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脇汗対策法!原因とひどい脇汗を止める12つの改善方法

 2018/07/10 ボディケア ライフスタイル この記事は約 13 分で読めます。
脇汗対策法!原因とひどい脇汗を止める12つの改善方法

薄着になる機会が多くなる季節になると、
「脇の汗染みが気になって着たい服が着られない」
「脇汗が気になって、通勤や通学中に電車のつり革につかまれない」

など、お悩みではありませんか?
流れ出る脇汗だけでなく、汗をかいた後の臭いも気になるもので、周りの人に気づかれて不快に思われていないか不安になってしまいますよね。

男女問わず、どうにかして脇汗を止めたいと悩んでいる人は多いでしょう。
そこで今回は、脇汗対策法として原因とひどい脇汗を止める12つの改善方法をご紹介します。

「脇汗を気にしないでオシャレや仕事をしたい!」という人はぜひ参考にしてください。
自分に合った対策を知り、汗を気にしない快適な日々を手に入れましょう。

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脇汗対策法の前に原因を知ることが大切

脇汗対策法の前に原因を知ることが大切

身体はあまり汗をかかない体質でも、脇汗は大量にかいてしまうという人は少なくありません。
それは2つの汗腺(エクリン腺・アポクリン腺)が深く関わっています。

エクリン腺 エクリン腺から出る汗の目的は主に体温調節で、無色透明無臭です。
無汗腺症でない限り、誰でもエクリン腺を持っています。また遺伝的に生まれつき数が決まっていると言われています。
エクリン腺から出る脇汗が多いからといって、ワキガになることはありません。
アポクリン腺 アポクリン腺から出る汗は、粘りけがあり乳白色なのが特徴です。
脂質やタンパク質などを含んでいるため、乾いて時間が経つとこれらを雑菌が分解する際にツーンとした鼻をつく独特の臭いを発生させます。ワキガの人はこのアポクリン腺から出る汗が多いことが原因だと言われています。

体温調整以外にも、汗をかく要因は様々あります。
主な原因を解説していきます。

 

ストレスや緊張

人間はストレスを感じたり緊張した時に、交感神経が刺激されて急激に汗が出ることがあります。
「緊張して手に汗が出た」という経験は誰でもあるのではないでしょうか。

人前で緊張しやすい人やストレスを溜め込みやすい人は、特に脇汗の量が増えて臭いも強くなってしまうことがあります。

この時の汗の成分は特徴的で、99%が水分で、残りの1%が尿素や塩分、アンモニアなどで構成されサラサラとして無臭です。

発汗する部分も手の平だけでなく、脇や顔面、足、 頭部などにみられます。
緊張したりストレスを感じた際に、自分なりのリラックス方法を試したり気分をリフレッシュすることができれば、汗の悩みを対策することができるでしょう。

 

肥満

肥満体型の人は脂肪の層が厚いため、体の熱がうまく発散できず体温が上昇して汗をかきやすいと言われています。
さらに汗のベタつきや強い臭いが気になる人は、動物性脂肪を多く取り過ぎている可能性があります。

肥満解消とともに、食生活を見直すことで脇汗の量や臭いを抑えるよう対策しましょう。

 

運動不足

普段から運動不足だったり冷房の効いた部屋に居る時間が多い人は、体温調節するための汗腺機能が低下している可能性があります。
この状態だとちょっと室温が上がっただけでもエクリン腺が活発に働いてしまい、脇に汗をかいて目立ってしまうのです。

さらに汗腺機能の低下によりミネラル分の多い汗が増えてしまうため、臭いやベタつく汗が流れてきてしまう場合もあります。
このようなタイプの人は、普段から適度な運動を生活に取り入れることで脇汗を抑える効果があると言われています。

よって、軽い有酸素運動を生活に取り入れるよう対策していきましょう。

 

睡眠不足

睡眠不足と脇汗は一見すると無関係に思われます。
しかし、睡眠不足はストレスの原因などにもつながり様々な不調を招きます。

睡眠不足の状態が続くと副交感神経のバランスが崩れてしまうため、汗をコントロールできなくなって脇汗が出やすくなってしまうのです。
最低でも1日7時間程度の質の良い睡眠を確保するように対策しましょう。

