顔のテカリを解消する7つの方法!原因と効果的な防止方法とは
湿気が多くなり、気温も高まる季節がやってきましたね。
朝頑張ってバッチリメイクしたはずなのに、数時間後にふと鏡を見たら映った自分の顔がテカっていてびっくりした!なんて経験はありませんか?
中には一日に何度も洗顔したり、あぶらとり紙を何枚も使っているという人がいるかもしれません。
顔のテカリは、皮脂が通常より多く分泌される「皮脂の過剰分泌」が原因で起こります。
しかし、テカリが気になるからと必要以上に皮脂を取り過ぎてしまうと逆効果になることがあります。
そこで今回は、顔のテカリを解消する方法をご紹介します。
顔のテカリの原因と効果的に防止方法を知り、テカテカ肌を卒業しましょう。
目次
顔のテカリを解消する7つの方法
顔のテカリを解消するには、スキンケアや生活習慣の見直しが必要です。
まずは、顔のテカリを解消するために見直すべきポイントについて詳しく解説していきます。
どれも簡単で難しいことはありませんので、是非とも実践してみてください。
①洗顔を見直す
顔のテカリが気になると、何回も洗顔をしたくなるものです。
しかし、洗顔で皮脂を取り過ぎるのは逆効果となります。
なぜなら皮脂は本来肌を守る働きがあり、肌にとって必要不可欠なものだからです。
洗顔によって肌に必要な皮脂まで落としてしまうと、肌のバリア機能が低下し、保湿力が低くなってしまいます。
低くなった保湿力を補うために肌は皮脂を活発化させます。
結果、肌は余計にテカってしまうというわけです。
洗顔は、1日に朝と夜の2回で十分です。
洗顔する際は洗顔料をしっかり泡立てて、泡で洗顔するように優しく行いましょう。
洗顔後は、清潔なタオルで水分をポンポンと吸い取るように優しく拭き取ってください。
②保湿を見直す
洗顔した後の肌は乾燥しやすい状態になるため、すぐに化粧水や乳液などを使って水分の蒸発を防ぐことが大切です。
特に保湿効果の高いセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンが配合された化粧水がオススメです。
メイク崩れが心配だから乳液は使わないという人がいますが、しっかり保湿をすることで余計な皮脂が出てくるのを防げるため、乳液を使った方がメイク崩れしにくくなります。
さらに化粧水と乳液で保湿した後にオススメしたいのが、毛穴引き締め効果のある収れん化粧水です。
収れん化粧水は毛穴を引き締めて過剰な皮脂が出てくるのを防ぐ効果があるため、テカリを抑えてサラサラ肌をキープできるようになります。
使い方は、収れん化粧水をコットンにつけて風を送るようにしてパッティングしていくだけ。
肌をクールダウンしながら毛穴を引き締めることができます。
③メイクを見直す
メイクを見直してテカリを解消し、メイク崩れを防ぎましょう。
まずはしっかり保湿しながらも皮脂をコントロールしてくれる下地を使うことです。
ポイントは、「皮脂を吸着してくれるもの」と「オイルフリーのもの」を選ぶこと。
下地を塗った後は、余分な下地を残さないようにティッシュで軽く拭き取ると良いでしょう。
ファンデーションは、油分が多いリキッドタイプよりパウダータイプがオススメです。
また最近は、皮脂を抑えてくれるファンデーションもたくさん登場しています。
テカリを抑えようとして厚塗りするとよれやすくなるため、なるべく薄づきになるように塗っていきましょう。
裏技として、ファンデーション代わりに汗や皮脂を吸着する効果のあるベビーパウダーを使うという手もあります。
皮脂腺が多いTゾーンだけベビーパウダーを塗っても良いでしょう。
④メイク直しを見直す
メイク直しをする際、顔のテカリが気になるあまり、あぶらとり紙が手放せないという人は多いでしょう。
