膝の黒ずみケア!原因と効果的な黒ずみ解消法とは?
スカートやショートパンツを履こうと思ったときに、膝の黒ずみが気になってしまう人も多いのではないでしょうか?
ペディキュアやかかとの角質ケアなどのフットケアを普段から行っていても、膝はつい見落としがちになります。
膝の黒ずみは、ボディーソープで洗っても消えないのでとても困ります。
そこで、膝の黒ずみケアと解消法を紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
目次
膝の黒ずみの原因は?
膝もふくめた関節部分は動かすため皮膚が伸縮して黒っぽく見えやすい部分といえます。
しかし、まっすぐに伸ばした時でもまわりの肌と明らかに違う色ならば「黒ずみ」と言えます。
紫外線を浴びたり刺激を受けると、メラノサイトが刺激されてメラニン色素を多く生成し解消されずに積み重なって色素が沈着すると「黒ずみ」の原因になってしまうのです。
自分の膝の黒ずみのレベル
セルフチェックで自分の膝の黒ずみのレベルがどの程度なのかを見極める必要があります。
軽度から中度のレベルであれば、適切なセルフケアでの改善が期待できます。
しかし、長年色素が沈着した重度のレベルになると、美容皮膚科などの専門医院での治療を受けた方が良いでしょう。
膝の黒ずみが、まわりの皮膚に比べてどのように見えるのかを確認すると良いです。
軽度
赤みが少し濃いレベル。
中度
濃い赤みから、薄茶色のレベル。
重度
焦げ茶色から、黒に近いレベル。
膝の黒ずみには原因によってタイプがあります
膝の黒ずみには主に3タイプがあり、それぞれ原因や症状が違うので、ケアをする前に自分のタイプを知ることが大切です。
タイプによって間違えたケアをしていても、効果的な解消法に結びつきません。
まずは、膝の黒ずみの症状と原因をタイプ別に考えていきましょう。
圧迫タイプの黒ずみ
日頃から膝立ちや正座をしている保育士さん等に多い症状で、膝に圧力がかかり肌の防御反応の作用が原因の黒ずみです。
特徴として、まばらに膝の黒ずみがあったり黄色みを帯びていることもあります。
乾燥タイプの黒ずみ
年齢を問わずにもっとも多い症状です。
ムダ毛処理や膝の摩擦などのダメージによって乾燥を引き起こし、肌の防護作用が原因の黒ずみです。
ムダ毛処理や膝をゴシゴシ洗ったり拭いたりする他に、締め付けの強いズボンを日頃から履いていると黒ずみになることもあります。
特徴として、膝が乾燥し黒ずみに加えて、肌の感触がカサカサしていて少し白く粉をふく場合もあります。
また、角質が厚く硬い感触になることも多いです。
毛穴詰まりタイプの黒ずみ
特に20代〜30代に多い黒ずみの症状です。
食生活や生活習慣の乱れから肌のターンオーバーが乱れて、毛穴の角質の詰まりや古い角質が生まれ変われずに蓄積されることが原因です。
また、妊娠や生理などのホルモンバランスの乱れによる肌代謝の低下によって、一時的に黒ずみの原因になる場合もあります。
特徴として、明らかに毛穴が目立っていて、皮脂分泌が多くベタつきを感じます。
また、古い角質が少し硬いことがあり、毛穴が詰まってザラザラした感触です。
黒ずみを解消するケアは?