 

食生活の乱れ

カレーライスやキムチなどの刺激物を食べて汗が出た経験はありませんか?
このように食べ物も汗に大きく関わっています。

カレーライスなど辛いものや脂肪分の多い食事、甘いスウィーツ、カフェインを含んだ飲み物などは汗の量が多くなってしまう可能性があります。
特に肉や乳製品など脂肪分の多い食事は、体温が上がりやすくなって汗が出るだけでなく、体脂肪が増えてしまうこともあるので注意が必要です。

また食生活が乱れていると自律神経のバランスが崩れてしまい、副交感神経より交感神経の方が優位になってしまうことで発汗作用が強くなってしまう場合もあります。
刺激物やカフェイン、動物性脂肪を多く含むものなど交感神経を活発にする食べ物はできるだけ控えるように対策しましょう。

 

ホルモンバランスの乱れ

女性は更年期を迎えるとホルモンバランスが乱れて脇汗が出やすくなります。
女性ホルモン量が低下し自律神経が失調すると、エクリン腺が刺激されて暑さに関係なく大量に脇汗をかいてしまうのです。

これはいわゆる「ほてり」や「のぼせ」という状態のことです。
また、更年期ではない若い女性でもホルモンバランスが乱れると同様の症状が現れることがあります。

睡眠や食生活などの生活習慣を見直し、ホルモンバランスを整えていくことで脇汗対策につながります。
それでも気になる人は、婦人科で相談してみるのもいいでしょう。

 

遺伝

アポクリン腺は遺伝しやすいため、両親のどちらかがワキガ体質である場合、その子供は50%の確率でワキガになってしまうと言われています。
ワキガのような気がするという人は、一度病院で相談してみてはいかがでしょうか。

一方、エクリン腺による多汗症などが遺伝するのかは、まだはっきりとは解明されていません。

 

ひどい脇汗を止める12つの対策法

ひどい脇汗を止める12つの対策法

脇汗とひとことで言っても、精神的なものから生活習慣、ホルモンバランスの乱れなど、その原因は多岐にわたります。
ここでは今日からできる脇汗の対策方法について紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

リラックスする

人は緊張状態になると汗が大量に出るものです。
さらにストレスが重なると「汗をかいたらどうしよう」という不安が余計に汗を出してしまいます。

そこで日頃から緊張を和らげる思考トレーニングをしたり、ストレスを溜めない生活を心掛けましょう。

趣味や適度な運動、マッサージ、良質な睡眠をとることもオススメです。
それでも緊張してしまう!という人は、心療内科でカウンセリングなどの治療を受けることも一つの対策法です。

自律神経の働きを整えることによって改善される場合も多くあります。
症状によっては精神安定剤や抗不安剤などを用いることもあります。

 

肥満を解消する

太っている人は脂肪のせいで体に熱がこもりやすく、汗をたくさん出すことで体温を調整しています。
体質を改善し肥満を解消するためには、日頃からウォーキングやエアロビクスなどの有酸素運動を続けることが対策につながります。

 

適度に運動する

運動不足はエクリン腺の働きを鈍らせてしまうため、少し動いただけでエクリン腺が過剰に働いて一度に大量の汗が出てしまうのです。
さらに、運動不足だと老廃物もたまり気味になっているため、ベタベタした臭いやすい汗になってしまうのです。

これを改善&予防するには、運動不足を解消することが大切です。
適度に運動をして、汗を流して新陳代謝を良くする生活習慣をつけることで、ひどい脇汗の対策になります。

ただし突然激しい運動を始めてしまうと体に負担が大きくなってしまいます。
よって、最初はウォーキングなどの軽い有酸素運動から始めることをオススメします。

 

冷えを改善する

冷えは自律神経を乱してしまい、発汗をコントロールする働きを弱めてしまうことにつながります。
冷房の効いたオフィスではタオルケットを膝にかけたり、就寝時にエアコンをつけっぱなしにする際は下半身にタオルをかけるなどの工夫をしましょう。

