若白髪を改善する5つの方法!原因や効果的な対処法とは
白髪は年齢を重ねたら生えてくるものというイメージがあるかもしれません。
ですが、最近は若い人で若白髪に悩んでいる方が増えています。
若白髪は少量でも目立ちますし、黒髪が多ければコントラストによってより強調されてしまう厄介者です。
白髪があるだけで、見た目年齢は一気に上がってしまいます。
そこで今回は、若白髪の原因や効果的な5つの改善方法をご紹介します。
若白髪があるかないかで印象は大きく変わるので、年齢に関わらずしっかり対処をしておきましょう。
白髪はなぜ生える?
髪の毛は、毛包から発毛司令が出ることで毛乳頭細胞が分裂をし、毛幹が成長することで伸びていきます。
実は毛幹が作られる段階では、まだ髪の毛には色が付いていません。
髪の毛が黒や茶色などに色付けされるのは、成長途中でメラニン色素が取り込まれるからです。
つまり白髪というのは、何らかの原因でメラニン色素が取り込まれない、もしくはメラニン色素が作られないことで生えてくるのです。
若白髪の対処をする前に
若白髪を見つけたら、とにかく効果的な対処法がないか検索をする方も多いのではないでしょうか。
確かに対処はとても重要ですし、早く始めればその分効果も出やすくなります。
しかし、いくら適切な対処法を実践しても、若白髪の原因が分かっていなければ根本的な解決にはなりません。
遺伝ではない場合、若白髪ができるのは生活習慣の中に原因が隠れています。
この原因を取り除くことも対処法の一つなので、自分の若白髪の原因を把握しましょう。
頭皮の血行不良
頭皮が血行不良になると、髪の毛やメラニン色素の生成に必要な栄養素が不足します。
髪もメラニン色素も栄養を受け取ることで作られるので、血液がしっかり行き渡らないと栄養不足によって白髪のまま成長してしまいます。
シャンプーによるダメージ
市販のシャンプーには石油系合成界面活性剤が入っています。
この成分は洗浄力が強いので汚れをしっかり落とせますが、汚れだけではなく皮脂も落としてしまいます。
皮脂は頭皮を守る皮脂膜を形成する材料なので、シャンプーで根こそぎ落としてしまうと皮脂膜が形成されません。
すると、外部からのダメージをダイレクトに受けてしまい血行が悪くなります。
また髪を洗うときに爪を立てたり、すすぎが不十分だったりすると頭皮環境が悪化して血液の流れが停滞することで若白髪が発症します。
ヘアカラーやパーマのダメージ
頭皮にもっとも大きなダメージとなるのがヘアカラーやパーマです。
ヘアカラー液やパーマ液には髪色や髪質を変性させる薬剤が使われています。
1回でも薬剤のダメージを受けると、頭皮の状態を回復させるには膨大な時間がかかります。
ですが頭皮環境が修復される前に、根元が伸びたりパーマが落ちたりすると、再度カラーやパーマをしてしまいますね。
この繰り返しが頭皮状態を悪化させることで、血行不良を引き起こす原因になっています。
姿勢が悪い
姿勢が悪いと、体全体の血行が悪くなります。
頭は一番上にあるので、体の血行が悪くなってしまうと血液が十分に行き渡りません。
姿勢と若白髪、一見なんの関係もないように思えますが、血行という点で繋がっています。
間接的ですが姿勢が悪いせいで頭皮の血行が悪くなることもあるので、猫背だったり脚を組む習慣がある方は要注意です。
ストレスが溜まっている
常にストレスにさらされることが多い現代人には、無意識のストレスが溜まりやすいと言われています。
無意識のストレスは自覚がないので、自分で解消しようとしません。
そのため、さらにストレスが溜まるという悪循環になってしまうのですね。
ストレスが溜まると、交感神経が優位になります。
交感神経は血管の収縮を促すため、血液が流れにくくなり、結果的に頭皮の血行不良が引き起こされます。
食生活の偏り
外食やコンビニフードを食べることが多い場合、いくら血行が良くても栄養不足になってしまいます。
加工食品というのは野菜などが入っていても栄養が壊されてしまっています。
また、添加物が多く含まれるため、それを分解して排出することで栄養素を大量に消費します。
つまり食生活がいい加減になっていると、髪に必要な栄養が大幅に不足するのです。
栄養がなければ髪も成長しませんし、メラノサイトもメラニン色素を作れないので若白髪が生えてきてしまいます。
