育児で旦那にイライラする原因と効果的な6つの対処法とは
子育て中に「旦那にイライラする!」というママは多いのではないでしょうか。
実は新婚当初はうまくいっていたはずなのに、子供ができた途端にイライラするようになるのはよくあることなのです。
毎日、育児や家事に追われている中で、無神経で思いやりのないの旦那の態度を見た時には怒りは頂点に達してしまいますよね。
特に共働き夫婦はストレスも倍増してしまうでしょう。
イライラは旦那嫌いにつながり、最悪の場合、離婚になってしまったケースもあるようです。
子供のためにもそれは何とか阻止したいもの…。
そこで今回は、育児で旦那にイライラする原因と効果的な対処法をご紹介します。
なぜ育児中の旦那にこんなにもイライラするのか、まずは冷静に考えてみましょう。
育児中、旦那にイライラする原因
育児中、旦那にされて(言われて)イライラすることをまとめてみました。
- 子供と過ごしている日中「子供と遊べて羨ましい」と言う
- 手伝って欲しい時にTVやゲームに没頭している
- 外ではイクメンをアピールする
- 子供の機嫌が良い時だけ育児に協力的になる
- 子供に嫉妬する
- 「こうした方がいいよ」と分かったように育児へ口出しをする
- 「ご飯早く作って」とか「これ片付けておいて」と言ってくる
- やっと寝かしつけた子供を自分の都合で起こしてしまう
- 子供が夜泣きをしても「うるさい」と言うだけ
- 育児に疲れていることに気づいてくれない
- 出産前と同じことができて当たり前だと思っている
- 夫婦の時間を持とうとしてくれない
など、このようなイライラを毎日積み重ねていたら、心も体も疲れ果てて旦那嫌いになってしまいます。
イライラに対処するためにも、なぜ旦那にこんなにイライラするのか原因を詳しく見ていきましょう。
産後マタニティブルー
産後すぐに見られる感情の浮き沈みは、主に「マタニティブルー」と言われています。
通常なら気にしないで流せるようなことでも、産後は急に怒りっぽくなったり、ちょっとしたことがいつまでも頭から離れないことがよくあります。
これはホルモンが乱れてしまうことが原因で起こると考えられています。
さらに授乳やオムツの交換などで寝不足の日が続くことも輪をかけてストレスになるようです。
とにかく思い通りにいかない
子育てをしていると「思い通りにいかない」ということが多々あります。
寝かしつけはなかなか寝てくれないし、原因がわからないまま泣きやまないことだってあるでしょう。
この他にも挙げるとキリがありません。
子育てなんて思い通りにいかなくて当たり前…ですが、分かっていてもイライラしてしまうものなのです。
そんな1日中思い通り行かなくてイライラしている中、旦那が外で仕事して帰ってきて「疲れたから何もしたくない」と家事も育児も丸投げだったら余計にイラっときてしまいますよね。
完璧な旦那を求めすぎている
完璧な旦那を求めすぎていると、ちょっとしたことで「なんで出来ないの?」「どうしてそんなことをするの?」などとイライラしてしまうものです。
育休などを取って本格的に育児に参加していない限り、旦那は限られた時間の中でしか子供と関わっていません。
腹が立ってイライラをぶつけ、一つひとつ注意したくなるかもしれませんが、妻から一つひとつのやり方を否定されたりイライラされたりすると、旦那は伸び伸びと子育てを楽しめなくなって悪循環になってしまう可能性もあるのです。
せっかく育児にやる気を出していた旦那の頑張る気持ちの芽を摘んでしまうことになりかねませんから、意識して大目に見ることも大切でしょう。
旦那の先入観
「家事や子育てはママがするもの」という旦那の先入観が原因となっているケースも多いです。
妊娠中から一心同体のように過ごしているママと違い、旦那はなかなか父親という実感が湧かず、育児に対してどこか他人事のような言動をとってしまうことがあります。
しかしママだって余裕で子育てしているわけではなく、「ママだから初めからできて当たり前」なんていうことはありません。
こうした考えのズレが原因で、ママは旦那の言動にイライラしてしまうと考えられます。
