口角を上げる方法!下がる口角を引き上げる5つの解消法
ふと鏡を見たとき、無意識で写メを撮られたときなどに、自分の口元がへの字になっているのに気づいてびっくりしたことがある方もいるでしょう。
口角が下がると、老けて見えるだけではなく不機嫌な印象を与えたり、生活に疲れたように見えてしまいます。
いくらシワやたるみがなくても、口角が下がっているだけで見た目印象が一気に変わるのです。
ただし口角というのは、ケアをしてもなかなか効果が出ないシワやシミと違い、毎日のケアで確実に変えることができます。
そこで今回は、口角を上げる5つの方法をご紹介します。
今日から実践すれば、1ヶ月後の口角の状態はまったく違う状態になっているので、口角が気になる方はすぐに解消法を始めてみましょう。
口角が下がる原因
口角は加齢によって筋力が衰えることで下がります。
しかし、原因は加齢だけではありません。
いくら若くて肌にハリがあっても、人によっては口角が下がってしまうこともあります。
さらに厄介なのは、口角が下がる原因は日常生活の中に潜んでいるということです。
ここでは口角が下がる原因をご紹介するので、思い当たることがあれば、今すぐその生活習慣を見直してください。
長時間スマホをいじる
スマホをいじるときには、ほとんど場合下を向きます。
下を向いた状態が長いと、重力によって筋肉は本来ある位置から離れていきます。
すると筋力が弱くなってしまい、口角を支えることができなくなります。
さらに脂肪の重みも加わることで、より口角が下がってしまい、ブルドックラインなどができる原因にもなります。
ちょっとでも手が空いたらスマホをいじってしまう、スマホゲームにはまっているという方は特に注意してください。
姿勢が悪い
スマホをいじるときに下を向くと、それに釣られて背筋も丸まってしまいます。
慢性的に背筋が丸くなると、常に顔も下向きになります。
さらに、姿勢が悪い状態だと体の前面の筋肉が弛緩してしまうため、表情筋も全体的に弛緩します。
これが口筋の筋力も低下させることにつながっています。
例えスマホをいじるクセがないとしても、気づいたら姿勢が悪くなっているという方はその姿勢が口角の下がりの原因かもしれません。
食べ物をきちんと噛まない
最近は、硬い食べ物が少なくなっていて、食べやすく柔らかいものが増えています。
実は食べ物も口筋の低下に関わっています。
口筋を鍛えるのは、口の動きと口の中の動き、つまり歯を使うことも筋力維持につながっているのです。
そのため、柔らかいものばかり食べていたり、きちんと噛まなかったりすると口角が下がってしまいます。
また、片方の歯だけしか使わないクセがついていると、片側だけ口角が下がります。
これは顔の歪みにも関わってくるので、左右均等に使うようにしましょう。
外出時はマスクを常につける
最近は、風邪予防だけではなく、乾燥から喉を守ったりウイルス感染を防ぐためにマスクを常につけている方も多いですね。
もちろん病気予防にマスクは最適です。
しかし、マスクをしていると顔の緊張が緩んでしまいます。
緊張が緩めば口筋も弛緩しますから、マスクをつける時間が長いほど口角は下がりやすくなります。
人とほとんど会わない
口筋は口を動かすことで鍛えられます。
日常生活の中でもっとも口を使うのは、おしゃべりをするときです。
喋っていれば口をいろいろな形に動かしますし、笑ったり驚いたり、表情を動かすことにもつながります。
そのため、昼間は家で一人きりになる主婦の方や仕事でもデータ入力など人と話すことがない場合は、口筋力が下がります。
いくら夜は人としゃべるとしても、口を定期的に動かさないと筋力は低下するので気をつけましょう。
口角に関わる筋肉とは
顔にはたくさんの筋肉があり、それぞれにフェイスラインをリフトアップしたり、頬を引き上げたりする役割を持っています。
口角というのも筋肉が関わっていて、この筋力が衰えることで下がってきます。
口角を上げるには、どのような筋肉が関わっているのかを知る必要があります。
関わる筋肉を知れば、より効率よく引き上げることができます。
口角の状態は口筋で決まる
口角を支えているのは口筋という筋肉です。
と言っても、口筋は口角周りにある筋肉の総称で、筋肉の一方は皮膚で終わっている皮筋でもあります。
