お尻のセルライトの除去法!美尻を目指す4つの対処法
お尻は自分の目で直接見れないので、垂れていないかチェックするのが精一杯かもしれません。
ですが少しでも垂れてきたり脂肪がついてきたりしたら、セルライトが出来ていないかしっかり確認しましょう。
セルライトは放置するとどんどん蓄積する上に、落としにくい性質があるので改善するのが難しいと言われています。
さらにお尻という場所がら、お腹や太もものように簡単にケアができません。
そこで今回は、お尻のセルライトを除去する4つの対処法をご紹介します。
皮膚がデコボコするセルライトは、自分では見えないとしても、水着になったときは他人からは丸見えになるので今からケアを始めましょう。
目次
お尻にできるセルライトとは?
セルライトは脂肪細胞の一種で、肥大化した異常細胞という位置づけになります。
ただし、脂肪のように運動をすることでエネルギーに変換されるものではありません。
その理由は老廃物にあります。
セルライトというのは、排出できなかった老廃物が脂肪細胞の組織に絡みついて肥大化した脂肪になるのです。
老廃物は運動で燃焼できないので、変質した脂肪細胞であるセルライトはエネルギーとして使われません。
そのため、一度出来ると落とすのが大変難しいと言われています。
お尻にセルライトが出来る原因
セルライトは普通の脂肪細胞ではないため、一般的なダイエット法では落とせません。
落とすためには特別な対処法が必要になるので、まずはセルライトが出来る原因を知っておくことが重要です。
また、セルライトの性質を理解しておくと、効率よくアプローチできるでしょう。
ここでは、お尻にセルライトが出来る原因とセルライトのタイプを解説します。
お尻は冷えやすい
お尻は下半身と上半身の間にあるので、下半身から送られてきた血液を心臓まで押し上げなくてはいけません。
しかし、お尻というのは手足のように動かすことはほとんどないでしょう。
そのため血液の流れが悪くなってしまい、他の部位よりも冷えやすい環境にあるのです。
お尻を触ってみて冷たさを感じる場合は、足先の冷えと同じで、お尻も冷えている状態です。
冷えの影響によって、お尻に老廃物が溜まってしまうとむくみが起こり、脂肪細胞と結合してセルライトができてしまいます。
筋肉量が少ない
お尻というのは、脂肪はたくさんついていますが、脂肪に対する筋肉量はとても少ない部位です。
エネルギー消費によって脂肪を燃焼させるには、消費量が多い筋肉を動かす必要があります。
しかし、お尻のように脂肪が多くて筋肉が少ないと、脂肪の燃焼効率が悪くなります。
燃焼されないということは、意識して動かさなければ脂肪の蓄積を増長してしまうという悪循環が起こります。
さらに血液は筋肉の収縮によって流れるので、収縮幅が狭いと血行不良が引き起こされます。
こういった条件が重なることで、脂肪はどんどん肥大化してしまい、結果的にセルライトが出来やすいのです。
セルライトには2つのタイプがある
セルライトは肥大化した脂肪細胞ですが、出来る原因によって2つのタイプに分かれます。
むくみタイプ
冷えなどによってお尻がむくむと、血管やリンパが不要な水分や不要物によって圧迫されます。
血管やリンパ管が圧迫されてしまうと、排出するための老廃物がお尻に留まることになります。
脂肪細胞の組織には隙間があるため、残った老廃物は時間の経過とともに脂肪と結合していくのです。
老廃物はそのまま脂肪細胞に取り込まれて、セルライトとなっていきます。
これがむくみタイプのセルライトで、代謝が低いお尻には特に出来やすいと言われています。
脂肪タイプ
体にできるセルライトの半分以上を占めるのが脂肪タイプのセルライトです。
脂肪タイプのセルライトも老廃物が結合してセルライトになる、という点はむくみタイプと同じです。
ただし、このタイプは運動不足や不規則な食生活によって脂肪細胞自体が肥大化しているというのが違いになります。
つまり脂肪細胞が既に肥大化しているところに、排出しきれなかった老廃物が絡まり合っているのが脂肪タイプです。
お尻は脂肪が多く、また脂肪の燃焼効率も悪いため、脂肪タイプのセルライトも出来やすいです。
繊維タイプ
