顎のたるみ改善法!原因や小顔美人になる8つの解消・予防法
最近、鏡を見ると「自分の顔が大きくなってしまった気がする」とお悩みではありませんか?
それは、顎のたるみが原因かもしれません。
顎にたるみがあると顔が大きく見えるだけでなく、一気に老けて見えるようになります。
顔の若さを決めるのは、顎のフェイスラインによるところも大きいのです。
そこで今回は、顎のたるみ改善する8つの方法をご紹介します。
顎がたるんでしまう原因や小顔美人になる解消・予防法を知り、スッキリとしたフェイスラインを取り戻しましょう。
「若い頃のような小顔に戻れるなら戻りたい!」という方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
目次
顎がたるむ5つの原因
顎にたるみが出てしまう主な5つの原因をご紹介します。
まずは原因を知り、改善に役立てましょう。
筋肉のたるみ
私たちの顔には約30種類の筋肉があり、その一つ一つを使い分けて様々な表情を作り出します。
しかし、そんな顔の筋肉も本当に使いこなせているのはほんの20パーセント程度と言われており、筋肉は使わなければどんどん衰えていってしまいます。
筋肉が衰えていくと、頬の肉や脂肪を支える力がどんどん弱まり、重力にしたがって垂れ下がっていきます。
垂れ下がってしまった脂肪は、顔の最終地点である顎付近に重くのしかかり、たるみを引き起こすというわけです。
特に筋肉のたるみが出やすい顔の形は、「丸顔」と「逆三角」となります。
丸顔の人は、筋肉が衰えるとふっくらと丸顔を形成している脂肪が垂れてしまい、たるみが出やすい傾向にあります。
逆三角の人は、もともとのフェイスラインがシャープな分、少しのたるみでも目立ちやすい傾向にあるようです。
もちろん顔が卵型や四角形、ホームベース形の人も、年齢とともに老化で筋肉がたるみやすくなるので油断は禁物です。
皮下脂肪
顎は顔の中でも特に皮下脂肪がつきやすい部分だと言われています。
体重が増加して皮下脂肪が増えると、それを支えきれなくなった肌が下へ下へとさがって顎がたるんでしまうのです。
皮下脂肪によってたるんだ顎は、フェイスラインがぼやけるというよりも、二重あごになるのが特徴といえます。
さらに急に太ったり痩せたりした経験がある人は、脂肪だけでなく皮膚のたるみもでやすくなっています。
むくみ
顔のむくみも、顎がたるんでしまう大きな原因になります。
むくみは、主に老廃物と余分な水分で構成されています。
通常なら老廃物はリンパの流れにのって体外へと排出されていくものですが、筋肉のコリやストレス、冷えなどによってそのリンパの流れが上手くいかず、体の中に停滞してしまう場合があります。
余分な水分も普通なら汗をかいたり尿として排出されるはずですが、アルコールの過剰摂取や運動不足、乱れた食生活などにより体の中に溜まってしまう場合があります。
こうして溜まってしまった老廃物や余分な水分が、重力に従って下へ下へさがっていくことで顔がむくみ、顎がたるんでしまうのです。
姿勢が悪い
猫背や長時間のパソコンやスマートフォンの使用による過度な前傾姿勢を日頃から続けていると、顎がたるむ原因となります。
通常であれば耳と肩の位置は真っ直ぐ一本の線で繋ぐ事ができます。
しかし顎を前に突き出したかのような姿勢だと、首周りの筋肉が後ろ側のみ緊張し、前側がゆるみっぱなしの状態となるため、顎の下がどんどんたるんでいってしまうのです。
両手を下ろして真っ直ぐ立った時に、耳の位置・肩の位置がどの位置にくるかを見てみるだけで、自分で簡単にチェックすることができます。
噛み合わせの影響
顎関節の歪みや、食事を片側の奥歯で噛むなどのクセによる噛み合わせの悪さも顎のたるみにつながります。
