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あせもから赤ちゃんを守る対策法!原因や10つの改善・予防法

 2018/06/26 妊娠出産・子育て この記事は約 10 分で読めます。
あせもから赤ちゃんを守る対策法!原因や10つの改善・予防法

キメが整ったすべすべ肌のイメージがある赤ちゃんですが、実際に子育てを始めてみるとトラブルの悩みが尽きません。
特に赤ちゃんの肌トラブルが多いのが「あせも」です。

真っ白な肌に赤ぶつぶつができてしまうだけでも痛々しいですが、さらにかゆみを伴うので赤ちゃんもぐずってしまいます。
赤ちゃんは自分でかゆみ対策が出来ませんし、我慢することも出来ません。

だからこそ、しっかりした知識や対策が必要となります。
そこで今回は、あせもの原因や10つの改善・予防法をご紹介しますので、是非とも参考にして下さい。

 

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赤ちゃんのあせも対策法

赤ちゃんのあせも対策法

大人でも同じですが、あせもはすぐに治るものではありません。
ですので、対策法としては悪化を防ぐことがメインになります。

悪化を防ぐことでかゆみを抑え、炎症を鎮めていくことが対策法につながるのです。
まずは安全にできる赤ちゃんのあせも対策法を5つご紹介します。

 

あせもの部分を冷やす

赤い発疹が出来ている状態は炎症が起こっているので、かなりのかゆみが伴います。
この状態を緩和するには冷やすことが一番です。

氷をタオルでくるんだものや、アイスノンなどで患部を冷やしてあげましょう。
ただし冷やしすぎると痛くなってしまいますから、肌の温度を確認しながら冷やしてください。

 

ぬるま湯かシャワーにする

あせもが出来たら清潔にしなくてはいけませんが、体が温まるとかゆみがひどくなります。
温かいお風呂は体温を上昇させるので、ぬるいお湯かシャワーで済ませましょう。

シャワーを使うときは、水圧は弱くして刺激を与えないように気をつけてください。
強く当ててしまうと、いくらぬるいお湯でもその刺激でかゆみが発生するかもしれません。

 

お風呂での注意点

体を洗う時にはあせも部分はこすったりせずに、ぬるいお湯で優しく丁寧に綺麗に洗ってください。
また、石油系合成界面活性剤が入っている市販のボディソープは、刺激が強く肌を守る皮脂まで洗い流してしまいます。

よって、市販のものは絶対に使わないようにしましょう。
赤ちゃんには、赤ちゃん用の低刺激のものを使い、炎症の悪化を防ぐことも大切です。

 

赤ちゃん用石鹸の選び方

赤ちゃん用の石鹸は石鹸タイプや液体タイプ、泡タイプなどいろいろあるので迷ってしまいますね。
基本的に低刺激で作られているので、自分が使いやすいタイプを選んで構いません。

ただし商品によっては石油系合成界面活性剤を使っているものがあるので、必ず無添加のものを選ぶようにしましょう。
また、液体タイプや泡タイプは石鹸タイプよりも添加物が多く使われています。

よって、あせも対策として選ぶのであれば、石鹸タイプを選ぶのがベストです。

 

ベビーパウダーを使う

入浴後は、汗を蒸発させてくれるベビーパウダーを使いましょう。
あせもが出来ている部分がさらに汗ばんだり蒸れたりすると、範囲が広がってしまいます。

ベビーパウダーをつけておけば、その部分は水分が蒸発して蒸れにくくなります。
ただ、大量に使ってしまうとパウダー成分が水分で固まってしまうので気をつけましょう。

固まったパウダーが汗腺に詰まることもあるため、フェイスパウダーと同じ感覚でつけてあげるといいですね。

 

常に清潔な状態を保つこと

赤ちゃんは汗っかきですから、すぐに汗などで体が汚れてしまいます。
汗によって体が蒸れると、さらに症状が悪化するので注意が必要です。

おむつ替えの時やお着換えの時、気温が高い日などはこまめに肌の状態をチェックしてください。
少しでも汗ばんでいたら、清潔なタオルで拭いてあげましょう。

 

皮膚科を受診する

赤ちゃんの肌はとてもデリケートなので、自己判断であせも用の薬を塗るのは危険です。
大人の肌とはまったく違いますから、あせもがひどい場合は必ず皮膚科を受診しましょう。

医師が処方したクリームなら安心してケアできます。
皮膚科に行くタイミングに決まりはありません。

デリケートな赤ちゃんの肌トラブルですから、軽度の症状であっても心配であれば受診して大丈夫です。

 

薬は使わない方が良い?

