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くせ毛を治す方法!原因や髪をストレートにする5つの改善法

 2019/03/19 ヘアケア この記事は約 11 分で読めます。
くせ毛を治す方法!原因や髪をストレートにする5つの改善法

くせ毛だと、自分が思い描くようなスタイリングができません。
ヘアスタイルはファッションの一部ですから、それが理想通りにならないというのはコンプレックスでもありストレスにもなりますね。

一般的に、くせ毛は治らないと言うイメージがあります。
確かにくせ毛を治すのは簡単ではありませんが、絶対に治らないわけでもありません。

くせ毛の原因を改善しながらヘアケアを工夫することで、扱いやすい髪の毛にすることは可能です。
そこで今回は、くせ毛を治す5つの改善法をご紹介します。

スタイリングのテクニック次第でストレートにもできるので、自分に合った改善法を見つけてください。

 

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くせ毛の原因は?

くせ毛の原因は?

くせ毛には3つのパターンがあります。

  • 外国人のように生まれつきくせがついている先天的なもの。
  • 髪のダメージや生活習慣などでくせ毛になってしまう後天的なもの。
  • そして、先天的なくせ毛にダメージが加わっているもの。

くせ毛の改善法はパターンによって違うので、まずはそれぞれの原因をチェックしていきましょう。

 

先天的なくせ毛の原因

先天的なくせ毛というのは、生まれつき毛根が歪んでいること、そして髪の毛の核となるコルテックスのバランスの乱れが原因です。
髪の毛は毛根にある毛母細胞が分裂することで成長します。

そのため、毛根がねじれているとらせん状に髪が伸びてしまい、うねってしまうのです。
また、髪は3つの層で構成されていて、その中心部にあるコルテックスが髪の状態を決定しています。

コルテックスはP-コルテックスとO-コルテックスから成り立っていて、このバランスが整っていると髪はまっすぐになります。
しかし、どちらか一方の比重が多くなると、バランスが崩れてしまいくせ毛になってしまいます。

 

遺伝の可能性もある

父親や母親がくせ毛の場合は、遺伝が原因だと考えられます。
くせ毛は、発現しやすい優性遺伝になるため、つむじが右巻きになったり波状毛などの症状が起こります。

優性遺伝だからといって、絶対にくせ毛になるわけではありません。
ですが遺伝子を持っているということはくせ毛になる可能性が高いということです。

今はくせがひどくないとしても、ヘアケアやスタイリングのやり方によってはくせが強くなるかもしれません。

 

後天的なくせ毛の原因

日本人はもともと直毛が多いので、くせ毛の方のほとんどは後天的なくせ毛です。
後天的なくせ毛は、髪のダメージ年齢生活習慣などあらゆる原因があります。

 

ヘアケア不足によるダメージ

髪の毛は、シャンプーやドライヤーによって毎日ダメージを受けています。
さらにカラーリングやパーマをしていると、髪が弱ってしまうのでより大きなダメージを受けます。

ダメージケアをしていないと、髪は細くなり、まっすぐな状態を保てなくなります。
伸びてしまったゴムがよじれるのと同じで、ハリのなくなった髪はうねりが出てしまうのです。

 

栄養バランスの乱れ

外食やコンビニ食が多かったり、好き嫌いが多いという方は栄養バランスが崩れています。
また、過度の食事制限をするダイエットも栄養不足になるため、くせ毛になりやすいです。

髪の毛は、栄養を十分に受け取ることで健康な状態を保ちます。
体の栄養が不足すると、痩せ細ったり病気になったりするように、髪も栄養不足になると痩せてしまいます。

痩せるということは、ハリや弾力を維持する組織が衰えてしまっている状態です。
ハリや弾力が維持できなければ髪はまっすぐにならないのでくせ毛になってしまうのです。

 

女性ホルモンの減少

女性ホルモンの分泌量は、年齢を重ねるごとに減っていきます。
女性ホルモンには、髪の水分を保持したり、健康な髪を成長させるという働きがあります。

このホルモンの分泌量が減少すると、髪への働きも低下してしまいます。
髪の水分量が減れば乾燥によってうねりやすくなりますし、成長機能が衰えれば髪が痩せてくせが出てしまいます。

女性ホルモンは睡眠不足やストレスでも分泌バランスが崩れるので、生活習慣の乱れにも注意が必要です。
また妊娠や出産、成長期や更年期でも女性ホルモンの分泌量が変わるため、こういったタイミングでくせ毛になることもあります。

 

