敏感肌の改善法!スキンケアや生活習慣を変え敏感肌を治す方法
敏感肌は、ちょっとした刺激でも肌荒れを起こしたりニキビが出来てしまうやっかいな肌質です。
普通の化粧品でもピリピリする刺激を感じたりするので、スキンケアをするのも怖くなってしまいますね。
特に季節の変わり目には肌が敏感になってしまうため、敏感肌用化粧品でも肌トラブルが起こることもあります。
そんな敏感肌を改善するには、敏感肌を引き起こす原因を突き止めるのが一番ですが、残念ながら皮膚科医でも原因を特定するのは難しいのが実情です。
そこで今回は、原因になり得るスキンケアについてや生活習慣を変えて敏感肌を改善していきましょう。
目次
敏感肌の原因は?
遺伝やアトピー性皮膚炎などの疾患でない場合は、敏感肌は自分の日常生活の中に原因が潜んでいます。
それは食生活かもしれませんし、スキンケアかもしれません。
ただ、どんなことが原因であっても、敏感肌を引き起こしているのはバリア機能の低下です。
バリア機能は肌を刺激から守り、肌のうるおいを保つために働く機能です。
この機能が低下すると刺激に敏感になり、さらにうるおいがなくなることでダメージの回復が遅れてしまい敏感肌になってしまいます。
つまり敏感肌を治すには、バリア機能を正常化する必要があるということです。
スキンケアで敏感肌を改善するには
スキンケアは肌の健康を保つために欠かせません。
でも、敏感肌は例えケアであっても刺激が強く、症状が悪化してしまうこともあります。
スキンケアをしていても敏感肌が治らない方は、今一度自分のケア方法をチェックしてみてください。
間違ったスキンケアに要注意
保湿ケアや洗顔は健康な肌に必須のスキンケアです。
しかし、敏感肌の場合は保湿が肌に負担をかけたり、洗顔によってさらにバリア機能を低下させている可能性があります。
特に保湿に欠かせないと言われるクリームには、添加物が多く含まれていますから、敏感肌に使うのは危険です。
また、一生懸命スキンケアをすることで摩擦を与えていることもあるので、刺激や負担となるスキンケアは今すぐやめましょう。
敏感肌に必要なスキンケアとは
スキンケアと一口に言っても、毛穴ケアやエイジングケア、シワ・たるみケアなどいろいろな種類があります。
敏感肌用化粧品もその一つですが、商品によってフォーカスしているケアが違います。
例えば、同じ敏感肌用でもできるだけ刺激を与えない引きのケアがありますし、美容成分を与える責めのケアもあります。
どちらを選ぶかは自分次第ですが、刺激を与えないようにするだけのケアではいつまでたっても治りません。
よって、自分の肌と相談しながら、トラブルに注意して美容成分を取り込み健康な肌を取り戻すスキンケアをしていくのが正解です。
化粧水だけでは何も変わらない
敏感肌の場合、不要なものはできるだけつけないようにするという方も多いようです。
確かに肌の状態が良くないのであれば、化粧水だけにしておくのもいいでしょう。
しかしこれでは保湿対策がまったく出来ていません。
いくら保湿成分が入っていても、主成分が水ですからどんどん蒸発してしまうので、化粧水だけでは敏感肌対策にはなりません。
美容液や乳液の使い方
化粧水の有効成分を肌に留まらせるには、美容液や乳液が必要不可欠です。
ただし、皮脂膜がほとんどなくうるおいも不足している敏感肌だと、馴染みが悪くべたつくことも多いでしょう。
そのためこういった基礎化粧品は使いたくないという方も少なくないようです。
ですが、少量手のひらにとって、指でプレスしながら丁寧に馴染ませればベタつきを抑えられます。
どちらのアイテムもたくさんつければ効果がアップするというものではないので、肌にヴェールを作るアイテムとして使うといいですね。
汚れの落とし方
洗顔のやりすぎは敏感肌を悪化させますが、汚れが残っていると肌が酸化してしまいます。
汚れをきちんと落とすのはスキンケアの基本ですから、正しい落とし方を実践しましょう。