体力的に疲れている
子供をあやしながら掃除や洗濯をし、夜中も授乳するために起きて朝までゆっくり寝れない毎日…
これに対して旦那に「子供って泣くものなんだから仕方ないよ」などと言われたら、イライラしてしまいますよね。
それに加えて旦那のために夕飯の支度をしたり、お風呂の準備をしたりしていれば、疲れも溜まってしまうのは当たり前です。
精神的に疲れている
「どうして上手くできないんだろう…」「子供を叱り過ぎてしまったかも…」など、子育てにストレスを感じることに罪悪感を持ち「母親失格かも…?」なんて落ち込んでしまうこともよくあります。
そんな時に旦那に「こうした方が良いよ」などと分かっているようなことを言われたら、ママのことを気遣っての言葉だと分かっていてもイライラするものです。
育児中に旦那にイライラしない5つの効果的な対処法
育児中は思った以上にストレスが溜まるため、怒りの矛先が旦那に向かうことも少なくありません。
それに加えて旦那の育児への関わり方そのものが、ママをイライラさせる原因になることもあります。
育児中に旦那にイライラしないためには、まず話し合いをすることが大切です。
自分の気持ちを正直に伝えることで、イライラがすんなり解消されることは以外と多いものです。
話し合いでは解決しない場合も、急に良い父親・良い夫に変身するのは容易ではないということを心に留め、気長に子育てを通じて父親として育てていくようにしましょう。
過剰な期待はせず、諦めることも解決策の1つなのです。
それではママ達が旦那に対してイライラを感じるありがちなシチュエーションを挙げますので、いっしょにストレス対処法を探っていきましょう。
①子供の機嫌が良い時しか面倒を見ない場合
子供が機嫌の良い時だけ面倒を見て、泣き出した途端にママにバトンタッチしてくる旦那は多いでしょう。
イクメンを気取りたいなら、子供が泣いている時こそ本領を発揮してもらいたいものです。
対処法
バトンタッチをそのまま受け入れていれば、旦那の育児能力はいつまでも発達しません。
子育ての大変さや子供の感情には激しい波があることを理解してもらう良い機会となりますから、時には「今手が離せないから、もう少しみてて」と突き放してみましょう。
そして旦那のあやし方をよく見てみてください。
泣いている時のあやし方が父親と母親で違うことがあるため、お互いにあやし方の参考になることがあるのです。
②家事も育児も手伝ってくれない場合
仕事が大変なのは分かっていますが、休日で家にいる時ぐらいは旦那にも家事や育児を手伝ってほしいですよね。
なのに家事と育児に追われているママの姿を見て見ぬふりして、「手伝おうか?」のひと言もなくTVやゲームなどの自分のしたいことにかまけている姿を見ると怒りが湧いてきてしまいます。
対処法
まず旦那も外の仕事で心身ともに疲労しており、「休日ぐらいゆっくり休みたい」という気持ちであることを理解しましょう。
対処法としては、ママが毎日どれだけ家事や育児で忙しく過ごしているかを体験してもらうために、ママが1日もしくは半日の休暇を願い出てみるというのはいかがでしょうか。
家事と育児をすることの大変さを理解してくれれば、自然と手伝ってくれるようになるかもしれません。
またいつも忙しい自分へのご褒美として、たまには有料の家事代行サービスなどを利用しするのもオススメです。
少しでも状況改善につながりそうなことは、とりあえず口に出して言ってみましょう。
③ようやく寝かしつかせた子供を起こしてしまう場合
なかなか寝てくれない赤ちゃんを寝かし付けるのは、本当に大変なものです。
赤ちゃんがやっと寝付いてくれたと思った瞬間、旦那が「ただいまー!」と大声で帰ってきたり、「子供の寝顔が見たいから」と子供に近寄って起こしてしまい、苦労がすべて水の泡に…ということは、よくあることなのではないでしょうか。
対処法
旦那も悪気があって赤ちゃんを起こしているわけではありません。
普段から意識的に生活音を立てないように行動するようお願いしてみたり、赤ちゃんが寝付いたらメールを送って静かに帰宅するようお願いするのもオススメです。
