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胸元のニキビ改善法!原因や効果的な5つの対処法とは

 2018/08/27 スキンケア この記事は約 10 分で読めます。
胸元のニキビ改善法!原因や効果的な5つの対処法とは

胸元にニキビができると、つい洋服やストールで隠したくなります。
しかし、擦れや摩擦によってさらに悪化する場合もあります。

体に出来たニキビは不潔な印象を与えてしまうので、とにかく早く治したいですよね。
胸元のニキビは治りづらいので、出来てしまったらすぐに対策を始めるのがベストです。

ただし間違ったケアでは悪化することもあるので注意が必要です。
そこで今回は、胸元にできるニキビの原因や効果的な5つの対処法をご紹介しますので、是非とも参考にして下さい。

 

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ニキビのメカニズム

ニキビのメカニズム

胸元や顔においても、ニキビの根本的な原因は菌の繁殖によって炎症が起こることです。
ただし、顔に繁殖するのはアクネ菌ですが、胸元に繁殖するのはマラセチア菌という菌となります。

この菌は体に繁殖する性質があり、背中や頭皮にも繁殖をし、背中ニキビや頭皮ニキビの原因にもなっています。
菌の種類は違いますが、どこにできるニキビであっても実はメカニズムは同じなのです。

ニキビのメカニズムは、まず何らかの要因で毛穴に皮脂や汚れが詰まることから始まります。
皮脂汚れはマラセチア菌の大好物ですし、汚れが詰まって酸素が少ない状態の毛穴の中は菌にとって住みやすい場所となります。

そのため、皮脂汚れが詰まった毛穴にはマラセチア菌がどんどん繁殖していきます。
繁殖をすると分泌物が出るのですが、これが皮膚に刺激を与えるため炎症が起こるのです。

この炎症がニキビになるというのが、胸元ニキビのメカニズムとなります。

 

胸元にニキビができる原因

胸元にニキビができる原因

ニキビの原因は菌の繁殖です。
しかし、胸元のニキビを改善するには、菌ができる環境を作った原因を探らなくてはいけません。

いくら胸元のニキビをきちんと対処したとして、原因がわからなければ改善効果も半減してしまいます。
ここでは、胸元にできるニキビの原因について解説していきます。

 

紫外線のダメージ

胸元には傾斜があり、日差しに対して垂直ではないため紫外線を浴びやすい状態です。
よって、しっかり紫外線対策をしておかないと、紫外線の刺激によってダメージを受けてしまいます。

顔や手足であれば、日焼け止めを塗り直しますが、胸元は塗り直しを忘れてしまうことが多いといえます。

紫外線でダメージを受けると、バリア機能が壊れるため角質に厚みがでます。
角質肥厚が起こることで毛穴の柔軟性が失われ、結果的に皮脂が詰まりやすくなってしまうのです。

 

皮脂の酸化も胸元ニキビを作り出す

皮膚の内部には、スクワレンという物質が存在しています。
紫外線を浴びると、スクワレンはスクワレン過酸化物質に変性します。

スクワレン過酸化物質ができると、その周りの皮膚や皮脂は酸化してしまうのです。
酸化した皮脂は古い油のようなもので、マラセチア菌にとってはごちそうです。

つまり紫外線を浴びるとごちそうができるので、さらに繁殖しやすい環境を作ってしまうのです。

 

ホルモンバランスの乱れ

エストロゲンには肌の健康を保つ役割があり、プロゲステロンには皮脂の分泌を促す役割があります。
女性ホルモンのエストロゲンとプロゲステロンは、交互に優位に分泌されることでバランスを保っています。

肌の健康を保ちながら皮脂がきちんと分泌されることで、油分と水分の量が適切にコントロールされています。
しかしバランスが乱れると、皮脂の分泌量が多くなるため毛穴に皮脂が詰まってしまうのです。

 

ホルモンのバランスが乱れる理由

ホルモンバランスはちょっとしたことで乱れますが、もっとも大きく影響するのはストレスです。
ストレスを感じると、体がストレスに負けないようにするために交感神経を活発にします。

すると、自律神経のバランスが崩れるのですが、自律神経はホルモンの分泌もコントロールしています。
そのためストレスで自律神経のバランスが崩れると、ホルモンバランスが乱れてしまうのです。

