肌老化の原因とは!肌老化を改善・予防する効果的な対策法
鏡を見て「なんだか私、老けたみたい」と感じることはありませんか?
肌老化のサインは、
- 小ジワが増えた
- たるみが気になる
- 毛穴が目立つ
- 肌が乾燥する
- 肌がくすんでいる
- ほうれい線が気になる
- 化粧ノリが悪い
など若いころにはなかったトラブルが挙げられます。
肌老化の原因は、加齢だけが引き起こす原因ではありません。
加齢が要因ではない場合でも、肌老化は進行してしまうのです。
特に間違った自己流でのお手入れはトラブルのもとになります。
そこで今回は、肌老化の原因と改善・予防する効果的な対策法をご紹介します。
肌老化を阻止するためにも、この機会に自分のスキンケアを見直してみましょう。
肌老化の原因と対策法
肌老化の主な原因は、
- 乾燥
- 光老化
- 酸化
- 糖化
- 菲薄化
だと言われています。
これら要素が1つないし複数の影響が重なり、シワやたるみ、ほうれい線など様々な肌トラブルの原因となっていきます。
ここでは、肌老化の各種原因と、改善・予防する効果的な対策法を詳しく解説します。
乾燥
乾燥は肌の大敵というのはご存知の通りだと思います。
すべての肌トラブルにつながっているほど重大な要因であると言えるでしょう。
もともと肌に存在するコラーゲンやセラミドといった保湿成分は、加齢と共に減少するといわれています。
しかし、この他にも生活習慣やストレス、普段の間違ったスキンケアなどでも減少してしまいます。
間違ったスキンケアとは、
- 洗顔をし過ぎている
- 熱いお湯で洗っている
- 乳液やクリームを使っていない
などが挙げられます。
乾燥の対策法で重要なのは、とにかく「保湿」すること。
洗顔後のスキンケアは、1年を通して化粧水と乳液、クリームをセットで使うようにしましょう。
どうしてもベタつきが苦手だという人はクリームは除いても構いません。
逆にクリームまで使っても乾燥するという人は、保湿成分であるセラミドを含んだ基礎化粧品を使うのがオススメです。
光老化
光老化は、主に紫外線による老化のことです。
季節問わず一年中降り注いでいる紫外線を長年浴び続けると、シミやしわ、たるみなどの原因を引き起こします。
肌に影響する紫外線は、UV-AとUV-Bの2種類あります。
UV-Aは、肌の奥深くの真皮層まで届いて肌のハリを保っているコラーゲンとエラスチンを破壊してしまいます。
その結果、肌老化のサインであるシワやたるみをもたらしてしまうのです。
一方、UV-Bは真皮にまで到達しませんが、シミやくすみの原因となる紫外線だと言われています。
光老化の対策法は、日焼け止めや日傘、つば付きの帽子などで紫外線対策をすることです。
日常生活であればSPFは15前後のもので十分ですが、スポーツやレジャーなど屋外にいる時間が長い人はSPFが高い日焼け止めを使うようにしましょう。
ただし、SPFの数値が高い日焼け止めほど紫外線吸収剤が多く含まれているので、肌への負担が大きくなります。
自分がその日どれだけ紫外線を浴びるかで、適切なSPFの数値の日焼け止めを選ぶようにしてください。
酸化
活性酸素という物質が増え過ぎると、細胞が酸化して肌老化の原因になってしまうと言われています。
もともと活性酸素は、体内に侵入した細菌やウィルスから守ってくれる物質ですが、紫外線や喫煙、ストレス、睡眠不足などが原因で過剰に増えてしまう場合があります。
細胞が酸化すると真皮のコラーゲンが硬くなり弾力が低下したり、肌を守るために細胞がメラニン色素を作り出してしまい老化が進行していきます。
酸化の対策法は、日頃から紫外線対策をしながら生活習慣を見直すことが大切となります。
見直すべき生活習慣とは、抗酸化作用に優れている緑黄色野菜をメインに様々な野菜や果物をバランスよく摂ること、タバコは控えること、そしてストレスを溜めないことなどが挙げられます。