口筋を構成しているのは、大頬骨筋と小頬骨筋、口角下制筋、口輪筋、上唇挙筋、口角挙筋、オトガイ筋などです。
舌の内側に存在する舌筋も口角に関わっていますが、やはり重要なのは口の周りに存在する口筋です。
つまり口筋を鍛えることで口角の状態は変わってくるので、しっかり覚えておきましょう。
下がった口角を引き上げる5つの解消法
すでに下がってしまった口角は、何もしないままでは元には戻りません。
ですが、きちんとトレーニングをすれば解消することも可能です。
口筋を鍛える効果は比較的早く実感できるので、まずは自分がやりやすい解消法を見つけましょう。
口角に変化が出てきて、さらにやる気がアップしたら他のトレーニングも取り入れていくとより効果的です。
ウインクトレーニング
ウインクトレーニングは、片目をつぶりながら口角も引き上げるエクササイズです。
- 片目をつぶったら、つぶった方の口角を目もとに近づけるイメージでぐっと引き上げます。
- そのまま5秒間キープしたら、反対側も同じようにエクササイズを行ってください。
- これを3回1セット、1日3セットから5セットを行います。
ポイントは、とにかく口元を思い切り目もとに向かって引き上げることで、頬や口元に痛みを感じたら効いている証拠です。
ウインクトレーニングの注意点
ウインクトレーニングをすると、目の下から口元にかけてしわが寄ります。
肌にしっかりハリがあれば、しわが寄っても問題ありません。
ですが乾燥肌だったり、ハリや弾力がないお肌だと、このトレーニングを続けることでしわが出来てしまうことがあります。
よって、ウインクトレーニングをした後にすぐにしわが伸びないという場合は、手のひらを顔に当てて、しわを伸ばした状態でトレーニングをしてください。
風船トレーニング
風船トレーニングは、顔に空気をためて行うエクササイズです。
- 口の中にできるだけ空気を入れたら、唇をぎゅっと閉じて空気を片側の頬に集めて5秒間キープします。
- 次に反対側の頬に集めて5秒間キープしたら、鼻の下に空気を集めて5秒間キープ、最後に下唇の内側をふくらませて5秒間キープしましょう。
- これを1セットとして3セットから5セット行います。
ポイントは、各パーツをしっかり膨らませることです。
特に頬は硬くなっていることも多く、膨らませるとコリをほぐせるので、ほうれい線の予防効果も期待できます。
ペットボトルトレーニング
- ペットボトルトレーニングでは、まず500mlの空のペットボトルを用意します。
- そこに100ml程度の水を入れたら下を向いて、歯は使わず、唇だけでくわえます。
- そのままペットボトルを顔の高さまで持ち上げて10秒間キープしましょう。
- これを3回繰り返してください。
ポイントとして、もし負荷が足らないと感じたら、水の量を増やして調整してみましょう。
唇の周りがぷるぷるしたり、頬の筋肉が辛いと感じるようであれば効いています。
割り箸トレーニング
割り箸トレーニングは、割り箸を使って行うエクササイズです。
- 割り箸を奥歯でしっかりくわえたら、口を思い切り「い」の形にして口角を限界まで引き上げます。
- そのまま30秒間キープしたら、一度力をゆるめ、また同じように奥歯で割り箸をぐっと加えて口角を引き上げましょう。
- これを3回から5回繰り返してください。
ポイントは、奥歯と口角に力を入れることです。
割り箸トレーニングは口角の筋力だけではなく、頬の筋肉も効率よく鍛えられるので、口から頬全体のリフトアップ効果が期待できます。
舌筋トレーニング
口角には、舌の筋肉も関係しているので、舌を動かして筋力を鍛えましょう。
- 口を閉じた状態で、舌を上唇の内側に入れたら、舌先で唇の内側をしっかりなぞるように右頬から下唇、左頬の内側まで回します。
- 上唇の内側に戻ってきたら、同じように舌を10回回してください。
- 反対向きも同様に10回回しましょう。
ポイントとして、舌を回すときは舌の付け根をぐっと伸ばすことを意識しましょう。
顎周りや口角周りがこわばっていると、ぐきぐきと音が鳴りますが、コリがほぐれている証拠なので音がなくなるまで回してください。
口角を上げるメリット
口角が上がると、例え笑っていなくても笑顔になっているように見えます。
実は、顔が常に笑顔のような表情になっていると、ただ印象が良くなったり明るく見えたりするだけではないメリットがあるのです。