 

生理や妊娠であれば自然に治る

生理の時や妊娠している時は、女性ホルモンの分泌量が大幅に変わります
本来ならエストロゲンとプロゲステロンが交互に優位になりながら分泌されるのですが、生理や妊娠では両方の女性ホルモンの分泌量が多くなります。

これが女性ホルモンのバランスを崩す原因になるのです。
ただし、体の生理反応で起こった場合は、自然と治るので余計なことはしないのがベストです。

 

汗を放置する

汗は思っている以上に皮膚への刺激となります。
そのため汗をかいた状態を放置すると、刺激によって炎症が起こりニキビが出来てしまいます。

また、汗が皮脂と混ざり合って酸化すると、毛穴に詰ってしまいます。

 

間違ったダイエット

肌はいろいろな栄養を取り込んで健康な状態を保っています。
栄養が不足すると、肌がきちんと構成されないため、ダメージを受けやすくなったり回復力が低下します。

普通に食事をしていれば、極端に栄養が不足することはありません。
しかし、栄養を管理しない食事制限など間違ったダイエットをすると、栄養不足によって胸元ニキビができてしまいます。

 

過度のダイエットはニキビの元

りんごダイエットやゆで卵ダイエットなど、同じものを食べ続けるという無茶なダイエットは厳禁です。
単品ダイエットは、栄養不足を招くのはもちろん免疫力も低下させてしまいます。

免疫力があれば、体に有害な菌やウイルスの繁殖や侵入を防ぐことができます。
単品ダイエットのように栄養が偏ってしまうダイエット方法は、大事な免疫細胞の働きを弱めてしまうのです。

他にも、炭水化物抜きダイエットや糖質制限ダイエットなど、栄養が偏るダイエットはニキビの元と覚えておきましょう。

 

衣類の摩擦

洋服の胸元部分は、へたれないように生地がしっかり縫い合わされています。
また、デザインによってはリボンなどの装飾がついているものもありますね。

こういった衣類のせいで摩擦が起こるのもニキビの原因になります。
摩擦によって肌がダメージを受けると炎症が起こりますし、毛穴に汚れが詰まりやすくなるのです。

ちなみに、タートルネックなど胸元が詰まった洋服は、蒸れが起こりやすいため菌が繁殖しやすい環境を作るので注意してください。

 

シャンプーなど洗浄成分のすすぎ残し

シャンプーやボディソープなどの洗浄成分は、汚れをしっかり落とすという反面、皮膚に残りやすい性質があります。
そのため、しっかり洗い流さないと毛穴に詰ってしまいます。

天然由来の洗浄成分は落ちやすいのですが、石油系合成界面活性剤は落ちにくいので注意しましょう。

化学合成物質が毛穴に詰まると、それが刺激となります。
また、皮脂と混ざると菌の餌になってしまうため、胸元のニキビの原因になるのです。

 

胸元ニキビを改善する5つの対処法

胸元ニキビを改善する5つの対処法

自分の胸元ニキビの原因が分かったら、まずはその原因を取り除きましょう。
その上で対処法を行っていけば、効率よくニキビを改善することができます。

ここでは、胸元ニキビの改善に効果的な5つの対処法をご紹介します。

 

汗をかいたらすぐに拭く

アナログな対処法ですが、汗は胸元ニキビを引き起こす要因です。
背中ニキビにも言えますが、汗が溜まった状態を放置するのはニキビ菌の繁殖を促進することになります。

胸元は汗を拭き取りやすいので、こまめに拭いてください。
また、体を洗う時には念入りに洗うことを心がけましょう。

かゆみがある場合は菌が繁殖しはじめています。
よって、しっかり洗って菌を洗い流して清潔な状態にするのがおすすめです。

 

洗ったあとは保湿ケア

ボディソープには洗浄力の強い成分が使われています。
よって、しっかり洗うと保湿に必要な皮脂まで落ちてしまいます。

肌が乾燥すると、ターンオーバーが低下して古い角質が溜まり、皮脂と混ざって毛穴に詰まりやすくなります。
ですので、体を洗ったら保湿ケアをしてください。

ただし胸元には皮脂腺が多いので、油分を補給しすぎると逆にニキビができやすくなるので気をつけましょう。

 

