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口元のたるみ解消法!口角を上げて老け顔を若返らせる改善法

 2018/09/07 スキンケア この記事は約 14 分で読めます。
口元がたるむ原因とは

メイクなどで鏡を見るときは、無意識に口元を引き締めていますし、写真を撮るときもきゅっと口角を上げる方が多いでしょう。
ですがふと鏡を見たら、口元がたるんでいることに気がつくという方も多いのではないでしょうか?

口元のたるみや口角の下がりというのは、どんなにメイクをしても美しいとは言えません。
老けて見えるのはもちろん、人によっては人相が悪いという印象を与えてしまうこともあるので要注意です。

そこで今回は、口角を上げて老け顔を若返らせる改善法をご紹介します。
少しでも口元が気になる方は改善法を実践していただき、自然と口角が上がる状態になるようにして老け顔を若返らせましょう。

 

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口元がたるむ原因とは

口元がたるむ原因とは

口元のたるみの原因は、大きく分けると表情筋の衰え弾力成分の機能低下の2つが挙げられます。
どちらか1つでもたるみの原因となりますし、人によっては両方の原因が起こってたるんでしまっていることもあります。

いずれにしても、原因を把握しないと適切なケアができません。
よって、まずはどのような原因があるのかを正しく理解しておきましょう。

 

口輪筋の衰え

顔には20種類以上の筋肉があり、それぞれが顔のパーツを支えています。
この中で、口の周りで唇の動きに連動しているのが口輪筋です。

口の周りを大きく囲んでいる口輪筋は、口を動かすことで鍛えられます。
しかし、小さい動きばかりでは鍛えられないので、成長していくほどに衰えてしまいます。

すると口周りを支えることができなくなり、口角がどんどん下がってしまうのです。

 

口輪筋は顔全体の筋肉にも影響する

口輪筋は、口の周りに存在しているので放射線状に伸びています。
口角の部分から伸びる口輪筋は頬に、下唇から伸びる口輪筋は下顎周辺に、上唇から伸びる口輪筋は小鼻や目元の表情筋につながっています。

そのため、口輪筋が衰えると顔の下半分が垂れ下がってきます。
この状態を放っておくと、ほうれい線が出来たり、さらに頬から顎にかけてたるむマリオネットラインまで出来てしまうのです。

 

翼突筋の衰え

翼突筋というのは、エラより少し前の部分、奥歯と同じ並びにあるインナーマッスルです。
口を開け閉めするために使う筋肉で、咀嚼筋の一つになります。

翼突筋は頬から口元にかけての筋肉を引っ張り上げる働きをしているので、これが衰えると顔の下半分がたるみます。
また、エラ部分の皮膚も翼突筋が支えていますから、衰えによってフェイスラインまでだらんとしてしまいます。

 

口を動かすアクションが小さい

大人になると、口を思い切り大きく開けて笑ったり声を出したりすることが少なくなります。
大口を開けるのははしたない、みっともないという意識を持っている方も多いでしょう。

しかし、翼突筋は口の開け閉めによって鍛えられるので、アクションが小さいと衰えてしまうのです。
しかもインナーマッスルですから、外側からのアプローチで鍛えることもできないため、余計に衰えやすいと言えるでしょう。

 

ハリ弾力成分の減少

口元の皮膚を支えているのは表情筋の力が大きいのですが、肌自体が持つハリ弾力成分の力も関係しています。
皮膚は、コラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などによっても支えられています。

コラーゲンは網目状に皮膚の下に張り巡らされていて、エラスチンはコラーゲン線維をしっかり結んでいます。
ヒアルロン酸は網目の部分に存在する水分保持成分で、しっかり水分を蓄えることで皮膚を押し上げます。

これらの成分が減少すると、皮膚がしぼんでしまいたるみが引き起こされるのです。

 

加齢

ハリ弾力成分は体内で合成されますが、その量は年齢とともに減少します。
コラーゲンの合成量は20歳がピークで、40代以降はピーク時よりも半分の量しか合成されなくなります。

エラスチンやヒアルロン酸も加齢によって減少するので、栄養を補ったりスキンケアで補給をしないとどんどん皮膚はたるんでしまいます。

 

