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脂性肌の治し方!原因や脂性肌を改善する4つの方法とは

 2018/08/20 スキンケア この記事は約 10 分で読めます。
脂性肌の治し方!原因や脂性肌を改善する4つの方法とは

顔がテカテカになる、べたつく、メイクが崩れるなど脂性肌(オイリー肌)は女性にとって厄介な肌質ですよね。
また、ニキビもできやすいので肌トラブルに悩まされることも多いでしょう。

最近は皮脂の分泌を抑える化粧品もたくさん発売されていますが、それでも根本的に肌質を変えないとトラブルは解決できません。
そこで今回は、脂性肌の原因や解消する4つの治し方をご紹介します。

いつでもさらっとした素肌を目指すためにも、脂性肌を正しく理解して改善していきましょう。

 

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脂性肌(オイリー肌)とは?

脂性肌(オイリー肌)とは?

オイリー肌とも呼ばれる脂性肌は、名前の通り皮脂の分泌量が多い肌です。
皮脂というのは、汗などと混ざり合うことで皮脂膜を形成する材料です。

皮脂膜は天然の保湿クリームとも言われていて、肌を外部の刺激から守ったり水分の蒸発を防いでくれます。
しかし皮脂が過剰に分泌されると、他の成分とのバランスが崩れてしまい、肌がテカったりベタベタする脂性肌(オイリー肌)になってしまうのです。

 

脂性肌(オイリー肌)の3つの原因とは

脂性肌(オイリー肌)の3つの原因とは

脂性肌は皮脂が過剰分泌されることで起こりますが、皮脂は勝手に分泌されているわけではありません。
人によっては皮脂の分泌量が多い体質が遺伝していることがあります。

しかし、遺伝でない場合は皮脂の過剰分泌は自分に原因があるのです。
その原因の多くは生活習慣の中にありますから、自分の生活習慣と向き合って原因を突き止めていきましょう。

 

脂分の多い食生活

皮脂を分泌する皮脂腺というのは、体内の不要な脂分を排出する器官です。
つまり、皮脂の分泌量が多いのは脂分を摂り過ぎている可能性があります。

自分では揚げ物や炒め物を控えているつもりでも、現代人の食事は脂分が摂取過多になりがちです。
特に外食では、ほとんどの料理に大量の油が使われているので、外食する機会が多い方は気をつけていても脂分を摂り過ぎてしまいます。

 

ファーストフードは脂性肌を作る

ハンバーガーや菓子パン、惣菜パン、インスタント食品などは少量でもたくさんの油が入っています。
油の表記でなくても、ショートニングやバター、ラードのような飽和脂肪酸が多く含まれる食品が使われています。

肉やサラダ油などを控えても、ファーストフードを食べていれば脂を大量摂取することになるのです。
忙しい方にとっては手軽にお腹を満たせて便利なファーストフードですが、美肌の大敵ですから注意してください。

 

間違ったスキンケア

肌がべたつく脂性肌の方は、さっぱり系の化粧品を使ったり、洗浄力の強い洗顔料を使うことが多いのではないでしょうか。
確かに、保湿力の高いしっとり系の化粧品は肌に重たいですし、べたつきは完全に落としきりたいですよね。

しかし皮脂は肌を守るという役割があるので、すべてを落としきってしまうと、肌の防御機能が働いてより多くの皮脂が分泌されます。
また、皮脂がなくなって保湿力が低下しているのに、さっぱり系の化粧品しか使わないのはケア不足になってしまいます。

間違ったケアを続けると、水分量と油分量のバランスが崩れるため脂性肌が引き起こされるのです。

 

ホルモンバランスの乱れ

皮脂の分泌量というのは、男性ホルモンがコントロールしています。
男性ホルモンは、皮脂を合成したり分泌の活性を高める働きをしているので、男性ホルモンが優位になると皮脂の分泌量も増えます。

本来であれば、女性は女性ホルモンが優位ですから、男性ホルモンの働きを抑えられます。
しかし何らかの理由でホルモンバランスが乱れると、男性ホルモンが活性化されてしまい皮脂が過剰分泌されるのです。

 

ストレス

仕事や育児などでストレスを抱えていると、体はストレスに対抗するために交感神経を優位にします。
交感神経は、副交感神経とバランスよく入れ替わることで自律神経を正常に保ちます。