セロトニンが分泌される
セロトニンというのは、ドーパミンやノルアドレナリンなどの脳内ホルモンの一種です。
このホルモンは幸せホルモンとも呼ばれていて、ストレスの緩和は睡眠の質を高めると言われています。
セロトニンは笑ったり、喜んだり、幸せな感情を持ったときにたくさん分泌されます。
ですが例え心から幸せな感情を持っていなくても、口角が上がると、脳が笑っていると勘違いをしてセロトニンを分泌するのです。
もちろん本当に幸せな感情を持てればいいのですが、忙しい毎日の中ではストレスや疲労が溜まって、ネガティブな感情になりやすいですね。
口角が上がっていれば、どんな状態でもセロトニンが分泌されるので、落ち込んだ心も元気にできるのです。
美肌効果も期待できる
ストレスや疲労が溜まると、自律神経が乱れるので、その影響で女性ホルモンの分泌バランスが崩れます。
セロトニンが分泌されてストレスが緩和されると、自律神経が安定します。
すると女性ホルモンのバランスも整うので、潤いを保つエストロゲンが働き、美肌効果も期待できます。
フェイスラインのたるみ予防
口角が下がるということは、そのライン上にあるフェイスラインも下がります。
顎の両脇は口角の縦のライン上にあるので、その部分が下がるとフェイスラインがたるんでしまいます。
ブルドッグの顔を見れば分かりますが、口角が下がることで顎の両脇もだらんと下がってしまい、いわゆるブルドッグラインが出来てしまうのですね。
また、口角の横のラインは頬を通り、ちょうど耳の下まで続いているのでこの部分もたるみます。
つまり口角が下がると顔の下半分が全体的に下がってしまうため、フェイスラインが崩れてしまいます。
口角が上がっていれば、ブルドッグラインやほうれい線、マリオネットラインなどを予防するアンチエイジングの効果も期待できます。
口角が下がらないようにする予防法
基本的に、芸能人であれば高齢の方でも口角だけは上がっていますね。
これは人から見られている意識や、正しい口の動かし方で喋ったり歌ったりすることで口角の筋肉が鍛えられているからです。
しかし普通の人だと、頻繁に口角を意識しませんし口の動きも小さいので、気がついたら口角が下がっていたということも少なくありません。
ですが、ちょっとした予防法で下がるのを防ぐことは可能です。
一度口角が下がると、上がるまでにはそれなりの努力も必要ですから、下がらないようにケアしていきましょう。
ガムを噛む
ガムを噛んでいると、無意識でも口を動かします。
ですのでガムを噛むようにするだけでも、口角が下がるのを防ぐ効果が期待できます。
特に、主婦の方やデスクワークで長時間人と喋らない生活をしている方は、ガムを噛むのはとても有効な予防法です。
ずっと噛み続ける必要はありませんが、2時間に1回、30回以上噛むなど回数を決めて噛むようにするといいですね。
正しい姿勢を心がける
姿勢が悪いと、顔がうつむきがちになります。
また、体も歪んでしまうので、その影響によって表情筋の筋肉が歪んだりたるんだりする原因にもなります。
姿勢をきりっとさせていれば、表情も自然と引き締まるので表情筋の引き締めにもつながるでしょう。
ボディラインも整いますし、内臓機能を正常に働かせる効果もあるので、特にデスクワークが多い方は正しい姿勢をキープすることを意識してください。
スマホをいじるときは目の高さに
スマホの使用時間は、一般的には平均3時間から4時間と言われています。
これだけ長時間顔を俯けていたら、顔の脂肪や筋肉はどんどん下がりますし、筋力も緩んでしまいます。
今や現代人に欠かせないスマホですが、できるだけアプリを使うのをやめるのがベストです。
また、メールを打つときなど利用するときは、目の高さに持ってきてうつむかないようにして顔のたるみを防ぎましょう。
口角を上げる方法まとめ
キュッと上がった口角は、見た人の心も上向きにしてくれるので、年齢に関係なく女性の魅力をアップさせてくれます。
シワは年齢を重ねると自然にできるものですし、笑いじわはチャームポイントにもなります。
しかし、口角が下がるのは年齢のせいだけではありません。
逆にいうと、自分がケアすることで何歳であっても上向きの魅力的な口角を保てるのです。
口角が上がっていると運気もアップすると言われているので、女子力と合わせてすべてを上向きにしていきましょう。