育児のイライラで限界!ストレスで壊れる前に読むべき8つの対処法
子供が大好きという方でも、子供が欲しくて欲しくてやっと授かったという方でも、育児というのは楽しいことばかりではありません。
あやしても泣き止まない、言うことを聞いてくれない、わがままやダダをこねて困らせるなどイライラすることもたくさんあります。
大事な我が子にイライラするようになるなんて、育児が始まるまでは想像もできなかったことでしょう。
ですが育児でストレスを感じることはとても多く、そのせいで心や体が限界をむかえ病んでしまうこともありますよね。
そこで今回は、育児のイライラで限界がくる前に読むべき8つの対処法をご紹介します。
なぜ育児でストレスを感じるの?
愛しい我が子を育てるというだけなのに、なぜイライラするのか、ストレスを感じるのか分からないという方もいるかもしれません。
確かに、冷静に考えてみれば、子供の理解力は未発達なので何をしても怒る必要はないでしょう。
ですが常に穏やかで寛大な心で対応するというのは難しいものです。
なぜストレスを感じてしまうのか、その理由は6つ挙げられます。
自分の時間がなくなる
出産してからは、自分の時間はほぼなくなるといっても過言ではありません。
子供が「自分のことは自分でできる」ぐらいに成長するまでは、すべての生活活動に関わります。
幼稚園や小学校に入れば、少しは時間の余裕ができるものの、それでも子供のスケジュールに合わせたライフスタイルになります。
年齢が上がっても、学校行事や保護者としての仕事、子供の習い事などに時間を使わなくてはいけません。
育児が始まると、自分のスケジュールで行動できなくなるため、ストレスやイライラがどんどん溜まり限界に達します。
体と心の疲労
最近は育メンという言葉もありますが、ほとんどの家庭では基本的に女性が家事も育児も、時には仕事までこなしています。
掃除や洗濯、料理、買い物や片付けなどの家事、そして子育てには終業時間がありません。
これだけでも大変なのに、さらにご近所との付き合いやママ友との人間関係など、頭を悩ますこともあります。
体も頭も常にフル稼働状態になれば、心が疲弊してしまい育児のストレスやイライラが溜まり限界に達するのは当然と言えるでしょう。
好きなときに息抜きできたり、決まった休みがあれば頑張れますが、余裕がなくなることで、ちょっとした育児の疲れでもストレスやイライラの原因になってしまうのです。
頑張るのが「当たり前」とされる
家事と育児は女の仕事、という風潮は今も昔も変わりません。
そのため、頭痛や腰痛で辛いときに家事をしても「当たり前」とされてしまいます。
子供が夜泣きをしたり様子がおかしければ、どんなに眠くても起きて面倒を見るのが母親です。
これも母親だから当たり前で片付けられてしまいます。
自分のことは二の次で頑張っていても、褒められず、お礼も言われずに「当たり前」という状態ではストレスやイライラが溜まるのも当然と言えます。
解決できない悩みを抱えてしまう
育児が始まると、独身のころとはまったく違う悩みがたくさん出てきます。
小さいうちは、自分の子育て法が間違っていないか、子供の成長が遅いのではないかなど子供に対しての悩みが出てきます。
集団生活が始まると、ママ友を作った方がよいのか、他の子供とどうやって遊ばせたらいいのかなど周りの環境に対する悩みも出てきます。
今はネットなどで簡単に相談したり、解決策を見つけられそうに思えるかもしれません。
しかし子育ての悩みの答えに正解はなく、人によって正解が違うのでいつまでも悩みが解決できず、それがストレスやイライラの原因となってしまいます。
自分に手をかけられなくなる