さらに噛み合わせの悪さは、首の後ろや頭の筋肉のコリにもつながっているので頭痛の原因となる場合があるので注意が必要です。
顎のたるみを改善し小顔美人になる8つの解消&予防法
それでは、具体的に顎のたるみを解消&予防する8つの方法についてご紹介します。
顎の筋肉を鍛えるトレーニングをする
筋力の低下は、顎のたるみの大きな原因となります。
日頃からトレーニングをして、顎の筋肉を鍛えましょう。
- 顔全体をクシャッと顔の中心に集めるようにして、5秒キープしてください。
- 口を大きく開けて顔全体を外側に広げるようにし、5秒キープします。
- 一旦ゆっくりと力を抜きます。
- あごを突き上げるように上を向き、舌を突き出して5秒間キープします。
- 正面に顔を戻し、口を大きく動かしながら「あ」「い」「う」「え」「お」と言いましょう。(声なしでもOK)
- ニッコリと笑うように口角を上げて5秒キープします。
- 以上を朝と夜の1日2回行いましょう。
リンパを流すエクササイズをする
顔で滞っているリンパを流し、むくみの原因である老廃物を排出しましょう。
- 首と肩をリラックスさせ、顔を真上に向けます。
- 首を左右それぞれゆっくりと回転させます。
- 舌を真上に突き出し、5秒間キープします。
- 舌を突き出したまま、左右に数回ゆっくりと動かします。
- 正面に向き直り、両肩を力を抜きましょう。
- 首筋から肩にかけてリンパを下へ流すイメージで、数回優しく撫でます。
- 手の人差し指と中指で鎖骨をはさみ、ゆっくりと肩口へリンパを流していき、
肩口の凹んだ部分を指でグッと押さえて終了です。(左右とも)
口周りの筋肉を鍛えるトレーニングをする
口輪筋(こうりんきん)という口周りの筋肉を鍛えると、頬の脂肪が下に落ちるのを防ぐことができます。
そのうえ、顎周りのたるみとむくみまで解消することができるのでオススメです。
- 上唇と下唇を垂直に押し合い、10秒キープします。
- 外側に唇を思い切り出し、5秒キープしてください。
- 内側に唇を思い切り巻き込み、5秒キープします。
- これを1日2セット行いましょう。
スマイルエクササイズ
笑顔は、表情筋を鍛えるには打ってつけです。
日頃あまり笑わないという人は、鏡を見ながらできるスマイルエクササイズをしてみてください。
- 背筋をピンと伸ばし、顎を引いて美しい姿勢をつくります。
- 口角を上げて、自然な笑顔をキープしましょう。
- ハタから見て自然な笑顔を作ることがポイントですよ。
小顔になるツボを刺激する
顎のたるみに効果的なツボをいくつかご紹介します。
指の腹や人差し指の第二間接でじんわり押しましょう。
力加減は、自分が気持ち良いと感じる程度でOKです。
①上廉泉(かみれんせん) | 顎の裏側中央にある凹んだ部分にあるツボで、首の贅肉や二重あご解消に効果があります。 |
②舌筋(ぜっきん) | 顎先と耳下の中央部分にあるツボで、リンパを流してむくみを取る効果があります。 |
③頬車(きょうしゃ) | 耳下のエラ部分にあるツボで、顔のむくみや顎や頬のたるみに効果的です。 |
正しい姿勢を意識する
猫背や前かがみなどの悪い姿勢は、二重顎や頬がたるむなどという症状を引き起こします。
パソコンやスマートフォンを長時間利用したり、長時間に渡って同じ姿勢を続けている人は要注意です。
日頃から意識して正しい姿勢を心掛けましょう。
また定期的に運動をして筋肉を鍛えることもオススメです。
よく噛んで食べる
今は昔と違って柔らかいものが増え、咀嚼が不十分になったと言われています。
咀嚼が不十分だと顎周りの筋肉を使わないため、筋肉がおとろえる一方になり、顔のたるみに直結します。
食事の際は、顎周りの筋肉を使って出来れば一口あたり30回以上よく噛んで食べるようにしましょう。