規則正しい生活習慣

いい加減な食生活や不規則な睡眠、運動不足など生活習慣の乱れはニキビができやすい体を作ってしまいます。
肌の状態は体内環境を表すと言われるように、体の状態によってニキビの状態も変わるのです。

健康な肌は規則正しい生活習慣によって構成されます。
ですので、自分の生活習慣を見直して、いい加減になっている部分はしっかり改めましょう。

 

食生活の見直し

食生活は、肌に必要な栄養を摂取する大事なツールです。
またニキビの酸化を防いだり免疫力を高めたり、女性ホルモンを整えるための栄養も摂取できます。

逆に、油分や糖分を過剰摂取しているとニキビができてしまいます。
まずは野菜をたっぷり摂ること、次にビタミンB群やビタミンEなど抗酸化作用が高い成分を摂ることを意識しましょう。

大豆イソフラボンは女性ホルモンの働きをサポートしてくれるので、豆腐や納豆なども毎食取り入れるのがおすすめです。

 

睡眠の見直し

睡眠中には、肌細胞の修復や回復を行う成長ホルモンが分泌されます。
このホルモンは、就寝後3時間ほどで分泌されるのですが、浅い眠りでは十分に分泌されません。

質の高い睡眠をとっていれば、3時間後には深い眠りに入っています。
しかし、寝る直前までスマホやテレビを観ていたり、食べたり飲んだりしていると質の低い睡眠になってしまいます。

寝る前は静かな音楽を聴いたり、本を読むなど副交感神経が優位になるようにして、睡眠の質を高めてください。

 

定期的に運動する

現代人は体を動かす機会が少なくなっているため、意識して運動をしないと運動不足になります。
運動不足になると、汗をかかなくなり老廃物が溜まってしまいます。

そのため、たまに出てくる汗はあらゆる不要物を含んでいるのでべたつきます。
これが肌の上に残ってしまうと、皮脂と混ざってマラセチア菌が繁殖しやすくなるのです。

ですので、毎日短時間でもいいので運動をする習慣をつけて、汗の分泌を促進しましょう。

 

ストレスを溜めない

現代社会ではストレスを感じないようにするのは難しく、あらゆるストレスにさらされています。
ストレスが溜まると血行不良になったり代謝が悪くなるなど、ニキビが発生して当たり前の体内環境になってしまいます。

この環境を改善するには、こまめにストレスを発散するしかありません。
ストレス発散の方法は、とにかく自分が嬉しい楽しいなどポジティブな感情になるようにすることです。

大声を出す、好きなものを食べるなど何でもいいので、自分が幸せと感じられることをしましょう。

 

毎日入浴する

夏などはシャワーだけで済ませてしまうことも多いかもしれません。
しかし、シャワーだけだとシャンプーなどが肌に残ってしまうことがあります。

また毛穴の汚れが落としきれていないこともあるので、毎日入浴するようにしましょう。
入浴をすると、汚れを落としきれるだけではなく汗もかきます。

汗をかくと不要物が排出されるので、運動する時間がないという方は、入浴で体を清潔にしながら汗の分泌を促すといいですね。

 

ピーリングケアで古い角質をオフ

胸元がごわついている、肌が硬くなっているという場合は、ピーリングで角質ケアをするのが効果的です。
古い角質を落とせば角質肥厚も改善できますし、ターンオーバーの活性化にもつながります。

肌が柔らかくなれば毛穴も柔軟性を保てるので、皮脂の詰まりを防ぐことができます。
ただし、ピーリングをしすぎると健康な角質まで落としてしまいますから、やりすぎないように使用上の注意を守ってください。

 

胸元ニキビは自分で対処できる

胸元ニキビは自分で対処できる

頑固な胸元ニキビは皮膚科で治療するのも効果的ですが、原因は自分の生活の中にあるのですから自分で治すのが一番です。
肌の健康の基本となる生活習慣が整えば、時間はかかってもニキビをきちんと改善できます。

ニキビの改善には近道はありませんが、根本から治すことで再発を防ぐ効果も期待できます。
早く治そうと無理やり取ったり、こすったりするとニキビ跡が残ってしまうので、正しい対処法で焦らず治していきましょう。

 

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