睡眠不足
寝ている間には、成長ホルモンが分泌されます。
成長ホルモンというのは、細胞の分裂を促したり修復をサポートしたり、代謝を促進するなど髪にとても重要な働きをしています。
このホルモンが不足すると、細胞の機能が回復されないので髪の成長や色付けも滞ってしまいます。
さらに免疫力が低下したり疲労が蓄積したままになってしまうので、毛根組織の機能も十分に働きません。
睡眠不足は白髪や抜け毛の原因になるだけではなく、健康にも影響を与えます。
夜遊びやスマホに夢中になって睡眠をおざなりにしてしまうと、髪や体の劣化が加速するので注意しましょう。
紫外線によるダメージ
紫外線は肌を透過して細胞にダメージを与えるため、しわやシミの原因になることでよく知られていますね。
そんな紫外線ですが、実は若白髪の原因にもなるのです。
紫外線が頭皮から透過すると、髪の色を作る色素幹細胞のDNAを損傷させることが分かっています。
色素幹細胞のDNAが壊れてしまったら、メラニン色素が作られなくなります。
そのため紫外線も若白髪の原因となってしまうのです。
若白髪を改善する5つの方法
白髪は、グレーカラーをすれば隠せますし、少なければ抜くことで目立たなくできます。
しかしこういった対処法は一時的な効果しかなく、根本的な若白髪の改善方法とは言えません。
年齢を重ねることで発生する白髪は、細胞の劣化が原因なので完全に改善することは難しいです。
しかし、若ければ原因を取り除き、さらに若白髪ケアをすれば改善することが可能です。
もちろん実践してすぐに若白髪がなくなるということはありませんが、続けることで改善できるので是非実践してみましょう。
野菜や果物をたっぷり摂る
髪の毛や頭皮に栄養を与えるには、栄養バランスの整った食事をするのが一番です。
穀物と野菜、肉類や魚類、豆類などいろいろな食材を使った食事を食べることは、もっとも理想的な改善方法です。
ただし、忙しい毎日の中で食事にウエイトをおくのは難しいのが実情ではないでしょうか。
最初は栄養バランスに気を付けられても、それを毎日継続するのは大変です。
栄養の摂取を途中でやめてしまったら若白髪は改善できないので、とにかく野菜と果物を意識して摂りましょう。
今まで不足していた栄養を送るだけでも若白髪の改善につながります。
食事は腹八分目を心がける
お腹いっぱい食べてしまうと、食べ物を消化排出するために胃に血液が集中します。
さらに、消化活動には時間がかかるので、長時間血液が胃に送られる状態が続くため頭皮に十分な血液が送られなくなってしまいます。
ですので食事は腹八分目にして、お腹が空いていないときは食事時間をずらしましょう。
また、食べ物の消化にはエネルギーをたくさん使うので、体内機能が疲弊してしまいます。
これも体内機能の低下も若白髪の原因になりますから、満腹にならない食事を心がけてください。
頭皮ブラッシングで血行促進
頭皮の血管は細いので、冷えや寒さ、ダメージなどですぐに血行不良が引き起こされます。
この状態を改善するのに効果的なのが頭皮ブラッシングです。
頭皮ブラッシングは、頭皮用のブラシで梳かすだけでいいので、手軽に続けられますね。
ブラッシング方法は、頭頂に向かって血液を流すように梳かしていきましょう。
朝のスタイリング前と髪を洗う前、睡眠前などに行う習慣をつけておくと、頭皮の血行不良解消に効果を発揮してくれます。
頭皮マッサージも取り入れよう
頭皮マッサージは、頭皮の血行促進によりアプローチできます。
本来であれば、ヘアオイルなどをつけて行うのが理想的ですが、それが面倒という方はシャンプーをするときにマッサージをするといいですね。
マッサージ方法は、指の腹を使って生え際から頭頂部へ、側頭部から頭頂部へ、後頭部から頭頂部へスライドさせるだけで大丈夫です。
さらに、頭皮全体を揉みほぐすようにすると効果的です。
自分が気持ち良いと感じられるマッサージで頭皮を柔らかくすれば、血液の流れもスムーズになり栄養をしっかり行き渡らせることができます。
また頭皮マッサージをしておくと、おでこのシワ防止にもなるので美容効果も期待できます。
簡単運動でストレス解消
ストレッチや運動など体を動かすと、全身の血行が促進されることで疲労が緩和されることが分かっています。
