シミの消し方!セルフケアで簡単にシミを消す4つの方法
シミの原因は紫外線やマッサージなどの摩擦、活性酸素の大量発生、寝不足などいろいろ挙げられます。
しかし、大元の原因となるのはダメージを受けて発生したメラニン色素が沈着してしまうことです。
つまり沈着したメラニン色素をしっかり排出できれば、シミを消すことができるのです。
もちろん色素沈着はすぐに改善できるものではありませんが、少しでも早くどうにかしたいものですね。
しかし、メラニン色素を排出するメカニズムをしっかり理解して、正しいセルフケアを行えばシミを消すことは可能です。
そこで今回は、セルフケアで簡単にシミを消す4つの方法をご紹介します。
目次
簡単にシミを消す4つの方法とは
シミを消すには、シミの元となっているメラニン色素を排出すること、メラニン色素自体を薄くすることの2つのアプローチが必要です。
このどちらが欠けてもシミを消すことはできません。
逆に言えば、この2つを実践するだけでシミは消すことが可能なのです。
そのために必要なのがこれからご説明する4つの方法なので、できることから毎日のスキンケアに取り入れていきましょう。
①ターンオーバーを促進する
シミを消すために、もっとも重要なのがターンオーバーを促進することです。
メラニン色素は肌細胞を守るために作られますが、役目を終えるとターンオーバーによって角質層まで押し上げられ、古い角質に混ざって剥がれ落ちます。
しかし、メラニン色素が出来るほどのダメージを受けると、肌の機能が低下するためターンオーバーサイクルも狂ってしまいます。
するとメラニン色素が沈着したままになってしまうので、まずはスキンケアで正常化する必要があります。
ケミカルピーリングで角質ケア
ターンオーバーを促進するには、溜まっている角質を落とすことが重要です。
ケミカルピーリングは不要な角質を優しく落とせるので、週に1回から2回ほどスキンケアに加えてください。
古い角質を落とすと、肌の代謝が活性化されて滞っていた肌細胞の生成が行われるようになります。
ターンオーバーが正常化すれば、不要物は排出されていくので、メラニン色素も徐々に取り除くことができます。
促進しすぎに注意しましょう
ターンオーバーが低下している場合は促進する必要がありますが、促進しすぎるのはNGです。
ターンオーバーのサイクルが早すぎると、角質細胞が未熟なまま角質層まで押し上げられてしまいます。
角質細胞はバリア機能の役割を持っていますから、未熟な状態ではちょっとした刺激でもダメージを受けることになります。
また、沈着したメラニン色素も押し上げられません。
メラニン色素を排出するには、ターンオーバーを正しいサイクルに戻すことが重要です。
よって、角質ケアのやりすぎには注意してください。
②メラニン色素還元作用がある成分でスキンケア
メラニン色素の色が濃ければ濃いほどシミも濃くなります。
この状態を改善するには、メラニン色素還元作用がある成分を取り入れるのが効果的です。
ハイドロキノンやビタミンCにはメラニン色素を薄くする作用があります。
これらの成分をスキンケアに取り入れることで、シミを薄くしていきましょう。
ハイドロキノンの効果
肌の漂白剤という異名を持つハイドロキノンは、現時点でもっともメラニン色素還元作用が高い成分です。
その効果は厚生労働省にも認められており、美白成分として認定されています。
ハイドロキノン配合の基礎化粧品はいろいろありますが、ピンポイントのケアであればクリームが良いでしょう。
顔全体のくすみにはローションや美容液などが効果的です。
ハイドロキノンの副作用について
ハイドロキノンが美白作用に優れているのはよく知られています。
ただし、効果が高いだけに白斑という副作用があるのも事実です。
一昔前ですがハイドロキノン配合のスキンケア化粧品で白斑が発生した、という事がメディアでも取り上げられました。
しかしこの報告によって、今は配合量も厳しく管理されているので、用法用量を守っていれば基本的に副作用の心配をする必要はありません。
ビタミンCの効果
ビタミンCはメラニン色素還元作用だけではなく、コラーゲンの合成のサポートや皮脂の分泌量を抑制するなど美肌全般に効果を持っています。
ただし、ビタミンCは不安定で肌に吸収されにくい性質があるため、そのままでケアに取り入れても美白効果を発揮してくれません。
そこで開発されたのがビタミンC誘導体です。
ビタミンC誘導体はビタミンCの安定性を保ち、浸透しやすく改良された成分で、肌に吸収されるとビタミンCに変性します。
よって、美白ケアに活用する場合はビタミンC誘導体を配合した基礎化粧品を使いましょう。
ビタミンCを過剰摂取しても大丈夫?