睡眠不足

コラーゲンは、外部からの刺激によって断裂したり機能が低下しやすいです。
これを修復するのが、睡眠中に分泌される成長ホルモンです。

睡眠が不足したり、睡眠の質が低下すると成長ホルモンが十分に分泌されないので、コラーゲンの修復が滞ります。
この状態が続くと、コラーゲンが減少して皮膚を支える力が弱くなってしまうのです。

 

肩こりもたるみに関わっている

姿勢が悪いと、体が歪んで肩こりになってしまいます。
また、運動不足などでも肩がこりますが、肩こりは血行不良を引き起こします。

肩周辺の血流は顔の血行にも影響を与えるので、肩こりになると顔の血行不良まで引き起こします。
血液は組織の形成に必要な酸素や栄養を運んでいますから、血行が悪くなると皮膚や表情筋が栄養不足になってしまうのです。

すると機能が低下したり衰えを回復できなくなるため、たるみが起こりやすくなります。

 

スマホの使いすぎ

スマホを使うときには、ほとんどの場合下を向いている状態になりますね。
下を向いた状態では顔の筋肉を使いませんし、皮膚が下に引っ張られてしまうので垂れやすくなります。

こういった状態が長く続いたり慢性化すると、口元や頬の筋肉が形状記憶して、上に引っ張り上げる力が低下します。
手が空いたら無意識にスマホをいじってしまったり、常に動画を観ているという方は、スマホがたるみの原因になっているかもしれません。

 

口元のたるみをチェック方法とは

口元のたるみをチェック方法とは

最近、顔が疲れているように見える、老けたように感じるという方はたるみチェックをしてみてください。
気のせいだとごまかしていると、たるみはどんどん進行していきます。

実は、口元のたるみは目元の小じわよりも老け顔に見える原因となるのです。
いくらシワがなくても、口元がたるんでフェイスラインがぼやけたり、ブルドックラインが出来てしまったら顔がだらしない印象になってしまいます。

早めに対策を始めるためにも、口元がたるんでいないかチェックしましょう。

 

鏡の角度を変える

一番分かりやすいのは、鏡を顔の真下において覗き込むという方法です。
真正面から鏡を見れば、筋肉が皮膚を引っ張り上げるのでたるんだ感じはないかもしれません。

しかし、下を向くと重力に逆らえない脂肪や皮膚が垂れてきます。
これがたるみを作り出しているのです。

鏡を覗き込んで、普段はできないシワや皮膚のたるみがあったら要注意です。

 

本当のフェイスラインを確認

口元がたるむと、フェイスラインもどんどんぼやけていきます。
しかし、その変化は少しずつ進行していくので、毎日自分の顔を見ていても気がつきづらいです。

そのため卵型だった顔がいつの間にか四角くなったり、大きくなったりしてしまうのです。
耳の下にあるエラの出っ張った部分の骨に指を当て、軽く上に持ち上げてみてください。

これが本当のフェイスラインで、持ち上げることで顔の大きさや形が変わるようであれば、口元のたるみが始まっています。

 

口元のたるみは解消できる?

シワというのは、ハリ弾力の衰えに加え、皮膚に折り目がついてしまっているのでなかなか解消できません。
しかし、たるみはハリ弾力成分が減少していても、筋力を鍛えて皮膚を引っ張り上げれば解消できます。

ですのでシワよりも解消しやすいと言えますから、たるみの原因に合わせたケアを見つけましょう。

 

自分のたるみの原因の見つけ方

なぜたるんでしまったのか、自分では原因が分からないという方もいるでしょう。
そういった場合は、たるみチェックで見つけてください。

前述したたるみチェックの方法で、真下に置いた鏡を覗き込んでたるむという方はハリ弾力成分の減少が原因です。
エラ部分の皮膚を引っ張りあげるとフェイスラインがすっきりする、という方は表情筋の衰えが原因です。

もし両方のチェックでたるみ具合が変わる場合は、2つの原因が重複しています。

 

原因が重複していたら?