例え処方箋でも薬を赤ちゃんに使うのはよくない、と思っているママも多いようです。
ですが、あせもは症状を抑えることが最優先です。

薬以外の対策で改善出来ないのをそのままにしておくと、症状はどんどん悪化します。
またあせもをきちんと治しておかないと、他の疾患との見分けがつきづらくなるので、薬でしっかり治療しましょう。

 

市販薬は使い方に注意

赤ちゃんのあせも対策用の薬は、薬局などでも購入できます。
ただし市販のものは基本的にステロイド薬になるので、使い方に注意してください。

ステロイド薬は、塗る部位や年齢によって強度が変わります。
そのため、使用量を間違ってしまうと症状が悪化することがありますし、決まった期間塗り続けないと治りません。

よって、赤ちゃんに使う場合には医療機関を受診して正しい使い方を教えてもらうのがベストです。

 

あせもができるメカニズム

あせもができるメカニズム

汗というのは、汗管から分泌されます。
この汗管はとても細いので、分泌できる汗の量には限度があります。

限度を超えてしまうと、排出しきれない汗が周囲に溜まってしまうため、その部分では炎症が起こります。
これがあせものメカニズムですが、赤ちゃんがこのような状態になってしまうのはいくつかの原因があるのです。

 

赤ちゃんにあせもができやすい理由

赤ちゃんにあせもができやすい理由

赤ちゃんにあせもができやすい理由は、当然ですが汗をたくさんかくからです。
ですので汗をかく原因を知っておくことは、あせもを予防することにつながります。

赤ちゃんの肌と大人の肌には違います。
そのため、気を付けなくてはいけない点にも違いがあるので、しっかり理解しておきましょう。

 

発汗機能が未発達

汗というのは、上昇した体温を冷やすために分泌されます。
これを発汗機能と言いますが、赤ちゃんの発汗機能はまだまだ未発達です。

そのため、必要以上に汗が分泌されてしまうことがあります。
また体温や汗の分泌をコントロールする自律神経も未熟なので、汗をたくさんかいてしまいます。

 

新陳代謝が活発

赤ちゃんの体は、成長するために大人よりも新陳代謝が活発に行われています。
新陳代謝が活発になるとたくさんのエネルギーを使うので、基礎代謝量がアップします。

それと同時に体温も高くなりますから、気温に関係なく大量の汗が分泌されるのです。

 

汗腺の数に対して体の表面積が小さい

あまり知られていませんが、汗腺の体というのは大人も子供もほとんど同じ、もしくは赤ちゃんの方が多いぐらいです。
しかし、体の大きさは赤ちゃんの方が小さいですから、たくさんの汗腺が表面積に存在していることになります。

表面積が大きければ汗腺の間隔も広くなりますし、発汗機能も正常に働きやすいです。
ですが赤ちゃんの場合は、極端に言うと常に汗腺が刺激されてしまうので体中から汗が分泌されやすい状態になります。

 

蒸れやすい環境が多い

赤ちゃんは体を覆う抱っこ紐で移動したり、ベビーカーに乗っていることが多いですね。
また、家では布団やクッションに寝転がっていることも多いので、常に蒸れやすい環境です。

ただでさえ汗をかきやすいのに、蒸れやすい環境が多いこともあせもができる原因といえるでしょう。

 

あせもから赤ちゃんを守る5つの予防法

あせもから赤ちゃんを守る5つの予防法

あせもが出来やすいとしても、毎日の心がけで予防することは可能です。
あせもを予防するには、肌を清潔にして汗を残さないようにしなくてはいけません。

それなら1日中快適な温度の中で過ごさせてあげれば良い、と思う方もいるでしょう。
ですが汗をかくのは生理現象であり、生命活動を維持するために必要なことなので、汗をかかなければ良いということはありません。

大事なのは、必要以上に汗をかかないようにすることですから、これに基づいて予防法を実践してください。

 

大人より1枚少ない服装

小さい赤ちゃんはたくさんの衣類を着せて守ってあげたくなりますね。
ですが、赤ちゃんは大人よりも体温が高く、新陳代謝も活発なので外気の気温の影響はうけません。

もちろん真冬に薄着をさせるのはNGですが、基本的には大人よりも1枚少ない服装をさせてあげましょう。
特に真冬は厚着になりがちです。

もこもことしたベビー服は可愛いですが、その服の下では大量の汗が出ているので注意してください。

 