ビタミンCは、野菜や柑橘系の果物にも含まれていますから、経口摂取をするのもシミを消すのに効果的です。
ここで心配になるのが過剰摂取した場合の副作用ですが、ビタミンCは水溶性なので体内に蓄積しません。
過剰な摂取分は汗や尿などで排出されていくので、副作用のリスクはありません。
よって、気にせずたっぷり摂取するようにしてください。
③良質な睡眠を取る
ターンオーバーを正常化したり、美白成分の効果を活かすためには、肌を健康な状態に整えなくてはいけません。
いくらスキンケアをしても、質の低い睡眠しか取れていないと肌機能は正常に働かないのです。
よって、良質な睡眠を取ることが3つ目のシミを消す方法になります。
肌細胞は寝ている間に修復される
夜の10時から夜中の2時はお肌のゴールデンタイムと言われますが、その理由はこの時間帯に成長ホルモンの分泌が活発になるからです。
成長ホルモンというのは、細胞を修復したり再生させるホルモンです。
成長ホルモンの分泌量が不足すると、細胞のダメージが回復されません。
ただしこのホルモンは時間が来れば分泌されるというものではなく、寝ていることが絶対条件です。
だからこそ、シミを消せる環境を作るには良質な睡眠が必要と言えます。
睡眠の質を高めるには
人間の体は、夜になると自然に副交感神経が優位になり、体をリラックス状態にして睡眠に導きます。
この状態で眠れば質の高い睡眠が取れます。
しかし、寝る直前までテレビや映画を観たり、スマホをいじっていたりすると視覚の刺激から交感神経が優位になってしまいます。
睡眠の質を高めるには副交感神経の働きを邪魔しないことが重要です。
寝る前は部屋の明かりを落とす、読書などで静かな時間を過ごす、ぬるいお湯に入浴してから眠るなどを習慣にして穏やかな眠りにつけるようにしましょう。
④サプリメントで肌を整える
シミを消す4つ目の方法は、サプリメントを摂取することです。
肌は内側から作られるものですから、シミのケアも内側からアプローチしないと完結しません。
健康な肌を作るには、肌の材料となる栄養素が必要です。
サプリメントはいろいろな栄養素をバランスよく摂れるので、食生活にプラスしてシミをケアしていきましょう。
シミに効くサプリメント成分は?
スキンケアにトータル的な効果があるのは、いろいろな成分がバランスよく配合されているマルチビタミンです。
ビタミンは肌に必須の栄養素ですから、サプリメント選びに迷ったらマルチビタミンがおすすめです。
ただシミのケアに特化したものを取り入れたいのであれば、ターンオーバーを促進するオメガ3系脂肪酸を配合したサプリメントが良いでしょう。
また、ビタミンACEなどの若返りビタミンを集中的に摂取するのもいいですね。
シミの消し方についてのまとめ
4つのシミ対策をご紹介しましたが、一番大事なのは続けることです。
肌は約1ヶ月で生まれ変わりますが、沈着したメラニン色素を排出して薄くするには、再生サイクルを繰り返さなくてはいけません。
これらの4つの対策をしっかり続ければ、普通のケアよりも早く効果が実感できます。
しかし続けなければ効果は得ることはできないので、無理なく取り入れられる方法をシミが消えるまで継続することが大切といえます。