頬のたるみ改善法!原因や老け顔を改善する対処法
目元の小じわやおでこのシワなど、エイジングサインはいろいろなパーツに出没します。
ですが、一番見た目を老けさせるのは頬のたるみなのです。
メイクをする時や意識して鏡を見る時は、無意識に顔を緊張させるため、頬のたるみは気が付きにくいもの。
そのためケアをおろそかにしたり、怠ってしまったりすることで、頬のたるみは加速して顔の下半分がたるんでしまいやすいです。
顔を緊張させていない状態は、自分では分かりませんが、他人からはしっかりチェックされています。
いくらメイクが決まっていても、たるんだ顔では魅力もゼロになってしまうので、しっかりケアをして引き締まった頬を目指しましょう。
頰のたるみをチェックする方法
頬のたるみは、ある日突然起こることではありません。
人によって進行速度は異なりますが、頬があきらかにたるむまでには段階があります。
その段階は、自分でチェックできる症状があるので、チェックしてみましょう。
1つでも自分の頬に現れている症状があれば、すでにたるみが始まっているので早急にケアを始めてください。
毛穴が開いている
毛穴が開くのは、皮脂の分泌量が増えていたり、ダメージによってコラーゲンの量が減っていたりすることが原因です。
しかし、実は頬がたるんできていることも原因になります。
頬がハリを失ってたるむと、毛穴が下方向に引っ張られてしまうため毛穴が開くのです。
もし、毛穴の形がドロップ型(涙の形)のように開いていたら、明らかに下に引っ張られている状態です。
これは頬のたるみの初期症状とも言える状態なので、すぐにケアを始めてください。
フェイスラインがぼやけている
何となく顔が四角くなってきた、フェイスラインに締まりがないという場合は、フェイスラインに近い頬がたるんできています。
口を動かす回数が少ない、顔の筋肉を使わないことが多いと言う方は、フェイスライン部分がたるみ始めます。
これは口周りの筋肉や目元にある筋肉が低下している状態です。
筋力の衰えによるたるみは広範囲にわたって顔全体をたるませる原因にもなるので要注意です。
少しでも輪郭の変化を感じたら、しっかり筋力を鍛えるケアを始めましょう。
痩せていないのに頬がこけてきた
頬から口元にかけてたるみ始めると頬がこけてきます。
もし、ダイエットをしたり、顔痩せのエクササイズをしたりしていないのに頬がこけたら赤信号です。
頬がこけるということは、頬の筋肉が弛緩して頬のハリを保てなくなっています。
そのため、頬の皮膚や脂肪が全体的に下がっている状態になります。
こういった頬のたるみ方は、顔を動かしたときに口元に変なシワができたり、頬のラインが崩れたりすると気がつきます。
つまり普通に鏡を見ただけでは気がつかないので、頬がこけてきたら鏡を下において上から覗き込んでみてください。
真正面から自分を見るのとはまったく違う、顔の下半分がたるんでいる自分の顔を自覚するでしょう。
頬のたるみの原因は?
頬は、年齢とともにたれていきますが、加齢という曖昧なことが原因ではありません。
もちろん年齢による肌機能の衰えも関係します。
しかし、人によってたるみの度合いが異なることから分かるように、頬のたるみは加齢以外にも原因があります。
この原因をきちんと分かっていないと、自分に合った改善方法が実践できません。
ここでは頬のたるみの原因をご紹介するので、どういった原因でたるんだのかをしっかり把握しましょう。
水分保持機能が衰えている
ふっくらした頬をキープするには、肌がしっかり水分を蓄えている必要があります。
水分が不足していると、内側から押し上げるようなふっくら感は失われてしまいます。
肌というのは、ヒアルロン酸やプロテオグリカンなど水分保持能力がある成分によって水分を蓄えます。
つまり、これらの成分が減少してしまうと、頬のふくらみがなくなって肌がしぼんでしまうのです。
水分保持成分が減少する理由
ヒアルロン酸やプロテオグリカンなどの成分は、肌の内部で合成されます。
しかし、肌が紫外線や乾燥などのダメージを受けると合成量が減少してしまいます。
また水分保持成分を合成するには、さまざまな栄養が必要です。
合成に使われる栄養が足りていないと、当然ですが、合成量は減少するため十分な水分保持ができなくなるのです。
