シミやくすみを消す方法!原因や美白になる6つの解消法とは
年齢を重ねるごとにどうしても気になってくるのが、シミやくすみですよね。
「シミやそばかすが無くなれば、私のお肌もかなり若くに見えるはずなのに!」などとお悩みの人も多いのではないでしょうか。
実は、そんな気になるシミやそばかすなどの斑点・色素沈着・色ムラは、同じように見えてもそれぞれ原因や対策は違うのです。
そこで今回は、シミやくすみを消す方法として原因や美白になるための6つの解消法をご紹介します。
見た目年齢を大きく左右するシミやくすみを消し、いつまでも若々しい素肌をキープしましょう。
シミやくすみはタイプによって原因が違う
実は、シミやくすみにはタイプがあり、それぞれのタイプによって原因が異なっています。
そしてシミやくすみのタイプによって「自分である程度消したり改善できるもの」と「美容皮膚科などで施術を受けなければ消せないもの」があるのです。
まずは自分のシミのタイプはどれなのかチェックし、原因を突き止めましょう。
見分けづらい場合は、美容皮膚科などで医師に相談してみることをオススメします。
老人性色素斑
紫外線での日焼けによってできるシミのことで、シミの中で最も多い原因がこれに当たります。
顔の中では頬骨の高い場所に出現しやすく、境界線は明瞭で年数が経つにつれて薄い茶色から濃色へと変わっていきます。
大きさは、米粒から指先大くらいで丸形が多いと言われています。
別名「日光性黒子」とも呼ばれ、このシミが脂漏性角化症というイボのような盛り上がりに変化した際は要注意です。
肝斑(かんぱん)
額や頬などに左右対称にぼんやりモヤっと広がるシミです。
女性ホルモンのバランスが崩れることで発生するため、更年期や妊娠中の女性にできやすいと言われています。
炎症性色素沈着
ニキビや肌荒れ、虫さされなどの炎症によって色素沈着が起こり、その跡がそのまま残ってしまったシミのことです。
肘や膝、内股などのナイロンタオルによる黒ずみもこれに分類されます。
そばかす
遺伝的な要素が強く、幼少期に生じて思春期に目立つようになる色素斑のことです。
5mm以下の大きさで鼻を中心に広がって点在し、年齢とともに薄くなる傾向があります。
花弁性色素沈着
日焼けが原因ですが、顔ではなく肩から背中にかけて発生するシミのことです。
花びらのような形をしているので「花弁性」と呼ばれています。
上記の中で、自分でシミ消し対策ができるタイプは、「老人性色素斑」「炎症性色素沈着」「肝斑」となります。
そばかすに関しては、多少の改善はできるものの、遺伝性の為それほど効果は望めないと言われています。
その他のシミは自分で消すことはできないため、皮膚科での施術や専門的な治療が有効となります。
シミやくすみを消す6つの解消法
では出来てしまったシミを消す解消法とは、どのようなものがあるのか、詳しく解説していきます。
シミ消しクリームを使う
今は様々なメーカーからシミ消しクリームは出ていますから、どれを選んだら良いのか分からないという人も多いでしょう。
効果的なシミ消しクリームを選ぶ最も大切なポイントは、「美白有効成分配合のものを選ぶこと」です。
美白有効成分配合とは、国が効果を認めた美白成分が配合されているということです。
美白有効成分の中でも、特にシミやくすみを薄くするために効果的な成分は以下になります。
- プラセンタエキス
- リノール酸
- アデノシン一リン酸二ナトリウム
- ビタミンC誘導体(パルミチン酸アスコルビルリン酸3Na・リン酸アスコルビルMgなど)
- コウジ酸
このほか、国が認可する美白有効成分ではありませんが、強い美白作用を持ち皮膚科でもよく使われる「ハイドロキノン」という成分もオススメです。
ただ美白作用が強い分、お肌への負担も大きくなるというデメリットも少なからずあります。
また敏感肌の人は、上記のような美白有効成分やハイドロキノンによって乾燥や刺激を感じることがあるため、使用前は必ずパッチテストを行いましょう。
敏感肌にオススメの美白ケア成分は、
- 甘草エキス
- ローズマリーエキス
- クワエキス
- スイカズラエキス
- オウゴンエキス
などです。
この中で特に甘草は、美白有効成分である「コウジ酸」に匹敵する美白効果があると言われています。