このバランスが崩れると自律神経の働きも崩れてしまいます。
自律神経はホルモンの分泌量をコントロールしているため、働きが弱まるとホルモンバランスを乱す原因となるのです。

 

睡眠不足

睡眠も女性ホルモンの分泌に関わっています。
睡眠の質が低かったり、慢性的に睡眠時間が不足したりすると、自律神経のバランスが崩れてしまいます。

ホルモンを分泌する器官は、自律神経が存在する視床下部のすぐ隣にあります。
そのため、自律神経が崩れるとホルモンの分泌バランスも崩れてしまうのです。

 

生理や妊娠

女性ホルモンのプロゲステロンとエストロゲンは、交互に優位になりながらバランスを保っています。
しかし、生理や妊娠時というのは両方の分泌量が変化します。

ですのでバランスが崩れ、皮脂の分泌量が過剰になることがあります。
特にプロゲステロンは皮脂を分泌する働きを活性化する役割があるので、このホルモンが優位になると脂性肌が引き起こされます。

 

脂性肌(オイリー肌)を改善する4つの治し方

脂性肌(オイリー肌)を改善する4つの治し方

脂性肌を治すには、自分に当てはまる原因を取り除くことに加え、皮脂腺の働きを正常化したり分泌を抑える対策が必要です。
ここでは、4つの治し方をご紹介しますが、人によって必要な対策は異なります。

ですが、何もしなければ肌の状態も変わらないので、まずはできることから始めてケアしていきましょう。

 

①生活習慣を見直す

脂性肌に限らず、肌のトラブルやエイジングサイン、体の不調などのほとんどは生活習慣によって引き起こされます。
食事も運動も睡眠も、すべて体内機能の働きに関わっています。

栄養が不足すればエネルギーの生成が滞りますし、運動をしないと血行が悪くなり栄養や酸素が行き渡りません。
睡眠が足りないと、ダメージや負担から回復することができません。

皮脂も体内機能の働きによって分泌されるので、毎日の習慣を見直して、悪い点は改善するようにしましょう。

 

野菜をたっぷり摂る

食生活では、とにかく野菜をたっぷり摂ることを心がけてください。
野菜には肌の栄養となるミネラルやビタミンが豊富に含まれています。

極端に言うと、脂分を摂り過ぎても、野菜の栄養素でバランスを取れば皮脂の分泌を抑えることも可能です。
もちろん摂り過ぎに注意する必要はありますが、忙しくて食生活を変えられない方は、野菜の摂取量を意識することから始めてみると良いでしょう。

 

適度な運動で汗をかく

血行が悪いと代謝が低下しますし、汗も出にくくなるため不要物が溜まります。
不要物が溜まると、体内の働きが悪くなり皮脂の分泌バランスも狂ってしまいます。

運動で汗をかけば、代謝がアップしてデトックスもしっかり行われるので、体内機能も正常化します。
ただし、気温が高いだけで汗をかいても、これは血行が促進されているわけではないためデトックス機能には関係ありません。

質の良い汗をかくには簡単な運動でも体を動かすことが大事なので、ラジオ体操やウォーキングなど簡単な運動を生活に取り入れましょう。

 

睡眠環境を整える

質の高い睡眠を取るには、睡眠環境を整えることが重要です。
寝る前の1時間ぐらいからはテレビやスマホを見ないようにして、音楽を聴いたり本を読んだりして副交感神経を優位にしましょう。

また、起きたときに体が痛い、体勢のせいで目が覚めるという場合は寝具が体に合っていない可能性があります。
寝具も睡眠の質に影響するので、枕やマットを変えてみてください。

 

②洗顔料は皮脂を取り過ぎないものを選ぶ

洗顔料には、固形石鹸タイプや洗顔フォーム、洗顔パウダーなどいろいろな種類があります。
この中でも特に皮脂を落とす力が強いのが洗顔フォームです。

洗顔フォームのほとんどは、石油系合成界面活性剤が使われています。
この活性剤は、洗浄力が非常に強いため肌を守る皮脂まで根こそぎ落としてしまうのです。

洗顔料はそれぞれ洗浄成分が異なりますが、アミノ酸やクレイなど皮脂を取り過ぎないものを選ぶようにしましょう。

 

美容成分が入った洗顔料はOK?

