かかとのひび割れをケアする6つの方法!ガサガサかかとさよなら
タイツやストッキング、サンダルを履くときなどに気になるのがかかとのガサガサです。
かかとは意外に目に付きやすいので、乾燥してひび割れてしまっている状態は放っておけません。
フットケアは顔のスキンケアと同じように欠かせないものです。
そこで今回は、かかとのひび割れをケアする6つの方法をご紹介します。
毎日続けることでつるつるのかかとを手に入れるケア方法や、安全に角質を除去する方法をご紹介していきますので、是非とも参考にして下さい。
かかとのひび割れの原因
かかとには体重の負荷がかかるので、圧力によって摩擦が起こりやすい部位です。
摩擦によって角質がダメージを受けると、そのダメージをカバーするために角質の生成が早まります。
ですが角質生成が早すぎると、セラミドなどの保湿成分が不足した状態で皮膚になってしまうのです。
そのため、よりダメージを受けてさらに角質生成が早まるという悪循環になります。
保湿力がない角質が蓄積すると、角質肥厚が起こり摩擦や乾燥などで皮膚がガサガサになります。
ただし、角質肥厚が起こるのは体重の負荷だけではないので、他の原因もきちんと把握しておきましょう。
冷え性
意外かもしれませんが、足先が常に冷えた状態の冷え性はガサガサかかとの原因になります。
冷え性ということは血行不良が起きているので、ターンオーバーのサイクルが乱れます。
ターンオーバーは健康な角質を作る機能なので、これが乱れると古い角質が残ったままになります。
ダメージが蓄積している古い角質は保湿力がないので、乾燥してひび割れてしまいます。
水分の摂取不足
皮膚の水分は、体内から補給されます。
皮膚は全身を覆っているので、潤いを保つためにはたくさんの水分が必要です。
そのため、水分の摂取量が少ないとかかとに必要な水分が不足してしまい補給されません。
特に寒い季節は水を飲まなくなりますし、空気の乾燥の影響で水分も奪われやすいのでかかとの乾燥が悪化します。
水分はミネラルウォーターなどの純粋な水を取る必要があるため、意識して飲んでいない人は摂取量不足でかかとのひび割れが起こります。
圧迫の強い靴を履いている
かかとのひび割れの直接的な原因となる圧迫や摩擦は、靴によってダメージの度合いが変わります。
足の形やサイズにあった靴であれば、圧迫や摩擦は軽減されます。
しかし、かかとが窮屈なヒールやパンプス、サイズが合っていない靴を履いていると、圧迫が強くなるので角質に厚みがでます。
きつければ摩擦は起こらないように感じますが、フィットしていないと逆に足が靴の中で動いてしまい摩擦が起こります。
特にヒールは足裏に負担がかかりやすいので、よりかかとがひび割れやすくなります。
素足で靴を履くことが多い
靴を履くときに素足という方は、それがひび割れの原因になっている可能性があります。
ストッキングや靴下は、足にかかる負荷を緩和してくれます。
「ストッキングで負荷が軽くなるなんて」と思うかもしれません。
しかし、かかとのひび割れは小さなダメージが蓄積することで起こるのです。
確かに薄いストッキングでは負荷を大幅に軽減することはできません。
しかし、それでも素足よりはダメージを減らせます。
また摩擦の軽減にもなるので、素足で靴を履くことが多い方は要注意です。
かかとを引きずって歩く
ヒールや靴のかかとが磨り減っているという方は、歩き方のせいでかかとがひび割れている可能性があります。
かかとを引きずる歩き方は、正しい歩き方をしている人よりも余計な負担をかけます。
正しい歩き方というのは、足の着地がかかとから土踏まず、足の指の付け根→足の指というように体重移動します。
かかとを引きずる歩き方はかかとだけに負荷をかけ、圧迫や摩擦を助長しています。
このような歩き方はだらしなく、見た目的にも格好悪いので気をつけましょう。
角質を放置している
どんな人でも、かかとには角質が溜まります。
しかし実際は、かかとがつるつるの人もいればガサガサ状態の人もいるという違いは、角質ケアに違いがあります。
溜まった角質は定期的にケアをすることで落とせますし、古い角質が落ちればターンオーバーもきちんと行われます。
しかし角質を放置してしまうと、限界まで古い角質が残ってバラバラに剥がれ落ちます。
そのため、潤いのない汚らしいかかとになってしまうのです。