シミ消しクリームを選ぶ際のポイントは、成分だけではありません。
自分が使い続けやすい価格で選ぶことも大切です。
シミ消しクリームに限らず、化粧品は使い続けることで効果を実感できます。
そのため高級なクリームを奮発して1度だけ買うよりも、手に取りやすい価格のものを継続して使う方が効果的と言えるのです。
無理のない価格で、尚且つ好みの香りやテクスチャーなど、自分がストレスなく心地よく使えるシミ消しクリームを選んでみてください。
プチプラでも「美白」や「医薬部外品」といった表記と、美白有効成分の記載があるアイテムであれば、きちんとした効果が期待できますよ。
紫外線対策をする
今あるシミをこれ以上濃くしないため、更にはこれからできるシミを予防するためには、紫外線対策は必要不可欠となります。
紫外線には、A波とB波が存在します。(C波もありますがオゾン層によって遮断されています)
A波は、お肌の奥にある真皮にまで到達し、コラーゲンやエラスチンなどの組織を破壊してしまうため、お肌のハリ・弾力が低下してしまい、シワやたるみを引き起こしてしまいます。
しかもA波は雨の日や室内でも照射するため、1年を通して、尚且つ日中は外出しなくともUVケアをしなくてはいけません。
B波は表皮に潜むメラノサイトを刺激することで、シミやそばかすを引き起こします。
これらA波B波をカットする対策として一番効果があるのは、日焼け止めを塗ることです。
日焼け止めには、「PA」 や「SPF」の表示がありますよね。
PAはA波を防ぐ力を表しており、「+」の数が増えるごとに効果があると判断できます。
SPFはB波を防ぐ力を表しており、素肌の状態よりも赤くなるまでの時間を何倍まで伸ばすことができるかという目安値となります。
素肌で赤くなる時間はおよそ20分前後だと言われているので、例えばSPF30の場合、「素肌で赤くなる時間20分×30=600分」まで伸ばす効果が期待できることを意味します。
日焼け止めを効果的に使うポイントは、「たっぷりこまめに塗ること」です。
多くの人はメーカーが推奨している使用量よりも少なくお肌に塗っていると言われていますが、それでは紫外線カット効果を十分発揮することはできません。
紫外線吸収剤を使用している日焼け止めの場合、2〜3時間ごとに塗り直さなければその効果はなくなってしまいます。
また紫外線散乱剤(ノンケミカル)を使用した日焼け止めの場合も汗に流れやすいため、やはりこまめに塗り直した方が良いのです。
シミ消しに効果のある食材を摂る
シミやくすみ対策に効果のある栄養素を紹介しますので、積極的に日々の食事に取り入れましょう。
- ビタミンC…赤パプリカ、ブロッコリー、レモン、カリフラワー、苺など
- ビタミンA…鶏レバー、鰻、ホウレン草、カボチャ、人参など
- ビタミンE…アーモンド、鰻、カボチャ、アボカドなど
- L-システイン…ハチミツ、大豆など
- リコピン…トマト、スイカなど
シミやくすみ対策に最適なレシピを紹介しますので、時間がある時に作ってみてください。
ビタミンCたっぷりの果物と美肌効果のある豆乳を組み合わせ、そこに黒酢を加えることで疲労回復効果もプラスしたデザートです。
美肌効果抜群のフルーツヨーグルトレシピ
- オレンジ…1個
- バナナ…1本
- キウイフルーツ…1個
- 豆乳…300ミリリットル
- メープルシロップ…大さじ3
- 黒酢…大さじ1
作り方
- オレンジの中身を取り出し、オレンジの丸みに沿って白い部分が残らないようにすべての皮を剥きましょう。
- オレンジの身を薄皮の筋に沿って両側に切り込みを入れて取り出し、半分に切ります。
- バナナとキウイフルーツはイチョウ切りにしておきます。
- ボウルに豆乳とメープルシロップを入れ、泡立て器でフワッとするまでしっかり泡立てます。
- 黒酢を加えてサッと混ぜ、もったりしてきたらすぐ止めます。
混ぜすぎると分離してくるので注意してください。 - 5を器に盛り、果物をすべて加えれば完成です。
美白サプリを併用する
もし忙しくて十分に栄養素を摂れない場合は、美白サプリや日焼け止めサプリなどを上手く活用するのも一つの手です。