糖化
糖化とは、体内のたんぱく質と糖質が結びついて「AGEs(終末糖化産物)」という劣化したたんぱく質に変わってしまうことです。
体内の糖化が進むと、肌がくすんだり、弾力やハリがない状態になるなど肌老化を進める原因となってしまいます。
糖化は糖質の摂り過ぎが原因になるので、対策法としては食事やおやつに糖質の多いものをたくさん食べないことです。
またAGEsは肌だけでなく、脳梗塞や心筋梗塞などの一因になるので注意が必要です。
菲薄化
菲薄化とは、皮膚が薄くなった状態のことです。
加齢と共に女性ホルモンの分泌は減っていき、 コラーゲンやヒアルロン酸などの肌の土台を作る成分も減少していきます。
また、ピーリングのし過ぎや洗浄力の強いクレンジングや洗顔料の使いすぎなどでも菲薄化は進行します。
菲薄化が進むと、肌のハリや弾力がなくなったり、たるんだりします。
菲薄化の対策法は、
- ピーリングは週一にすること
- 泡で優しく洗顔すること
- 洗顔は40℃ほどのぬるめのお湯を使うこと
などが挙げられます。
また菲薄化した肌は皮膚が薄くなっており、通常の化粧水ではヒリヒリしてしまうこともあります。
その場合は、敏感肌用の基礎化粧品を使うようにしましょう。
肌老化を進行させない生活習慣
肌老化を効果的に改善・予防するには、まず健康な身体を作ることが大前提となります。
肌老化を進行させない生活習慣とは、
- 肌によい食生活
- 質の良い睡眠
- 適度な運動
などが大切です。
肌によい食生活とは、一汁三菜を基本とした日本の食事スタイルが理想的だと言われています。
これに大豆製品や海藻類などのミネラルを組み合わせれば、より栄養バランスが良くなります。
低カロリーで栄養価の高い食材は、野菜や魚、豆類、米、キノコ類、いも類、ヨーグルトなどです。
これらを上手く取り入れた食事で、身体だけでなく肌の健康を手に入れましょう。
また質の良い睡眠をとることは、エイジングケアには欠かせません。
「美肌は眠っている間に作られる」と言われるほど、睡眠は肌にとって大事なのです。
毎日、良質な睡眠をとることで肌のターンオーバーを正常化し肌老化を予防しましょう。
さらに適度な運動は血糖値を下げる効果があるので、身体の内側から健康になることができます。
1日あたり30分程度の運動を毎日続けるようにしてください。
この他に、タバコやアルコールの習慣がある人は肌老化を進行させる原因となるので出来るだけ控えた方が良いでしょう。
肌老化が進むNG習慣
間違っている自己流のケアは、肌トラブルのもとです。
例えば朝の洗顔を水やぬるま湯だけで済ませている人はいませんか?
これは余分な皮脂を十分に取り除くことができないので、古い皮脂が酸化してニキビや吹き出物の原因となってしまいます。
皮脂は水やぬるま湯では落ちにくいため、洗顔料を使って洗うようにした方が良いでしょう。
またシワやたるみ対策として、毎日自己流マッサージをしている人も要注意です。
手で皮膚を擦ったりひっぱったりしていると、真皮層にあるコラーゲンが損傷してハリを失ってしまう危険性があります。
正しくマッサージを行えばシワ予防になりますが、自己流だと肌老化につながってしまうので注意しましょう。
肌老化の原因と対策法まとめ
肌老化の原因と、改善・予防する効果的な対策法を紹介しましたがいかがでしたか。
内外の様々な要因で肌老化は加速するものだということが分かりましたね。
肌に関する正しい知識を知り、自分に合ったケア方法を見つけましょう。
また食生活が乱れていたり睡眠時間が不規則な人は、この機会にぜひ改善してみてください。
身体が健康的だと、おのずと肌もキレイになるものです。
自分の出来ることから1つずつで良いので改善していき、毎日の積み重ねで身体の内側からも外側からも美しくなりましょう。