食材を大きくカットして食事を作ったり、たくさん噛むことができる根菜などの素材を積極的に取り入れるなどのちょっとした工夫もオススメです。
また左右どちらかで噛むクセのある人は、顔の歪みの原因にもつながるので左右均等に噛むように意識しましょう。
仰向けで寝る
顎のたるみを改善するには、夜寝る時の姿勢も重要です。
うつぶせ寝や左右どちらかの方向ばかりを下にして寝るクセのある人は、顎が下に引けている姿勢になっている場合が多いので、二重あごや首のシワなどが出来てしまう可能性が高いのです。
仰向けの姿勢を保てる枕に変えるなどして寝るようにしましょう。
顎のたるみを隠すメイクテクニック
顎のたるみを改善するためには、毎日のケアや努力が必要です。
その効果は徐々に表れてくるものですから、少し時間がかかってしまうことはやむを得ないでしょう。
しかし、そうは言ってもデートの日などは「今すぐ小顔美人になりたい!」というのが乙女心というものですよね。
そんな時は、思い切って小顔に見せることのできるメイクをしましょう。
顎のたるみを隠すメイク方法
- いつものファンデーションにプラスして、全顔に塗っているファンデーションよりもワントーン低めのカラーパウダーで、フェイスラインから頬骨の下まで影を入れます。
- 鼻筋や頬骨の高いところなどにハイライトを入れましょう。
- 目の下にもハイライトを入れると、顔の上部に目線が行くので顎のたるみが目立たなくなります。
顔に陰影を付けてあげることでフェイスラインにメリハリが付き、小顔に見せてくれますよ。
美容クリニックで顎のたるみを解消する
どうしても顎のたるみを即効で解消したい!という人は、コストはかかりますが美容クリニックに行くのも一つの手です。
人気の高い治療方法を紹介しますので、参考にしてください。
サーマクール
サーマクールとは、レーザー光線の数十倍のエネルギーを持つラジオ派をお肌の奥へ届けてコラーゲン線維を収縮・活性化させる治療法です。
メスなどを使って表皮を傷つけることはありませんし、顎のたるみだけでなく毛穴の引き締めやニキビの改善、お肌全体のハリにも効果的なので人気です。
治療は半年に一度程度で、継続するだけでいつまでも若々しさを持続させることができるため、オススメの治療法です。
スレッドリフト
スレッドリフトとは、特殊な糸を皮膚の中に入れてフェイスラインを引き上げる施術方法のことです。
糸といっても柔らかく伸縮性に優れた素材でできていますし、クリニックによっては体の中で溶けてお肌に吸収されていくような糸を用いているところもあります。
施術するのには局所麻酔が必要で、施術後にはクールダウンタイムとして1~2週間ほど一過性の痛みを感じる場合もあります。
糸によって物理的にフェイスラインのたるみを引き上げるので、効果は期待できますが、効果は半年~1年程度となります。
人によっては、腫れやむくみが落ち着くまでに1か月ほど時間を要する場合があるので、施術は医師と相談しながらタイミングを見る必要があります。
顎のたるみ改善法まとめ
顎のたるみの原因や改善法を紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
顎がたるむ大きな原因となっているのは、表情筋の衰えです。
今回紹介した表情筋を鍛えるエクササイズやトレーニングを毎日の生活に取り入れつつ、正しい姿勢やよく噛んで食事することにも気を付けましょう。
毎日コツコツした努力が必要になりますが、一番大切なのはたくさん笑うことです。
笑顔は自然と顔の筋肉も鍛えられますし、心も顔も美しく整えてくれます。
エクササイズやトレーニング、正しい姿勢なども含め、笑顔を日々の習慣にしていってください。
前を向いてたくさん笑って、小顔美人を目指しましょう。