 

食生活を見直す

毎日の食事を見直すことでも脇汗を抑えることができます。
特に脇汗に効果のあるものは、「抗酸化作用の高い食べ物」「大豆製品」「体内の熱を効率的に逃がしてくれるカリウム豊富な夏野菜」などです。

下記にて脇汗を抑えてくれる食材と避けたほうがよい食材の一覧をご紹介します。
是非、参考にしてみて下さい。

 

脇汗を抑えてくれるオススメ食材

  • レモン
  • イチゴ
  • トマト
  • ブロッコリー
  • ナス
  • ゴーヤ
  • ピーマン
  • 人参
  • カボチャ
  • 豆腐
  • 納豆
  • 抹茶
  • 魚卵 etc…

 

避けたい食材

  • 香辛料
  • 酸っぱいもの
  • インスタント食品
  • 乳製品
  • アルコール
  • カフェイン etc…

 

ホルモンバランスを整える

更年期になると女性ホルモンのバランスが乱れ、気温に関係なく大量に汗をかいてしまう場合があります。
この場合、生活上の対策では改善しにくいため、婦人科の専門医に相談することをオススメします。

若い女性でも不規則な生活やストレスが原因で女性ホルモンのバランスが乱れて汗に影響が出ることがあります。
よって、なるべくストレスを溜めない規則正しい生活を送るように心掛けましょう。

 

こまめに汗をふく

汗は出ただけでは臭いませんが、放置しておくと雑菌が繁殖してイヤな臭いが発生します。
そこで汗が出た時はこまめに拭き取ることで、汗のイヤな臭いや衣服への汗染みを防ぎましょう。

市販の汗拭きシートは使い過ぎると肌に刺激を与えてしまうため、タオルを一度濡らして固く絞ってから拭き取ることをオススメします。
皮膚に残った雑菌までしっかりと拭き取ることができます。

 

制汗剤を使う

脇汗の量や臭いを対策するための制汗剤も色々出ています。
汗が気になる人は試してみてはいかがでしょうか。

スプレータイプ以外にも、クリームやジェルタイプ、自然由来でつけ心地の良いタイプなどがあるので、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

 

汗脇パットや汗取りインナーを使う

脇汗用のパッドや汗取りインナーなどの脇汗対策アイテムを活用すれば、着たい服も着られますし、服の黄ばみ防止にも役立ちます。
ただ制汗剤と併用できるメリットがある一方で、透ける服だと周りの人にバレてしまうなどのデメリットもあります。

かぶれやムレなどのトラブルが起きることもあるため、自分にぴったりのアイテムをよく考えて選ぶ必要があります。

 

脇汗を止めるツボを押す

手の平やその付近には、汗を抑えるツボがるのでご紹介します。

 

後谿(こうけい)

小指の下の感情線が始まる所にあるツボです。
体が冷え、発汗が抑えられるほか肩こりや眼精疲労、精神的な不安などにも効果があります。

 

陰郄(いんげき)

手首のちょうど薬指の真下あたりにあるツボです。
余計な熱が逃げて体温が下がるほか、精神的にも安定させる効果を持っています。

 

合谷(ごうこく)

人差し指の付け根の側面あたりにあり、少し盛り上がっているところがツボです。
体の代謝バランスを整えたり、頭痛や肩こり、生理痛などにも効きます。

 

ミョウバン水で臭い対策する

ミョウバンは、収斂作用という汗腺を引き締める効果があり、殺菌効果もあるので汗の臭いが気になるという場合にオススメです。
100均で手軽に購入できるミョウバンを使って、ミョウバン水を作り、制汗や臭い防止に役立てましょう。

作り方は、スプレーボトルにミョウバン20グラムと水道水500mlをよく混ぜるだけです。
直接肌につけることができるだけでなく、衣服や靴の消臭にも使えます。

冷暗所で保存するようにしましょう。

 

漢方を飲む

脇汗の根本的な改善に効果があるとされる漢方を紹介します。

 