しかし1日に何度もあぶらとり紙を使用すると、必要な皮脂まで取り除いてしまうために肌は乾燥し、さらに皮脂分泌が活発になってテカリも酷くなってしまいます。
そこでオススメしたいのがティッシュです。
ティッシュは、余分な皮脂のみを取り除いてくれるメリットがあります。
テカリやすいTゾーンなど皮脂が気になる部分を、擦らずにポンポンと優しく押し当てましょう。
ミスト化粧水を顔にシュッとひと吹きしてから、ティッシュでおさえるとより効果的です。
またファンデーションを塗り直す場合は、ブラシに少量パウダーファンデーションつけて、崩れてしまったところの境目を消すようになじませるようにするとキレイに仕上がります。
⑤生活習慣を見直す
顔のテカリを解消するには、身体の外側からだけでなく内側からもケアしていく必要があります。
ストレスによってホルモンのバランスが崩れ、皮脂の分泌が増えてしまう場合があります。
好きな音楽を聴いたり映画を見るなど、自分に合ったリラックス方法でストレスを解消するだけで、顔のテカリが軽減することもあります。
また睡眠不足もホルモンバランスが乱れてテカリの原因になります。
しかも肌のターンオーバーも乱れることで乾燥し、テカリに拍車をかけることに。
なるべくその日のうちには寝るようにして、最低でも6時間以上は睡眠時間を確保しましょう。
質の高い睡眠をとることで、ホルモンバランスを整えることができます。
⑥食生活を見直す
顔のテカリを改善するためには、食生活も大切です。
脂っこい食べ物や甘いものを毎日よく食べていたら顔が脂っぽくなったという経験はありませんか?
糖質と脂質の多い食べ物は、皮脂の分泌を促す働きがあるのです。
- 糖質の多い食べ物:ラーメン、焼きそば、アイスクリーム、ケーキ、食パンなど
- 脂質の多い食べ物:バター、マーガリン、マヨネーズ、ベーコン、豚バラ肉など
顔のテカリを改善したいなら、上記のような食べ物の摂り過ぎに注意しましょう。
またこれとは逆に、顔のテカリを改善するために積極的に摂りたい食べ物もあります。
特に摂取したい栄養素は、肌のターンオーバーに必要なビタミンAです。
かぼちゃや人参などの緑黄色野菜に含まれています。
また脂質の代謝を助けて皮脂分泌を抑制する効果があるビタミンB2やB6は、テカリが気になる人ほど積極的に摂って欲しいビタミンです。
豚肉やレバー、魚などに含まれています。
このように顔のテカリを防ぐためにも、バランスの良い食生活を心掛けましょう。
⑦クリニックを受診する
スキンケアや生活習慣を改善しても一向に顔のテカリがおさまらない場合は、皮膚科を受診することをオススメします。
医療機関の治療には、皮脂を抑える目的でビタミン剤や低用量ピルが処方されることがあり、その中でも効果の高いものとしてスピロノラクトンという薬があります。
この薬は、男性ホルモンの働きを抑えることで皮脂の過剰分泌を抑える効果が期待できます。
ただしホルモンに作用するものです。
よって、妊娠中や授乳中の女性は服用することができませんし、健康状態によっても服用できない場合があるので、必ず医師と相談してから服用するようにしましょう。
顔のテカリの原因とは
顔のテカリは、皮脂の過剰分泌が原因で起こります。
なぜ皮脂の過剰分泌が起こるのかここで詳しく解説していきます。
乾燥
皮脂が過剰分泌しているなら乾燥していないのでは?と思われるかもしれませんが、決してそうではありません。
乾燥しているからこそ、その乾燥を潤わせようと過剰に皮脂が分泌されているのです。
乾燥を招く原因としては、紫外線や間違ったスキンケア、日々の生活習慣などが挙げられます。
ファンデーションの厚塗り
顔のテカリの原因は毛穴だと思い込み、ファンデーションを厚塗りして毛穴を塞ごうとしていませんか?
