かかとのガサガサをケア!つるつる素足になる角質ケア法とは
乾燥する季節はかかとがガサガサになってしまいがちで、悩んでい人も多いのではないでしょうか。
乾いて硬くなったガサガサしたかかとだと、ストッキングはすぐ伝線してしまうし、見た目にも悪いです。
冬の間は隠せていても、春夏に履くミュールやサンダルは恥ずかしくて履けませんよね。
実は、間違ったケアを続けているとガサガサは改善するどころか、繰り返したり悪化してしまう可能性があるのです。
ガサガサを改善するには、古くなったいらない角質をきちんと除去し、保湿することが大切です。
そこで今回は、かかとのガサガサをケアする方法をご紹介します。
つるつる素足になる角質ケア法 を知り、いつでも自信を持てる素足を目指しましょう。
目次
かかとがガサガサになる原因
かかとのガサガサは、本来なら垢となってはがれ落ちるはずの古い角質が堆積した状態だと言われています。
ではなぜはがれ落ちるはずの角質が溜まってしまうのか、考えられる原因を詳しくみていきましょう。
乾燥
かかとは、もともと皮脂腺がないために汗をかいても油分が少なく、乾燥しやすい部分なのです。
よって乾燥肌でない人でも、かかとはガサガサになりやすいと言えます。
冷え性
冷え性などで血行が悪くなると、お肌のターンオーバーが乱れてしまいます。
ターンオーバーが乱れると古い角質が剥がれ落ちづらくなり、 角質がたまってガサガサになるというわけです。
運動不足
運動をしない人はお尻の筋肉や腹筋が弱くなってしまい、骨盤が後ろに傾いて重心がかかと寄りになっていきます。
すると立っているだけでも普通の人よりかかとに負荷がかかることになり、かかとのガサガサを招くことがあるのです。
便秘
意外かもしれませんが、便秘気味の人も足裏やかかとの角質が溜まりやすいと言われています。
ケアのやりすぎ
かかとのケアで角質を削り過ぎると、薄くなった皮膚は刺激からお肌を守ろうと角質がさらに硬くなってしまう場合があります。
つるつる素足になる角質ケア法
自宅で簡単に出来るかかとケアの方法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
大切なことは、まずは角質除去を行い、その後に保湿するという順番を守ることです。
古い角質を除去すると周囲の刺激を受けやすくなってしまうため、たっぷりと保湿することが必要となります。
やすりや軽石を使う
やすりや軽石を使って角質を除去する方法が一番簡単です。
それほどガサガサになっていなければ、定期的にケアすることでキレイなかかとをキープすることができます。
- やすりや軽石を使う前は、お風呂や蒸しタオルなどで角質をやわらげ、必ず清潔なタオルで足の水分を拭き取って行いましょう。
濡れてふやけた状態でやすりや軽石をかけると、必要な角質までこすってしまう可能性があるため注意してください。 - やすりや軽石は往復させず、一方向にこすります。
- やすりや軽石をかけた後は必ず保湿をして、摩擦を避けるために靴下をはいてください。
- 使用後のやすりや軽石はきちんと洗い流し、次回使う時のために清潔に保つようにしましょう。
スクラブを使う
やすりなどで削るのは面倒だし、なんとなく怖いという人はスクラブによるマイルドなケアがオススメです。
また角質がそこまで厚くなる前に日常的にスクラブによるケアを続けることで、お肌をなめらかにキープすることができます。
やり方
- スクラブ入りクリームなどをかかとに塗って、マッサージして角質を除去します。
- 保湿してください。
- 目に見える実感はすぐには得にくいですが、週3~4日程度ケアすると少しずつ効果が表れます。
電動角質リムーバーを使う
やすりやスクラブなどに抵抗がある人は、電動角質リムーバーを使った角質除去がオススメです。