セルライトのタイプの中でも、もっともセルフケアが難しいと言われているのが繊維タイプです。
繊維タイプは、皮下組織に近い部分の脂肪細胞と老廃物が結合してできるセルライトです。
このタイプのセルライトの原因は、脂肪タイプやむくみタイプを放置することです。
表皮のすぐ下の組織にできるセルライトなので、外側から見て肌がボコボコになっているのが繊維タイプになります。
皮下組織と癒着した状態になっているため、運動や食制限で落とすことはできません。
マッサージや揉みほぐし、運動、生活習慣など多角的なアプローチをしないと改善できない、もっとも厄介なセルライトです。
筋肉質タイプ
筋肉の上についた脂肪と老廃物が絡み合ってできるのが、筋肉質タイプのセルライトです。
普通は、筋肉はエネルギー消費量が多いので、その上に脂肪がつくことはありません。
しかし定期的に運動をしていた人が、急に運動量を減らすと筋肉が衰えていくと同時に脂肪が蓄積します。
さらに血行不良やむくみなどが起こると、老廃物が溜まってしまい、最終的に脂肪細胞と結びついてセルライトになります。
繊維タイプと同様、セルフケアではなかなか落とせないと言われるタイプです。
お尻のセルライトの4つの対処法
セルライトはタイプに合わせた対処法と、すべてのセルライトに共通した対処法があります。
もちろん、タイプにあった対処法を行うのがもっとも効果的です。
ですがお尻のセルライトというのは、脂肪タイプかむくみタイプか、繊維タイプまで進行しているのか自分では判断が難しいかもしれません。
セルライトは早めのケアが大事ですから、共通した対処法をご紹介するのでできることから始めてみてください。
マッサージでセルライトを除去
脂肪細胞と老廃物が絡み合っているセルライトですが、マッサージで巡りをよくすることで少しずつ解けていきます。
マッサージは即効性が実感できる対処法ではありません。
ですが、セルライトの原因となる血行不良やむくみを解消する効果もあるので、症状の悪化を防ぐことにつながります。
セルライトにアプローチするマッサージは、リンパマッサージとコリをほぐすマッサージがあります。
どちらも体が温まったお風呂上がりに行うと効果的なので、習慣にするといいですね。
リンパマッサージのやり方
お尻の老廃物を排出するのは、腰の中心にあるリンパ節です。
ですので、お尻のリンパマッサージは腰の中心に向かって流しましょう。
足の付け根からお尻、腰までを丁寧にさすりあげてください。
お尻の横にあるお肉も、腰の中心に流し込んでいきます。
最後に、手をグーにしたら、指の関節部分で腰の中心部分を縦や円を描くようにマッサージしてください。
マッサージをするときは、セルライト対策用のクリームを使うとさらに効果がアップします。
お尻のコリをほぐすマッサージ
力を入れたときに凹む部分に拳を当てて、コリをほぐすイメージで軽く力を入れて揉みほぐします。
次に、太ももとお尻の境目に手のひらを当てて、指や手を使って揉みほぐしましょう。
お尻が温まったら、太ももとお尻の境目をサイドに向かってさすります。
硬さが取れてきたら、最後はお尻の付け根から腰まで、お尻全体をしっかりさすりあげてください。
コリをほぐすことで、血行が良くなりリンパの流れも促進されます。
有酸素運動で脂肪細胞を小さくする
厳密にいうと、セルライトは運動で落とすことはできません。
ですが、組織には脂肪も含まれているので、運動で燃焼を促進することは可能です。
完全に無くせないとしても、肥大化したセルライトのサイズを小さくできれば目立たなくすることができます。
また結合している部分が緩めば、マッサージなどで流れやすくなるので、セルライト解消にも効果的です。
セルライトに効果的な運動は?
結論から言ってしまうと、有酸素運動であればどんな運動でも構いません。
ウォーキングやランニング、水泳、ヨガ、ラジオ体操でも大丈夫です。
セルライトに効果を出すために大事なのは、運動の種類ではなく継続です。
15分から20分、毎日きちんと続けられる運動を選んでください。
有酸素運動もマッサージ同様すぐに効果が実感できるものではありませんが、続ければ代謝が上がるのでセルライトへの効果が期待できます。
筋肉運動は不要?
