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紫外線の肌影響について!予防・対策と季節ごとのケア法とは

 2018/02/19 スキンケア この記事は約 7 分で読めます。
紫外線の肌影響について!予防・対策と季節ごとのケア法とは

「紫外線は百害あって一利なし」と言われているように、紫外線を浴びることでシワやたるみ、乾燥などといった老化現象が出てきてしまいます。
老化現象の約8割は、加齢ではなく紫外線が原因だと言われているほど。

そもそも紫外線とは太陽光線の一種のことで、波長の長さによって、「UVA」「UVB」「UVC」に分けられています。
UVCはオゾン層に吸収されるため地表にはほとんど届きませんが、UVAとUVBは肌への影響が心配されます。

ちなみにUVAは窓ガラスを通過して肌の奥まで届いてしまい、肌の弾力性を支えているコラーゲン繊維を破壊してしまいます。
一方、UVBは地表に届く割合は少ないものの、生体に与える影響がとても大きいので注意が必要です。

そこで今回は、私たちの肌に紫外線はどのように影響するのか?
さらには予防や対策、季節ごとのケア法もご紹介します。

ぜひ一年を通して紫外線対策を実践してください。

 

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紫外線の肌影響

紫外線の肌影響

まず紫外線を浴びた肌は、防御反応として表皮基底層のメラノサイトがメラニン色素を増やします。
健康な状態の肌ならばメラニン色素は新陳代謝により排出されますが、肌状態によってはメラニン色素が蓄積されシミやソバカスの原因となってしまいます。

日焼け止めを塗らないまま紫外線を浴び続けるとメラノサイトの働きが活性化してしまい、恒常的にメラニン色素を作り出すことになってしまう場合もあります。
さらに紫外線の影響は、シミやソバカスだけではありません。

紫外線は皮脂膜や細胞間脂質などの働きを弱めてしまうため、肌の新陳代謝の乱れを引き起こします。
その結果、表皮角質層の保湿機能やバリア機能が低下し、肌荒れなど様々な肌トラブルや老化を進行させてしまうのです。

また、表皮を通り抜けて真皮まで影響を及ぼすUVAとUVBは、肌の弾力性を支えているコラーゲン繊維を破壊してしまいシワやたるみが発生してしまう原因になります。
さらに年齢を重ねた肌は抵抗力が弱くなっているので、若い肌より紫外線への注意が必要になります。

長年にわたり紫外線を浴びることでシワやしみ、たるみといった肌の老化が促進され、最悪の場合、細胞の遺伝子が傷つくことで皮膚がんへとつながってしまうケースも。
紫外線は免疫力や抵抗力も低下させるので、がん細胞を排除する機能も弱くなって感染症にもかかりやすくなります。

 

紫外線の肌予防や対策

紫外線の予防や対策

まさに肌の大敵といえる紫外線。
大切な肌を守るためにも、早い段階からケアしていきましょう。

 

日焼け止めを塗る

紫外線から肌を守るためには、日焼け止めを塗ることは必須です。
ベタベタするのが嫌いだからと帽子や日傘などしか使わない人がいますが、それだけだとどうしても紫外線を浴びてしまいます。

肌表面で紫外線の侵入を防いでくれる日焼け止めなら、肌内部に浸透しないように防御することが可能です。
ちなみ日焼け止め化粧品でよく見かけるSPFとPAですが、SPFはUVBを防ぐ力を表す指標数字で、PAはUVAを防ぐ力を示す指標となっています。

SPFは数字が大きいほど効果が高く、最大50+と表示されています。
PAは「+」の数が多いほど効果が高く、最高の++++は非常に効果があるという意味となります。

日焼け止めの効果は塗る量が少ないと下がってしまいます。
よって、ここはケチらずたっぷり量を使ってしっかり予防するように心がけて下さい。

また夏場は汗でとれてしまう場合があるので、こまめに塗ることも忘れずに。
ベタつきが気になる人は、サラサラタイプの日焼け止めを使用するのがよいでしょう。

ただし、日焼け止めに含まれる紫外線吸収剤は肌への悪影響も考えられます。
紫外線吸収剤ではなく紫外線散乱剤が配合されている日焼け止めで紫外線対策をすることをオススメします。