④子どもとちゃんと遊んでくれない場合
「子供の面倒をみていて」とお願いしたのに、旦那は赤ちゃんの隣でゴロリと寝そべってスマホいじりに夢中になっている…なんてことはよくあります。
子供の面倒をみるという意味をきちんと理解している男性はどれくらいいるのでしょうか。
ママからしてみれば、子供の情操教育のためにもいっぱい話し掛けてあげたり絵本を読んであげたりするなどしてちゃんと遊んであげてほしいと思うものです。
対処法
男性は父親になっても、どうやって赤ちゃんと遊べばいいのかわからない人が多いようです。
そんな時は、まず子供の成長に合わせた遊び方があることを理解してもらいましょう。
「オモチャを持たせて遊んでほしい」「絵本の読み聞かせをしてほしい」など、具体的に何をしてほしいか伝えてください。
親子の絆を深めるためにはスキンシップを取ることが大切だとは分かれば、一生懸命に子供と遊んでくれるかもしれません。
⑤悪びれることなく遊びに行ってしまう場合
旦那が友人や仕事の付き合いで飲み会などに行く場合、申し訳なさそうにしてくれたり「なるべく早く帰るようにするから」と言ってくれればいいものを、悪びれることなく行かれると「私は育児で忙しくて自分のことをする暇もないのに!」とイライラしてしまうものです。
対処法
飲み会などの最中に何度も電話やメールをしたり、「飲み会には行かないで」と制限するのは、仕事の付き合いの場合もあるのでやめましょう。
プライベートの飲み会は月に2回までするなどルールを決めるとお互いに納得しやすいです。
職業によっては接待などで飲むのが仕事に含まれることもあるため、プライベートといっしょにしないよう注意してください。
また仕事帰りに飲みに行く回数を減らして欲しい場合は、普段から子供のお風呂係をお願いする方法が効果的かもしれません。
いずれにせよ、喧嘩しないためにも話し合いはシラフの時に行いましょう。
⑥外面だけイクメンであることをアピールする場合
家にいる時にはほとんど子育てに参加していないのに、友人の前や実家に帰省した時だけいかに自分がイクメンであるか積極的にアピールする人がいます。
外面だけ格好つけている旦那を見てイライラするママは少なくないでしょう。
対処法
人前だけでなく普段からちゃんと育児に参加してほしいと思うなら、育児している最中の旦那を褒めてみましょう。
育児へのモチベーションが上がり、普段から積極的に育児をする自覚が芽生えるかもしれません。
育児のイライラがおさまらない場合
いくら頑張って話し合っても見方を変えてみても、旦那にイライラしてしまう場合があります。
自分のしたいことを我慢して全力で育児に取り組んでいるのですから、それは仕方のないことです。
そんな時は、思い切って自分の好きなことやしたいことをする日を決めてストレス発散や気分転換をしましょう。
例えば…
- 家計費でこっそりスイーツを食べる
- たまには出前を取る
- ママ友や親友など、共感してくれる人に話す
- 部屋の模様替えをしてリフレッシュする
- TVのバラエティー番組を一緒に見るなど楽しい時間を旦那と共有する
- 旦那に子供を預けて外出し、映画などを見に行く
など、赤ちゃんがいるから出掛けるなんてムリだと思うなら、家の中や近所で気分転換できる方法を探しましょう。
自分なりのストレス解消法や気分転換を持っておくだけで、気持ちにゆとりが出来てイライラしにくくなりますよ。
育児で旦那にイライラまとめ
今回、育児で旦那にイライラする原因や効果的な対処法などを紹介しましたが、いかがでしたか?
育児中は余裕がない分、本当に旦那にイライラしますよね。
しかし いくらイライラさせられても子供にとっては大事な父親ですし、仲の良い両親の方が良いに決まっています。
イライラの根本的な解決策は、イライラする原因を一つずつ解決していくことです。
すんなりとは解決できないかもしれませんが、家庭の雰囲気を良くするためにも一度冷静になって2人で育児について話し合ってみてください。
うまく旦那に対するイライラ対処法を見つけ、ストレス時期を乗り切りましょう。