普通なら朝起きて顔を洗い、スキンケアをしてメイクをし、髪をスタイリングして好きな服を選べます。
ですが子供が小さいうちは、自分のことよりも子供の支度が優先になりますし、朝は家事もたくさんあります。
そのため、メイクやヘアセットはせずに、洋服も動きやすく汚れも気にならないものという毎日になってしまうことが多いです。
夜も食事の後片付けをしたら子供を寝かしつけなくてはいけないので、のんびりお風呂に入ったり、好きなテレビを観る余裕もないでしょう。
自分にまったく手をかけられない、というのは心のゆとりがなくなってしまうことから大きなストレスになります。
自由に動ける夫への苛立ち
育児のイライラというのは、実は旦那さんが原因になっていることも少なくありません。
女性はすべての時間が子供の時間軸になっていますが、男性は自由に時間を使えます。
例え家事や育児を手伝ってくれるとしても、あくまでも任意です。
残業があれば帰りは遅くなりますし、仕事の付き合いがあればそちらが優先です。
頭では旦那さんが仕事で大変なことを分かっていても、家事や育児へのスタンスが違うので、それが育児のイライラにつながってしまうのですね。
ストレス・イライラの8つの対処法
ストレスが溜まっていても、忙しいとついつい放置してしまいます。
しかし、ストレスが溜まった状態が続くと、ただイライラしたり怒りっぽくなるだけではなく、体にも症状が出てきます。
食べても食べても満たされない過食症、疲れて眠いのに眠れない、寝ても夜中に目が覚めてしまうなどの睡眠障害が出ることもあります。
さらにひどくなると、何もやる気がしなくなる、子供が泣いていても感情が動かなくなるなど育児ノイローゼになってしまう可能性もあります。
うつ病や育児ノイローゼなどの症状が出たら治療が必要になるので、ストレスやイライラが限界に達する前に8つの対処法を実践してください。
①家事を「やらなきゃいけない」と思わないこと
掃除や料理、洗濯は毎日絶対にやらなくてはいけないことではありません。
部屋がちょっと汚れていても、それで病気になることはありませんし、料理もスーパーでお惣菜を買えば済んでしまいます。
洗濯物が少なければ、2日分まとめて洗えばいいのです。
家事は毎日やらなくてはいけないイメージがありますが、疲れているときは手を抜くことが大切です。
その分の時間を好きなように過ごせば、気持ちもリフレッシュできます。
SNSを見ない
最近はインスタグラムやYouTubeなどで、綺麗な部屋やおしゃれなインテリアなどを紹介する人が増えています。
こういったSNSと自分の生活を比べてしまうと、そのギャップがストレスやイライラの原因になることも多いです。
自分はきちんと家事ができていない、家の中はガチャガチャで素敵じゃない、という思いが心に浮かぶと、それだけでストレスやイライラが増加します。
他人は他人、自分は自分ですから、比べてしまうようであればSNSを見るのを止めましょう。
自分の心が元気になれば、ポジティブな気持ちでSNSを見れるようになりますから、それまでは余分な情報を取り込むのは止めるのがベストです。
②一人の時間を持つ
出産をすると、ママは数年間一人の時間が持てなくなります。
もちろん子供といる時間は宝物ですし、いずれは手を離れるのですから、それまでは一緒にいないともったいないですね。
ですがストレスを感じたり、すぐにイライラする場合は、一人の時間を作りましょう。
パパや実家に預かってもらう、無理な場合は一時保育や託児所を利用してください。
子供が泣いたりするとママも心苦しいかもしれませんが、思い切って一人になることも大切です。
一人で自由に時間を使うことは一番のストレス発散方法です。
一人で何をすればよい?