表情筋の衰えにより皮膚が支えを失う
顔の筋肉というのは非常に小さいので、鍛えやすい反面衰えやすい性質を持っています。
毎日たくさん口を動かしていれば鍛えられますが、人と接することが少ない方や表情の動きが乏しい方などは筋肉をほとんど使いません。
そのため、表情筋は日に日に衰えてしまうのです。
表情筋は皮膚の裏側で支えてる役割を持っていますから、筋力が衰えると、支えを失った皮膚が重力で下がります。
同時に上に引っ張り上げる力も低下するため、口角が下がったり目尻がたるんだりする症状も現れます。
老廃物の蓄積による顔のむくみ
むくみは余分な水分が溜まっている状態と言うイメージがありますが、むくみには老廃物も含まれています。
余分な水分や老廃物というのは、水分保持成分が蓄える水分とは別物ですから、蓄積すると重みによって頬が垂れ下がります。
一時的なむくみであれば、むくみケアをすることで頬のたるみも解消できます。
しかし、毎日たくさんお酒を飲んだり、塩分や糖分が多い食生活をしたりしていると、老廃物の蓄積が慢性化します。
これが頬を常にたるませることで、頬のたるみも慢性化してしまうのです。
姿勢の悪さやスマホを長時間いじること
長時間デスクワークをしていると、猫背になったり首が前に突き出たような姿勢になったりすることがあります。
姿勢が悪く、身体が前面に丸まっている状態が長いと、首の前側の筋肉が弛緩することで顔の下半分がたるんでしまいます。
また、スマホを頻繁にいじっていたり、利用時間が長かったりすると、同様の状態になってしまいます。
背筋をしっかり伸ばして、正しい姿勢で鏡を見ると分かるように、姿勢が良いと顔から首周りが引き締まります。
姿勢の悪さやスマホの長時間利用は真逆の状態になるので、注意しなくてはいけません。
頬のたるみを改善する方法とは
頬のたるみには、スキンケアとエクササイズ、美顔器を使うなどいろいろな改善方法があります。
一番効果が高い改善方法はこれ、という決まりはありません。
というのも、人によって筋力が衰えているのか、ハリ弾力成分の合成量が減少しているのか、たるみの原因は違います。
たるみの改善で大事なのは、自分の頬のたるみの原因を解消することです。
ですので、前述した頬のたるみの原因をチェックして、たるみに合った改善方法を実践しましょう。
表情筋の衰えにはたるみ改善エクササイズ
顔を動かすことが少ない、顔の表情の可動域が小さいと言う方は表情筋の衰えが原因です。
表情筋は毎日の顔の動きで鍛えられますが、それが衰えているということは、エクササイズをする必要があります。
ここでは、頬の筋肉にアプローチするエクササイズをご紹介します。
いつでも実践できる「あいうえお」エクササイズ
表情筋を鍛えられる、もっともスタンダードなエクササイズが「あいうえお」体操です。
背筋をまっすぐ伸ばし、軽く顎をひいて正面を見ましょう。
その姿勢を維持しながら、大きな口を開けて、ゆっくりと「あ・い・う・え・お」と口を動かしてください。
ポイントは、どの口の形をする時も顔の下半分を大きく動かすことです。
10回を1セットに、できるだけたくさんエクササイズをすれば、少しずつ頬が引き締まっていきます。
ひょっとこエクササイズでフェイスラインもくっきりと
口の横までたるんでいると言う方は、ひょっとこエクササイズがおすすめです。
口角に力を入れて、口をひょっとこのようにぐっとすぼめます。
力を入れた状態を保ったまま、思い切り右側にひょっとこ口を寄せます。
次に、そのままの状態で左側にぐっと寄せてください。
左右1往復を10回、最低でも3セット行いましょう。
このエクササイズはフェイスラインを整える効果も期待できるので、一つのエクササイズで広範囲を引き締められます。
加齢やダメージによる頰のたるみはスキンケアで解決
年齢によるたるみは、ある程度受け入れる必要があります。
ですが、お手入れをしていないたるみとスキンケアをした上でのたるみは印象がまったく違います。
お手入れをしないたるみは老けた印象しか与えませんが、スキンケアをしていれば年相応の可愛らしさを出してくれます。
また、ダメージによるたるみであればスキンケアで解決できるので、ハリと弾力にアプローチする化粧品でケアをしましょう。
頰のたるみに効く美容成分は?