間違った角質ケア
角質はきちんとケアしているのにかかとがガサガサという方は、ケア方法が間違っている可能性があります。
例えば、軽石でゴシゴシこすっている、毎日ピーリングしているというのは間違った角質ケアです。
いくら軽石でもゴシゴシこするとダメージになるため、さらに角質に厚みが出てしまいます。
ピーリングも毎日やってしまうと、未成熟な角質が生成されるのでダメージを受けやすいかかとになります。
角質ケアは必要ですが自己流の場合だと、そのケア方法がかかとのひび割れを引き起こす原因となります。
かかとのひび割れケア方法
かかとのケアで重要となるのは、分厚くなった角質を取り除くことと保湿です。
これは、どちらかやれば良いというものではありません。
ダメージを受けた角質が残ったままではガサガサは治りませんし、保湿をしなければすぐにダメージが蓄積します。
ガサガサやひび割れは乾燥させないことが必須なので、毎日のフットケアでつるつるの美しいかかとを目指しましょう。
正しい角質ケア
保湿ケアの前に、まずやっておきたいのが角質ケアです。
角質ケアというと、軽石などで古い角質をこすり落とすイメージがあるかもしれません。
しかし、毎日のケアとしてはボディタオルでこするだけで十分です。
ボディタオルでこする時も、ゴシゴシ力を入れるのではなく普通に洗ってください。
強くこするとダメージを与えてしまうので、優しく余分な角質を落とすぐらいのイメージで洗いましょう。
軽石でケアするときの注意点
洗っても角化した角質が改善できない場合は、軽石でこすり落とすのが効果的です。
ただし刺激が強いので、こすりすぎると内出血を起こしたり、症状が悪化する可能性があります。
軽石を湿らせたら、力を入れずにかかとの表面を撫でるような感じでこすってください。
くれぐれもやり過ぎは禁物ですから、完全に角質を落とそうとするのは止めましょう。
バスソルトで優しく落とす
角化した角質をしっかり落としたい、という方はバスソルトを使いましょう。
バスソルトなら軽石よりも安全に角質を落とせます。
バスソルトに少しだけ水を含ませて、手のひらに広げてください。
後は力を入れないように、マッサージをする感覚で角質を落としていきます。
バスソルトはミネラルが豊富なので、角質ケアをした後はかかとがつるっとしてすっきりします。
乾燥を改善する保湿ケア
ひび割れケアの基本となるのは保湿です。
普通、肌というのは保湿成分が水分を保持していますが、それを皮脂膜という油分で出来た膜で覆うことで水分の蒸発を防いでいます。
しかしかかとには皮脂腺がないため、厚い角質を作ることで水分の蒸発を防いでいます。
この角質がひび割れたりガサガサになっていると水分を保持できないので、まずはしっかり保湿をしましょう。
保湿を続ければ角質が柔らかくなってくるので、かかと自体が保湿できるようになります。
保湿クリームを塗りこむ
保湿ケアのやり方はとても簡単で、保湿成分が配合されているクリームを塗りこむだけです。
保湿クリームをかかと全体に塗ったら、手のひらで包み込んで優しく浸透させてください。
特に硬い部分は、指で円を描きながら塗りこんでいきましょう。
クリームはハンド用でもボディ用でもいいのですが、効果が感じられない場合は尿素配合のクリームを使うのがおすすめです。
尿素は非常に高い保湿力があるので、ガサガサかかとの解消に効果的です。
蒸しタオルでくるむ
保湿クリームを塗りこんだら、レンジでチンして温めた蒸しタオルでくるんでください。
蒸しタオルの温かい蒸気で包むことで、より保湿クリームの浸透力がアップします。
蒸しタオルは面倒という場合はラップでも構いません。
クリームが浸透することで保湿力が高まれば、より柔らかいかかとになっていきます。
日々の刺激に気をつける
直接的なケアではありませんが、足裏に刺激を与え続けるとひび割れが治らないので、刺激にも注意しましょう。
素足で靴を履かないようにして、ヒールなどはクッション性の高いインソールを敷くのがおすすめです。
また、きついと感じる靴や歩きづらい靴は思い切って捨ててしまいましょう。
ちょっともったいないですが、無理して履き続けているとせっかくのケアが無駄になってしまいます。
日々の刺激は思っている以上にかかとにダメージを与えるので、意識して刺激から守ってください。
