があるので、デスクワークの方は仕事中にやるのもおすすめです。
究極の解消法!足を高くして寝る
疲れすぎてて、マッサージもつま先立ちも何もしたくない、というときは足を高くして寝てしまいましょう。
この解消法では、15cmほどの高さが保てる枕や丸めたバスタオルを用意するだけです。
後は、足首の下に枕かバスタオルを置いて、心臓よりも高い位置に足首がくるようにしてください。
心臓よりも足首の位置が高いと、寝ている間に下半身に溜まっていた血流が上半身に流れていきます。
流れた血は、また心臓から押し出されて下半身にめぐり、また上半身に流れるという循環を繰り返します。
足首を高くすることで全身の血液循環が良くなるので、寝ている間にむくみが解消されます。
ストレッチでだるさ解消
むくみを解消しながら、綺麗な足のラインを目指したいという方におすすめなのがストレッチ。
足のストレッチは、血行の流れを促すと同時にゆがみを整える効果があります。
床に座って足を大きく開いたら、骨盤から曲げるイメージで前に体を倒して、10秒間キープします。
次に、足は伸ばしたまま、ゆっくり体を右に倒して足の裏全体をストレッチします。
10秒から20秒ほどキープしたら、反対側に体を倒して、左の足裏全体をストレッチしましょう。
このストレッチを1セットで、3回から5回ほどやるとむくみ解消と足のゆがみ矯正効果が期待できます。
ストレッチは反動をつけないこと
ストレッチをするときの注意点は、反動をつけないで行うことです。
反動をつけてしまうと、筋肉をしっかり伸ばすことができないので、血流も改善出来ません。
体が固いと、綺麗に体を倒せたり曲げたりできないかもしれませんが、ストレッチの目的は筋肉を伸ばすことです。
倒す、曲げる、というのは筋肉を伸ばすためにすることなので、少ししか倒せなくても大丈夫です。
ゆっくりと倒して、縮んで固くなった股関節や筋肉を伸ばすことがストレッチ効果を高めるポイントです。
足裏からもアプローチ
立ちっぱなしや座りっぱなしなど、仕事で長時間同じ姿勢を取るという方は、足裏からむくみにアプローチしましょう。
同じ姿勢が続くと、足先への血液循環が滞るので、ふくらはぎだけマッサージしてもすぐにむくんでしまいます。
ふくらはぎのむくみは、足全体の血流を促進することで解消できるので、足裏をしっかりマッサージするのが効果的です。
足の指に手の指を絡ませて、血液を流れやすくしたら、絡ませた手ともう片方の手の親指で足裏をまんべんなく揉んでください。
両方の足裏をマッサージしたら、最後は足首をゆっくりまわして、さらに血流を促します。
もし大丈夫であれば、そのままふくらはぎをマッサージすると、しっかりむくみをケアできます。
ふくらはぎのむくみ解消法まとめ
美脚は、太ももだけではなくふくらはぎから足首までのラインが整っていないと完成しません。
一時的なむくみであっても、それが積み重なることでぼってりとしたふくらはぎになってしまい、美脚とはほど遠い状態になります。
ふくらはぎのむくみは、ちょっとしたケアで解消できるので、その日のむくみはその日のうちに解消しましょう。
また、むくみの原因は毎日の生活の中にあるので、健康的な食事や定期的な運動で、むくみづらい体にすることも大切です。
むくみケアを続ければふくらはぎ痩せにも繋がるので、美脚ラインを目指して頑張ってください。