プラセンタサプリの副作用とは！安全なサプリの選び方や注意点

たくさんあるエイジングケアの中で、プラセンタは人気成分の代表格になっていますね。
しかし、コンビニやドラッグストアで売られているプラセンタ配合ドリンクやサプリに、副作用があるのか不安だと思う人もいるのではないでしょうか？

そこで今回は、安全なプラセンタサプリを選ぶときの注意点やポイントをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

プラセンタとは？

プラセンタとは、人などの哺乳類が持つ胎盤ですが、一般的には胎盤そのものではなく胎盤から豊富な栄養素を抽出したエキスをプラセンタと呼んでいます。
プラセンタには、タンパク質（アミノ酸）、ビタミン各種、脂質、糖質、ミネラルなどの5大栄養素の他にムコ多糖体など10もの栄養素（有効成分）が含まれ、特にアミノ酸は肌のターンオーバー（再生）を正常に保つ働きを持っています。

また、栄養豊富なプラセンタの作用は下記です。

1. 肌に栄養を届け、再生を助ける造血・血行促進作用
2. 肌老化を防ぐ抗酸化作用
3. 細胞を活性化させる基礎代謝促進作用
4. 体内のホルモンバランスを整える内分泌調整作用

これらの作用があることから、更年期障害・乳汁分泌不全・肝機能障害の治療薬として厚生労働省で認可され使われ始めましたが、現在では美容や疲労回復、さらには発毛や育毛の効果も期待されています。

プラセンタサプリの美容効果

市販のサプリは、医療機関で受けるプラセンタ注射に比べて即効性は劣ります。
しかし、長期間飲み続ける事である程度の効果が期待できます。

紫外線によるシミやシワを予防する効果

プラセンタにはアミノ酸や成長因子が含まれるので、肌の細胞を活性化させターンオーバーを促す効果や、生理活性成分の抗酸化作用によって紫外線による細胞の酸化を防いでシミやシワを改善する効果もあります。

肌の水分保持力を高め弾力アップする効果

体内への吸収率が高い単体のアミノ酸や、美肌効果が高いプチペド・DNA・ヒアルロン酸が含まれている為、新陳代謝がアップしてコラーゲンの生成が促進されて肌のハリも期待されています。

市販と医薬品のプラセンタの違いとは

医療機関では、人の胎盤から抽出したヒトプラセンタの注射薬が使われていますが、市販のサプリに含まれるプラセンタの原料はほとんどが豚由来のブタプラセンタです。
最近では、馬由来のウマプラセンタを使った商品も増えています。

豚や馬の胎盤からは、充分な健康管理・衛生管理体制を持つ農場から仕入れられ、どのメーカーもかなり厳しい自社基準を設けて感染症などの有無を検査した上で、高品質で安全性の高い製品が作られているのです。

中でも「SPFプラセンタ」は、日本SPF豚協会が認定する特別な管理体制の農場で育てられた、特定の病原体や寄生虫を持たないクリーンなSPF豚の胎盤を使っているのでより安心度が高いと言えます。

馬は豚よりも体温が高いため寄生虫などのリスクも少なく、特に競走馬のサラブレッドは徹底した管理下で育てられているのでより安全性が高いと考えられています。

植物性や海洋性のプラセンタ

植物性プラセンタは哺乳類の胎盤ではなく植物の胎座という部分が使われており、芽を育てるためにアミノ酸やビタミン・ミネラルが豊富に含まれてる植物性プラセンタもあります。
また、魚からも海洋性プラセンタ（マリンプラセンタ、フィッシュプラセンタ）もあるのですが、動物性プラセンタの重要成分である成長因子（グロースファクター）は含まれていないので、別の美容成分だと考えた方が良いでしょう。

プラセンタ・サプリの副作用は？

プラセンタサプリを飲み始めた時期に、生理の時期が早まったり出血量が多くなったりすることがあります。
また、下痢や軟便などの消化器症状が起こる場合もあるのですが、服用を続いていく中で自然と治る人がほとんどで、服用をやめると治るので心配はないでしょう。

喘息やアレルギーがある人や肝機能障害の人は注意が必要

タンパク質アレルギーや豚や馬のアレルギー体質の人が服用すると、喘息などのアレルギーが悪化したり、場合によってはアナフィラキシーショックを起こすこともあるので、医師に相談する事をお勧めします。
人によっては、痒みや発疹を起こす場合もあるので、著しく体力が低下している時なども注意が必要です。

また肝機能障害の治療薬を服用している人も、同じ成分の過剰摂取をまねいて重症肝炎などになる可能性もあります。

ニキビ・吹き出物が増える

新陳代謝が促進されて、肌のターンオーバーが正常に戻ろうとする際に、一時的に皮脂や角質が多くなってニキビや吹き出物が増える場合があります。

朝早く目が覚めてしまう

人が本来持っている体内リズムに戻ろうとする際に、自律神経の調整機能が働いて睡眠の変化が現れることがあります。
人によっては、眠りが浅くなったり朝早く目が覚めてしまう場合もあるので、睡眠不足にならない様に注意しましょう。

プラセンタ・サプリの選び方

プラセンタサプリには、多くの種類の製品があり価格もピンからキリまで様々です。
よって、効果や安全性を踏まえた上で、プラセンタ・サプリの選び方をご紹介します。

安全性

まずは、使用されている動物の種類や産地、飼育管理体制などをチェックしましょう。
日本では、BSE発生以来製造していないのですが、ヒトプラセンタに近いと言われている羊プラセンタを服用する場合は、BSEが発生していないオーストリア・ニュージーランドのものが安全性が高いと言われています。

プラセンタ配合量

プラセンタエキスから水分と不純物を取り除いた原末量も目安になります。

プラセンタの含有量の表記には明確な決まりがない為に、商品パッケージにエキスを乾燥させた原末の表示をしている物もあれば、原液の表示の物やプラセンタエキスの抽出前の胎盤の重さを数字化している物まであるので、原末量で比べると良いでしょう。
配合量が分からない場合はメーカーに問い合わせて、原末の含有量を比較する事もおすすめします。

品質

抽出方法に差がありますが、現在では加水分解方式よりも有効成分を壊しにくい「酸素分解方式」が主流です。
また、製造元の品質管理体制もチェックしたいところですが、JHFA認定商品であれば安心だと言えます。

含まれている有効成分

1. コラーゲン・ヒアルロン酸：肌の保湿力・肌のバリア機能UP
2. ビタミン：美容・抗酸化作用
3. ローヤルゼリー：滋養強壮効果がありますが、喘息やアレルギーがある人は悪化する恐れがあるので要注意
4. 高麗人参：滋養強壮・体力回復
5. サイタイエキス：体を構成する多くの細胞に変化・適応する「幹細胞」が含まれる

価格

サプリの原料になる豚や馬の胎盤は、多くがきちんと品質管理されしっかり衛生管理された農場から仕入れられます。
その後、製造元でも感染症など独自の検査基準を設けて加熱処理による不活化を施した上でサプリに利用されているので、高品質な製品にはコストがかかるのは当然です。

よって、安かろう悪かろうは避けた方が良いでしょう。

プラセンタサプリの副作用についてのまとめ

肌のターンオーバーの平均的な日数は、20代は約28日、30代は約40日、40代は約55日と言われています。
数回ではなく、美容目的の場合は1ヶ月以上続けていくと肌のハリ・美白・美肌の効果が現れてきます。

自分が納得できる、優良なプラセンタサプリ選びをして美しく健康的な毎日を送りましょう。