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インフルエンザ予防接種の時期と受けない場合のリスクとは

 2019/11/22 ライフスタイル この記事は約 11 分で読めます。
インフルエンザ予防接種の時期と受けない場合のリスクとは

日差しも弱くなり、湿度も低く爽やかな風が吹き抜ける秋は、紅葉や秋祭りなどいろいろと楽しい行事があります。
ただし、人混みに行く機会が多くなるこの時期から気になり出すのがインフルエンザ。

一般的にインフルエンザが大流行するのは12月ごろですが、予防するには流行る前の対策が重要です。
インフルエンザ対策で欠かせないのは予防接種です。

まだ予防接種をしたことがない方はもちろん、したことがある方でも、予防接種の時期や注意点は必ずチェックしておくことがインフルエンザ予防の第一歩。
そこで今回は、インフルエンザの予防接種について詳しくご紹介していきます。

 

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インフルエンザの予防接種は必要なの?

インフルエンザの予防接種は必要なの?

インフルエンザは風邪と同じような病気というイメージがあるので、かかったことがない方は甘く見てしまうかもしれません。
しかし、風邪と症状は似ているものの、インフルエンザの方がはるかに危険な病気です。

インフルエンザウイルスに感染すると、38℃以上の高熱が出たり、ひどい関節痛や頭痛が起こったりします。
小さい子供の場合だと急性脳症を発症するリスクが高くなりますし、高齢者や病気の方は肺炎を発症することもあります。

また、インフルエンザによる死亡例もあるので油断は禁物です。
これらのリスクがあるインフルエンザは、予防接種によって感染を防げたり、症状を軽減出来たりするのでワクチンは必要不可欠と言えるでしょう。

 

インフルエンザの予防接種はいつまでにすれば良い?

インフルエンザの予防接種はいつまでにすれば良い?

秋口になると、少しずつインフルエンザの話題が出始めますが、流行すると言うことはありません。
そのため、気がついたら流行が始まっていて予防接種を受けるタイミングを逃してしまったということもあるでしょう。

予防接種というのは、感染症が流行る前にやっておくべきものなので、タイミングを逃さないように注意してください。
と言っても、いつ受ければ良いのか、いつまでにすればいいのか、効果の持続期間はどれぐらいなのか分からないことも多いかもしれません。

そこで、インフルエンザの予防接種に関して詳しくご説明していきます。

 

予防接種の予約開始は病院によって違う

インフルエンザの予防接種は病院に予約をするのが基本です。
ただし、予防接種の予約開始というのは病院ごとに違うので、必ず事前に確認をしておかなくてはいけません。

ここで失敗しやすいのが、予約開始の問い合わせを早くしすぎることです。
問い合わせから予約開始までに期間が空いてしまうと、うっかり忘れてしまうことが多いのです。

そのせいで、希望日に予約が取れなかったり、ワクチンがなくなってしまったりします。
ですので、予約開始の問い合わせをしたら、予約のタイミングが遅れないようにカレンダーなどに書き込んでおきましょう。

 

予防接種はいつ受けるべき?

結論から言うと、予防接種は受けられる時に受けておくのが一番です。
頃合いを見計らっていると、すでに予約がいっぱいでワクチンが足りないなんてことになります。

ただし、事前にきちんとスケジュールを立てられるようでしたら、10月中旬から11月下旬の間に受けるのがベストです。
インフルエンザワクチンというのは、注射してすぐに抗体が作られるわけではありません。

抗体が作られるまでの時間は個人差がありますが、3週間ほどかかるのが一般的です。
ですので、12月に流行すると仮定して、そこから逆算すると10月中旬から11月下旬が受けるべき時期と言えるのですね。

 

予防接種はいつまで受けられる?