敏感肌の汚れの落とし方のポイントは、こすらないことと洗顔料の成分です。
洗顔料の成分が石油系界面活性剤だと、皮脂を根こそぎおとして皮脂膜が生成されません。
敏感肌は天然由来の洗浄成分やクレイを使い、弾力のある泡をたっぷり作って、こすらないように丁寧に洗って肌を清潔に保つことが重要なのです。
敏感肌に必要な美容成分とは
肌の状態を改善するには、その状態に適した美容成分を補給しなくてはいけません。
例えば、しわやたるみの改善には、真皮層で皮膚を支えるエラスチンやコラーゲンの補給が必要です。
これと同じで敏感肌に必要な美容成分もあるので、スキンケアに取り入れていきましょう。
セラミドで角質層にうるおいを
敏感肌には保湿力が圧倒的に足りません。
敏感肌のスキンケアは保湿がメインなので、角質層で水分を保持するセラミドを補給しましょう。
セラミドはスポンジのように水分を吸収して保持しています。
角質層がセラミドで満たされることでバリア機能が活性化するので、基礎化粧品にはセラミドが入っているものを選んでください。
プラセンタで元気な角質を作る
胎盤から抽出されるプラセンタには、受精卵を胎児まで成長させるほど豊富な栄養が詰まっています。
特に注目したいのは、細胞分裂を促進する働きです。
受精卵は爆発的な細胞分裂をすることで形成されていくのですが、これに関わっているのがプラセンタです。
肌は細胞分裂することで健康になるので、肌の状態に合わせてプラセンタも加えるのがおすすめです。
生活習慣で敏感肌を改善
普段何気なくおくっている生活が、敏感肌を作り出していることがあります。
これを改善しなければ敏感肌も治らないので、ライフスタイルを見直してみましょう。
敏感肌を作る生活習慣とは
生活習慣に原因があるといっても、自分では普通の生活をしているだけなので何が悪いのか分からないかもしれませんね。
そこで敏感肌を作る生活習慣をチェックして、自分に当てはまる部分を改善していくことが敏感肌を治すベストな方法になります。
睡眠不足は敏感肌の大敵
睡眠中には、細胞の修復を行う成長ホルモンが分泌されます。
このホルモンが日中に受けたダメージから細胞を回復させてくれるからこそ、健康な肌を維持できます。
逆に成長ホルモンが不足すると、肌の状態が悪化して刺激に対して弱くなってしまいます。
成長ホルモンは就寝してから3時間後が分泌のピークなので、睡眠が短いと十分に分泌されません。
ですので、睡眠時間が短かったり不規則という方は、規則正しい睡眠と十分な睡眠時間を確保してください。
運動不足は代謝の低下を招きます
運動をすると、全身の血行が促進されるので細胞にしっかり栄養が行き渡ります。
栄養を受け取った細胞は代謝が活発になり、古い細胞はどんどん排出されて新しい細胞が生成されます。
この働きは肌でいうとターンオーバーになります。
ターンオーバーサイクルが狂うと、未熟な角質細胞が表皮になってしまい敏感肌になるので、適度な運動を心がけましょう。
食生活は美肌の基本
体はすべて栄養から成り立っていますから、栄養が足りないとすべての機能が低下します。
これは肌にも当てはまることで、栄養バランスが悪い食生活をしている限り敏感肌は治りません。
特に気をつけたいのが加工食品です。
加工食品は栄養がほとんどない上に、添加物によって栄養の吸収が阻害されるので、どんなにスキンケアを頑張っても肌の状態は改善できなくなります。
加工食品をいっさい摂らないのは大変ですが、できる限り天然の食材を使った食事をして、肌への栄養補給を意識してください。
敏感肌の改善法についてのまとめ
敏感肌の改善は、どれか一つ対策をすればよいというものではありません。
不足している成分を補うこと、敏感肌を作っている原因を取り除くことが改善策となります。
とはいえ、全部を変えるのは難しいですし長続きしないかもしれません。
よって、できることから始めて徐々に変えていきながら健康な肌を目指しましょう。