黒ずみのタイプによって解消法に違いはありますが、基本的な解消法は「角質ケア」「保湿ケア」「美白ケア」の3つです。
きちんとした手順でケアすることが大切ですが、黒ずみのタイプによって使用する内容も若干異なります。
角質ケア
全てのタイプの黒ずみケアにおいて角質ケアは欠かせません。
皮膚の表面に、古い細胞や溜まった角質、余分な皮脂などが残っていると、せっかくの保湿成分や美白成分が肌に浸透しません。
ピーリング
主な成分はフルーツ酸や酵素などで、皮膚の表面にある古い角質を溶かして除去するケアです。
肌質や使用するものによっては、肌に刺激を与えてしまい赤みやかゆみが出る場合もあります。
ピーリングは必要以上に行わないようにし、1~2週間に1回を目安にケアすると良いでしょう。
スクラブ
蓄積した古い角質の肌の表面を磨くことで取り除くケアです。
天然成分のこんにゃくや米ぬか、合成成分のナイロンパウダーなどがあります。
また、毛穴詰まりタイプの黒ずみには、「重曹」を使用しても効果的です。
重曹は美白効果はありませんが弱アルカリ性です。
垢や皮脂は酸性なので、優しく汚れを落とすピーリングの効果もあります。
重曹には「食品用」「医療用」「工業用」がありますが、「食品用」を使用するようにしましょう。
食品用 | 粒子も細かく摩擦などの刺激も少ない。価格も安い。 |
医療用 | 粒子も細かく摩擦などの刺激も少ない。しかし価格が高い。 |
工業用 | 粒子が粗く肌には適しません。 |
重曹のケア方法
水100mlに対して重曹100gを入れてペースト状になるまでしっかり混ぜます。
蒸しタオルを膝に当て毛穴を広げてから膝に重曹を塗ります。
5分~10分ほど放置してお湯で洗い流して完了です。
上記ケアは、週に1回~2回を目安に行うと効果的です。
また、重曹を大さじ1に対して水を小さじ1で作ったペーストを使用し、膝に優しく円を書くようにマッサージするケアも1ヶ月に1回~2回程度行うことも効果的です。
その他には、塩でのスクラブも毛穴詰まりタイプには効果的です。
ただし、刺激が強いと感じる場合には砂糖を使ってのスクラブの方がおすすめとなります。
保湿ケア
保湿ケアと美白ケアはセットで行うようにしましょう。
特に圧迫タイプの黒ずみや乾燥タイプの黒ずみは、正座やムダ毛処理による肌刺激によってメラニン色素が過剰に分泌されることが原因なので、メラニン抑制成分や保湿作用の高い美白クリームでの保湿ケアが効果的です。
角質ケアの後の膝は特に乾燥しやすい状態になっているので、そのまま放置していると余計に黒ずみがひどくなってしまうので注意が必要です。
化粧水
保湿ケアを行う場合、まず化粧水で肌を柔らかくすることから始めましょう。
化粧水を使用することで、肌の細胞のすき間に潤いを与えて肌のバリア機能を高める効果があり、その後に塗るクリームが浸透しやすくなります。
保湿効果の高いクリーム
保湿効果の高いクリームの選び方として、高価なものを使う必要はないので、油分が多めのものを使用するようにしましょう。
保湿効果の高いクリームは、高価なものを使用する必要はないので、油分が多めの方が良いでしょう。
ワセリンは赤ちゃんや肌が敏感な時にでも使える低刺激の保湿成分です。
保湿効果が長時間続くシアバターは、肌を柔らかくする効果や肌のターンオーバー機能を促す効果があります。
手のひらでしっかりと温めてから塗ると、伸びが良くなって使いやすいです。
美白ケア
美白クリームはメラニンの生成を抑える働きがあるので、黒ずみの予防にも効果的なのでフットケアとして大切です。
黒ずみを予防する美白成分として「トラネキサム酸」や「プランタンエキス」、黒ずみを予防したり今ある黒ずみを薄く成分として「ビタミンC誘導体」や「ハイドロキノン」の生成の美白クリームを選ぶと良いでしょう。
膝の黒ずみケアのまとめと
角質ケアと保湿ケア、保湿ケアと美白ケアは常にセットで行う必要があります。
また、黒ずみができてから対処するのではなく、常日頃から予防することが大切です。
どのタイプの黒ずみにも共通するケアとして「保湿」は欠かせません。
圧迫タイプの黒ずみには、正座をする時に柔らかいクッションを敷いたり、きついズボンを履くことを控えることも予防につながります。
乾燥タイプの黒ずみには、肌に刺激を与えないケアも大切です。
また、毛穴詰まりタイプの黒ずみの場合、食生活や生活習慣の改善も予防になるでしょう。
膝は普段から気にしていない人も多い部分なのですが、気がついた時にだけケアするのではなく、日頃のフットケアに取り入れて行くことが大切です。
いつでも、綺麗な膝を保ちたいですね。