すぐに除去効果を実感できますし、電動なので皮膚を削り過ぎる心配がありません。
使い方は、電動角質リムーバーを足裏全体に当てるだけです。
終わった後は、必ず保湿をしてくださいね。
角質除去ジェルを使う
削ったり磨いたりするのは抵抗がある人や時間がかかっても良いからキレイに除去したいという人には、角質除去ジェルがオススメです。
ジェルタイプは、塗って角質が自然に剥がれるのを数日待つというものです。
これもケアした後は必ず保湿してください。
お肌が弱い人に向いていますが、人によってはジェルの薬液がお肌に合わない場合があるので注意が必要です。
お酢を使う
キッチンにあるお酢でも角質除去ができます。
お酢には、角質を柔らかくして除去する軽いピーリング効果があるのです。
さらにお酢は低刺激な上にアミノ酸が含まれているので、乾燥肌でも安心して使えます。
やり方
- 洗面器にお湯3カップ入れて、お酢を1カップを入れます。
- その洗面器にかかとを30分~1時間くらい浸します。
お湯が冷めてしまわないようにタオルなどを上からかけておくといいでしょう。 - 浸し終わったら、フットケア用の柔らかいブラシで軽くこすってください。
- 最後は軽く洗い流して清潔なタオルで拭き、しっかりと保湿をします。
かかとパックで保湿する
角質ケアをした後は必ず保湿をしますが、ひび割れそうなくらい角質が固くなっている場合、保湿しようとしても保湿成分がなかなか角質層の奥まで入っていきません。
そのような場合は、ラップを使ってかかとパックをすることをオススメします。
やり方
- ティッシュかコットンにたっぷりの化粧水を含ませ、かかとに貼り付けます。
- その上からラップで包んで、さらに浸透を良くするために蒸しタオルなどを当てて温めましょう。
- 5分程度経ったらはがします。
- 最後はボディクリームやハンドクリームを塗って蓋をしましょう。
マッサージをする
保湿クリームを塗る際にマッサージをすると、血行が良くなりお肌のターンオーバーも促進されます。
やり方は、まずかかとを手の平で包み込むようにして温めてから、足の裏全体をほぐすように親指でマッサージをするだけです。
保湿と合わせて行い、健やかなお肌へ導きましょう。
かかとのガサガサを繰り返さないための予防法
かかとのガサガサを角質ケアで柔らげることができたら、そのうるおいと柔軟性をキープするために予防を意識したお手入れを行いましょう。
保湿する
かかとのガサガサを繰り返さないためには、まず保湿を第一に心がけましょう。
お風呂上がりのかかとがしっとりしている状態で保湿剤を塗ります。
オススメの保湿剤は、保湿効果の高いホホバオイルや尿素入りのクリームなどです。
冷やさない
冷えによって血行が悪くなると酸素や栄養が行き渡らなくなるために、お肌のターンオーバーが乱れて角質が厚くなる原因になります。
靴下は足の冷えを防ぐだけでなく、乾燥からも守ってくれる優れものです。
靴下は、血行を良くするためにも足首を締め付けないものが良いでしょう。
またムレが気になる人は、5本指ソックスや指先のないサポータータイプのものなどがオススメです。
かかとを守る靴を選ぶ
かかとへの刺激を少しでも避けるためには、靴選びも重要となります。
かかとに刺激を与える可能性のある靴は、サイズの合っていない靴やハイヒール、健康サンダルなどが挙げられます。
合わない靴を履いていると靴の内側で足がずれたりして足裏が強い摩擦にさらされてしまいますし、ハイヒールは常に圧迫された状態になったりするのでよくありません。
また健康サンダルのイボイボは、かかとが固くなっている人には刺激になってしまうのであまりオススメできません。
立ち方や歩き方を見直す
地面に足をつける際にかかとからドスンドスンと着地したり、摺り足で歩くなど、かかとに重心のかかる立ち方や歩き方をしていませんか?