毛穴を塞いで皮脂が出ないようにしてしまうと、かえって肌は乾燥し皮脂が過剰に分泌する原因になってしまいます。
テカる時ほどナチュラルメイクを心掛けるようにしてください。
脂性肌体質
脂性肌は遺伝するため、生まれつき脂性肌体質の人がいます。
もともと毛穴の数が多い人や毛穴自体が大きい人は、必然的に分泌される皮脂の量も多いのでテカリやすくなってしまうのです。
冬でも顔がテカっているという人は、遺伝の影響を強く受けているのかもしれません。
また遺伝だけでなく、生活習慣や食生活によって脂性肌になってしまう人も多くいます。
ホルモンバランスの乱れ
ホルモンバランスの乱れが皮脂分泌に影響を与えている場合があります。
皮脂分泌に関係するホルモンは、男性ホルモンの一種である「テストステロン」と、ステロイドの一種である「アンドロゲン」です。
ダイエット、ストレス、運動不足、更年期などが原因でホルモンバランスが崩れると、皮脂が増え脂性肌になると考えられています。
特に皮脂が過剰に分泌される思春期は、このホルモンバランスの影響で顔がテカリやすくなり、ニキビが多くできると言われています。
加齢
歳を重ねると皮脂の分泌量は低下してくるために、どうしても肌が乾燥しやすくなります。
潤いが足りないと思った肌が皮脂をたくさん分泌するために、顔がテカりやすくなるのです。
加齢とともに意識して保湿することが大切となります。
タバコ
タバコを吸うと血管が収縮するため、血行が悪くなります。
そうすると酸素や栄養素など肌に必要なものが行き届かなくなり、健康な肌が作られない状態になります。
結果、皮脂のコントロールも出来なくなり、過剰に分泌されるようになってしまうというわけです。
ストレス
ストレスが溜まるとホルモンバランスや自律神経の乱れを引き起こします。
それが肌の新陳代謝を低下させ、血行不良になり肌が乾燥する原因となるのです。
睡眠不足
睡眠不足の日が続くと、皮脂のコントロールが出来なくなり、テカリなどの肌トラブルが増えるようになります。
睡眠は、美肌作りには必要不可欠です。
質の高い睡眠をとるだけで、肌の水分と油分のバランスが良くなり、適度な皮脂で肌を守れるようになるのです。
睡眠は、スキンケア以上に大切なのだと覚えておきましょう。
ベースメイクで顔のテカリを効果的に防止する方法
テカリをおさえながら適度なツヤを出すメイク方法をご紹介します。
ポイントをおさえて美しい肌を1日中キープしましょう。
①UV下地
UV下地は、紫外線カットをしつつ、メイクをキレイに仕上げてくれる優秀アイテムです。色がつかずに肌をなめらかに整えてくれるUV下地を選び、ファンデーションを塗る前に必ず使用するようにしましょう。
輪郭や首筋まで顔全体にしっかり塗ってください。
②コントロールカラー
コントロールカラーを少量指先にとり、赤みやくまが気になる頬、小鼻など赤みが気になる部分にたたき込むようになじませます。
③ファンデーション
ファンデーションを指にとり、自然な立体感を出すために、まずは顔の中心部にだけのせます。
内側から外側に向けてのばしていき、髪の生え際手前で止めます。
目元は薄くなじませる程度にしておきましょう。
キレイなスポンジを使って、余分なファンデーションをオフしながら顔全体にファンデーションを馴染ませていきます。
④ルースパウダー
ルースパウダーをパフにとり、サラッとさせたい部分(テカリやすい小鼻の周りやよれやすい目元、こめかみの髪の生え際部分など)になじませたら、テカリを予防できるベースメイクの完成です。
顔のテカリを解消する方法まとめ
顔のテカリを解消したり予防する方法などを紹介しました。
顔のテカリの原因は、スキンケアなどの外的要因と生活習慣などの内的要因、両方にあることが分かりましたね。
テカリが出ているということは肌が乾燥しているよと言っているサインなので、自分の肌としっかり向き合ってケアしてあげてください。
これから暑くなってたくさん汗をかく季節になるので、早めにテカリ予防対策に取り組んでいきましょう。