服はデザインより素材重視

最近はベビー服もおしゃれになっていますが、赤ちゃんの洋服選びは素材が一番重要です。
デザイン優先の洋服は、ナイロンなど通気性の悪いものが多いので蒸れやすいです。

あせもを作らないためには通気性や速乾性が大事ですから、汗をしっかり吸ったりすぐ乾く素材を選びましょう。
また、夏でもきちんと下着を着せて、こまめに取り替えるようにしてあげます。

 

こまめなおむつ交換を心がける

衣類だけではなく、おむつの中もかなり蒸れやすいです。
最近のおむつはかなり通気性が良くなっていますが、それでも油断してはいけません。

例えパンパンになっていなくても、長時間同じおむつを履かせておくのは止めましょう。
おむつ交換の時はお股の部分も綺麗に拭いて、きちんと肌を乾燥させてから新しいおむつを履かせてあげてください。

 

空調は赤ちゃんに合わせる

夏場のクーラーや冬の暖房は、赤ちゃんの状態に合わせて温度調節をしてください。
目安としては、外気との温度差が5度ぐらいですが、赤ちゃんが汗をかくようでしたら調節しましょう。

特に気を付けたいのは寝ている時です。
睡眠中は体温が上昇するので、ただでさえ体温の高い赤ちゃんは大量の汗をかきます。

寒いからといって暖房の温度を高くしすぎたりすると、汗をかきすぎるので要注意です。

 

寝ている時にも汗対策

寝ている時に汗をかいてしまっていたら、濡れタオルで優しく拭き取ってあげましょう。
きちんと寝ているようなら、着替えをさせてあげるのがベストです。

すぐに対処できるように、枕元に濡れタオルや下着を用意しておくのがおすすめです。
眠りが浅い赤ちゃんでしたら、湿気を吸い取るマットを敷くなどの対策をするといいですね。

 

肌はしっかり清潔に

例え着替えをさせてあげても、濡れタオルで汗を拭き取っても、それだけで肌を清潔に保つことはできません。
お風呂の時間は決まっているかもしれませんが、汗をかいたらできるだけシャワーで流してあげましょう。

この時、お湯の温度は低くして、石鹸などは使わないようにしてください。
しっかり体を洗うのは1日1回で十分です。

洗いすぎは、皮膚を守る皮脂を落としすぎたり刺激を与えてしまいます。

 

赤ちゃんでも保湿ケアを忘れずに

赤ちゃんの肌はプルプルなので、十分に潤っているように見えますね。
ですが、実は赤ちゃんは水分量が少ないので、保湿をしないと乾燥します。

乾燥すると外部の刺激を受けやすくなり、その刺激が炎症を引き起こしてあせもを作る原因になることもあります。
冬はクリームでしっかり保湿をするのはもちろん、紫外線などのダメージで乾燥しやすい夏もローションできちんと保湿ケアをしてあげてください。

 

あせもと間違えやすい疾患の可能性も

あせもと間違えやすい疾患の可能性も

一生懸命あせも対策をしていても、まったく症状が改善されないことがあります。
こういった場合は、あせもではなく他の皮膚疾患の可能性を考えてみましょう。

あせもに似た症状が出る皮膚疾患は、コリン性蕁麻疹やアトピー性皮膚炎などが挙げられます。
基本的に命に関わる病菌ではありませんが、アトピー性皮膚炎だと治療が必要になるので注意しましょう。

子供のアトピー性皮膚炎は見分け難いのが実情ですが、念のため食べ物などにアレルギーがないかチェックしておくといいですね。

 

あせもから赤ちゃんを守る対策法まとめ

あせもから赤ちゃんを守る対策法まとめ

綺麗な赤ちゃんの肌に、突然真っ赤なあせもが出来たりすると慌ててしまいますね。
ですが、初期段階であればスキンケアで改善できますし、予防をすることも可能です。

といっても、赤ちゃんはあせもが出来やすい体質なので、間違ったケアをしてしまうと一気に悪化します。
ですのであせもが出来やすい赤ちゃんの構造をしっかり理解して、自分のスキンケアと同様に赤ちゃんの状態に合わせた正しいケアをしてあげてください。

 

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