レモン水でオーガニックケア
レモンにはビタミンCが豊富に含まれているので、美肌ケアには最適です。
もちろん美肌効果はかかとにも効果がありますから、レモン水を使ってケアをしてみましょう。
レモン1個分を絞ったお水を洗面器に用意したら、そこに足を15分ほど浸しながかかとをこすります。
15分経ったら足を出して、レモン水が浸透するようにパッティングをします。
レモンによって角質が柔らかくなり、水分補給にもつながるのでふんわりしたかかとに仕上がります。
ひどいひび割れはワセリンを使う
ほぼ油分でできているワセリンには強力な保湿効果があります。
よって、ひび割れてどうにもならない状態のかかとはワセリンパックでケアをしましょう。
綺麗に洗った清潔なかかとにワセリンをたっぷり塗りこみます。
次にラップでかかとを覆い、靴下などでずれないようにしてください。
ラップをすることでワセリンの保湿成分がしっかり浸透するので、ひび割れた角質も少しずつ改善されます。
血行を促進して冷えを改善
足が冷えた状態だと、かかとへの血流が滞るのでターンオーバーが低下します。
そもそも、血行不良のままでは肌の状態が改善されません。
足が常に冷えているという方は、靴下などを履いて温めましょう。
また、毎日必ず入浴をして全身の血流を促進して、体の芯の冷えを改善してください。
スペシャルケアでつるつるかかとを目指そう!
かかとはターンオーバーサイクルが遅く皮脂腺も少ないので、フットケアをしていてもがさがさになってしまうことがあります。
特に冬など空気が乾燥している季節は、湿度の影響でひび割れることも少なくありません。
もし普段のフットケアだけではガサついてしまう、というときはスペシャルケアを取り入れてください。
ちょっと手間がかかりますが、スペシャルケアをするとかかとのダメージが緩和されるので、フットケアの効果が高まります。
オリーブオイルをすり込む
スペシャルケアとしておすすめなのが、オリーブオイルをすり込む方法です。
500円玉ほどの量のオリーブオイルを手に取り、人肌でしばらく温めます。
オリーブオイルが緩んだら、入浴後や除菌シートなどで清潔にしたかかとに塗りましょう。
後はオリーブオイルをすり込むようにして揉みほぐしてください。
最初はベタつくかもしれませんが、しっかり塗りこんでいくと肌に馴染んでいきます。
ただ、完全にベタつきが取れるわけではないので、オリーブオイルが馴染んだあとはかかと用靴下などを履くと良いでしょう。
オリーブオイル以外のオイルでもOK
オリーブオイルには高い保湿力があるので、皮脂膜ができづらいかかとをしっかり保湿します。
また、オリーブオイルにはビタミンも含まれていますから、肌への栄養補給にも効果的です。
他にもココナッツオイルやアーモンドオイルなど、乾燥ケアに効果的なオイルはいろいろあるので好みのものを使ってみましょう。
オイルケアをするとベタつくので、毎日実践するのは難しいと思うかもしれません。
しかし、週に1回から2回取り入れるだけでもオイルの保湿力がかかとをふわふわにしてくれるので、スペシャルケアとして取り入れてみてください。
ケアをしても治らないかかとのひび割れはどうする?
定期的に角質をケアして、毎日保湿クリームでケアをしているのにかかとのひび割れが治らないというのは水虫の可能性があります。
かかとの水虫はかゆみなどの自覚症状がありません。
また、見た目的にも乾燥しているだけなので、自分では判断が難しいので皮膚科を受診しましょう。
水虫の場合は薬を処方もらい、きちんと治すことで症状を改善できます。
水虫は他の部位に感染しますから、放置すると指や爪なども水虫になるので注意してください。
かかとのひび割れをケアまとめ
つるつるすべすべのお肌は女性らしい魅力がありますが、これはかかとにも当てはまります。
普段は靴や靴下で隠れていて見えませんが、だからこそ素足になったときにかかとがつるつるだと女子力も大幅にアップします。
逆に、いくら綺麗にメイクをしていておしゃれなファッションをしていても、かかとが荒れ放題ではだらしない印象になってしまいます。
女性であれば、見えない部分でもしっかりかかとをケアをしておきたいですよね。
毎日丁寧にフットケアをすればしっとりつややかなかかとになるので、いつでも自信を持って素足になれるようにケアを続けましょう。