脇の下の黒ずみに悩んでいる人が読むべき4つの対策法とは
脇のムダ毛は自分で処理できますが、気がついてもどうにもならないのが脇の黒ずみです。
1度黒ずんでしまうと、顔のシミと同じでなかなか解消できないのが脇の下の黒ずみのやっかいなところです。
だからといって放置をしたり、原因を突き止めなかったりすると、さらに黒ずみは悪化してしまいます。
どんなトラブルでも、早急にケアをすることが大切ですから、脇の下の黒ずみに気づいたらすぐに対策を始めましょう。
そこで今回は、脇の下の黒ずみの原因から正しい対策法までを徹底的にご紹介していきます。
是非とも、脇の下の黒ずみにお悩みの方は実践して見て下さい。
脇の下の黒ずみの原因とは?
脇の下の黒ずみを解消するには、なぜ黒ずんでしまったのか、その原因を把握することが大切です。
いくら黒ずみ対策を頑張っても、黒ずみの原因になることを続けていたら効果は出ません。
黒ずみの原因は1つではありませんし、人によってはいくつもの原因が重なっていることもあります。
黒ずみ解消のためには、原因を取り除くことも有効な対策の1つです。
まずは、自分の脇の下の黒ずみの原因をしっかり把握し、黒ずみの悪化を防ぐことから対策をしていきましょう。
脇の下の黒ずみの一番の原因はムダ毛処理
最近は、脇毛だけでも脱毛をしておこうという方が増えていますが、それでもまだまだ自己処理をしている人が多いのが実情です。
脇の下のムダ毛処理法は、毛抜きで抜くかカミソリで剃るのが一般的です。
これらのムダ毛処理法はダメージが大きく、肌に刺激を与えてしまうので、ムダ毛処理の度にメラニン色素が生成されます。
脇の下はターンオーバーサイクルが遅いので、生成されたメラニン色素の排出が追いつかなくなります。
そのため、蓄積したメラニン色素によって肌が黒ずんでしまうのです。
ムダ毛処理後のケア不足も黒ずみを引き起こす
毛抜きやカミソリで処理をした後、ローションや乳液でケアをするという方は少ないのではないでしょうか。
実は、このケア不足も黒ずみの原因になっています。
毛を抜いたり剃ったりすれば、当然肌は傷付いてしまうので、本来であれば水分を補給したり油分でバリア機能をサポートしなくてはいけません。
ケアを怠ると、肌はダメージは緩和されないため、メラニン色素がより多く生成されてしまうのです。
デオドラント剤の使い過ぎ
制汗スプレーやデオドラントクリームを使っている方は、汚れが毛穴に詰まっていることが黒ずみの原因になっているのかもしれません。
デオドラント剤は、肌に密着してニオイの発生源となる汗を防ぎます。
つまり、もともと毛穴に詰まりやすいように出来ているため、これが毛穴から出る汗や皮脂と混ざることで汚れとなってしまうのです。
毛穴に詰まった汚れは、毎日きちんと洗わないと、どんどん固くなって落ちづらくなります。
鼻の黒ずみとなる毛穴の汚れも洗顔だけでは落ちないように、脇の下の汚れも、ただごしごし洗うだけでは落ちないので黒ずみが引き起こされます。
皮膚の乾燥
脇の下は汗をかきやすく蒸れていることも多いので、乾燥とは無縁というイメージがあるかもしれません。
しかし、汗をかいた状態を放置していると、汗が蒸発するときに皮膚の水分も取り込んでしまいます。
つまり汗と一緒に肌の水分も蒸発してしまうので、脇の下は乾燥しやすい部位なのです。
肌が乾燥するとバリア機能が低下するため、ちょっとした衣類の摩擦でも強い刺激を受けます。
刺激を受けると、メラニン色素が生成されるため、黒ずみの元が出来てしまいます。
さらに、乾燥した肌を守るために、皮脂が過剰分泌されることで毛穴の汚れが詰まりやすくなります。
脇の下は蒸れやすいため、乾燥に気がつかずケアを怠りやすいのも黒ずみの原因なのです。
ターンオーバーサイクルの低下
肌の内部で生成されたメラニン色素は、ターンオーバーによって古い角質と一緒に剥がれ落ちていきます。
ターンオーバーサイクルが低下すると、メラニン色素が沈着してしまうため、黒ずみやくすみが引き起こされます。
ターンオーバーは加齢とともに遅くなりますが、加齢だけが原因ではありません。