 

保湿ケアをする

紫外線で日焼けした肌は、乾燥によって保湿機能が著しく低下しバリア機能も低下してしまいます。
バリア機能が低下することで、外的刺激から肌を守れなくり様々な肌トラブルが発生してしまう状態になってしまいます。

このバリア機能を高めるには、保湿ケアをしっかり行うことが大切です。
日焼けをしてしまった後は、保湿成分が配合された化粧水やクリームを使用することに加えて、炎症を鎮める成分などが含まれているものを使いましょう。

保湿ケアをしっかり行うことで、ターンオーバーが正常になりバリア機能が向上します。
その結果、 紫外線に負けない肌が作られるのです。

 

マッサージやピーリングをする

紫外線によって生成されたメラニン色素は、 健康な肌であれば新陳代謝によって徐々に肌表面へ押し上げられ古い角質細胞とともに剥がれ落ちていきます。
肌の新陳代謝を促進することは、紫外線対策として効果的といえるでしょう。

そこでオススメしたいのが、マッサージやピーリングをすることです。
マッサージやピーリングで新陳代謝のサイクルを正常に保つケアをしましょう。

 

お肌に良い栄養を摂る

外側のケアだけでなく、栄養のあるものを食べて内側からケアすることも紫外線予防にとっては大切です。
特に肌に良いとされている栄養素は、

  • ビタミンA
  • ビタミンC
  • ビタミンE

などです。

トマトやニンジン、ブロッコリー、アボカド、アーモンドは、皮膚や粘膜を健康に保ってくれたり、新陳代謝を促してくれる働きを持っています。
これら食材を上手く取り入れ、紫外線に対抗する力をつけましょう。

 

季節ごとの紫外線ケア法

季節ごとのケア法

紫外線対策は、季節に合わせてケアすることも大切です。

 

紫外線といえば夏というイメージが強いですが、3月頃からすでに紫外線は強くなり始めています。
長い時間外に出ていると、うっかり日焼けをしてしまう可能性もあります。

日焼け止めをこまめに塗り直すことと保湿を心がけるようにしてください。
メイクをしている人は、スプレータイプやパウダータイプの日焼け止めをプラスすると良いでしょう。

春の日焼け止めSPFは、通勤や通学程度ならSPF30、長時間屋外にいる場合はSPF50のものを使うのが理想的です。

 

紫外線は春先から次第に強くなっていき、5月から夏にかけて益々強くなっていきます。
スポーツやレジャーなどで長時間屋外にいると、肌に多大な負担を与えてしまいます。

紫外線対策は日焼け止めだけではなく、紫外線防止効果のあるファンデーションや帽子、日傘なども取り入れてください。
日焼け止めをこまめに塗り直すことも忘れずに。

またエアコンが原因で乾燥もしますので、シワが気になるところは重ね塗りをするなど念入りに保湿するようにしましょう。

 

秋・冬

9月や10月は、まだ夏の5割程度に相当する紫外線が降り注いでいます。
しかし、11月から紫外線の量はかなり減っていきます。

強い日焼け止めを使う必要はないですが、SPF20前後の日焼け止めを使うようにしましょう。
肌の乾燥が気になる季節ですから、日焼け止めを塗る前にしっかり保湿ケアを行ってください。

保湿効果を合わせ持った日焼け止めがオススメです。
またスキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しむ際には、雪の反射による紫外線対策として真夏と同じ強力な日焼け止めを使いましょう。

 

紫外線の肌影響についてまとめ

紫外線の肌影響についてまとめ

今回は、紫外線の肌影響や予防対策、季節ごとのケア法を幅広くご紹介しました。
紫外線は浴び続けることで、肌が一気に老化してしまいます。

まずは紫外線を避けて、しっかり防御することが大切です。
ぜひ今回の記事を参考にして、エイジングケアの大敵である紫外線を効果的に防いでくださいね。

 

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