ずっと育児をしていると、急に一人の時間ができても何をすればいいか分からないなんてこともあるかもしれませんね。
特にしたいことがない場合は、ショッピングモールやデパートで好きなものをゆっくりウインドウショッピングしてみましょう。
本屋さんで立ち読みをしてもいいですし、カフェでゆっくりコーヒーを飲んでもいいですね。
お風呂屋さんでゆっくりお風呂に入る、マッサージ店で体をほぐすというのもおすすめです。
自分一人で過ごしていると、子供のことが気になってきたり、会いたくなってきます。
そのタイミングで帰ればストレスやイライラも軽減されていることでしょう。
③ネガティブな感情は吐き出してしまいましょう
子育てでイライラしていると、ネガティブな感情が心を占めていきます。
「なんで泣くの」「なんで言うことを聞いてくれないの」など、子供に言ってもどうにもならない感情で心が埋まってしまうのです。
この感情がイライラをさらに助長してしまうので、声に出して大声で思い切り吐き出してください。
「つかれた」「イライラする」「つらい」など言葉は何でも構いません。
ただご近所に聞こえると問題になるかもしれないので、クッションや布団に口を押し当てて叫びましょう。
普段言いたくても口に出せないことを吐き出すと、心に溜まったもやもやがすっきりと晴れるので、手軽にストレスを解消できます。
人間関係に悩んだときも効果的
子供が大きくなると、周りのママさんとの付き合いが増えます。
中には、子供しつけができない人や図々しい人など性格が合わないママもいますが、それでも付き合っていかなくてはいけません。
人間関係の愚痴は下手に人に話すとトラブルになるので、自分の中に閉じ込めがちです。
こういった場合も叫んで発散するのがベストです。
「ちゃんとしつけしなさいよ」「調子よく人を使わないでよ」など、言いたいことを布団にぶつけてください。
問題は解決できなくても、こまめに気持ちを吐き出すことで、少しは擬似ママ友との付き合いも楽になります。
④お笑い番組を観る
笑うという行為は、医学的にもストレスを緩和することが分かっています。
面白い、楽しい、おかしいという感情は、自律神経を正常化して免疫機能をアップさせる効果があると言われています。
ストレスで乱れている自律神経が整えば感情も落ち着きますし、笑うことでネガティブな感情も放出されます。
もちろん笑えるのであれば、コメディ映画やコメディドラマでも構いません。
笑っている瞬間は嫌なことも忘れられるので、ネットなどで芸人さんの小ネタを観るのも手軽な息抜きにおすすめです。
⑤思い切り泣く
忙しいのに子供がぐずる、体が辛いのに家事をやらなくてはいけないときは、泣きたくなることもありますね。
泣くというのは自分を開放する手段の一つです。
一度泣き始めたら、日常の中で泣きたくなるような出来事も溢れ出てくるので、泣き終わるとすっきりします。
と言っても、大人は泣きたいときに泣けるわけではありませんから、映画やドラマなどを観てみましょう。
家族愛が描かれた映画や独身時代に号泣した恋愛ドラマなどを観て、思い切り泣く時間を作ってみてください。
⑥好きなものを生活に取り入れる
自分の時間を作るのは人の手を借りるのでハードルが高くなりますが、自分の好きなものを取り入れるのは難しいことではありませんね。
好きな香水をつけたり、緑を飾ったり、ふかふかのクッションを置くなど、とにかく自分が幸せな気分になれるものを生活に取り入れてみましょう。
自分の好きなものを五感で感じると、イライラがすっと消えていきます。
アクションを起こすストレス解消法が難しい、という方は、ぜひ視覚や嗅覚で感じられるストレス解消法を取り入れてみてください。
⑦ラジオ体操で体を動かす
思い切り体を動かすと、幸せを感じるホルモンが分泌されます。
ただ、育児中に定期的に運動をする時間はとりづらいですし、子供と公園に言っても自分だけ運動するわけにもいきませんね。
ラジオ体操なら10分程度で終わりますし、いつでも手軽にできます。
一つひとつの動きをしっかりやると結構な運動量になるので、体も心もすっきりします。
⑧子供の写真を見る
泣いたり、わがままを言ったり、ぐずったり、子育てをしていると可愛いだけではない子供にも相対しなくてはいけません。
これが続くと怒鳴って怒ってしまい、そんな自分を責めて落ち込むなんてこともあるでしょう。
そんな時は自分を責めず、旅行やお出かけした時や記念日などの写真を見てください。
幸せな写真を見ると、心が落ち着いてきます。
子育ては大変な時もあるけど、幸せな瞬間もたくさんあるということを思い出せば、子供への愛しさがストレスやイライラを緩和してくれます。
育児のイライラで限界になる前に読むべき対処法のまとめ
ストレスを発散するのは難しいイメージがあるかもしれません。
特に子供がいると、自分で自由に動けないという思い込みでストレスやイライラをどんどん溜め込んでしまいます。
ですが、ストレスを発散するのは自宅でもできますし、時間がなくても発散できることもあります。
自分で意識をすればストレスを手放すことは難しいことではないのです。
もしかしたら、自分自身で「あれができない」「これができない」とストレスやイライラを溜め込む習性を作っているのかもしれません。
自分が幸せと感じられる瞬間にストレスやイライラは手放せるので、罪悪感を持つ必要はありませんから、1時間でも1分でも幸せになれる時間を作ってください。