また、運動というのは幸せホルモンのセロトニンの分泌を促します。
実は運動は一番のストレス解消法になるので、日頃の疲れやイライラが溜まっている人は運動で白髪にアプローチしましょう。
運動は、自分がやって気持ち良いと感じられるものであれば何でも構いません。
大事なのは、運動量よりも毎日続けることです。
ヨガでもラジオ体操でもウォーキングでも良いので、気軽に続けられるものを見つけて生活習慣に取り入れてください。
正しい姿勢を保つ
頭皮への血流を妨げる猫背や体の歪みは、正しい姿勢を保つことで改善していきましょう。
座っているときもできるだけ背もたれを使わず、背中とお腹の筋肉を使って真っ直ぐにします。
デスクワークなどをしていると、いつの間にか猫背になってしまうかもしれません。
ですが最初から無理をする必要はなく、正しい姿勢を保つ意識を忘れないようにするだけで十分です。
常に姿勢を意識するのがクセになれば、猫背も少しずつ解消されるので、白髪を解消しやすい体に整えることができます。
頭皮への負担を減らす
頭皮はヘアカラーやパーマだけではなく、ドライヤーの熱やスタイリング剤、紫外線などで毎日負担がかかっています。
若白髪が目立ってくるのは、これらの負担がいよいよ毛根組織の機能低下を引き起こしている証拠です。
そのままではさらに白髪が進行してしまうので、負担を減らすようにしましょう。
ドライヤーをかけるときは15cm以上離す、冷風を活用して熱によるダメージを減らす、スタイリング剤は頭皮につかないようにするといいですね。
また紫外線の強い日は帽子をかぶったり日傘を使って、頭皮を紫外線から守るようにしましょう。
シャンプーを見直す
頭皮にかける負担の一つとなるのがシャンプーの洗浄成分です。
特に石油系合成界面活性剤は、刺激が強いので頭皮環境を悪化させる要因にもなります。
健康な頭皮であればそれほどダメージは受けませんが、白髪が生えてきているのであればシャンプーも見直しましょう。
頭皮に刺激を与えないのはアミノ酸のシャンプーです。
アミノ酸は髪の毛にも優しいので、白髪の改善にはアミノ酸シャンプーにするのがお勧めです。
若白髪にやってはいけないこと
若白髪が気になると、少しでも減らしたい、隠したいと思うのは当然のことです。
しかし、そのためについついやってしまうことが、逆に白髪を増やす原因になっているかもしれません。
若白髪に対して絶対にやってはいけないことが習慣になっていることもあるので、心当たりがある方はすぐにやめましょう。
若白髪を抜く
若白髪は健康な状態の髪の毛と違うため、成長途中で切れてしまうことが多いです。
そのため、他の髪よりも短くなり、ピンピンと飛び出ることで余計に目立ってしまうのですね。
飛び出ている白髪は抜いてしまえば目立たなくなります。
しかし、若白髪を無理に抜くと毛根組織にダメージを与えるので、髪の毛の成長自体が阻害されてしまいます。
このダメージの影響は周辺の髪の毛にも与えられるため、その部分だけ薄毛になることもあるので、若白髪は絶対に抜かないようにしましょう。
どうしても白髪を取り除きたい場合は、若白髪を軽く引っ張って根元部分だけをカットするのがベストです。
頻繁に白髪を染める
白髪は染めれば隠せますが、残念ながら根元はすぐに伸びてしまいます。
だからといって、ちょっと目立ち始めたら染めるというのを繰り返していると、頭皮にも毛根にも大きな負担をかけます。
もともと若白髪が生えるほど頭皮も毛根も弱っているのですから、そこにグレーカラーのダメージを与えるのは厳禁です。
頻繁に白髪を染めるのは、さらに白髪を増加させてしまいます。
白髪染めは最低でも2ヶ月、出来れば3ヶ月から4ヶ月に1回ほどのスパンで行うようにしましょう。
若白髪を改善してコンプレックスも解消
若白髪があると、白髪を隠すことを優先してしまうのでヘアスタイルアレンジが楽しめなくなります。
さらに進行するのでは、と何をするにも不安になってしまい、自分に対して自信も持てなくなるでしょう。
ですが、若ければ色素細胞は復活する可能性があります。
いつの間にか習慣になってしまっている原因を取り除いて、適切なケアを行えば白髪を改善することも不可能ではありません。
若白髪がなくなればコンプレックスも解消されるので、諦めずに対処法を実践して、自分に自信が持てる髪の毛を取り戻してくださいね。