不規則な生活をしていたり、ホルモンバランスが変化したりすることで、ターンオーバーサイクルは低下します。
若いからと油断をして、夜更かしやいい加減な食事をしていると、ターンオーバーサイクルが低下して脇の下が黒ずんでしまうので注意しましょう。
脇の下の黒ずみ4つの対策法
脇の下の黒ずみを解消する方法はいろいろあります。
ただし、セルフケアでは短期間で解消することは出来ません。
黒ずみの元となるメラニン色素を薄くするには、それなりに時間がかかることをまずは覚えておきましょう。
1週間2週間で解消出来ないからといってケアを止めてしまうのはNGですし、気が向いたらケアをするというのもNGです。
毎日きちんと続けることで、少しずつメラニン色素は薄くなっていきます。
また、実践する対策は1つだけでは不十分なので、ご紹介する4つの対策法のうち、最低でも2つは実践するのが早く解消するポイントです。
ムダ毛の自己処理を控える
ムダ毛の自己処理は、脇の下の皮膚に一番大きな刺激を与える原因です。
毛抜きであってもカミソリであっても、処理をする度にダメージを与えてメラニン色素が生成されるので、まずは自己処理を控えましょう。
理想としては、脱毛サロンや脱毛クリニックで脱毛をするのがベストです。
医療機関で脱毛をすれば、自己処理は必要なくなるので、肌はどんどん綺麗になります。
医療脱毛は高額な費用がかかりますが、脇の下だけであれば比較的低価格で脱毛ができます。
それでも厳しい場合は、自分で光り脱毛ができる脱毛器の購入を検討してみてください。
自己処理をするなら電気シェーバーを使う
光脱毛器も数万円はしますから、購入が厳しいという方もいるかもしれません。
どうしても自己処理するしかないようであれば、電気シェーバーを使いましょう。
電気シェーバーは肌に優しく傷付けずに処理できるので、カミソリよりもダメージを軽減できます。
電気シェーバーを使った後は、ローションや乳液でしっかりケアをしてあげましょう。
脱毛ではないので定期的な自己処理は必要になりますが、ダメージを抑えることでメラニン色素の生成を防ぐことができます。
今まで与えたダメージが修復されれば、電気シェーバーで処理をしていても黒ずみは解消されていきます。
脇の下はこすらず洗う
脇の下は蒸れやすく、夏場などはべたつきを感じることもありますね。
そのため、入浴時にはナイロンタオルなどでごしごし洗ってしまう方も多いのではないでしょうか。
ボディソープを使っていると、自分では刺激を感じないかもしれません。
しかし、ごしごし擦れば、当然摩擦が起こるため脇の下にダメージを与えてしまいます。
摩擦は黒ずみの原因の1つですから、脇の下を洗う時には泡で撫でるように洗いましょう。
ただし、汗が溜まりやすい部分でもありますから、洗い残しがないように優しくしっかり洗うことを心がけてください。
毛穴の黒ずみが目立つ時にはホットタオルが効果的
もし、毛穴に汚れが詰まっていて黒ずみが目立つようであれば、ホットタオルを使ってケアをしましょう。
適度に濡らしたタオルを、レンジで30秒から1分ほど温めます。
肌に触れても熱すぎないぐらいに温めたら、脇の下にホットタオルを当ててスチームパックをします。
熱い蒸気を当てることで、毛穴に詰まって固くなった汚れも緩んできます。
ホットタオルで緩んだ汚れは落ちやすくなるので、優しく洗うだけでも毛穴はクリアになります。
脇の黒ずみ専用クリームでケアをする
黒ずみの解消法をインターネットで検索すると、必ずヒットするのが黒ずみ専用のクリームです。
もし、今まで黒ずみ専用クリームを試したことがないのであれば、ぜひ1度使ってみましょう。
クリームで解消できるわけない、と思うかもしれませんが、最近は美白作用のある成分が配合されているものが増えています。
ですので、美白成分が配合されているクリームであれば、塗り続けることで黒ずみを解消する効果が期待できます。
ただし、美白成分が入っていないものは効果がないので、必ず配合成分をチェックしてから購入しましょう。
黒ずみ解消に効果がある美白成分
黒ずみ解消の効果があるのは、ハイドロキノンです。
ハイドロキノンには、すでに沈着したメラニン色素を分解してくれる作用があります。