季節性のインフルエンザは、冬が終わってもまだ感染するリスクがあります。
一般的に3月ごろまではウイルスが活性しているので、大流行した時期に感染しなかったとしても、予防接種を受けていない方は受けた方が良いでしょう。

予防接種は、ワクチンが残っていれば2月から3月ごろまでは受けられます。
この時期に受けても意味がないと思うかもしれませんが、冬には免疫力も下がりやすいので油断は禁物です。

予防接種のタイミングを逃してしまった方は、1月でも2月でも受けておくと安心です。

 

子供が予防接種を受ける場合について

子供が予防接種を受ける場合について

子供も、妊婦さんと同じくインフルエンザのハイリスクグループに入っています。
特に子供のインフルエンザ感染は、重症化しやすいので注意が必要です。

まれに、インフルエンザを発症した後に症状が悪化して、意識障害が起こるインフルエンザ脳症にかかるリスクがあります。
また、インフルエンザの治療薬によって異常行動を起こすこともあるので、必ず予防接種を受けましょう。

 

13歳未満は予防接種を2回受けること

6ヵ月以上から12歳までの13歳未満の子供は、インフルエンザの予防接種を2回受けることが推奨されています。
この年齢の子供は、1回の摂取では十分な免疫がつけられません。

インフルエンザ脳症などの重症化を防ぐには、もう1回予防接種を受けて、しっかりと免疫力をつける必要があるのです。
13歳以上であれば1回の摂取でも良いとされていますが、2回摂取した方が予防効果が高くなります。

2回の摂取は義務づけされているものではありません。
しかし、感染や重症化のリスクを防ぐためにも、15歳ぐらいまでは2回受けるのが理想です。

 

子供が予防接種を受けるタイミングはいつ頃が良い?

子供の予防接種の場合、流行する前までに2回目の注射を終わらせておくのがポイントになります。
基本的に、1回目の予防接種を受けてから、2週間から4週間ほど空けて2回目を摂取します。

このスパンを基準に流行する12月から逆算すると、1回目の接種を10月中に、2回目を11月中にするという計算になります。
絶対にこのスケジュールでなくてはいけない、というわけではありませんが、流行時に抗体を間に合わせるためにも早めの接種がおすすめです。

 

1回だけの接種では意味がないの?

小さい子供の場合、インフルエンザの予防接種の時期が、他のワクチンの摂取時期と重なってしまうことがあるかもしれません。
こういった場合、接種が必須のワクチンが優先になるので、インフルエンザの2回目の予防接種が受けられないこともあるでしょう。

1回では免疫力も十分ではない、となると予防接種自体不要と思ってしまいますね。
ですが、免疫力が十分ではない状態と、予防接種をせずに免疫力がほぼないという状態はまったく違います。

少しでも免疫力があった方が重症化のリスクを防げるので、例え1回しか受けられなくても必ず予防接種を受けてください。

 

アレルギーがある場合は受けない方が良いのか

インフルエンザワクチンには、小量の卵成分が含まれています。
そのため、卵にアレルギーがある場合は受けない方が良いと思う方もいるかもしれません。

しかし、ワクチンに含まれているのは微量ですから、軽度の卵アレルギーの場合はほぼ問題ないと言えます。
ただしアレルギー症状が絶対に出ないとは保証できません。

ですので、卵アレルギーがある方は午前中に予防接種を受けて、体調などに変化があったらすぐに病院に行けるようにしましょう。
重度の卵アレルギーはアレルギー症状が出る可能性があるので、かかりつけの医師に相談してください。

 

妊娠中の予防接種について

妊娠中の予防接種について

インフルエンザには、発症すると重症化のリスクが高くなるとされるハイリスクグループがあります。
妊婦さんは、このハイリスクグループに含まれています。

その理由は、妊娠をすると女性ホルモンの分泌量が変化するため、体調が不安定になりやすいからです。
また、赤ちゃんを育てるためにたくさんの血液が使われたり、摂取した栄養を与えたりするので、妊婦さん自身の免疫力などが低下することも挙げられます。

妊婦さんが病気になると、その影響は赤ちゃんにも及びます。
ですので、妊娠中は必ず予防接種を受ける必要があります。

 

妊婦が予防接種を受けても大丈夫?

妊娠中は市販の薬を服用するのは厳禁ですし、妊婦用の薬であっても出来るだけ服用しないのが理想です。
そのため、予防接種も受けない方が良いと思っている妊婦さんも多いかもしれません。

また、赤ちゃんに悪影響がないか不安という方もいるでしょう。
結論から言うと、妊婦さんが健康に赤ちゃんを産むためには予防接種を受けるのがベストです。

インフルエンザワクチンは悪影響のない不活化ワクチンなので、母胎にも赤ちゃんにも影響はありません。
逆に、インフルエンザにかかってしまうと、早産や流産のリスクが高くなるので、必ず予防接種を受けましょう。

 

ワクチンの有効期間はどれぐらい?