外からのケアと中からのケアのダブル効果を得るため、シミ消しクリームなどと併用する使い方がオススメですよ。
シミをピンポイントで消したいならシミ消しクリームなどの化粧品の方が効率的なのに対し、サプリだと体全体に効果があります。
最近では美白サプリとシミ化粧品がセット販売されていたり同じブランドから出ていることも多いので、化粧品かサプリどちらかお気に入りを見付けたら揃えて使ってみるのも良いでしょう。
シミやくすみをメイクで隠す
気になるシミやくすみをメイクで隠すテクニックを紹介します。
コンシーラーとフェイスパウダーをピンポイントでシミに重ね付けする
シミをしっかりと隠したい場合にオススメするカバーメイクです。
- 細い筆を使って、コンシーラーをシミにピンポイントにのせます。
- スポンジでコンシーラーの輪郭部分のみをなじませます。
全体的にぼかすとコンシーラーが消えてしまうのでカバーできません。 - チップを使ってフェイスパウダーをピンポイントに重ねましょう。
コントロールカラーで肌の色を調節する
コントロールカラーとは、お肌の色を調整して見せたい時に使うコスメアイテムのことです。
シミやそばかす、クマなど隠したい肌悩みを隠してくれるだけでなく、生き生きとしたナチュラル感を出してくれます。
しかもファンデーションの発色を良くしてくれたり、ファンデーションも少量で良くなるため化粧崩れしにくくなるなど、メリットが沢山ある優秀アイテムです。
コントロールカラーには色んな色がありますが、それぞれ目的によって使う色も変わってきます。
まずは自分に合ったカラーは何かチェックしましょう。
- パープル:くすみをカバーしたい
- グリーン:赤みを抑えたい
- ピンク:血色感をだしたい
- ブルー:透明感を出したい
- イエロー:健康的なお肌に見せたい
使い方は簡単です。
下地を塗ったあとファンデーションを塗る直前に、手の甲に出して馴染ませてから、額や顎、鼻などに適量乗せてから伸ばしていきます。
最後にスポンジで均一に伸ばしてティッシュオフすると、キレイに仕上がります。
美容医療でシミを消す
確実にシミを取りたい場合は、美容皮膚科などで施術できるレーザー治療がオススメです。
レーザー治療が有効なタイプは、
- 老人性色素班
- そばかす
- 脂漏性角化症
- 花弁状色素班
といったシミになります。
ただしレーザー治療には、
- 治療が終わるまでに3~6ヶ月ほどかかる
- レーザーを当てたシミはかさぶた状になり、ダウンタイムが必要になる
- 美容目的なので保険適用外になる
などのデメリットがあります。
また医療行為には必ずリスクが伴うため、まずは信頼できるクリニックと医師を探し、しっかりカウンセリングを受けるようにしましょう。
シミが出来る仕組み
皮膚(表皮細胞)に紫外線が当たると、細胞を守るために表皮細胞から情報伝達物質が分泌されてメラノサイトに刺激を与えます。
するとメラニン色素が生成され、チロシンというアミノ酸の一種が作られ、次にチロシナーゼが作られます。
このチロシナーゼこそがシミになる物質なのです。
通常であるならば、お肌のターンオーバーによって、メラニン色素はアカとなって剥がれていきます。
しかし加齢や乾燥、紫外線、ストレスなどによってターンオーバーが乱れると、メラニン色素がそのまま残ってしまい、シミやくすみになってしまうというわけです。
よってシミ対策を効果的にするためには、お肌のターンオーバーを整えることも大切だと言えます。
シミやくすみを消す方法まとめ
シミやくすみを消す方法として、原因や美白になる解消法などをご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
シミやくすみはタイプによって原因が異なるため、一概に美白化粧品や食生活などで改善(又は予防)できるとは言えません。
しかし紫外線や炎症による原因の場合、継続的な美白ケアを行うことでシミ消し効果やシミ予防効果を期待できます。
「今すぐ確実にシミやくすみを消したい!」という人は、紹介したようなメイクテクニックでシミを隠したり、クリニックなどでレーザー治療を受けるのも 一つの手です。
美白ケアを諦めずに続けて、シミやくすみのない透明肌を目指しましょう。