顔のくすみ改善法!原因と老け顔を予防するタイプ別ケア法
肌がくすんでいるだけで、実年齢より老けて見えてしまったり、疲れて見えてしまったりと良いことがありません。
そのうえ顔のくすみをカバーしようとファンデーションを厚塗りすると、顔と首の色に違いが出てしまいさらに老けて見られます。
そんな老け顔を改善できる良い方法はないかと、多くの女性が頭を悩ませていることでしょう。
実は顔がくすむ原因は1つではなく、いくつかある原因によって対処方法も異なります。
よってまずは、自分の顔がなぜくすんでしまうのか原因をきちんと知ることが大切です。
そこで今回は、顔のくすみ改善法として原因と老け顔を予防するタイプ別ケア法についてご紹介します。
くすみを改善し、老け顔とはオサラバしましょう。
目次
顔のくすみの原因
くすみとは、一般的に肌が暗くくすんで見える状態のことを指します。
ここでは、顔がくすんでしまう原因を詳しく解説していきます。
乾燥
乾燥すると肌の水分量が少なくなるので、肌がくすみやすくなります。
夕方ごろにくすみを感じる人は、肌の水分量が減って皮脂分泌が多くなるため、その皮脂が酸化して肌がくすんでしまうのです。
さらに乾燥が進むと、肌内部の水分を守ろうとして角質層が蓄積していきます。
その結果、古い角質が肌表面に重なっていくため、肌がくすむというわけです。
日焼け
紫外線に当たると肌内部でメラニン色素が作られます。
そのメラニンがうまく排出されずに肌に蓄積するとくすみが起きてしまいます。
また、常日頃からSPF値の高い日焼け止めを常用することでも、その成分によっては肌をくすませてしまう場合もあります。
紫外線を浴びていなくても、遊離脂肪酸という皮脂を構成する成分の一部がメラノサイトを刺激してメラニンを増やす場合もあり、そのメラニンによってくすみが起こる可能性があります。
老化
加齢とともにメラニンが増えたり、ホルモンバランスが乱れて肌が乾燥しやすくなります。
乾燥した肌は紫外線の刺激を受けやすくなるため、さらにくすみを加速させてしまいます。
汚れ
クレンジングでメイクが落ち切れていない場合や、誤った洗顔方法をしていると、古くなった角質層や皮脂などが毛穴に蓄積されてしまい肌がくすみます。
血行不良
睡眠不足、冷え性、運動不足、喫煙などが要因で血行不良の状態が続くと、肌の組織や細胞まで栄養が行き渡らなくなります。
廃物もうまく排出できないため、結果として肌がくすんで見えてしまうのです。
産毛
意外に思うかもしれませんが、産毛があると顔がくすんで見えてしまう場合があります。
一度、キレイに顔の産毛を取り除いてみてください。
ただあまり頻繁にカミソリなどで剃ってしまうと肌荒れを起こすので、顔そり専門の理容店などでプロにお任せするのが安心安全です。
脂質や糖質の過剰摂取
脂質の過剰摂取は、脂肪の分解物とたんぱく質が結びつき、糖質の過剰摂取も糖とたんぱく質が結びつくことで、黄色くくすんでしまうと言われています。
さらに、紫外線、ストレス、喫煙、加齢なども共通して黄色くくすむ原因となります。
老け顔を予防するタイプ別ケア法
顔がくすむ原因は様々あることを理解していただきました。
それぞれの原因によってケア方法は異なります。
まずは自分に合ったケア法をチェックし、老け顔を予防しましょう。
乾燥によるくすみのケア
乾燥によるくすみのケア方法は、「保湿をすること」と「乾燥を防ぐこと」が大切となります。
スキンケアは、化粧水→美容液→乳液→クリームの順で行いましょう。
保湿アイテムを選ぶ場合、セラミドやヒアルロン酸などの保湿成分がきちんと配合されているかどうかを確認することがポイントです。
また、乾燥を防ぐために洗顔やクレンジングなどのスキンケア方法も見直してみましょう。
日焼けによるくすみのケア
紫外線が原因でメラニンは増えてしまうため、季節や天気問わず1年を通して日焼け止めなどで紫外線対策を行うことが大切です。