ワクチンの有効期間はどれぐらい?

インフルエンザワクチンは、ずっと抗体を維持出来るものではありません。
一般的に、有効期間は3ヵ月から5ヵ月と言われているので、例えば9月に予防接種を受けると大流行する12月から1月には効果が切れてしまう可能性があります。

有効期間に幅があるのは、予防接種の方法や年齢に違いがあるからです。
幼児や低年齢の子供の場合は、免疫反応が強く出る反面、インフルエンザの抗体生産量が少ないため有効期間が短くなります。

また、個人差も大きく、成人であっても生活習慣や体質によって有効期間が短くも長くもなります。
有効期間に関しては、必ず○ヵ月は有効と言いきれないので、3ヵ月を目安に2回目を接種するかどうか検討するといいでしょう。

 

インフルエンザの予防接種に副反応はある?

インフルエンザの予防接種に副反応はある?

インフルエンザの治療薬によって異常行動が見られることがある、というのはよく知られています。
しかし、インフルエンザの予防接種で副反応があるというのはあまり知られていません。

実は、ワクチンを接種すると、注射を打った部分に腫れや赤みが発症することがあります。
こういった副反応は数時間から数日で消えるので問題ありません。

ただし、じんましんやかゆみ、アナフィラキシーショック症状などが発症することもあるので、こういった症状が出た場合は医療機関を受診しましょう。

 

インフルエンザの予防接種は100%感染を防ぐものではない

インフルエンザの予防接種は100%感染を防ぐものではない

インフルエンザは、予防接種を受けたからといって100%感染を防げるというものではありません。
特に、季節性のインフルエンザにはA型やB型など種類があるため、違う型の予防接種を受けている場合は感染することもあります。

だからといって、予防接種を受けることに意味がないと言うことではありません。
予防接種を受けることで感染のリスクを軽減したり、重症化を防いだりできるのは大きなメリットです。

ただし、あくまでも感染予防効果は100%ではないので、日常生活の中でも感染のリスクを防ぐことが大切です。

 

規則正しい生活習慣を心がける

ウイルスに感染するのは、免疫力や抵抗力が下がってしまうからです。
免疫力や抵抗力は、毎日の生活活動によって変わります。

睡眠時間が少なかったり、食事がいい加減だったりするとウイルスが侵入しやすくなります。
健康な体は規則正しい生活習慣によって作られるので、特に体温が低くなる冬は、不規則な生活にならないようにしましょう。

たっぷり睡眠を取り、食事は栄養バランスが取れたものを食べるように心がけて、ウイルスに負けない体を作ってください。

 

手洗いうがいを徹底する

ウイルスの感染経路はいろいろありますが、一番の窓口となるのは口です。
ですので、人混みや人が多い場所から帰ってきたら、手洗いうがいをしっかりしましょう。

手洗いは必ず石けんを使い、指の間や爪の隙間、手首まで洗ってください。
うがいは殺菌作用のあるうがい薬、もしくは緑茶で行い、喉に付着している菌が体内に侵入しないようにしましょう。

また、外出先でアルコールスプレーが用意されている場合は必ず使うようにするのも効果的です。

 

外出するときにはマスクを着ける

ウイルスに感染するリスクが高いのは、不特定多数の人がいる場所に行くことです。
極論を言えば、外出しなければインフルエンザにかかるリスクも大幅に軽減できます。

しかし、仕事でも学校でも家事をする上でも、まったく外出しないというのは不可能です。
ですので飛沫感染を防ぐために、外出時はマスクを着けるようにしましょう。

マスクをしていれば、感染している人の咳やくしゃみから出る飛沫を吸い込むことを防げます。

 

インフルエンザ予防接種や時期についてのまとめ

インフルエンザ予防接種や時期についてのまとめ

インフルエンザの予防接種は、流行する前に受けておくのが感染予防のポイントです。
ただし、忙しい毎日の中ではついうっかり忘れてしまう、ということも少なくありません。

ですので予約確認や予約、2回目を受けるタイミングなどはしっかりスケジュールを立てて行うようにしましょう。
予約受付けが始まる日、予防接種を受ける日、ワクチンの有効期間がいつ終わるか、2回目はいつ受けるかをスケジュール化しておけば忘れる心配もないでしょう。

特に子供の予防接種は重要なので、きちんと日にちを確保して、確実に受けられるようにしてください。

 

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