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

水分代謝を良くする漢方薬で、むくみや疲れ、汗をかきやすい人の症状を改善します。

 

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

精神状態の安定を目的としており、不眠や神経症などの症状改善に効果があります。

 

女神散(にょしんざん)

更年期障害など女性特有の症状によく効く漢方です。
水分循環や血行を良くし、のぼせのある場合の不安、不眠症状、自律神経失調症を緩和する効果が期待できます。

 

脇汗対策をしても改善されない場合は病院で治療する

脇汗対策をしても改善されない場合は病院で治療する

さまざまな対策を試しても何も改善されない!という場合は、医師に相談してみましょう。
皮膚科や多汗症専門外来などで治療を受けられ、症状によってさまざまな施術があります。

脇汗を治療する場合、塩化アルミニウムの塗り薬からはじめるケースが多く、このほかにも経口薬、電気治療、超音波治療、手術などがあります。
ここでは、脇汗に効果の高いと注目されている治療の一例をご紹介します。

 

外用薬療法

塩化アルミニウムを脇に塗り、汗の量を調整します。
費用は、3万円前後です。

 

電気治療

医療機器で微弱電流を流し、汗が生成されないようにする治療です。
費用はおよそ3.5万円程度となります。

 

ボトックス注射

ボトックスとは、A型ボツリヌス毒素の中から抽出した成分のことです。
これを注射すれば、一時的に筋肉を麻痺させ脇汗を抑える効果が期待できます。

ごく細い針を用いるので安全性も高く手軽な治療法ですが、だいたい3ヶ月~半年程度しか効果は持続しません。
脇汗が出てきたら再度ボトックス注射を受けなければ元の状態に戻ってしまうため、定期的に施術が必要なのです。

また一時的に内出血したり、脇以外の場所から汗が出るなどといった副作用も報告されています。

治療費は、『重度の原発性腋窩多汗症』と診断されれば、保険適用がきいて3万円前後から受けられます。
自由診療の場合だと8~10万円前後のクリニックが多いです。

 

超音波治療法

超音波治療法は脇の下を数ミリだけ切開し、アポクリン腺とエクリン腺にダメージを与えるのことで発汗量の減少につなげます。

 

ミラドライ

マイクロ波を利用してエクリン腺とアポクリン腺の機能をなくし、脇汗を止める手術です。
手術時間が短く、傷跡が残らないと注目を集めています。

ただし保険適用外なので、手術費用が高額になってしまうというデメリットがあります。

 

ひどい脇汗を対策せずに放置するデメリットとは

ひどい脇汗を対策せずに放置するデメリットとは

ひどい脇汗を放置していると、臭いが漂って周りから「清潔感のない人」という印象を持たれてしまう可能性があります。
さらにいつの間にか脇の部分に黄色い汗ジミが残ってしまうこともあります。

一度汗ジミができると普段の洗濯ではなかなか落とすことができず、漂白剤などを使用しなければキレイに落ちません。
脇汗をかいた時は、適切な対策をするように心掛けましょう。

 

脇汗対策法についてのまとめ

脇汗対策法についてのまとめ

脇汗の原因や対策法などをご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

脇汗の原因は主に、

  • ストレスや緊張
  • 肥満
  • 運動不足
  • 不規則な生活習慣
  • 食生活
  • ホルモンバランスの乱れ
  • ワキガ

などが考えられます。

まずは、自分は何が原因で脇汗がひどいのか考えてみましょう。

脇汗の対策法は、今すぐできる方法から病院による治療など様々です。
今までの生活習慣を改善するのはなかなか難しいかもしれませんので、まずは手軽に試せる制汗剤を使用してみてはいかがでしょうか。

ただし臭いが気になるからといって、制汗剤をつけ過ぎると臭いを抑えてくれる良い菌まで減らし、より強く悪い菌が発生してしまう可能性があるため注意が必要です。

また、あまり脇汗を気にしすぎるとストレスで逆に汗が増えてしまうこともありますので、あまり気にせず過ごすことが大切です。

今回紹介した脇汗対策で自信をつけ、活き活きとした毎日を過ごしましょう。

 

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