ハリ弾力成分の減少と表情筋の衰えの両方が原因の場合は、どちらの原因にもアプローチしていかなくてはいけません。
こういった状態のたるみは、スキンケアだけしても、表情筋だけ鍛えても改善できないのです。

とわ言え、何個も解消法を実践する必要はありません。
大事なのはケアを続けることですから、自分がやりやすい解消法を見つけて実践しましょう。

 

口元のたるみ解消法

口元のたるみ解消法

自分のたるみの原因が分かったら、解消法を始めていきます。
解消法は、表情筋へのアプローチと肌へのアプローチがメインになります。

隙間時間にできることも多いので、自分に合った方法から始めてください。

 

あいうえお運動でトレーニング

口輪筋を鍛えるには、とにかく口を動かすことが重要になります。
人としゃべる機会が少なかったり表情を変えない方は口の運動が不足しているので、あいうえお運動をしましょう。

この運動のポイントは、唇をしっかり言葉の形に動かすことです。
目元や頬にシワが寄らないように注意しながら、あいうえおを10回1セットで何回でも行ってください。

 

ペットボトルで簡単筋トレ

口を動かすだけでは物足りない、鍛える手応えが欲しいという方は、ペットボトルを使ったトレーニングがおすすめです。
用意するのは、500mlの空のペットボトルだけです。

口を「お」の字にしたら、ペットボトルを唇の力だけを使って咥えましょう。
ペットボトルは顔と垂直になるようにぐっと持ち上げて、10秒以上キープしてください。

慣れてきたり、重量が物足りない場合は、100mlほど水を足して下を向きながら咥えるとより口輪筋をしっかり鍛えられます。

 

口周りが固い人はストレッチ

口をあまり動かさない人は、口周りが固くなっていることがあります。
その状態で筋トレをしたり、たくさん動かしてしも効果が出にくいのでストレッチをしましょう。

口をしっかり閉じたら、右頬に空気をいっぱい入れて膨らまして10秒キープします。
これを左頬と鼻の下、唇の下の部分に順番にやっていきます。

このストレッチを繰り返していると、口周りが柔らかくなるのでトレーニングの効果が出やすくなります。

 

隙間時間の習慣にする

口輪筋のトレーニングは声を出す必要がありませんから、オフィスでの仕事中でも出来ます。
また、テレビを見ているときでも入浴しているときでも手軽に出来るので、習慣にしてしまうのがベストです。

口輪筋は小さい筋肉なので、こまめに動かすことが重要です。
隙間時間の習慣にしてしまえば、一人の時でも常に鍛えられるので、より早く口元のたるみにアプローチできるでしょう。

 

翼突筋のトレーニング

エラ部分にある翼突筋を鍛えるには、口角を広く動かすトレーニングが効果的です。
片方の口角をできる限り耳に近づけるように引き上げます。

この時、反対側のフェイスラインがくっきり出るように、思い切り引き上げてください。
そのまま5秒キープしたら、反対側も同様に行いましょう。

これを1セットとして、最低でも1日3セット、理想としては10セットほど行うのがベストです。
ほうれい線がある方は、口角を引き上げると溝が深くなるため、定着しないように指で頬を軽く引っ張って行ってください。

 

引き上げにくい場合は筋肉をほぐす

片側だけ引き上げにくかったり、両方引き上げにくい場合は翼突筋周りが固まっているのかもしれません。
引き上げにくいなと思ったら、翼突筋に関わっている筋肉をほぐしましょう。

口を閉じたら、舌を口の中で大きく回してください。
舌を頬の内側に強く押し当てて、その圧力をかけたまま口の中を一周させるとやりやすでしょう。

凝っていると口周りの骨がごりごり言いますが、この音がしなくなるまで続ければ、凝りもほぐれます。

 

ハリ弾力成分をしっかり補給

肌自体にハリがない、皮膚のしぼみが原因でたるんでいるという場合は、ハリ弾力成分をきちんと補給しましょう。
外側からコラーゲンやヒアルロン酸でケアをしても、真皮層までは届きません。