そういった立ち方や歩き方は、それが刺激となって角質を厚くしてしまいます。
立つ時は足の裏全体に体重をのせてしっかり立つことや、かかとから足先の方へ自然と体重を移動させるように歩くことを日頃から意識しましょう。
常に同じところばかりを刺激しないように、毎日違う靴を履くというのも一つの手です。
生活習慣を見直す
食事や睡眠、運動は基本的なことですが、これが人間の軸となります。
どこから改善してよいのか分からないないという人は、まずは質の良い睡眠をとることから始めてみてはいかがでしょうか。
質のよい睡眠をとることができれば目覚めもスッキリしますし、お肌のターンオーバーも活性化されます。
良質な睡眠をとるためのポイントは、
- 入浴をして身体を芯から温めること
- 就寝前にテレビやスマホ、PCなどの強い光を発する機器を見ないようにすること
- アロマやハーブティーでリラックスすること
- 身体に合った寝具を使うこと
- 寝室は薄暗くして静かな環境を整えること
などが挙げられます。
特に入浴は冷え性対策にもなるためオススメです。
かかとのガサガサを放置していると起こる様々な症状
かかとのガサガサやひび割れを放置していると、そのガサガサやひび割れが深くなり、ひどい時は臭いや痛みを伴ってしまう場合もあります。
このような症状が起こる前に、気づいた段階ですぐにケアしてあげることが大切です。
臭い
ガサガサや硬くなった角質を放っておくと、臭いの原因になってしまいます。
特に秋冬になると活躍するブーツ内は、汗などで多湿になっている上に除湿ができない状態が長時間続くため、臭いの元となる雑菌が繁殖しやすい環境が整ってしまうのです。
痛み
常に靴の刺激を受けているかかとは、タコができやすいと言えます。
それを放っておくと どんどん硬くなり、硬くなった部分がひび割れた時に強い痛みが出ることがあるのです。
かかとのガサガサを引き起こす病気
かかとのガサガサは、病気によって引き起こされる場合があるため注意が必要です。
きちんとケアしているのに全然治らない場合や年中ガサガサしているという場合は、病気を疑ってみましょう。
かかとのガサガサを引き起こすことのある病気を解説するので、気になる場合は早めに皮膚科で診てもらうようにしてください。
水虫
水虫というと指の間のジュクジュクや痒みを思い浮かべる人が多いと思いますが、水虫などの雑菌によってもかかとが白く粉を吹いたりガサガサになることがあります。
特に足の指や爪などに水虫がある場合は、そのまま放置しておくと白癬菌が皮膚内部まで広がって症状が悪化してしまうことがあります。
市販の塗り薬では治りにくいため水虫なのか気になる場合は、早めに皮膚科の先生に診てもらうようにしましょう。
水虫の治療は、病院で処方する薬で根気よく治療することが必要です。
タコ
タコは、皮膚の一部が均一に厚くなり硬くなる病気です。
軽いタコの場合は、かかとのガサガサと同じ角質ケアをすれば改善することがあります。
イボ
イボはHPV(ヒト乳頭腫ウイルス)というウイルスの一部が小さな傷などから角質に感染して起こる病気です。
かかと全体がガサガサになるというよりはイボの部分が周囲よりもガサガサになるのが特徴です。
1個ではなく沢山できることも多くあり、イボ同士がくっついてモザイク模様のように見えることもあります。
疲労や免疫力をおさえる治療を受けている場合など免疫力が落ちている時に発症しやすく、治りにくくなるといわれています。
掌蹠角化症(しょうせきかくかしょう)
乳幼児期~10代頃に発症すると言われており、症状は手の平や足の裏が異常にガサガサになります。
誤ったセルフケアで症状を悪化させてしまうこともあるので、自分でケアしても効果がないどころか皮膚がひび割れてしまったなどという場合は、皮膚科を受診した方がいいでしょう。
かかとのガサガサをケアまとめ
かかとのガサガサをケアし、つるつる素足になる角質ケア法を紹介しましたが、いかがでしたか。
かかとはもともと乾燥しやすい箇所なので角質が厚くなりやすく、さらに乾燥などが原因でガサガサになってしまいます。
かかとは夏のサンダルを履く時期でなければ、ついついケアを忘れがちになってしまいますよね。
しかしサンダルの時期にガサガサになっていることに気づいてからでは、改善するのに時間がかかってしまいます。
季節に関係なく定期的に角質ケアと保湿ケアを行い、かかとのガサガサを改善したら、予防を心掛けることが大切です。
また運動や入浴で血行を促進したり、質のよい睡眠をとることは、かかとのガサガサに限らず健康をキープするためにとても重要なので、
日頃の生活習慣も見直してみてください。
「キレイな素足は一日にしてならず」です。
紹介したケア法を実践し、美しいつるつるかかとを手に入れましょう。