しかし数値が高い日焼け止めは、それと比例して肌への負担も大きくなると言われています。
日焼け止めは使うシチュエーションに合わせて使い分けるようにしましょう。
さらに数値に関係なく2~3時間を目安にこまめに塗り直すようにすると効果的です。
日焼けをしてしまったら、「とにかく保湿して肌を乾燥させないこと」と「美白化粧品でしっかりアフターケアをすること」が大切です。
厚生労働省が承認している美白有効成分は、ビタミンC誘導体・アルブチン・エラグ酸・コウジ酸などがあります。
美白化粧品を選ぶ際は、メラニンの生成を抑え、排泄を促進する働きが期待できるこれらの成分が配合されているものがオススメですよ。
老化によるくすみのケア
しっかりケアをしていても、老化は日々進行してしまいます。
特に更年期になると、女性ホルモンが急激に減少するのでくすみが起こりがちになってしまいます。
しかし、諦める必要はありません。
- しっかり保湿すること
- バランスのとれた食事を心掛けること
- リラックスした生活を送ること
- ホルモンバランスを整えること
などを意識し、日々くすみの原因を取り除くケアを継続することが大切です。
気づけば周りの人より若く見られるようになるでしょう。
汚れによるくすみのケア
メイクの落とし忘れがないように正しいクレンジング&洗顔を行いましょう。
正しいクレンジング&洗顔のポイントは、
- 清潔な手で行うこと
- ゴシゴシと皮膚を摩擦しないこと
- 洗顔料はよく泡だててから顔に乗せること
- 32度前後のぬるま湯ですすぐこと
- すすぎ残しがないように髪の生え際、小鼻の周り、エラなどはしっかり洗い流すこと
- 柔らかいタオルで優しく抑えるように水分を拭きとること
などが挙げられます。
また週に1回のスペシャルケアとして、ピーリングをして角質除去をするのもオススメです。
メラニンを含んだ古い角質を簡単に除去できますし、スキンケアの浸透もアップします。
ただし、肌に負担がかかるためやり過ぎは注意が必要です。
血行不良によるくすみのケア
血行不良によるくすみの場合、体全体の血行のめぐりを良くすることが大切です。
それには、ゆっくり湯船に浸かったり、適度な運動をすることをオススメします。
入浴は、40℃くらいのお湯に20分程度ゆっくり入ると良いでしょう。
半身浴も身体がポカポカして血行が良くなります。
適度な運動は、ウォーキングがオススメです。
運動不足の人は、一回30分を週2回程度から始めてみてはいかがでしょうか。
顔の血行不良を改善するには、蒸しタオルやマッサージを行うのも効果的です。
顔がくすんで見える時に、ぜひ試してみてください。
脂質や糖質の過剰摂取によるくすみのケア
このタイプは、糖質を控えたり、脂質を控えるなど食生活を見直すことが大切です。
野菜を最初に食べるようにしたり、ビタミンを積極的に摂るのも良いでしょう。
くすみ解消にオススメのビタミンは以下の通りです。
ビタミンA | 肌の新陳代謝アップ&ターンオーバーの乱れを整える効果があります。 緑黄色野菜、レバー、うなぎなどに多く含まれています。 |
ビタミンC | メラニン色素の過剰な生成を抑制する効果があります。 レモン、赤ピーマン、黄ピーマン、パセリに多く含まれています。 |
ビタミンE | 血行促進をアップする効果があります。 アーモンド、モロヘイヤ、イクラなどに多く含まれています。 |
顔のくすみ改善法まとめ
顔のくすみ改善に効果的なケア法を紹介しましたがいかがでしたか?
くすみの原因は、乾燥や紫外線、血行不良など、日常生活に潜んでいる場合がほとんどです。
よって、くすみを改善&予防するには、毎日のスキンケア方法や食事などの生活習慣を見直すのがとても大切です。
老け顔にならないためにも、今回紹介した原因別のケア方法を参考にして、若々しく明るいツヤ肌を目指しましょう。