毛髪密度の低下

髪の毛の内部には間充物質という物質があります。
間充物質で十分に満たされていると、毛髪密度が高くなり、コシのある健康な髪の毛を保つことができます。

ただ、間充物質は徐々に流失したり、ダメージによって減少します。
すると毛根に栄養や酸素を運ぶ機能が衰え、毛髪密度が低下して髪が細くなってしまいます。

毛髪密度の低下は、抜け毛の増加や白髪にもつながるため、エイジングが原因とも言われています。

 

頭皮環境の悪化

毛穴の詰まりや頭皮の乾燥など頭皮環境が悪化すると、くせ毛が発現しやすくなります。
髪の毛は頭皮の毛穴から伸びています。

毛穴が皮脂汚れなどで詰まっていると、髪は隙間から成長することになるので、まっすぐに成長できなくなり変形します。
頭皮が乾燥すると、血行が悪くなってしまい栄養が行き渡りません。

栄養不足は髪の健康な成長を阻害するため、結果的にうねりやすい細い毛が生えてきます。
頭皮環境は、くせ毛だけでなく髪のトラブルの原因にもなるので気をつけましょう。

 

両方のパターンが合わさっているくせ毛の原因

先天的なくせ毛だと、くせを解消するために縮毛矯正やストレートパーマを繰り返しかけているという方も多いのではないでしょうか。
これが先天的なくせ毛にダメージが加わって、さらにくせが強くなる原因です。

また、縮毛矯正をしていないとしても、ヘアアイロンなどで長時間スタイリングをするとダメージが蓄積します。
ダメージを与えることでくせがひどくなり、そのくせを治そうとしてヘアアイロンなどを使うという負の連鎖がこのタイプのくせ毛を作り出してしまうのです。

 

くせ毛には種類がある

くせ毛には種類がある

実は、くせ毛には種類があります。
自分のくせ毛の種類が分かると原因を特定しやすくなるので、より的確な対策法が見つかります。

 

波状毛

くせ毛の中でも最も多いのが波状毛というくせ毛です。
波状毛は後天的な原因で起こることが多いと言われています。

名前の通り、髪の毛にウェーブがかかっている状態で、くせが弱いと毛先だけうねるぐらいなので特に問題ないでしょう。
強いくせがあると根元からきついウェーブがかかってしまうため、対策が必要になります。

このタイプのくせ毛は髪の毛の量に関わらず膨らみやすいため、湿度が高いとかなり膨張します。
そのためスタイリングをしても崩れやすいのが特徴です。

 

捻転毛

波状毛のくせがきつく、髪が捻れたようになってしまうのが捻転毛です。
このタイプは、先天的な原因で起こることが多いようです。

特に髪が柔らかい人に出やすく、乾燥もしているので普通のヘアケアではまとまりにくいのが特徴です。
自分でスタイルを整えるのはかなり大変なので、縮毛矯正をする方も多いようです。

前髪にも強いくせが出るため、スタイリングにはかなり時間がかかります。

 

縮毛

黒人の方に多いくせ毛で、髪が細かく縮れているのが縮毛タイプです。
日本人にはあまり見られないくせ毛ですが、コルテックスのダメージや髪の乾燥などで年齢とともに髪が縮れてしまう方もいます。

ずっとパーマをかけている方や毛髪密度が低くなる年代の方は縮れやすいので気をつけましょう。
髪の内部のダメージが原因なので、かなり念入りかつ長期的なケアが必要です。

縮毛矯正などをしてしまうと、さらに傷みがひどくなり、より強いくせが出るので要注意が必要です。

 

くせ毛を治す5つの改善法

くせ毛を治す5つの改善法

くせ毛の状態を改善するには、ヘアケアによる改善法とスタイリングによる改善法の2種類があります。
ただし、どれか一つを実践すればくせ毛が治るということではありません。

いくらスタイリングでストレートにできても、ヘアケアをしていなければダメージが蓄積します。
逆に、ヘアケアを頑張ってもすぐにストレートにはなりません。

大変とは思いますが、いろいろな改善法を同時進行することがくせ毛を治す近道になります。

 

ヘアケアによる改善法

ヘアケアでの改善の基本は保湿と頭皮環境の正常化です。
髪の水分量が少ないと、重みがないせいでうねりやすくなります。

また、髪にしっかり栄養を行き渡らせるには頭皮環境が整っていなくてはいけません。
毛穴の詰まりによるくせ毛改善のためにも、保湿ケアと頭皮ケアを実践しましょう。

 

①シャンプーを変える

市販のシャンプーは、石油系界面活性剤が使われているため、キューティクルを壊して髪の乾燥を引き起こします。
髪の保湿のためにはキューティクルを整えることが重要なので、シャンプーはアミノ酸系もしくはくせ毛専用のものを使いましょう。