しかし角質層に浸透することで、表皮の水分保持をサポートしてくれます。
肌がしっかり潤えばターンオーバーが活性化されて、線維芽細胞も活発になるためコラーゲンなどのハリ弾力成分の合成が促進されます。

リフトアップ効果がある化粧品もたるみ解消に効果的なので、ピンポイントで取り入れていきましょう。

 

リンパマッサージで口周りの滞りを改善

リフトアップクリームや保湿クリームを使う時には、リンパマッサージを併せて行いましょう。
まずは耳の前と後ろから鎖骨にむけて3回ほどなでおろして、リンパの流れを整えます。

クリームを顔全体にのばしたら、3本の指を頬に当てて、引き上げるようにこめかみまで数回さすり上げます。
その指を口角に当てて、耳の横まで優しく数回滑らせてください。

次に、2本の指であごを前後で挟み、フェイスラインを滑らせて耳まで引き上げ、最後にまた耳から鎖骨にかけてなでおろしましょう。

 

リンパマッサージの注意点

リンパというのはとても細いため、強く圧迫するのではなく、優しくなでるようにマッサージするのが正解です。
力を入れすぎると、逆に負担となってしまいたるみが悪化します。

また、途中でクリームが乾くと引っかかったり摩擦が起こるので、きちんと足してください。
リンパの流れがスムーズになると、たるみの要因となるむくみも解消されるので、顔全体がすっきりします。

毎日続ければ、スッキリ効果も持続するのでたるみも目立たなくなるでしょう。

 

規則正しい生活習慣を身につける

たるみに限らず、シワや乾燥などの肌トラブルの解消には、生活習慣も大きく関わっています。
栄養バランスのとれた食事、軽い運動、規則正しい睡眠の3つをできるだけ守るようにしてください。

特に睡眠は重要で、夜ふかしをしたり睡眠時間がバラバラで質が悪かったりすると何をしてもたるみは解消されません。
睡眠時間の確保はもちろん、副交感神経が優位になるように、寝る前にテレビやスマホを見ないようにして睡眠の質も高めましょう。

 

猫背や姿勢の悪さを矯正

猫背や姿勢の悪さもたるみに関わっています。
あごが前に出た状態が慢性化すると、首の後ろの皮膚が縮んでしまい、反対に首の前側の皮膚が下に引っ張られます。

すると、顔の皮膚まで引っ張られてしまうのでたるみが引き起こされます。
また首の前側にある広頚筋も衰えることで、よりたるみがひどくなるので常にまっすぐの背筋を意識しましょう。

 

広頚筋のトレーニング

気がつくと猫背になっている、背中が丸まっているという方は、首にある広頚筋の筋力が低下していますからしっかり鍛えましょう。
背筋をしっかり伸ばしたら、舌を思い切り出して真上を向きます。

この時、首の前側が伸びていることを意識してください。
そのまま10秒から30秒程キープしたら、舌をしまって首を元の位置に戻します。

さらに効果を上げたい方は、思い切り舌を出して首の前部分を伸ばしたまま、首をゆっくり大きく回すと、より効率よく広頚筋を鍛えられます。

 

常に口角を引き上げる

口角を上げるには、どんなときも口角をきゅっと引き上げるようにするのがおすすめです。
口角は意識をしないと上がりませんが、常に上げるようにするだけでも筋肉が鍛えられます。

一人でいるときは下がりやすいので、どんなシチュエーションでも口角を引き上げるように意識してください。
いつも口角を上げていると、運気もアップすると言われていますから、たるみ改善と一石二鳥の効果が得られます。

 

口元のたるみ解消法まとめ

口元のたるみ解消法まとめ

口元のたるみは加齢現象と思っている方も多いかもしれません。
確かに加齢も一つの原因ですが、基本的にはトレーニングをすれば解消できます。

筋肉にアプローチするトレーニングは比較的効果が出やすく、早い人は10日ほどでフェイスラインの違いを実感できます。
さらにスキンケアやリンパマッサージを加えると、外側と内側からケアができるので、より効率よくたるみ解消につながります。

しょうがないと諦めずに、ちょっとした空き時間を使って本当の自分のフェイスラインを取り戻して行きましょう。

 

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