ただし、ハイドロキノンは効果が高いものの、使い方を間違えると白斑という副作用が発症するので注意しましょう。
ハイドロキノン以外で、安全かつ美白効果が高いのは、トラネキサム酸やビタミンC誘導体です。
これらの美白成分も、メラニン色素を還元して薄くする作用があるので、黒ずみ解消に効果的です。
ピーリングで古い角質を除去
脇の下は、摩擦が起きたり蒸れたりするので、肌にとって良い環境ではありません。
そのためターンオーバーサイクルも乱れやすく、古い角質が残り、くすんだり黒ずんだりすることもあります。
ピーリングをすれば、残っている古い角質をすっきり落せるので、肌のトーンも明るくなります。
ピーリングは、フルーツ酸を配合したピーリング石けんや拭き取り用化粧水で簡単にできます。
毎日やる必要はないので、週に2回程度、肌のごわつきやくすみを感じた時にスペシャルケアとして取り入れてください。
スクラブを使ったピーリングはNG
ピーリングの方法の1つに、スクラブを使ったものがあります。
ただし、スクラブは非常に摩擦力や刺激が強いので、皮膚の薄い脇の下に使ってしまうとダメージを与えてしまいます。
スクラブ入りのピーリング剤は、主に皮膚が硬く角質が厚いかかとや膝、肘に使うものです。
脇の下はもちろん、顔や手足、デコルテなどのピーリングにはスクラブは適していません。
角質除去効果が高いのですっきりするかもしれませんが、メラニン色素を増やす原因にもなるので、スクラブ入りは絶対に使わないようにしましょう。
どうしても黒ずみが解消できないの対処法とは
何をしても黒ずみが解消できない場合は、皮膚科での治療を検討してみましょう。
脇の下の黒ずみで皮膚科に行くのは抵抗があるかもしれません。
しかし、黒ずみは皮膚の異常ですから、お医者さんもきちんと対応してくれます。
また、美容クリニックであればレーザーやケミカルピーリングなどの治療も受けられます。
少々予算が必要ですが、皮膚科ならより確実な効果が期待できるので、相談だけでもしてみるといいでしょう。
皮膚科はどんな黒ずみ治療を行うのか?
皮膚科での黒ずみ治療は、美白効果が高いハイドロキノンを配合したクリームを使います。
ハイドロキノンは皮膚の漂白剤といわれるほど美白作用が強いので、メラニン色素による黒ずみ解消に優れた効果を発揮します。
医薬部外品の美白化粧品にも配合されていますが、皮膚科で処方されるクリームのハイドロキノンは濃度が高いです。
そのため市販の美白化粧品では解消できない黒ずみでも、効果が期待できます。
皮膚科であれば保険診療になるので、美容クリニックよりも低予算で治療が出来るメリットもあります。
ただし、クリームでの治療はかなりの時間がかかるので、早く黒ずみを解消したい方は美容クリニックの方がおすすめです。
即効性を求めるなら美容クリニックのレーザー治療
美容クリニックの治療は、レーザーを使った治療が主流です。
レーザー治療では、黒いものだけに反応する特殊なレーザーを照射し、メラニン色素自体を破壊します。
破壊されたメラニン色素は、ターンオーバーによって表皮まで押し上げられ、古い角質とともに剥がれ落ちるので黒ずみが解消できます。
メラニン色素を破壊できるほど高い出力レベルがあるレーザーは、医療機関でしか使えません。
それだけに黒ずみ解消にも即効性がありますが、その代わり、保険適用外ですから費用は高くなります。
ですので、どうしても黒ずみが解消できない時に検討してみましょう。
脇の下の黒ずみ対策法まとめ
脇の下が黒ずんでいると、ノースリーブの洋服は着れませんし、水着になるものためらってしまうでしょう。
恋人と温泉に行くことになっても、一番楽しみな温泉さえ憂鬱になってしまいます。
人間は、1つでもコンプレックスがあると、すべてに自信を持てなくなるもの。
手を思い切りあげなければ見えない部分ですが、それでも季節やシチュエーションによっては気になりますね。
確かに、対策をしてもすぐに黒ずみを解消することは出来ません。
ですが続けていれば結果は必ずついてきますから、今日から対策を始めて、1日も早くコンプレックスを解消してください。