こういったシャンプーは、髪に優しいのでキューティクルを整え保水性を高めてくれます。
頭皮の皮脂膜形成に必要な皮脂も残して洗えるので、頭皮環境の改善効果も期待できます。

シャンプーはヘアケアの基本であり、髪や頭皮の保湿力に影響を与えるので、コストがかかってもハイクオリティーのものに変えてください。

 

②頭皮クレンジングで汚れを落としきる

頭皮環境の悪化の原因の一つが、シャンプーで落としきれない汚れです。
汚れが溜まると雑菌が繁殖しやすくなりますし、ターンオーバーも滞ってしまい環境が悪化します。

そこで実践したいのが頭皮クレンジングです。
頭皮の汚れは油分なので、オリーブオイルホホバオイルなどオイルを使ってクレンジングしましょう。

やり方は簡単で、オイルを頭皮全体に揉み込むようにマッサージをして、5分ほど放置したらシャンプーで洗い流すだけです。
オイルを使った頭皮クレンジングは保湿効果もあるので、1週間に1回を目安に定期的に行いましょう。

 

スタイリングによる改善法

くせ毛を伸ばす場合、ヘアアイロンやカールドライヤーを長時間当てるという方も多いでしょう。
ですが、髪のくせというのは根元から始まっています。

そのため、どんなに時間をかけてセットをしてもくせが出てしまうのです。
くせ毛を治すには、スタイリングのやり方にポイントがあります。

 

③ドライヤーの正しいかけ方

髪をストレートにするには、ドライヤーを根元からかけることが大切です。
髪の内側は根元からかけづらいので、ブロッキングをしておきましょう。

また、髪に対して横から当てるのではなく、上から熱風を当てるようにすることも重要です。
根元に上からドライヤーをかけて、髪は下に引っ張るようにブラッシングをすればくせが軽減されます。

根元をしっかり乾かしたら、ヘアアイロンやカールドライヤーで髪を伸ばしましょう。
スタイリング後は、冷風で髪の熱を取るとストレートが長持ちします。

 

④ヘアアイロンのかけ方

ヘアアイロンは、くせ毛をストレートにしてくれる優秀アイテムなので、スタイリングに取り入れるのがおすすめです。
ただし、使い方を間違えると効果がなくなってしまうので注意してください。

最近は高熱が発生するヘアアイロンもありますが、温度は130度から150度ぐらいにして髪への負担を減らしましょう。
アイロンスルーは基本的に1回で終わるように、少量の毛束を取り、ゆっくりすべらすようにします。

ヘアアイロンの使用時間は少しでも短いのがベストなので、丁寧かつ素早く伸ばしてください。

 

生活習慣からもアプローチ

ヘアケアやスタイリングは、直接的なくせ毛の改善法です。
しかし、くせ毛の原因から分かるように、後天的なくせ毛は生活習慣も大きく関わっています。

栄養バランスの悪い食事や睡眠不足、ストレスなどは頭皮環境の悪化を引き起こします。
規則正しい生活習慣は、くせ毛だけではなく美容全般に効果があります。

栄養のある食事と良質な睡眠、適度な運動によるストレス解消を心がければ、間接的ですがくせ毛の改善につながります。
いきなりすべてを変えるのは大変かもしれませんが、意識をして少しずつでも生活習慣を整えていきましょう。

 

⑤女性ホルモンのバランスも整えよう

生活習慣の乱れは、女性ホルモンのバランスの乱れも引き起こします。
健康でうるおいを保てる髪を作る女性ホルモンは、くせ毛の改善に必要なホルモンです。

生理や妊娠など女性ホルモンの分泌量が変化するタイミングはいろいろあります。
ですが、規則正しい生活を送っていれば、体や髪に与える影響を軽減させることができます。

女性ホルモンは肌の状態にも関係していますから、頭皮環境を正常化するためにも乱れた生活習慣は改善してください。

 

くせ毛を治す方法まとめ

くせ毛を治す方法まとめ

縮毛矯正やストレートパーマをかければ、くせ毛は簡単に改善できます。
ですが、これらの改善法は根本的な解決にはなりませんし、ダメージによってくせ毛の状態を悪化させます。

ヘアケアによる改善法は時間がかかりますが、髪を健康にすることはくせ毛の一番の改善法です。
即効性のあるスタイリングで髪を整えながら、ヘアケアでダメージを回復させれば、くせ毛もストレートになっていきます。

諦めずに続けること、これがくせ毛を治す唯一の方法ですから、焦らず気長に向き合っていきましょう。

 

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