肌のハリを取り戻すには、コラーゲンの合成をサポートすることが重要です。
皮膚を支えるコラーゲンがたるんでいると、頬のたるみも改善できません。
このコラーゲンの合成をサポートするのがビタミンC誘導体です。
ですので、ビタミンC誘導体が配合されているスキンケア化粧品を取り入れることがポイントです。
ちなみにビタミンCは浸透力が弱く安定性も低いので、浸透力に優れているビタミンC誘導体を選ぶようにしてください。
保湿成分もしっかり補給
頰のたるみ改善で重要となるのが水分です。
と言っても、肌の内側に直接水分を補給することはできないので、水分を保持する保湿成分でスキンケアをしましょう。
ヒアルロン酸は真皮層で水分を保持する成分ですし、セラミドは角質層で水分の蒸発を防いだり保持したりする働きをしています。
他にも、水分保持能力が高いプロテオグリカンなど、高保湿成分と言われる成分が配合されている化粧品を選んでください。
またEGFなど成長因子をベースにした成分も効果的なので、サンプルを使って自分の肌に馴染みやすいものをチョイスするといいですね。
フェイスマスクでスペシャルケア
頬のたるみ改善のためには、週に1回から2回はスペシャルケアをするのが効果的です。
EGFやプロテオグリカンなどが配合されている化粧品は、金額が少し高めなのでデイリー使いをするとなると、ケアを続けにくいと言う方もいるでしょう。
こういった場合は、デイリーケアではヒアルロン酸やセラミドを使って、スペシャルケアの時にワンランク上の美容成分を取り入れるのがおすすめです。
特に効果が高いのが、高品質の美容成分をしっかり浸透させられるフェイスマスク。
フェイスマスクでじっくりと肌に必要な栄養を与えてあげれば、どんどん頬がふっくらして、しぼんだ状態を解消できます。
むくみによる頰のたるみにはマッサージや美顔器でアプローチ
頬のたるみに加え、フェイスラインが崩れていたり二重あごになっていたりする場合は、顔のむくみが原因だと考えられます。
むくみを放置すると、頬のたるみだけではなく顔の下半分がたるんだ状態になるので早急にケアをしましょう。
顔のたるみ改善は、筋肉に刺激を与えてリンパの流れを促すのが効果的です。
そのためにはマッサージや美顔器でのアプローチがベストです。
マッサージならタダで始めやすいですが、美顔器は手軽に使えて続けやすいので、購入を検討してみるといいでしょう。
むくみ改善に効果のあるマッサージ
顔のむくみの場合は内側からのマッサージが効果的です。
口の内側には咬筋という筋肉があり、これをほぐすとリンパの流れがスムーズになります。
親指を口の中に入れたら、奥歯の上から下の奥歯に向かって口の内側をぐっと押しましょう。
少し手前に動かしたら、また上から下に親指を強めに滑らせ、そのまま前歯の方まで8段階に分けてマッサージしてください。
次に、前歯から奥歯に向かって、同じように上から下に滑らせるというマッサージを、少しずつ移動しながら行いましょう。
左右の口の内側が柔らかく感じるようになるまで行うと、それだけで顔がすっきりしてたるみも解消できます。
美顔器は微弱な電流や超音波が流れるものを選ぶ
美顔器は目的によって搭載されているスペックが違うので、むくみ解消の場合は微弱な電流が発生するものや超音波が流れるものを選びましょう。
こういった美顔器は、細かい振動でリンパの流れを促進し、老廃物の排出をサポートしてくれます。
また、美容成分の浸透力も高めてくれるので、スキンケア効果を高めてくれます。
ただし美顔器は使用法をしっかり守ることが大切です。
長時間使用したり、製品によってはジェルを使ったりしないと、逆に肌に負担をかけてしまいます。
美顔器でのたるみケアは、説明書をきちんと読んで正しい使い方をするのが効果を得るポイントです。
頬のたるみ改善法まとめ
頬のたるみは加齢だけが原因ではないので、年齢に関わらずたるんでしまうリスクがあります。
その代わり、何歳であってもきちんとケアをすれば改善も不可能ではありません。
たるみがなく、きゅっと引き締まったフェイスラインや口元は、何歳であっても見た目を若々しくしてくれます。
エイジレスなメイク方法を勉強するより、頬のたるみを改善するだけで見た目年齢をマイナス5歳も夢じゃありません。
今すぐに改善法を実践して、1ヶ月後には今よりも若々しい自分を手に入れてください。