筋肉運動は、基本的にセルライト除去の効果はありません。
ただし、筋力トレーニングをして筋肉量が増えると、1日の消費エネルギー量が増えます。
基礎代謝がアップすれば脂肪の燃焼効率を高めることになるので、セルライトの分解も促進されます。
つまり間接的にはセルライトの解消をサポートできるので、簡単な筋トレを取り入れるのもおすすめです。
毎日入浴をする
足先などは、冷えを感じることができますが、お尻というのはあまり冷えを感じません。
しかし、お尻のセルライトの原因の一つは冷えです。
お尻が冷えたままではセルライトもほぐれません。
お尻を温めるのはマッサージも効果的ですが、芯からしっかり温めるには入浴が最適です。
冷えは全身の血行を促進することが大事なので、入浴はもっとも効率よくセルライトをほぐす方法です。
季節を問わず、入浴でお尻の冷えを取ってあげれば、セルライトがほぐれて流れやすくなります。
効果的な入浴法
代謝を高めるのに効果的な入浴法をご紹介します。
お湯の温度は、季節に合わせて熱すぎない程度に38度から42度に設定してください。
最初は、首までしっかり浸かって汗がじんわり出てくるまで待ちましょう。
汗が出始めたら、半身浴に切り替えて10分から20分ほど浸かってください。
一度全身を温めることで芯から温まり、さらに半身浴をすることで代謝を効率よくアップできます。
規則正しい生活習慣
生活習慣は、お尻のセルライトはもちろん全身の肥満や肌荒れなど体の状態全般に関わっています。
不規則な生活習慣を続けていると、体内機能が正常に働かなくなり、脂肪の代謝が低下してセルライトが出来やすい体質になります。
セルライトを出来にくく、さらに解消するためには規則正しい生活習慣を心がけなくてはいけません。
バランスの良い食事と適度な運動、質の高い睡眠を取るようにして、体内機能を高めましょう。
体が健康な状態になれば、機能も正常化されて不具合は改善されていきます。
セルライトは異常細胞ですから、健康になることで解消しやすい体内環境を整えられば、解消につながるのです。
お尻のセルライトを除去する最終手段とは
セルライトの対処法をきちんと実践しても、どう頑張ってもセルライトが消えない場合は、エステサロンを頼るのも一つの方法です。
特に繊維化したセルライトは、セルフケアでは落としづらく、どうにもならないことがあります。
それなのにセルフケアを頑張っていても効果は出ません。
セルライトに特化した施術を受ければ、少しずつセルライトもほぐれてきてセルフケアでも落とせるようになります。
その段階までは、エステサロンでプロの施術を受けましょう。
エンダモロジー
セルライトケアの元祖とも言えるエンダモロジーは、2本のローラーで脂肪部分を挟み込み、深部の凝り固まったセルライトをほぐします。
さらにローラーを動かしながら行うので、リンパの流れを促進することで、ほぐしたセルライトを流していきます。
キャビテーション
もっとも効果が高いと言われるキャビテーションは、超音波で脂肪周りに気泡を発生させます。
この気泡が弾けるときの衝撃で、セルライトや脂肪を溶解させて細かく分解します。
ダイレクトに破壊するので、効果が実感できるのも早い施術になります。
サーモシェイプ
特殊な光を照射して、脂肪細胞を溶解させることでセルライトを分解します。
この光にはコラーゲンの生成を促進する働きもあるので、セルライトでたるんだ肌を引き締める効果も期待できます。
お尻のセルライトを悪化させるNGケア
セルライトは、凝り固まった脂肪細胞なので、潰さないと解消できないと言われています。
ですがセルライトは、チュアブルのようにぷちゅっと潰して、とろっとした脂肪が流れ出てくるというものではありません。
エステサロンなどでは、専用機器でセルライトを潰して流すというメニューがあります。
しかし自己流で的確に潰すことはできません。
逆に、不要なダメージを与えてしまい、余計にセルライトが落としづらくなってしまう可能性があります。
そもそもセルライトを本当に潰すと強い痛みが伴うため、潰して解消するというケアは絶対にやめましょう。
お尻のセルライトの除去法まとめ
セルライトが出来ていると、肌はみかんの皮のようにデコボコになってしまいます。
いくらヒップが上がっていても、形が良くても、肌がボコボコになっていたら美しいお尻とは言えませんね。
お尻のセルライトは改善するまでに長い時間がかかります。
ですが、まったくケアをしなければ症状は悪化するので、セルライトに気づいたらすぐに対処法を実践しましょう。
何歳になっても後ろ姿に自信が持てるというのは、心のエイジングケアにもつながります。
毎日ケアしていれば、セルライトを諦める必要はないので、頑張って美尻を目指してください。