最近、美容成分配合の洗顔料が人気になっていますね。
ですが洗顔というのは、汚れや余分な皮脂を落とすためのスキンケアです。

肌に優しい洗浄成分であれば、洗顔の段階で美容液を補給する必要はありません。
また、こういったタイプの洗顔料はうるおいを残すために洗浄力が弱すぎることがあります。

ですので洗顔料は、皮脂を落としすぎずに肌を清潔にできるものを選んでください。

 

洗顔の基本はこすらないこと

いくら適切な洗顔料を選んでも、肌に刺激を与えてしまう洗顔方法では皮脂の分泌を抑えられません。
洗顔をするときは、弾力のある潰れない泡を作り、手のひらや指先で肌をこすらないようにしましょう。

洗浄力が強くない洗顔料でも、洗うだけで余分な皮脂はきちんと落とせます。

 

③しっかり保湿で皮脂の分泌量を整える

脂性肌だと、ついさっぱりしたスキンケアを選んでしまいますね。
ですが、さっぱり系の化粧品にはアルコールや収斂(しゅうれん)効果がある成分が配合されています。

アルコールは水分の蒸発を促進するので、肌の水分が奪われて皮脂の分泌量が増えます。
収斂(しゅうれん)効果は悪いものではありませんが、バランスの崩れた油分量を改善することはできません。

皮脂の分泌が多いのは、保湿不足の可能性があるのでしっかり保湿をして、肌質を改善していきましょう。

 

脂性肌(オイリー肌)の保湿方法

保湿と言えば乳液やクリームで油分を補うと言うイメージがあるかもしれません。
ですが、本当の意味の保湿は保湿成分を補うことです。

保湿力を高めるには、セラミドやプロテオグリカン、ヒアルロン酸など水分を保持する力を持った成分を補うことが重要です。
これらの成分は化粧水や美容液に使われることが多いので、化粧水と美容液でしっかりケアしましょう。

乳液などは少量で良いので、肌にヴェールをかける感じで薄く塗ればひどいべたつきもなく保湿ケアができます。

 

④栄養素で皮脂の分泌を防ぐ

栄養素にはそれぞれ働きがありますが、種類によっては脂質の代謝を促したり、皮脂の分泌を抑えたりするものがあります。
その栄養素とはビタミンB群ビタミンCです。

ビタミンB群は、脂質の代謝を促進するので、余分な皮脂の分泌を防ぐ効果が期待できます。
また、ビタミンCには皮脂の分泌を抑制する作用があります。

ですのでこれらの成分を意識的に摂取すれば、脂性肌の改善につながります。

 

ビタミンB群を含む食べ物

ビタミンB群は豚肉やレバー、うずらの卵などに豊富に含まれています。
特に豚肉はビタミンB群がたっぷり入っていますし、美肌を作るビタミンB2や疲れを取り除くビタミンB1も豊富です。

レバー類には鉄分など血液の材料が含まれているので、1日に1回は食事に取り入れるといいですね。

 

ビタミンCを含む食べ物

ビタミンCは、太陽の光を浴びて育つ果物や野菜のほとんどに含まれています。
ただし熱に弱く水には流れ出てしまう性質があるので、加熱などの調理法では十分に摂取できません。

果物ならそのまま摂取できますが、たくさん食べてしまうと果糖の摂り過ぎになります。
果糖などの糖分は皮脂腺を刺激するので、食べ過ぎは禁物です。

ですのでサプリメントなどで補いながら摂取していくのがおすすめです。

 

脂性肌を改善する4つの治し方まとめ

脂性肌を改善する4つの治し方まとめ

矛盾しているようですが、脂性肌の原因はあくまでも皮脂の分泌量が多くなることで、皮脂が悪いわけではありません。
これを勘違いして、皮脂を取り除くことだけにフューチャーした治し方をしてしまうと、皮脂はどんどん分泌されます。

脂性肌対策をしているのに治らない、改善できないというのは、間違った治し方をしているのかもしれません。
すぐにベタツキを取り除きたい気持ちは分かりますが、根本から治すには皮脂が過剰分泌される状態を改善する必要があります。

食生活や洗顔方法などは、即効性はなくても肌質を改善する効果が期待できるので、焦らず正しいケアを続けていきましょう。

 

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